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白い☆世界

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  • 1:

    沙姫◆ht0Ky1kN0M

    正直、恋愛って疲れる。
    そう何度思っただろう。

    それでもまた
    誰かを想い、愛して
    生きていくのかな。

    2006-12-02 02:07:00
  • 2:

    沙姫◆ht0Ky1kN0M

    『とっとと出てけ!!』

    ―ドサっ!!
    『痛ぁ(゚Д゚;)なんやな、
    突き飛ばす事ないやんか』『うっさい。もうお前とは終わりや!』そう言い放つと、勢いよくドアを閉められた。その音がしばらく耳に残る。『はぁ…。またフラれてもうたな〜』一緒に投げ捨てられた荷物を持ち上げながら、小さくつぶやいた。

    2006-12-02 02:26:00
  • 3:

    沙姫◆ht0Ky1kN0M

    小島朱梨(あかり)、20歳。
    しがないキャバ嬢。
    たった今、半年ほど同棲してた彼氏にフラれました(人∀`)

    『ありえんわ。とりあえず仕事行かななぁ』仕事してれば、余計な事考えずにすむ。そう感じてる時点でヘコんでんのかな。恋の終わりはいつも寂しい。時が立てば思い出になるけど、その一瞬ってのは自分自身を否定された気がするから。まぁ、単なる被害妄想やけど?(゚∀゚;)

    2006-12-02 02:40:00
  • 4:

    沙姫◆ht0Ky1kN0M

    着信♪♪♪〜美璃。
    『はいはーい(・∀・)』『もし?朱梨まだ家?はよせんと、また遅刻するで〜』『今タク乗ったし、もう着く♪』『つか、光君とうまいこと別れられたん?』『余裕で♪まぁ、また会った時言いますやん』『了解(笑)』

    同棲してたマンションから梅田の新地まで、10分もしないうちに到着。荷物を抱えながら店に飛び込んだ。スッピンで(笑)

    2006-12-08 08:10:00
  • 5:

    沙姫◆ht0Ky1kN0M

    『おはよぉございまーす』

    『朱梨ちゃん!!(゚Д゚;)もう9時半よ?』このオカマ口調の人、一応この店の店長さん。面接の時はどん引きしたけど今では頼りになるオッサン?
    『あ、店長。おはよーです♪』『もう〜、スッピンで店くるキャバ嬢なんて初めて見たわ!!しかも何なの?その荷物』訂正、口うるさいお節介なオバハン?
    『色々あるんですぅー。準備してきまーす』『チョット、朱梨ちゃん!?』

    2006-12-08 08:23:00
  • 6:

    沙姫◆ht0Ky1kN0M

    『ったく、うっさい店長やわ』ガチャ―、更衣室のドアを開けるとそんなに人気店でもないウチの店は待機中の女の子がウジャウジャ。その中には、美璃の姿も。『朱梨、遅いやーん?』『相変わらず暇な店やな(笑)』『今に始まったことやない?』『やな。』『その荷物!!やっぱ別れたんや!!?ウケるわぁ?』『そうやで〜?しかもフラれてんやで、あたし?(笑)』『まじで!!あはははは』

    えー、なにを美璃さんがこんなに爆笑してるかと言いますと…、話は約三ヶ月ほど前に戻ります。

    2006-12-08 08:35:00
  • 7:

    沙姫◆ht0Ky1kN0M

    三ヶ月前―。

    バキッ!!『…つっ』『俺に指図すんな!』彼氏、光の右ストレートは綺麗にあたしの頬にヒットした。『…指図なんかしてないやん。毎回毎回、酔っぱらってあたしに八つ当たるんやめてくれへん?』

    光はミナミ某大型店の店長兼、No.1のホスト君やった。元々同じ中学で、再び出会った時はまだまだ駆け出しの新人やったっけ。

    2006-12-08 08:45:00
  • 8:

    沙姫◆ht0Ky1kN0M

    すごい優しくて可愛くて、ほんまに好きやった。心から。

    店には1回しか行ったことなかったし、休みの日は必ずふたりで過ごしてた。アフターや、同伴、忙しく頑張ってたそんな光を応援してた。心から。

    2006-12-08 08:51:00
  • 9:

    沙姫◆ht0Ky1kN0M

    お客さんに嫉妬したことはなかった。あたしもキャバしてたし、水商売の楽しさも辛さも、それなりに解ってたつもりやったから。なにより、愛されてる自信があった。

    …その頃だけは。

    2006-12-08 08:54:00
  • 10:

    沙姫◆ht0Ky1kN0M

    『やるからには一番なりたいねん。色んな子笑顔にさせたりたいし、いっぱい儲けてお前にええもん買ったるしな!!』そう、目を輝かせながら話してくれた光は、時が立つにつれ消えていった。

    会うことも少なくなり、電話で話すこともほとんどなかった気がする。あたしから掛けることの方が多かったし、掛けた所で出ない日がほとんど。

    2006-12-08 09:01:00
  • 11:

    沙姫◆ht0Ky1kN0M

    何があかんかったんか、何を間違えたんか。夜が、夜の世界が光を変えてしまった。黒く黒く、染めてしまった現実。

    何処で生きようとも、
    いつまで経っても変わらない、そんな人間いるわけがないんやと知った。

    2006-12-08 09:08:00
  • 12:

    沙姫◆ht0Ky1kN0M

    誰もが口にする、それでも語り尽くせない言葉。【愛】

    確かに愛してたはずなのに。
    揺るがない思いのはずだったのに。…歪んでしまった。
    あたしも、光も。

    2006-12-08 09:13:00
  • 13:

    沙姫◆ht0Ky1kN0M

    着信♪♪♪〜光。
    『はい』『どこ?はよ来いや』『まだ店』『30分以内な』

    光が後輩に抜かれ、No.2になったことを境に、あたしは店に呼ばれるようになり、疑心暗鬼になる光の強制で、同棲する事にもなった。店長という役職にも就き、プレッシャーとストレスの狭間にいた彼は八つ当たりか苛立ちか、人が変わったように、あたしに手を上げるようになった。エースにしたり、太客にする気はなく、ただ組数の数を上げる為。ただそれだけだけの為に毎日、あたしは店に通ったし、ほぼ一日の半分以上を一緒に居た。

    2006-12-08 09:26:00
  • 14:

    沙姫◆ht0Ky1kN0M

    【愛されてる】
    そんな感情、この頃感じるはずもなかった。

    それでも何処かで、あたしは
    愛してたんだと思う。

    2006-12-08 09:29:00
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