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友達へ。
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1:
名無しさん
親友。
この言葉はあたしたちには相応しくない言葉やろうね。
あんたはもうあたしのこと忘れたかもしれんけどあたしはずっと覚えてるよ。2006-12-03 13:24:00 -
2:
名無しさん
大学で大阪にでてきて一人暮しをはじめた。
なんとなく夜に憧れて求人誌を見て応募で行った。
大学デビューのあたしはまわりのキャバ嬢が輝いて見えてその反面違う世界のお姉さんに見えて怖くもあった。2006-12-03 13:29:00 -
3:
名無しさん
接客は教えられたままのベタベタの接近接客。
B指は入店月で店で一番だったが営業方法を知らない。
今日はごちそうさまでした。のメール以外はメールも電話もしなかった。
A指は2本しか返ってこなかった。2006-12-03 13:34:00 -
4:
名無しさん
はじめはB指をたくさんとっていたのでご機嫌だった担当にも1ヶ月過ぎる頃には怒られるようになっていた。
9時に出勤してラストは朝の5時〜6時まで。
待機中やフリーで付いた時間は切られるようになってきた。
それでも夜の事を理解していなかったので『指名のお客さん以外は普通は時給でーへんのやな!厳しいなぁ夜って』とアホみたいな事を考えてた。2006-12-03 13:40:00 -
5:
名無しさん
何も言わないのをいいことに担当はA指以外はあたしのタイムカードを押さないようになった。
それどころか自分で「タイムカード押してくれました?」と聞くまで押さないことも。
6ヶ月目の給料日。先月は毎日B指5本はとったしドリンクはフリーでも飲まれへん席は無かった!なによりA指は何とか40本は取れたからお給料も…
と思って明細を見る。2006-12-03 13:46:00 -
6:
名無しさん
10万円。
2006-12-03 13:47:00 -
7:
名無しさん
なにこれ?コンビニバイトより無いやん。
ポイントでのスライド制だったのでA指は少ない割にドリンク、B指でポイントを稼いでいたので3000円はもらえているはずの時給は入店時のままの1800円だった。
さらに1日2時間〜3時間しか働いていないことになっていた。
明細から顔をあげすぐさま「辞めます」と言った。2006-12-03 13:51:00 -
8:
名無しさん
担当の言うがままにいいように働いていたあたしが反抗的な態度をとったことに腹を立てたのか「事前連絡が無い場合になるから給料返上になるから」と言った。
どうでもよかった。
そのまま電車で家に帰った。
後から知った事ですが手書きの明細はあたしだけでタイムカードはちゃんと押してあり給料も店からは出ていたけど担当が相当な額ピンハネしていたようです。
昔の話やけど詳しく書くと見る人がみたらバレそうなので…2006-12-03 13:56:00 -
9:
名無しさん
その店を辞めたあともひとり仲良くなった子とは連絡をとり続けていた。
ローカルのキャバでナンバー1で引き抜きで来たらしいが店では成績が思わしくなく肩身が狭くてあたしが辞めた頃ちょうど辞めようと考えていたらしい。
次一緒のところで働こうねーなどとは言っていたが社交辞令とかそのくらいに思っていた。2006-12-03 14:01:00 -
10:
名無しさん
それからバイトをすることもなく親からの仕送りで普通の大学生活を送っていた。
そんなある日キャバのときにひとりだけ連絡をとっていたリナから「飲みに行こやっ」とメールが来た。
久々に連絡が来て嬉しく早速遊びに行くことにした。
夕方5時から飲みに(笑)2006-12-03 14:08:00 -
11:
名無しさん
そこそこ飲んだところで時計は10時前。
ジャンカラフリータイムで入るんも時間微妙やし財布も寂しいな…
ってことで二人揃って「小銭稼ぎに体験いくかぁ☆」ってなった。
コンビニに行って求人誌をパラパラ見たけどなかなか決まらない…選り好みしてもしゃーないし適当に始めに声かけられたスカウトについてこ!ってなった。2006-12-03 17:17:00 -
