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太陽はあたしを照らしている
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1:
☆星☆
何で?一人にはせぇへん言うたやん…
お前を幸せにするって言うたやん…
誰か嘘と言って…2007-01-20 02:14:00 -
11:
☆星☆
それから半年ももたずに父は逝ってしまった。
骨と皮になった父の亡骸…。
悲しみよりも、ほっとした気持ちが大きかった。
父の看病と、玲羅の子育て…19才のあたしにとってその二つを両立することは、重荷だったんだと思う。2007-01-27 01:39:00 -
12:
☆星☆
旦那は相変わらず遊び歩いていたが、そんなことどうでも良くなっていた。あたしには、玲羅とゆう希望があった。
父が亡くなってすぐに、玲羅を保育園に預け働きにでることにした。
慣れない仕事に身も心も疲れ果てていたけど、玲羅の笑顔は頑張ろうという気持ちにさせてくれる。2007-01-27 01:45:00 -
13:
☆星☆
玲羅の笑顔は…玲羅の存在は…あたしの支え…希望。
ママ頑張るからね!
眠った玲羅に語りかけるのが日課になっていた。2007-01-27 01:48:00 -
14:
☆星☆
―麻衣子20才―
玲羅は3歳。おっとりした子で、笑うとエクボが出来るのが印象的な女の子になっていた。
あの日は、あたしが仕事が休みで家で、二人で昼寝をしていた。
疲れていたあたしは、深く眠ってしまっていて、玲羅が起きたのにも気付かなかった。
あの時、眠っていなければ…後悔なんてしたって意味ないことは分かっているけど…つい考えてしまう…。あたしが玲羅を殺したんだから…。2007-01-27 01:56:00 -
15:
☆星☆
ふと目覚めると隣にいるはずの玲羅が居ない。
「玲羅??玲羅〜?」
何だか胸騒ぎがする。小さい家…すぐに見つかるはずの玲羅が見つからない…。
……まさか。
あたしは恐る恐る風呂場に向かった。2007-01-27 02:12:00 -
16:
☆星☆
浴槽の中には、昨日の残り湯…
「キャアアアアア!!!」
玲羅の小さな体は、浴槽の中で浮いていた。
あたしはパニックになりながらも、玲羅の体を浴槽から出し、抱っこしたまま外に飛び出た。2007-01-27 02:16:00 -
17:
☆星☆
「助けてぇぇぇ!!!!」
外に出ると同時に、あたしは叫んだ。
冷たい土気色の玲羅を抱きしめたまま、どうしていいのか分からずに叫び続けた。
あたしの声を聞いた近所の人が、救急車を呼んでくれたようで、どうもそれに乗りこんだらしい。2007-01-27 02:20:00 -
18:
☆星☆
救急車に乗りこんだのも、病院についたのも全く覚えていない。
ただ…ズブヌレになった玲羅を抱きしめていたことしか覚えていない…。
「…………ご臨終です。」2007-01-27 15:10:00 -
19:
☆星☆
そう言った医者の言葉だけは、はっきりと耳に残っている。
…あたしのせいだ。
…あたしのせいだ。
…あたしのせいだ。
あたしが、ちゃんと玲羅を見ていれば。玲羅は死ななかったのに。あたしは、自分の希望を自分の手でたってしまった。2007-01-27 15:13:00 -
20:
☆星☆
小さい骨壷に入ってしまった玲羅を抱えて、ずっと誤っていた。
…ママのせいでごめんね?
父の死から1年、次は玲羅…親族には、呪われているんじゃないかと言われ、お払いを勧められた。2007-01-27 15:18:00