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もぅ一人の自分

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  • 1:

    舞華◆rlQIyEopco

    「しんちゃんの嫁ゎマュゃから」
    「ぉ前がまっとぅな道歩いたら真剣に考えるゎ…」
    それはいつもの会話…

    2007-01-07 21:30:00
  • 2:

    舞華◆rlQIyEopco

    本名の【まゅ】ぢゃなく【舞華】になったのは
    14歳の時。
    ただ…お金が欲しさで入店したスナックで
    「花びらが舞うように美しい女性になってね。」ってママがつけてくれた名前。

    2007-01-07 21:35:00
  • 3:

    舞華◆rlQIyEopco

    舞華って響きがいいし可愛い名前だからとっても気に入ってる名前。
    それからずっと源氏名は【舞華】
    初心を忘れない為にも…

    2007-01-07 21:38:00
  • 4:

    舞華◆rlQIyEopco


    それから約9年。
    ずっと舞華として夜の世界を舞ってきた。

    2007-01-07 21:40:00
  • 5:

    舞華◆rlQIyEopco

    舞華は夜の世界を辞めようとは思わない。

    ずっとやってきた水商売が大好きだし、プラィドもぁる。様々な人と出会えて女も磨ける。
    そして、いつか自分の店をもちたいから。

    2007-01-07 21:44:00
  • 6:

    舞華◆rlQIyEopco

    だけど、大好きな彼は
    夜をやってる事がイヤらしい…
    出会ってから今まで
    「辞めてまっとうな道を歩け!安売りすんな」
    って言われ続けてきた。

    2007-01-07 21:48:00
  • 7:

    舞華◆rlQIyEopco


    なぜ…
    夜がダメなの?
    頑張って働いてるのは何にも変わらないのに。
    安売りなんてしてなぃのに…

    2007-01-07 21:50:00
  • 8:

    舞華◆rlQIyEopco

    ―――――――――14の時に始めた夜の仕事。
    最初はお酒も飲めなく、お話しもできなくて、ただ、【若さ】だけを武器にしてた。
    お姉さんやママのフォローの中て゛何とか仕事が出来るようになった頃、受験の為、一旦離れた夜の世界。

    2007-01-07 21:55:00
  • 9:

    舞華◆rlQIyEopco

    だけど、やっぱり自分の居場所はそこしかなくてすぐに戻った夜の世界。
    【夢】の為に入学した専門学校。学校との両立は厳しかったけど、ママの支えがあって、頑張れた。

    2007-01-07 21:58:00
  • 10:

    舞華◆rlQIyEopco

    【夢】の為に入学した専門学校。
    両立するのは相当しんどかったけど、テストの前はお店で勉強したり、ママゃ大好きなおきゃくさんのお陰でなんとか頑張れた日々…

    2007-01-08 04:46:00
  • 11:

    舞華◆rlQIyEopco

    だけど、限界が来た。
    一年半続けたその生活。体も心もボロボロだったんだ。
    【過労】で倒れた時、学校か仕事か選ばなきゃいけなくなった。

    2007-01-08 04:50:00
  • 12:

    舞華◆rlQIyEopco

    どっちも大切だからどちらかって難しくて、凄い悩んだ。
    だけど、一つにしなきゃ体が悲鳴をあげてる。舞華は悩んだ結果【仕事】を選んだ。夜の世界で生きる事を…

    2007-01-08 04:52:00
  • 13:

    舞華◆rlQIyEopco

    もし…この時に【学校】を選んでたら何かが変わってたの???
    【看護士】になってたらあなたは今、私の隣にいるのですか?
    結婚して二人で幸せになれたのですか???

    2007-01-08 04:56:00
  • 14:

    舞華◆rlQIyEopco

    学校を辞めてからはプロのホステスとして仕事を頑張った。

    接客も十分にできるよぅになり顧客もついてきたこの頃。今まで以上に仕事が楽しくなったんだ。

    2007-01-08 04:58:00
  • 15:

    舞華◆rlQIyEopco

    ―――――――――――それから一年後

    舞華17歳。

    2007-01-08 05:00:00
  • 16:

    舞華◆rlQIyEopco

    この日はG.W。
    仕事帰りに友達とご飯を食べ、道端で話してた。すると一台のスポーツカーが近づいてきた。

    2007-01-08 05:03:00
  • 17:

    舞華◆rlQIyEopco

    「なぁなぁ…こんな時間に何してるん?暇ゃったらあそばへん???」
    「こんな時間から行くとこなぃし送ってょ?!」
    「せゃなぁ…遊ぶのは又にするか!もぅ一台あるし別々になるけど送ったるゎ!」

    2007-01-08 23:55:00
  • 18:

    舞華◆rlQIyEopco

    車とりに駐車場に行くまでの間、自己紹介と家の場所。たわぃもなぃ話をした。

    舞華としんちゃんが同じ方向ゃったから、舞華ゎしんちゃんに、友達はもぅ一人のたけしクンに送ってもらぅ事になった。

    2007-01-08 23:59:00
  • 19:

    舞華◆rlQIyEopco

    車とりに駐車場に行くまでの間、自己紹介と家の場所。たわぃもなぃ話をした。

    舞華としんちゃんが同じ方向ゃったから、舞華ゎしんちゃんに、友達はもぅ一人のたけしクンに送ってもらぅ事になった。

    2007-01-09 00:03:00
  • 20:

    舞華◆rlQIyEopco

    車とりに駐車場に行くまでの間、自己紹介と家の場所。たわぃもなぃ話をした。

    舞華としんちゃんが同じ方向ゃったから、舞華ゎしんちゃんに、友達はもぅ一人のたけしクンに送ってもらぅ事になった。

    2007-01-09 00:03:00
  • 21:

    舞華◆rlQIyEopco

    ごめんなさい?接続わるくてばくったら3つ同じの入ってる???

    2007-01-09 00:28:00
  • 22:

    舞華◆rlQIyEopco

    ねぇ?しんちゃん?

