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Kiss only one Lady...

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  • 1:

     ━♪♪♪♪♪━━
    飾り気がないワンルームの部屋でマナーモードにし忘れた携帯が爆音で鳴り響く。
    『…んー。……誰やねん………』
    今日もまたいつもと同じ一日の始まりだ。空もいつもと同じようにドンヨリしていた。

    2006-12-22 13:42:00
  • 2:

    軽い二日酔いで怠い体を起こした。水をコップ一杯飲むと、風呂場までフラフラとした足取りでシャワーを浴びにいった。
    そして念入りに化粧をしお気に入りの香水をつけて、鏡に向かい気合いを入れる。

    『あたしはリナ。』

    2006-12-22 13:52:00
  • 3:

    さっきから何度も鳴りっぱなしの携帯をチェックする。 着信  3件。  
    メール  5件。
    まずメールから見る。客が3件に店長からと友達からか。返信はせず目を通した。いつまとかわらない内容だった。 着信は全て客。
    『…はぁ。怠っ!…』

    2006-12-22 14:01:00
  • 4:

    3ヶ月前からあたしの名前はリナ。本名ではなく源氏名だ。ほとんどの人がリナと呼ぶ。正直たまに本名を忘れそうになる。    
    生れつき色白、くっきりしていてくりくりの二重の瞳、すっと通った鼻筋、ぷっくりとした唇のしたにはチャームポイントのホクロ。     
    昔からよくモテた。3ヶ月前に今の店の店長にスカウトされて働きはじめた。

    2006-12-22 14:22:00
  • 5:

    3ヶ月前の真夏の蒸し暑い夜に彼氏に振られて、居酒屋で一人でやけ酒をしているときに店長に話しかけられた。いきさつを話すと
    『じゃぁキャバクラで男をギャフンって言わせてみようや?』        この訳のわからない一言に思わず笑ってしまい、働いてみることにしたのだ。

    2006-12-22 14:33:00
  • 6:

    店にはすぐに慣れ、従業員全員と仲良くなれた。 『うわ!もうこんな時間や!遅刻してまう!!』
    急いでセットサロンに向かう。

    2006-12-22 14:38:00
  • 7:

    「今日は頭どないするよ?」サロンの仲良しの山崎さんが聞いてきた。通称山ちゃん!ありきたりなあだ名だ。
    『うーん。。たまには気分かえて今日は全部上げちゃって』
    にこっと笑った山ちゃんはそそくさとあたしの頭と闘いだした。
    その辺にあった雑誌を手に取った。

    2006-12-22 14:44:00
  • 8:

    雑誌にも飽きて睡魔におそわれ寝てしまった。    20分か30分くらいたった頃セットが終わった。 「…ナちゃ……リナちゃん!でけたで〜!!」
    山ちゃんのでかい声で気持ちイイうたた寝からおこされた。
    キャバ嬢・リナの完成!
    『ありがとう☆』

    2006-12-22 14:50:00
  • 9:

    サロンを出てタクシーをひろい今日も女だらけの戦場に向かう。       さぁ営業メールと営業電話開始!!
    ━━━━━━━━━━━ メールくれてありがとぅ(〃ω〃)あのね〜……
    カチカチカチ………
    これを何回も何回も機械的に繰り返した。同じく電話も世間話っぽくさりげなく営業をかけておく。 これもキャバ嬢の仕事だ。

    2006-12-22 17:58:00
  • 10:

    更衣室でどのドレスを着ようか悩んでいると、後ろからスーパー猫撫で声で話し掛けられた。
    「リナたぁん☆おはよぉ☆聞いて〜ぇ(>_

    2006-12-23 03:35:00
  • 11:

    うちの店はキャストが全員でだいたい30人前後の普通のキャバクラだ。
    携帯をいじりながら一服していると、ボーイさんが「リナさーん、ご指名です。」『はぁい♪』と元気よく答えた。

    短いようで長い一日が始まった。

    2006-12-23 03:42:00
  • 12:

    この頃はただ単調な生活を繰り返していた。幸せでもなく不幸でもない、ただ退屈な毎日だった。

    あなたに出逢うまでのカワイソウな日々。

    2006-12-23 03:48:00
  • 13:

    ようやく今日の営業が終わり、店長とアイとユリのいつものメンバーで居酒屋に行く。
    店長「生中四つ〜!あと……。。。」アイ「これもたべたぁい☆☆☆」
    ユリ「リナ〜元気ないやん?どないしたん??」黒髪をかきあげながら聞いてきた。        リナ『いや、全然元気やよ。』本当は全然元気どころかむしろ真逆だった。
    ユリはいつも鋭い。

    2006-12-23 04:02:00
  • 14:

    ユリとは同じ時期ぐらいから働き始めたいわゆる同期みたいなもんだった。仲良くなるのに時間はかからなかった。店では唯一1人だけ黒髪のストレート。モデルさんのようなスタイルのよさとキレ長の目に、しゅっと整った顔立ちをしているユリには黒髪がピッタリお似合いだ。

    2006-12-23 04:09:00
  • 15:

    一方アイという女は正直好きなタイプではない。  顔は割かし普通だが背が低くてほんわりとした雰囲気を持ち合わせている。いわゆる男が守ってあげたくなる女の子というかんじだ。
    彼氏がいるにもかかわらずひそかに店長を好きらしい。

    2006-12-23 04:14:00
  • 16:

    2時間くらい飲んで解散することになった。 店長「んじゃまた明日ね?」 リナ達『お疲れ様でーす』 ユリ「あっ!リナ!なんかあったら言うてや!」 リナ『…あっ。サンキュー…。』
    力無く答えてタクシーに乗り込んだ。

    2006-12-25 22:28:00
  • 17:

    ━━━━━━━━━━━ もう終わりにしよ。今まで楽しかった。さよなら
    ━━━━━━━━━━━ そんなメールが入ったのは一昨日だった。今までで1番愛したタカからのメール。いまでも忘れない。

    2006-12-25 23:20:00
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