12:
名無しさん
スカウトの多いところまで出ようと裏道を通っていたとき冴えない黒服に声をかけられた。
「えーフリーのスカウトちゃうんかー。体験だけで後入店の話されたら断りにくくない?」「てか聞いた事無い店やけど大丈夫かなぁ…」
でももぅ時間は遅い。このままふらふらしてもスカウトおらんかったら…って事でその黒服に着いて行った。
変な店ならダッシュで逃げような!とコソコソ後ろで話しながらしっかり携帯をにぎりしめなんかあったときのために入るときもビルの名前をしっかり覚えた。2006-12-03 17:24:00 -
13:
名無しさん
入っていったのはスナックが立ち並ぶビルの一角。
こんなとこにキャバ〜?妖しい…怪しい…
と思いながらも二人で顔を見合わせながら入って行った。
面接は違う人。
とりあえず入店説明を聞く。バックはだいたい他と一緒。ただスタート時給が2300円…
まぁ前の店では結局1800円の時給どころか1日4分の1の時間しかつけられてなかったから待機カットも上がり待機も無しで2300円なら別にえぇか。と思った。2006-12-03 17:30:00 -
14:
名無しさん
この時も時給の相場ってものを知らなかった(^_^;
後にフリーのスカウトで入った店で普通に4000円くらいって提示されてビックリしたけど平然を装って《まぁこのくらいならえぇかー》みたいな態度とってた記憶が。
その店は無茶苦茶なポイント制でナンバー1の子でも時給は2800円。
給料は月35万程度らしい。
もともと入店なんかする気なかったあたしらは二つ返事で「とりあえず体験で〜」ということに。2006-12-03 17:37:00 -
15:
名無しさん
待機中お客さんから見えるところでタバコは吸うしお菓子食べるしタイムカード押した後に化粧したりセットしたりと女の子らはやりたい放題でリナとあたしは固まった。
でも…
すっごい楽やぁ〜!2006-12-03 17:39:00 -
16:
名無しさん
嬢のあたしらがイライラするほど仕事の出来ないボーイ。
やりたい放題の女の子。
特定の女の子以外はお客さんもいない。
それでも誰も怒る人はいないしそれが普通みたいな感じだった。
毎日担当に怒られて泣いていた頃を思い出して『天国や…』と思った。2006-12-03 17:43:00 -
17:
名無しさん
その日は5時間働いて「この後カラオケって感じでも無いし送りでるしかえろか」ってなって送りの人が出勤してきたところで帰ることに。
リナはあんな動物園みたいな場所ありえへんわ!と言っていたがあたしはそこが気に入った。
三日くらい考えた後ちょうど店から電話があった。あたしの気持ちは入店に傾いていたけど「うーん…でも23は厳しいかも…」と言うと「じゃあ25!無理?うちみたいな安キャバこれが限界やねん」と言われた。
なんでも言ってみるもんやな☆2006-12-03 17:50:00 -
18:
名無しさん
あたしはリナに内緒で入店する事にした。
と言うのも体入行った次の日リナは新地のキャバにスカウトで入ったと聞いたのでなんとなく自分が惨めに感じてわずかながらのプライドとリナの目を気にしてのことだ。
入店してからそこは天国みたいに楽やった。
友達がおらんくても待機中は携帯でゲームしてお茶飲んでればいいし席につけば適当に接客。
どこの店でも当然の新規やフリーつくときは[お触りを防ぐため以外は背もたれにもたれてはダメ][背筋をのばして座る][足を閉じて座る]など…無意識のうちにしている事をいちいちお客さんやボーイに褒められた。2006-12-03 17:59:00 -
19:
名無しさん
別に気分のいいものでも何でもなかった。程度の低いところやな…とは思いながらも楽に月30万稼げるので離れられなかった。
店の子も少ないし女の子は普通の子って感じのいい子ばっかりだった。何度も言うが大学デビューのあたし。
見た目は頑張ってギャルにしているが中身は普通の…未だにギャルショップに入るとそわそわしてしまい心穏やかじゃなくなるくらいの田舎者。
女の子の雰囲気も居心地のいいものだった。2006-12-03 18:12:00 -
20:
名無しさん
入店して1ヶ月くらいの頃。アタシより1ヶ月前に入店していたメイがしきりに話し掛けてくるようになってきた。