    この時、しんちゃんに送ってもらわなかったら今の辛さってなぃのかな?だけど、しんちゃんに出会わなかったらって思った事はなぃよ…

    2007-01-09 00:31:00
  • 23:

    真一◆rlQIyEopco

    ―――――――――――この日、お前とこんなに仲良くなるなんて思ってなかった。
    だけど、俺はお前と出会えてょかったよ

    2007-01-09 00:39:00
  • 24:

    真一◆rlQIyEopco

    ただ…
    お前が夜ゃってるって知った時、俺はなんとも言われへん気持ちになったんだ。
    頑張ってるのはわかるけど、大事な女にゎ安売りして欲しくなぃねん…
    俺の夜にたいしての偏見なんやろうな。

    2007-01-09 22:31:00
  • 25:

    舞華◆rlQIyEopco

    その日…車の中で沢山話ししたね。

    初めてあった二人には会話が止まる事なくずっと喋って笑ってた。

    2007-01-09 22:50:00
  • 26:

    舞華◆rlQIyEopco

    私は、久しぶりに一人の女として、本名のマュとして心から笑えた。
    あなたの隣は凄く居心地よくて、帰りたくなかったんだょ。
    あの日…
    話した内容はあまり覚えてないけど、楽しくてあっという間に家についた事は覚えてる。

    2007-01-09 22:54:00
  • 27:

    舞華◆rlQIyEopco

    次の日から又いつもの生活に戻った。

    私は夜、あなたは昼。
    生活は逆でそれからしばらく逢わない日が続いたね。

    2007-01-09 22:57:00
  • 28:

    舞華◆rlQIyEopco

    逢わない日々の中毎日欠かさずにしてぃたメール。
    たわいもない内容なんだけど、唯一繋がっていられる時間。

    2007-01-09 22:59:00
  • 29:

    ◆rlQIyEopco

    私が知ってるのは
    アナタの携帯と名前と車。
    家も何も知らない。
    唯一繋がっていられるのは携帯だけ。

    2007-01-11 17:10:00
  • 30:

    ◆rlQIyEopco

    その時間が私にとっての大切な大切な時間になった。

    1日の中で唯一幸せな一時だった。

    2007-01-11 17:12:00
  • 31:

    ??◆O/.O2jTWfw

    頑張って下さい?

    2007-01-11 21:29:00
  • 32:

    舞華◆rlQIyEopco

    ぁりがとぅ?頑張ります???

    2007-01-11 21:31:00
  • 33:

    ◆rlQIyEopco

    ぁの日から1日も逢わずに季節がかわってた。
    夏になったぁる日。

    ♪♪♪♪♪ー着信しんちゃんー♪♪♪♪♪

    2007-01-11 21:34:00
  • 34:

    舞華◆rlQIyEopco


    「もしぃ?」

    「まゅ?明日暇かぁ?」
    「なんで?」

    2007-01-11 21:36:00
  • 35:

    舞華◆rlQIyEopco

    「明日、ジェット行くねんけど一緒にいかへん?」
    「ぃぃよ★」

    「ぢゃぁ明日朝8時前に迎え行くから用意しとってな。着替え持っておいでな」
    「わかった」

    2007-01-11 21:39:00
  • 36:

    ◆rlQIyEopco


    その日の仕事はウワノ空でお客さんとの会話は全く耳に入ってこず何を話したか全く覚えてなぃ。
    それ位マュの中でしんちゃんと遊びにいけるのが嬉しかったんだろぅ…

    2007-01-12 02:57:00
  • 37:

    ◆rlQIyEopco

    ー翌日ー
                          4時過ぎに寝たのに
    6時前に目が覚めた。
    ゥーンと伸びをしタバコに火をつける。               【用意しなきゃ…】

    2007-01-12 03:01:00
  • 38:

    ◆rlQIyEopco

    まだ少しお酒の残ってる重たい体をおこし      バスルームに向かう。
    熱めのシャワーを浴びお酒を抜いた。

    お風呂からあがり時計を見ると6時半すぎ…

    2007-01-12 03:04:00
  • 39:

    ◆rlQIyEopco

    少し急ぎ気味でメイクをし
    髪をアップにし着替えてタバコを吸いながらしんちゃんが来るのを待った…
    今日は【ジーンズにタンクトップ】ラフな服装で行く事にした。

    2007-01-12 03:07:00
  • 40:

    ◆rlQIyEopco

    am:7:50

    ♪♪♪着信しんちゃん♪♪♪
    「ぉはょ★」            「おぅ!おはよ★もぅ着くから出ておいで」            「はぁぃ」

    2007-01-12 03:12:00
  • 41:

    ◆rlQIyEopco

    ウキウキする気持ちを押さえ
    昨日用意した着替えの入ったバッグを手にとり足早に玄関に向かう。
    大きく深呼吸し玄関を開けた。

    2007-01-12 15:54:00
  • 42:

    ◆rlQIyEopco

    視界を遮る眩しい朝日…
    目を細めるとしんちゃんの愛車が目に映った。

    ニコッと微笑み助手席をあける。

    2007-01-12 15:58:00
  • 43:

    ◆rlQIyEopco

    「ぉはょ★久しぶりぃ♪」                  「ぉぅっ!」                「元気だったん?!」               そんな会話にもなんだか緊張感を覚えた。

    2007-01-12 16:35:00
  • 44:

    ◆rlQIyEopco

    コンビニに寄りジュースとお菓子と朝ご飯を買い   待ち合わせ場所にむかった。
    15分位走り 待ち合わせ場所に到着。
               車からおり、ペコッと頭を下げると「何歳!?」「何ちゃん?」ってみんなからの質問責めにあった。

    2007-01-12 18:43:00
  • 45:

    ◆rlQIyEopco

    全く人見知りをしないマュはすぐにみんなと仲良くなって 出発までの間仲良く話しをしてた。
               しばらくした時、みんな揃い出発する事になった。

    2007-01-12 18:46:00
  • 46:

    ◆rlQIyEopco

    目的地は1時間半走った所。    着くまでの間しんちゃんと沢山話しをした。                             逢えなかった時間を埋めるかのよぅに……

    もっともっと距離を縮めるよぅに……

    2007-01-13 05:34:00
  • 47:

    ◆rlQIyEopco

    ウキウキする気持ちの中、あっという間に目的地の海に着いた。                 タンクトップとジーンズを脱ぎ、上はビキニ下はショートパンツに着替えた。

    しんちゃん達はジェットを一台ずつクレーンを使い海におろしていく。

    2007-01-13 05:37:00
  • 48:

    ◆rlQIyEopco

    その光景を遠目から眺めてたら

    「マユゥ!!!」

    としんちゃんがまゆを呼ぶ声が聞こえた。

    2007-01-13 05:39:00
  • 49:

    ◆rlQIyEopco

    小走りでしんちゃんの元に行く。

    「なぁに?」            「試運転するけど乗るか!?」            「ぅん!」満面の笑みで答えると真一もニコッと笑い後ろに乗せてくれた。

    2007-01-13 05:42:00
  • 50:

    名無しさん

    ?