人数が少ないながらもやっぱり仲良しグループはあった。あたしは他に一日後に入ったナツキという子と仲が良かった。
メイはナツキとあたしの会話によく割って入ってきた。空気が読めない…というか発言の幼さから年下?と思った。
でもこのときのあたしは18。てことはミテコ…。いやいや。未成年なんか雇わんよな!あたし入店するときちゃんと学生証確認されたし。2006-12-03 18:38:00 -
21:
名無しさん
こんな感じで送りが近かったあたしとナツキはよく送りを最後にしてもらいご飯を食べに行ったりしていた。
そこにメイがくっついてくるようになった。別に初めは嫌でもなかったし普通にご飯を食べに行っていた。
そのうちメイのわがままが始まりカラオケ行こうホスト行こうとごねだした。
カラオケに行くと送りが無くなる。近いとはいえ電車で帰るのはしんどい距離。2006-12-03 18:46:00 -
22:
名無しさん
何度かカラオケには応じたがさすがにホストに興味もなかったし彼氏も待っているのであたしとナツキはしだいに閉店後のご飯にお互い口には出さないものの行かなくなった。
メイ「そういえばハル(あたし)とナツキの携帯しらんのやけど!」
閉店後ご飯に行かなくなり会話が減ってきた頃メイに携帯を聞かれた。
ナツキは明らかに嫌がってるようだったのであたしが自分のを教えて会話を変えた。2006-12-03 18:52:00 -
23:
名無しさん
ナツキの様子がおかしかったので帰りの送りで二人になった日に聞いてみた。
「メイとなんかあった?」
ナツキは溜まっていた全てを吐き出すようにしゃべりだした。
「もうナツキ店来たくないねん!今まではハルちゃんと待機中もご飯行っても楽しかったけど今はもうメイちゃんが近づいてくるだけで嫌やねん。」
「なんか言われたん?」2006-12-03 18:56:00 -
24:
名無しさん
「お金」
意外な言葉がナツキの口から出て来て驚いた。
「ハルちゃんは週3〜4出勤でメイちゃんとあんまりあわへんかもしれんけどナツキ出勤日全部一緒やねん。それで二人でご飯行こうって言われて送りまでやでって行ったらサイフ忘れたからあとで返すからって言うのに始まって今なんか毎回毎回ナツキにお金貸してってもう10万は貸してるのに全然返してくれんし…」
その後もしばらくナツキは止まらなかった。メイがホストにハマっているのは分かっていたけどまさか給料全部ホストに使って生活費は人に借りてるなんて思いもしなかった。2006-12-03 19:04:00 -
25:
名無しさん
ナツキは落ち着かないうちに家につき降りて行った。
《ナツキ大丈夫かな…》
と思いながらメールで『お金の話はあたしも一緒にメイにしたるから明日店開ける前にいこか☆店辞めんといてやぁ』と送った。
ナツキが降りた後送りの人と若干気まずい感じ感じで異様に長く感じられた。2006-12-03 19:10:00 -
26:
名無しさん
沈黙に耐えきれなくなった送りの人に
「ナツキちゃん辞めんよなぁ?」
と聞かれたので
「辞めさせへんしぃ☆」
と軽く言っておいた。2006-12-03 19:12:00 -
27:
名無しさん
次の日学校で週に一度ある体育の日だったのに一式忘れて朝から他の学部に借りにまわっていたあたしは昨日の事はすっかり忘れていた。
授業も終わり談話室で友達としゃべっていると携帯が鳴った。店の子からの着メロ。(このときはたしか900iとかでメール着信は着メロ、電話は着うたって感じだった)
ナツキかリナかと思い携帯を開いた。
件名『初メール♪』
メイからだった。2006-12-03 19:18:00 -
28:
名無しさん
あたしは文面を見て固まってしまった。
『いきなりで悪いねんけど20万くらい貸してくれん?!』
呆れたというより唖然とした。何?この子。
とりあえずお金は貸したくない。
『ごめん無理やわぁ(>_2006-12-03 19:23:00 -
29:
名無しさん
返事は無かった。
あたしは続けて『今日9時出勤やんなぁ?話したいことあるから8時半くらいに来てほしぃネンけど☆』と送った。
これにも返事は無かったがナツキとあたしは6時に待ち合わせしマクドでしゃべって8時20分頃店についた。