    2007-01-13 22:55:00
  • 51:

    ◆rlQIyEopco

    ぁげてくれてぁりがとぅ?
    今から少し更新しますね★

    2007-01-15 03:51:00
  • 52:

    ◆rlQIyEopco

    最初はユックリ水の上を進んでいくジェット。     
    徐々にスピードをあげ、風を切って走っていく。
    障害物も何もない海の上だから出せるスピード。

    2007-01-15 03:54:00
  • 53:

    ◆rlQIyEopco

    しんちゃんの背中にしがみつき         落ちないように必死になりながらも心地よい風とスピードに身を委ねた。
    風と海の音が耳元を流れ現実を忘れさせてくれた。          元々バイクが大好きで、自分でも運転するまゅ。海上バイクは単車の何倍も気持ちいい……

    2007-01-15 03:58:00
  • 54:

    ◆rlQIyEopco

    しんちゃんの背中は思ったょりもおっきくて   あったかかった。    忘れかけてた安心感がそこにはあった。                                        お父さんの背中ってこんな感じかな?                                            マュ…しんちゃんが好き……

    2007-01-15 04:02:00
  • 55:

    ◆rlQIyEopco

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー           マュは産まれた時から親がいない…。     家族と呼べるモノもない…。         幼い時からずっと親戚の家をたらい回しにされてきた。

    2007-01-15 04:07:00
  • 56:

    ◆rlQIyEopco

    だからかな?       親の愛も家族の愛もわからない。                親戚中にけむたがれて生きてきた。      自分というモノを押し殺し、沢山の我慢の中で毎日を過ごした。 生きる為には、そうするしかなかったんだ。

    2007-01-15 04:11:00
  • 57:

    ◆rlQIyEopco

               0歳〜3歳まで預けられてた孤児院。      ここはまだよかった。            親に捨てられたり、親がいない似たような境遇の子達ばかりで先生も優しかった。       だけど…
    3歳半くらいの時にお父さんのお兄さんっていう人が引き取りにきた。

    2007-01-15 04:16:00
  • 58:

    ◆rlQIyEopco

    そこからが地獄のような生活だった。      最初は優しかった叔父さん達。だけど、マュだけお金がかかるから…って幼稚園に行かせてもらえなかったんだ。                 その家は叔父さん、叔母さん、2歳上と同い年のこどもがいた。だけど、マュだけご飯も接し方も全てがひどかった。

    2007-01-15 04:21:00
  • 59:

    ◆rlQIyEopco

    「引き取ってやっただけぁりがたくおもいな!施設にいるよりはマシだろ?」
    叔母さんはいつもそう言ってた。                   最初は家族も親も出来て嬉しかったけど、いつからか悪い事したら殴られ、ご飯を食べさせてもらえない日もお風呂に入れない日もあった。              「ごめんなさい」
    幼いマュはその言葉が口癖になった。

    2007-01-15 04:26:00
  • 60:

    ◆rlQIyEopco

    小学校に上がる前に別の親戚の家に行かされた。           「お金がもったいない」 って理由だけで。             だけど、次の家はもっとひどかった。      2件目は【お父さんのお姉さん】の家だった。            叔父さん、叔母さん、マュより少し大きな子供が3人。       小学校には入学できた。だけどランドセルも上履きも体操服ですら買ってもらえなかった…
    ランドセルの変わりはビニール袋。上履きはないから冬でも常に裸足。 体操服はないから、汚いTシャツに短パン。

    2007-01-15 04:34:00
  • 61:

    ◆rlQIyEopco

    そんなまゆがいじめられるのに時間は必要なかった。                    「汚い!臭い!」
    そう言われ、【ばい菌】とあだ名をつけられた。                      そんなんで友達なんてできるはずもなく、毎日?一人だった…学校では【ばい菌】と言われ 家では「あんたなんか生まれてこなかったらよかったのに…」と言われ続けた日々。

    2007-01-15 04:40:00
  • 62:

    ◆rlQIyEopco


    【生まれなかった方がよかったの?】

    2007-01-15 04:42:00
  • 63:

    ◆rlQIyEopco

    毎日毎日自問自答した。            生きてる方が辛いのに幼かったまゅには死ぬ勇気なんてなくて、酷い生活の中で毎日を生きた。

    2007-01-15 04:46:00
  • 64:

    ◆rlQIyEopco

    小学校4年になった時、3件目に行く事になった。今度は親との繋がりがわかんなぃ家。      もぅ期待もしてなくて言われるがままに少ない荷物を持ち引っ越しした。
    学校はかわったけど、いじめはなくなるはずもなく、以前と何にも変わらなかった。

    2007-01-15 04:50:00
  • 65:

    ◆rlQIyEopco

    この家が一番酷かったかな…

    引っ越ししたその日から叔母さんとお姉さんに殴られてた。          そして、1ヶ月くらいたった夜、寝てたら突然叔父さんがベッドに入ってきた。

    2007-01-15 04:55:00
  • 66:

    ◆rlQIyEopco

    最初の日は添い寝…
    2日目はまだ未発達の乳首を舐められ     何がしたいのか小学生のまゆにはわかんなかった。
    ただ気持ち悪くて寝たふりをしながら事が終わるのを静かに待った。

    2007-01-15 04:58:00
  • 67:

    ◆rlQIyEopco

    決定的な事がおきたのはそれから一週間後…
    いつものように部屋にきた叔父さんは突然まゅの服を全部脱がし    まだ毛もはえてないあそこを開き舐めまわしてきた。      【えっ…?何してるの?】

    2007-01-15 05:04:00
  • 68:

    ◆rlQIyEopco

    助けを呼んでも誰もくるわけない…
    静かに涙を流しながら叔父さんが部屋から出ていくのをまった。

    2007-01-15 05:05:00
  • 69:

    ◆rlQIyEopco

    その日から次の家に行くまでの一年間…                身内の叔父の性のはけ口にされた。
    小学生ながら奪われた処女。
    汚れた体…                  ねぇ…お願い…               綺麗な体を返してょ…                                                                             やっぱり生まれてこなかったらよかったのかな?まゆ…いらない子なの?

    2007-01-15 09:49:00
  • 70:

    ◆rlQIyEopco

    それから何件かたらい回しにされて、そのどの家でも殴られたり、性的虐待を受けたり家政婦がわりにされたりした。

    親戚?の男達には大抵犯された。                             必要なのは女として生まれた体だけ。痣だらけの体を舐めまわすオヤジ達。

    2007-01-15 09:53:00
  • 71:

    ◆rlQIyEopco

    中学生になり、暴走族に入った。
    とにかく家に帰りたくなくて   自分の居場所を確認したくて毎夜毎晩悪い事をした。                          何度も捕まった。そのたびに、みんなの親が涙流しながら迎えにくる中、まゅだけ誰も引き取りにこなかった。

    2007-01-15 09:58:00
  • 72:

    ◆rlQIyEopco

    そのたびに愕然として「やっぱりな」って諦めた。          「なんでそんなに冷たい目をしてるんだ!」
    担当になった刑事さんに言われた言葉。                          まゅって、人に言われる程冷めた目してるんだ…                       そりゃあたたかい家族も知らなければ誰かに甘えた事もなぃからそぅなるょね。 捕まるたびに施設にいれられた。

    2007-01-15 10:04:00
  • 73:

    ◆rlQIyEopco

    身内に犯されたり殴られる事より怖いものってなかった。                   【恐喝】も【カツアゲ】も【喧嘩】も【暴走】も【薬】も…   何にも怖くなかった。               体中に出来てた【痣】を消すように体中にあけたピアス。       自分に仮面をつけるように塗られたメイク。                        どれが本当のマュかなんてわかんなくなってた。

    2007-01-15 17:54:00
  • 74:

    ◆rlQIyEopco

    それから、【舞華】としてもぅ一人の自分をつくり生きてきた。                誰も舞華の過去を知らない。
    だから、凄く楽だった。            だけど、すごく寂しかった。         笑ってても、違う人が笑ってる気がしてなんか取り残された気がした。

    2007-01-15 17:58:00
  • 75:

    ◆rlQIyEopco

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー                      ねぇ…しんちゃん?              マュを愛して…

    2007-01-15 18:00:00
  • 76:

    ◆rlQIyEopco

    しんちゃんの背中にしがみつき、風を切りながら蘇ってきた過去。                忘れてたのに…                なぜ…?                 今頃思いだすの?                                              しんちゃんは知らない…                      まゅはしんぃちの背中に顔をうずめ静かに涙を流した。                             しんいちはそれに気づいたのか…                   岸から少し離れた所にジェットを走らせ、まゅの涙が誰にも気づかれないよぅにしてくれたんだ。                                           しんちゃん、ありがとう。                     そんな不器用な優しさがまゅには心地よかった。

    2007-01-15 18:08:00
  • 77:

    ◆rlQIyEopco

    2人の間に言葉はなくても          何かが通じ合ってた。            涙が乾いた頃、しんぃちはジェットを勢いよく曲がらせ水しぶきをあげた。マュの頭からは勢いよく水がかかり     頭からびしょびしょに濡れた。                    「キャハハー(笑)」            「あはは(笑)」                          大きな海に2人の笑い声が響いた。                             「もぅっ!」                「すまん、すまん(笑)」                                            しんちゃんの隣にいたら辛い事があっても笑顔でいれる。                                        不器用なしんちゃんの気遣いと優しさにふれた。                                人ってこんなに暖かかったんだね。

    2007-01-15 22:04:00
  • 78:

    ◆rlQIyEopco

    その日は思いっきり遊んだ。                               昼はみんなでバーベキューしながら飲んで、太陽の下で昼寝して…    普通の17歳の女の子としてはしゃいだ。                          何にも気にする必要のない場所。                  太陽の下でこんなにはしゃいだ事なぃよ……                        太陽の下ってこんなに気持ちいいんだね。

    2007-01-15 22:10:00
  • 79:

    ◆rlQIyEopco

    この日、沢山の人に囲まれ沢山の事を知った。               人の優しさ・暖かさ。              自然の楽しさ・心地よさ。             一人の少女として心から笑える楽しさ。                 男の人のたくましさ。              ………


    そして…自分のキモチにに気付いた。            まゆ…しんちゃんが好き。

    2007-01-16 16:52:00
  • 80:

    ◆rlQIyEopco

    ―帰りの車の中。―               マュははしゃぎすぎて疲れたのか助手席でスヤスヤ寝息をたてていた。

    2007-01-16 16:56:00
  • 81:

    真一◆rlQIyEopco

    時折みせるおまえの寂しそうな顔…   おまえの冷たい目…          俺はおまえのそんな所にひかれたんだ。                 いつか話してくれ… それまで待ってるから。

    2007-01-16 17:09:00
  • 82:

    ◆rlQIyEopco

    真一は助手席でキモチよさそうに眠ってるマュの姿を眺めながら  今日あった事を含め一人そんな事を考えていた。                                「しかし寝てたらほんま、まだ幼いなぁ…ほんま可愛いゎ…」  


    なぁ?マュ?  おまえは今、どんな夢をみてるんだ?            俺な…この時からおまえが好きゃったんゃ…     ほんまに好きな女はおまえだけやねん!!