「アレ?ハル今日出勤?」
入るなりボーイに聞かれた。2006-12-03 19:29:00 -
30:
名無しさん
「ちゃうよーちょっとアレやねん!すぐ帰るしー」
とごまかした。
8時半が過ぎてもオープン直前になってもメイは来なかった。
もうすぐオープンだ。2006-12-03 19:31:00 -
31:
名無しさん
いくら10時前まで客の入らん店と言っても私服で滞在するのは厚かまし過ぎる。
「ナツキ。あたし今日は帰るなぁ。ごめんな」
「ありがとう。こっちこそごめんね」
なんであたしらが謝り合ってんねやろ。とか思いながら店を後にした。
「ハルーちょっと待ってーメイ遅刻も欠席も連絡無いしちょっと出勤して欲しいなぁ…」2006-12-03 19:36:00 -
32:
名無しさん
「今日は彼氏と遊ぶから無理ー柴ちゃんごめんやでー!てか用も無いのに来てごめんな」
と言い残して帰った。別に彼氏と遊ぶ約束なんてして無かったけどもしこんな気持ちのままでメイが遅刻して出勤してきたら普通に接する自信が無かった。
お金の話を他の子に聞かれるのもメイが可哀相やし。
メイは店の寮に住んでいたので飛んだりすることは無いと分かっていたのでお金の話はまた今度やな。と思っていた。2006-12-03 19:42:00 -
33:
名無しさん
次の日出勤時間になってもナツキは来なかった。
嫌な予感がした。嫌やナツキ。辞めんといてや。
9時が過ぎてもナツキが来なかったのであたしは電話を掛けた。
ボーイも店長もナツキにかけてるんに気付いたようでトイレは誰か入っていたので客もおらんし店の音楽のボリューム下げてくれた。2006-12-03 19:48:00 -
34:
名無しさん
5回目かけ直したところでナツキが出た。なるべく明るい感じで話そうと思った。
「もし?寝てたかぁ?遅刻やでぇアンタ」
ナツキはちょっと笑いながら
「ごめんハル…もー無理。ごめん。ごめんね」
と言って電話を切った。かけ直したが電源を切っていた。2006-12-03 19:52:00 -
35:
名無しさん
店長に手招きされて奥に入った。
「あいつ辞めるんか?」
「…もぅけーへんと思う」
「誰かとなんかあったんか?先週からナツキにハルと同じ日以外出たくないって言われとったんも何か関係あるんか?」
「う…うんー…」2006-12-03 20:05:00 -
36:
名無しさん
語尾を濁したあたしの返事に店長は
「ナツキが辞めたからハルも辞めるぅとか言うなよ」
と冗談っぽくやけど念を押すようにゆってきた。
「給料日までは絶対おるから安心して☆」
気まずい重い雰囲気に耐えられないあたしは今はこれ以上なんも聞くなというニュアンスを込めて笑いながら話しを終わらせ待機席に戻った。2006-12-03 20:10:00 -
37:
名無しさん
店長に全部話せばあたしは楽になる。けどメイの店での立場は…
あたしもナツキも仕送りもらってる学生。別にここで仕事が無くなっても生活に困るわけじゃない。
できるなら関わりたくないメイ。でもメイはこれが本職。今ここで店にいづらくなるようなことゆったら…
あたしは親から『アンタはバカがつくほどのお人好し都会いかすんは心配や』とか、大阪で宗教団体の詐欺事件があると『アンタ壺とか買わされてないな?!』とか言われるほどのお人好しでバカだ。2006-12-03 20:19:00 -
38:
名無しさん
このお人好しバカの性格のせいでまさかメイとこの後3年も一緒にいるなんて思わなかった。
あたしがおらんとこの子にまともな助言できる人なんか周りにおらん。あたしが止めなこの子はもっともっと大変な事になる…
思い上がりやったけど。
自己満足やったけど。2006-12-03 20:22:00 -
39:
名無しさん
結局メイはあたしがミナミの帝王とかVシネでしか見たことないような経過と結末をたどることになった。
あたしが泣いて止めてもどんなに叫んでもメイが惚れた男にはかなわへんかった。
メイの心には届けへんかった。
こんな印象最悪な形で出会ったあたしらの3年間を書いて行こうと思います。2006-12-03 20:29:00 -
40:
名無しさん
*ここに出てくる名前や店名は全て偽名です。
2006-12-03 20:32:00