    2007-01-16 17:16:00
  • 83:

    ◆rlQIyEopco

    お互いに思いながらもすれ違う気持ち。                  神様はなぜこんなにも意地悪なんだろう…

    2007-01-16 18:00:00
  • 84:

    ◆rlQIyEopco

    「マュ?着いたょ!」                       ぅ〜ん…                   しんちゃんの声で目が覚めた。                  「ぁれ…?寝ちゃってた…      しんちゃんごめん…」                           「ぃぃょ?」

    2007-01-20 05:23:00
  • 85:

    名無しさん

    読みにくい

    2007-01-20 17:11:00
  • 86:

    ◆rlQIyEopco

    読みにくいですか?
    初めて書くのでごめんなさい???どうやったら読みやすくなるかよかったら教えてもらってもいいですか?

    2007-01-21 03:30:00
  • 87:

    名無しさん

    2007-01-21 05:36:00
  • 88:

    名無しさん

    これは実話ですか??
    のめり込んでたし、実話のつもりで見てたケド…

    2007-01-21 06:35:00
  • 89:

    ◆rlQIyEopco

    実話ですが名前などは全て仮名です。

    今から少し更新しますね。

    2007-01-22 23:33:00
  • 90:

    ◆rlQIyEopco

    着いたのは真一のマンション。                   「まゅ?今日は一緒におって…」                   「うん」                            荷物をおろし、ジェットを綺麗に洗い二人で部屋に入った。

    2007-01-22 23:37:00
  • 91:

    ◆rlQIyEopco

    「ただいまぁ」               「おじゃましまぁす」                       初めて入った真一の部屋はとてもシンプルできれいな部屋だった。                「男の部屋ぢゃないみたいだね」      そう言うまゆに     「そうかぁ?」                       って苦笑いをする真一。                                                        しんちゃん?        この日、まゅはとっても幸せだったんだょ。          一瞬でも彼女になれた錯覚に陥って    一時でもそばにいれて………

    2007-01-22 23:42:00
  • 92:

    ◆rlQIyEopco

    ソファーに座りゆっくりとした時間を過ごす。

    しばらくした時、真一がまゅに話をはじめた。

    2007-01-22 23:46:00
  • 93:

    ◆rlQIyEopco

    「俺な…おまえに初めてあった日から、おまえにある影が気になって守ってやりたい!そばにおって欲しいって思った…だけどな、おまえから仕事の事聞いて…ずっと悩んでてん…どんな仕事しててもおまえはおまえなんやけど…       俺な…大事な女には安売りしてほしくないねん!!おまえが話してくれるまで待ってるつもりやったけど、俺の背中で泣いてるおまえ見てたら聞かずにおれんくなった。 話たくなかったらぃぃけど、はなせるならしんちゃんに話してくれんか?」

    2007-01-22 23:52:00
  • 94:

    ◆rlQIyEopco

    しんちゃんまゅが泣いてたの気づいてたんだ…

    まゅは重たい口をゆっくり開き、真一に今までの過去を話した。

    2007-01-22 23:54:00
  • 95:

    ◆rlQIyEopco

    親が居ないこと。 親戚の家たらいまわしにされてきた事。 そこで、虐待を受け続けてきた事。 そのせいで誰も信じれないという事。 生きる為に、生活から逃げる為に14の時から水商売をしてる事…
    話おわるまで真一は静かにまゆの話を聞いてくれていた。
    話しが終わる頃にはまゅの目からは大粒の涙があふれ、言葉もうまく出てこなかった。

    2007-01-23 05:15:00
  • 96:

    ◆rlQIyEopco

    そんなまゅを真一は優しく抱きしめ
    「辛かったな…話ししてくれてありがとな!だけど、おまえは一人ぢゃないんやで!俺もチームのみんなも店のみんなもおるやん!おまえはもう一人ぢゃないから…辛かったら甘えていいんやで…」
    そう言った真一の目からも涙が溢れてた。

    2007-01-23 05:18:00
  • 97:

    ◆rlQIyEopco

    今まで誰にも話せなかった過去。

    真一に初めて話した。
    しんちゃん?      まゆはあなたに出会えて本当によかった。             人のあたたかさを教えてくれてありがとう…             一人ぢゃない事を教えてくれてありがとう…

    2007-01-23 05:20:00
  • 98:

    ◆rlQIyEopco

    その日は真一に抱きしめられ眠りについた。
    生まれてから初めて安心して眠れたんだ。

    2007-01-23 05:22:00
  • 99:

    ◆rlQIyEopco

    翌日から又変わらない日々が始まる。

    冷たい目の舞華という仮面を被り愛想笑いをする。                       「舞ちゃん?」               お客さんのそう呼ぶ声に吐き気を覚えた。

    2007-01-23 05:25:00
  • 100:

    ◆rlQIyEopco

    「舞華ね、もうすぐ誕生日なんだぁ!時計持ってないから時計が欲しいんだけど…」                 お店のカウンターからお得意さんの八木さんにおねだりする。                八木さんは自称社長さん。

    2007-01-23 05:28:00
  • 101:

    ◆rlQIyEopco

    「八木さんわぁお金持ちなんでしょ?舞華ぁ、お金ないから欲しいモノ何にも買えないの…」             甘ったるい声でおねだりする。                   客にたかるのもうまくなった。                   「そうだなぁ…舞の頼みなら断れんゎ!ハハッ」
    八木さんもまんざらぢゃない様子でそう笑う。

    2007-01-23 05:32:00
  • 102:

    ◆rlQIyEopco

    「舞〜?どれがいいんゃ?」         時計屋さんで八木が問う。                     「舞華ねぇ、これがイイ!」                      舞華が指さした先にあるのゎカルティエの腕時計。


    八木ゎ一瞬顔を強ばらせたがすぐに笑顔になり
    「ぢゃあこれな!」と店員を呼んだ。

    2007-01-24 02:33:00
  • 103:

    ◆rlQIyEopco

    時計を買ってもらぃ笑顔で、
    八木と一緒にご飯やさんに向かう。

    着いたのはおしゃれな和食屋さん。

    2007-01-24 15:05:00
  • 104:

    ◆rlQIyEopco

    「舞?お誕生日おめでとう!」                   
    『ありがとぅ♪』                         舞華ゎ満面の笑顔で返した。

    2007-01-24 15:07:00
  • 105:

    ◆rlQIyEopco

    食事が終わった頃、八木からのサプライズに舞華ゎビックリした。                         「失礼しまぁす!」

    運ばれてきたのゎシャンパンと舞華の大好きなケーキ。                   真ん中にゎ《舞ちゃんおめでとう》と書かれている。

    2007-01-24 15:10:00
  • 106:

    ◆rlQIyEopco

    《えっ…》                 驚いてる舞華の顔を見て八木は得意気にわらう。                      「「「♪♪♪HappyBirthday toyou♪ HappyBirthday toyou ♪HappyBirthday   dear…舞華ちゃん…HappyBirthdaytoyou…♪♪♪おめでとうございます!!」」」              和食屋さんの従業員みんなで歌ってくれた歌。            嬉しくて舞華の目からは涙が溢れた。

    2007-01-24 15:19:00
  • 107:

    ◆rlQIyEopco

    涙をこらえながらローソクを吹き消し
    みなさんに「ありがとうございます」とお礼を言う。                    女将さんがケーキを切りわけてくれて
    舞華は今まで食べた中で一番美味しいケーキをほうばった。

    2007-01-24 15:23:00
  • 108:

    ◆rlQIyEopco

    「ありがとう!めっちゃ嬉しかったぁ★」              和食屋さんを出た二人ゎ店えの道を急ぐ。                         店に着くと胡蝶蘭や色とりどりの花でうめ尽くされた通路。                  全ての花台に【舞華さんおめでとうございます】の文字。

    それを見た舞華の目からは涙がこぼれ落ちた。             「さすが舞ゃなぁ」            八木のそんな言葉も耳に入らない…

    2007-01-25 02:28:00
  • 109:

    ◆rlQIyEopco

    夜の仕事をしてる人達はバースデイをとても大事にする。                  それは自分の人気ゃ知名度が一番見える日だから。                     【胡蝶蘭】それは夜に生きる女の一番嬉しいプレゼント。

    2007-01-25 02:30:00
  • 110:

    ◆rlQIyEopco

    「胡蝶蘭の数と大きさであなたの人気が決まるのよ!」

    ママが言ってたっけ…?                      『ママ?舞華まだ18なのにこんなに沢山の胡蝶蘭もらったよ』

    2007-01-25 02:33:00
  • 111:

    ◆rlQIyEopco

    店内にも沢山の花が届いてた。                   【舞華バースデイおめでとう
      四年間お疲れ様!】                        カウンターの上にはそんな大きな文字が書かれていた。

    2007-01-25 03:18:00
  • 112:

    ◆rlQIyEopco

    この日、舞華は18になった。         もうミテコぢゃなぃ!            もっと自分の力を試したいから、お世話になったこの店を巣立ち、翌週から【クラブArise】という大手のクラブに移籍するのだ。

    誕生日と同時に舞華のラストday…

    2007-01-25 03:22:00
  • 113:

    ◆rlQIyEopco

    今日、この場で四年間の終止符を打つ…                          『ちょっと待っててね!』                     八木にそう伝えると舞華はロッカールームにむかった。

    2007-01-25 19:04:00
  • 114:

    ◆rlQIyEopco

    「舞ちゃん?これ着てみて」                    舞華の後からロッカールームに入ってきたのはママ。
    手には大きな紙袋を抱えてる。                    『えっ…』                「これね、ママからのプレゼント!このお店には不釣り合いだけど、舞ちゃんに似合うと思って…」

    2007-01-25 19:08:00
  • 115:

    ◆rlQIyEopco

    そう言い紙袋から取り出したのは真っ黒のシックなドレスとドレスにあわせた靴…

    『ママぁりがとう!』
    舞華はママに抱きついた。

    2007-01-25 19:10:00
  • 116:

    ◆rlQIyEopco

    そして、舞華はママにもらったドレスに袖を通し『ママ?似合ってる?』とママに訪ねた。              「ぅん!うん!とってもよく似合ってる。やっぱりママの想像した通りゃ!」と嬉しそうな表情で答えた。
    そして…       「舞ちゃん?今日はたいへんな1日になるゎよ!あなたにとっての大舞台…気張っていこうね」
    と舞華の背中を叩いてくれた。

    2007-01-25 23:01:00
  • 117:

    ◆rlQIyEopco

    ママに背中叩いてもらったら気合いが入る…

    そぅ…この四年間何度叩かれたか…

    ーーーーーーーーーーー

    2007-01-25 23:03:00
  • 118:

    ◆rlQIyEopco

     ーー四年前ーー               14歳になったばかりのあの日。

    今日と同じように少し肌い秋の訪れを感じたあの日…
    まだ中学生だったマュはレディースに入り悪さばかりしてたっけ…

    2007-01-25 23:07:00
  • 119:

    ◆rlQIyEopco

    まだ、幼くて一人ぢゃ生きていけれなかったマュ。
    居場所がみつからなくて毎日もがき苦しんでたマュに光と居場所を差し出してくれたのがママだった。

    2007-01-25 23:09:00
  • 120:

    ◆rlQIyEopco

      マッ金金の頭に   似合わない 派手なメイクをして    いかつい刺繍の入った特攻服に身を包み 周りをよせつけないオーラを出して歩いてたマュに
    「うちにこない?」って声をかけてきたのがママ。
    最初は驚いた。

    2007-01-25 23:14:00
  • 121:

    ◆rlQIyEopco

    だって…まだ14歳の中学生でこんなカッコだょ?
    このおばさん、何冗談言ってんゃろ?って感じだったから…
    だけどママはそんなマュにお構いなしで
    マュを引っ張り店に連れて行った。

    2007-01-25 23:16:00
  • 122:

    ◆rlQIyEopco

    店についたマュにスーツを渡して来て
    「それに着替えて!しかしその頭カッコいいなぁ(笑)」
    って笑って言ってくれた。

    2007-01-25 23:18:00
  • 123:

    ◆rlQIyEopco

    『だっせ!働くなんて言ってなぃやろ?私まだ14ゃで?』

    スーツを見てマュが初めて発した精一杯の強がり。
    そんなまゅに対して             「どうせろくでもない事やってるんやろ?そんな金にもならへん悪さばっかりしてんねやったら、うちで働いて小遣い稼ぎ?うちの娘もあんたと同じやった…   悪さばーっかりして暴走族入ってバイクの事故で死んだ…せやから、あんたには生きてて欲しいねん!」

    2007-01-25 23:24:00
  • 124:

    ◆rlQIyEopco

    『わかった…』     まゅにはそうとしか言えなかった。
    まぁ、金欲しいしいっか!的な気持ちやったけど…

    2007-01-25 23:26:00
  • 125:

    ◆rlQIyEopco

    それから、ママの家に住みながら働いた。

    夜の事全て教えてくれたのはママでした…
    いい事も悪い事も全部…
    悪い事したら怒鳴られて我が子同然で接してくれたね。この四年は舞華にとって忘れられない時間だょ。

    2007-01-25 23:30:00
  • 126:

    ◆rlQIyEopco

    『さぁ!頑張るかぁ!!』
    舞華とママはタッチしてからホールに戻った。

    『八木さんお待たせ♪』

    2007-01-25 23:32:00
  • 127:

    ◆rlQIyEopco

    「よぉ似合ってるやん!」

    八木さんの言葉にママも微笑んだ。

    2007-01-25 23:33:00
  • 128:

    ◆rlQIyEopco

    その日は本当にテンテコマイであっちでもこっちでも、舞華をお祝いしてくださるお客さんでごったがえしてた。

    そんな時、店の入り口が開いた。        『いらっしゃぃ…ぇっ?』

    2007-01-25 23:37:00
  • 129:

    ◆rlQIyEopco

    おしぼりを渡しながら『どうしたん?』って聞くまゅに
    「おまえの晴れ姿みたくてな」
    そう笑う真一。

    舞華は冷静さを振る舞いながらドリンクを聞いた。

    2007-01-25 23:41:00
  • 130:

    ◆rlQIyEopco

    「生2つ!おまえも好きなもんのみな!?乾杯しよなぁ!」

    『ありがとう!』                         生と舞華のカシオレをテーブルに置くとしんちゃんが「お誕生日おめでとう!」ってかけ声をかけグラスを重ねた。

    2007-01-25 23:56:00
  • 131:

    ◆rlQIyEopco

    グラスを重ね、一気にカシオレを喉に流すと
    『ラストまでおってね』そぅ言い残しパタパタと他の席を回った。

    入れ替わり立ち替わりやってくるお客さん。

    2007-01-25 23:58:00
  • 132:

    ◆rlQIyEopco

    何度吐いただろぅ…

    今までこんな量飲んだ事ないよ…
    時刻はam:3:00を回ってた。

    2007-01-26 00:00:00
  • 133:

    ◆rlQIyEopco

    「舞ちゃん?ラスト歌って、挨拶して!ママ、伝票作るから…」

    『わかったぁ!』

    舞華がこの日選曲したのはゆずの【いつかまた】

    2007-01-26 00:05:00
  • 134:

    ◆rlQIyEopco

    舞華の大好きなだいすきな歌。

    今日来てくださったお客さんみんなへの感謝の気持ちを込めて一生懸命歌った。

    2007-01-26 00:08:00
  • 135:

    ◆rlQIyEopco

    そして、歌い終わった舞華はみんなに挨拶をした。
    『本日は私のイベントの為に足をお運び頂き誠にありがとうございました。四年って長いよぅで短く…短いようでとっても長かったように思います。辞めたい…って思った事は多々あって
    だけど、そのたびに沢山の人に支えられてきました。何も知らなかった私を暖かく応援して支えてくれたみなさんがいるから、舞華はここまで頑張る事ができたと思っています。本当にありがとぅございます。     舞華という名前はママが舞う花びらのよぅに清く美しい女性になってね!とつけてくれた大切な名前です。

    2007-01-26 00:15:00
  • 136:

    ◆rlQIyEopco

    そして、一人ひとりにお礼を言い丁寧に送り出した。

    店に残ったのはしんちゃんとまことさん。
    『しんちゃん?一緒にかえろ?着替えて荷物持ってくるからちょっと待ってて!』

    2007-01-26 00:23:00
  • 137:

    ◆rlQIyEopco

    今日、もらったプレゼントや花束を抱えきれないくらい持ち戻ると、ママがしんちゃんに「まだ時間大丈夫?」って聞いてた。         「大丈夫ですけど…」            ってしんちゃん達が答えるとママからお祝いさせて! とシャンパンとケーキを持ってきてくれた。

    2007-01-26 00:27:00
  • 138:

    ◆rlQIyEopco

    店に残ったのはママとチーママとしんちゃんとまことさんと舞華。

    「おめでとう!」
    と店内にこだまするとシャンパンの線が抜かれた。

    2007-01-26 00:29:00
  • 139:

    ◆rlQIyEopco

    すると、ママが舞華に手紙を読んでくれた。

    【舞華ちゃんへ    最初にお店に来た日の事覚えていますか?   まだ、14歳だったあなたはマッ金金の頭に特攻服といういかにもなスタイルで歩いていましたね。 あなたをはじめて見た時、凄く何かに怯えてるのが伝わってきました。 自分を隠し、仮面をつけたもう一人のあなたがそこにはいました。
    気づけば声をかけ無理矢理お店に連れて行っていました。

    2007-01-26 00:37:00
  • 140:

    ◆rlQIyEopco

    口の聞き方も、座り方も礼儀の一つも知らなかったあなたにほんまに手を焼いたものです。
    店に来てからも何度となく捕まり、その度に警察に引き取りに行ったよね。
    最初は「何しにきたん?ほってくれてたらいいゃん!」って憎まれ口たたいてたあなたもいつの頃からか「ママ?ごめんなさぃ…」って謝るようになってたね。ママはとっても嬉しかったよ。
    ほんまに手を焼いたあなたももぅ18歳になったんだね?

    2007-01-26 00:43:00
  • 141:

    ◆rlQIyEopco

    巣立っていくのは嬉しくもあり寂しくもあります…
    だけど、あなたの巣立って行く背中を祝福して送り出したい。
    舞華?あなたは頑張り屋さんで、周りをしっかりと見れる素敵な女性です。これから、もっと?女を磨き上げもっと素敵な女性になるでしょう…

    2007-01-26 00:49:00
  • 142:

    ◆rlQIyEopco

    花びらは舞う…清らかで美しく綺麗に…

    ここはあなたの故郷だからいつでも帰っておいで!
    舞ちゃんほんまにおめでとぅ!そして、四年間ありがとぅ…ママはあなたが大好きだょ!」

    2007-01-26 00:53:00
  • 143:

    ◆rlQIyEopco

    ママ…
    ぁりがとう…

    ほんまいっぱいお世話になりました。

    2007-01-26 14:54:00
  • 144:

    ◆rlQIyEopco

    舞華もママもチーママもみんなみんな涙でグチャグチャになってた…

    舞華は巣立つ。
    沢山の思い出がつまったこの場所から…

    2007-01-26 23:01:00
  • 145:

    ◆rlQIyEopco

    ささやかなパーティーが終わり
    舞華としんちゃんとまことさんはカラオケに向かった。

    2007-01-26 23:02:00
  • 146:

    ◆rlQIyEopco

    抱えきれないプレゼントはしんちゃんの車に乗せて
    タクシーで向かう。

    『しんちゃん?まことさん?2人とも今日はありがとうね★』

    2007-01-26 23:04:00
  • 147:

    ◆rlQIyEopco

    カラオケで歌って飲んで…
    気づけば昼前。
                「「「ォールとか久々ゃぁ!」」」

    2007-01-28 03:18:00
  • 148:

    ◆rlQIyEopco

    まことさんとバイバイし
    グダグタのしんちゃんとマュは真一の家に帰った。

    2007-01-28 03:20:00
  • 149:

    ◆rlQIyEopco

    真一の家に来るのは2どめ。                    ジェットに行ったあの日以来。                   やっぱり片づいてるしんちゃんの部屋。               大好きな大好きな匂い。
    やっぱり落ち着く…

    2007-01-28 03:22:00
  • 150:

    ◆rlQIyEopco

    「お風呂入れょ!」   『うん!』                酔っ払った体に熱いシャワーが心地よい…

    2007-01-29 17:38:00
  • 151:

    ◆rlQIyEopco

    お風呂からあがると
    脱衣所にタオルとパジャマが置いてあった。             着替えて『ドライヤーどこ?』って声をかけるけど返事がない…

    2007-01-29 17:40:00
  • 152:

    ◆rlQIyEopco

    部屋を覗くと                ソファーで爆睡してるしんちゃんの姿。                『しんちゃん!布団で寝なきゃ風邪ひくょ!』            「…ぅーん…マュ?おいで…」

    2007-01-29 17:42:00
  • 153:

    ◆rlQIyEopco

    真一はそぅ言いながらマュを引き寄せた。

    ギュッ・・・                チュッ・・・                           ・・・・・・・・・・・えっ…?

    2007-01-30 15:42:00
  • 154:

    ◆rlQIyEopco

    そんなマュの気持ちを知ってか
    真一はニコッと微笑むと「俺も汗流してこよ!後で頭乾かしてやるから待っててな!」      ってお風呂に行った。

    2007-01-30 15:48:00
  • 155:

    ◆rlQIyEopco

    『もぅっ…』                 正直嬉しかったよ。             ソフトなキスだったけど、真一に近づけた気がするから。                            あなたはどんな気持ちて゛私にキスしたの?

    2007-01-30 15:50:00
  • 156:

    ◆rlQIyEopco

    部屋に取り残されたマュは落ち着かなくて
    そわそわしてた。              タバコ吸ったり携帯いじったり…       真一がお風呂からあがってくるまでの時間がすごく長く感じた。

    2007-01-30 15:53:00
  • 157:

    ◆rlQIyEopco

    お酒がダイブ入ってたのもあって気づけば眠ってた…                    「…ゅ?ま…ゅ?マぁユ?」

    真一の声で目が覚める。「風邪ひくぞ!」              さっきのマュと同じ事言ってる真一の姿。

    2007-01-30 15:56:00
  • 158:

    ◆rlQIyEopco

    「おまえは俺の事好きか?」         ドライヤーで髪を乾かしながら真一はマュに言った。                    だが、ドライヤーの音でかき消されマュには聞こえてなかった。

    2007-01-30 15:58:00
  • 159:

    ◆rlQIyEopco

    『えっ?』                 聞き返すマュに「何でもなぁぃ」        舌をだしてやんちゃ気に言った真一。               「できた★」      『ありがと★』              髪も乾かしおわり二人でベッドに入った。

    2007-01-30 16:01:00
  • 160:

    ◆rlQIyEopco

    ベッドに入り真一の胸に顔をうずめるマュに対して
    真一はさっきと同じ事をもう一度聞いた。
    「おまえは俺の事好きか?」

    2007-01-30 16:03:00
  • 161:

    ◆rlQIyEopco

    『うん…大好きだよ。しんちゃんは?』               「俺もおまえが大好きだよ★付き合うか?」              その言葉にマュは黙ってしまった。

    2007-01-30 16:07:00
  • 162:

    ◆rlQIyEopco

    「なぁ?マュ?俺は半端ぢゃなく真剣に付き合っていきたいねん…おまえはどうなん?」               『しんちゃんの気持ち嬉しいしマュも同じ気持ち…だけど…』

    2007-01-30 16:09:00
  • 163:

    ◆rlQIyEopco

    「だけど?」                『だけど…付き合うんが怖い…』                  「まゅはしんちゃんの事も信じれないのか?」            『信じれない訳ぢゃないけど…付き合っていつかサヨナラしなあかんなら今のままがいい…』             「サヨナラしんかったらいいやん」

    2007-02-01 06:23:00
  • 164:

    ◆rlQIyEopco

    『………わかった!だけど、夜は辞めれないよ…』                     「うん!頑張りや!ぢゃぁ、今日からお前は俺の女やで?」

    『はぃ…よろしくおねがいします』

    2007-02-01 06:25:00
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