小説掲示板俺のマリーのスレッド詳細｜夜遊びweb関西版

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俺のマリー

• 1:

  stitch◆MSjravHSNg

  ポンちゃんは出会った時から変やった。
  出会った時から他の女とは全然違ってん。
  これは俺とポンちゃんの中学生みたいな恋愛の話し。

  2006-12-01 06:30:00
• 2:

  stitch◆MSjravHSNg

  俺の名前はカズマ。二十歳。昔っからのやんちゃ好きでぶっちゃけ何回も警察のお世話になってます(笑)
  地元が関西でも田舎の中の田舎やった事もあって学生の頃は毎日喧嘩、喧嘩、喧嘩。たまにボコられてまたやり返してまたやられてやり返しての繰り返しの毎日。ぶっちゃけ田舎のヤンキーやった(笑)

  2006-12-01 06:36:00
• 3:

  stitch◆MSjravHSNg

  やけど俺は女にそんなに興味もない。
  だいたいノリで付き合った女は『あたしはカズマの彼女や！』なんて言いふらしてイキりだすし、俺の女って事利用してヤンキーを気取り出す。
  んで俺はすぐ愛想尽きて女を後輩に回すような男やった。

  2006-12-01 06:48:00
• 4:

  stitch◆MSjravHSNg

  田舎ってのは大阪みたいな都会と違って顔やルックスよりヤンキーがモテる。やからたいして男前でもない俺も女にモテた。ほんま自慢とかじゃなくて、田舎ってそんなもんなんよ(笑)
  けど俺は女よりツレと遊んどる方が楽しかったからゲタ箱に入ってたラブレターを本人の前で破ったりバレンタインのチョコをもらった瞬間ゴミ箱に捨てたり。ほんま今思うとひどい男やわ(笑)

  2006-12-01 06:54:00
• 5:

  stitch◆MSjravHSNg

  とりあえず俺先大阪に出てった兄貴の家に転がり込む事になって、ツレ達はホストなったり学校行ったり。俺はとりあえず飲食店の厨房でバイトをする事になった。
  そんな丁度大阪来て半年ぐらい経った頃一緒に大阪に出て来たツレの１人、一番仲の良かったナオキから連絡があった。

  2006-12-01 07:07:00
• 6:

  stitch◆MSjravHSNg

  『ちょーカズマ久しぶりに飲み行こや?俺の学校の女も連れて行ったるから(笑)お前大阪来てずっと女おらんねやろ？』ナオキが嬉しそうに話す。
  ぶっちゃけまぢに大阪でて来てから俺に女はおらん。
  『はぁ？余計なお世話じゃ(笑)じゃあお前可愛い女連れて来いやまぢで(笑)(笑)古着系とか連れて来たら普通に俺帰るからな(笑)』

  2006-12-01 07:18:00
• 7:

  名無しさん

  >>1の最後の文末の
  『恋愛の話し』
  ってどーゆー意味ですか？詳しく教えて下さい(^^)
  『ﾚﾝｱｲﾉﾊﾅｼｼ』やって☆ﾌﾟｹﾞﾗ

  2006-12-01 07:23:00
• 8:

  stitch◆MSjravHSNg

  そー言いつつ約束を取り付ける。
  『任せとけって！よっしゃ、じゃあ他の大阪出て来てるヤツらも誘っとくからな??合コンじゃ合コン(笑)(笑)んじゃまた連絡するわ』
  そう言ってナオキは電話を切った。

  2006-12-01 07:24:00
• 9:

  stitch◆MSjravHSNg

  ナオキは大阪の服飾系の専門に通っている。…その時点で気付くべきだった。
  合コン当日ナオキに指定された市内の居酒屋で久しぶりに地元のツレ、ケータとリョウに再会し男３人昔話に盛り上がりながらナオキを待つ事１０分。遠くの方で手を振ってるナオキを発見！後ろにはちょうど男の数と同じ４人の女の子を連れている。

  2006-12-01 07:32:00
• 10:

  stitch◆MSjravHSNg

  女の子を見て俺たちは唖然…
  『遅くなってゴメンなぁ〜女の子の一人が遅れてさぁ(笑)』ニカニカと笑うナオキに目で訴える俺。きっとケータとリョウも同じ気持ちだったに違いない。
  ナオキが連れてきた女の子達はもの凄い個性的なメンバーだった。

  2006-12-01 07:36:00
• 11:

  stitch◆MSjravHSNg

  何スか？どっかの雑誌から抜け出して来たんですか？んであんたら何系何ですか？
  もの凄いロリータﾌｧｯｼｮﾝの女の子が１人、ロック？パンク？ﾋﾞｼﾞｭｱﾙ？とりあえずピアス開きまくった唇の青い女の子が１人、鬼のように重ね着してその上に更に鬼のようなｼﾞｬﾗｼﾞｬﾗのアクセをつけまるで原色の固まりのような２コ１双子ちゃん。

  2006-12-01 07:46:00
• 12:

  stitch◆MSjravHSNg

  呆然と立ち尽くす俺達をまったく気にもかけず『さぁとりあえず入ろーや』とナオキだけが笑顔でこの場を仕切っている。
  女の子達もめちゃめちゃ消極的でほとんど話しもせず…だってこのメンバーだし。
  ギャル男３人に大阪に来て少し古着に毒されたナオキ、そしてこんな個性的な女４人がテーブル囲んでる図はまさに異様だった。

  2006-12-01 07:52:00
• 13:

  stitch◆MSjravHSNg

  どうにかこの場を盛り上げようとケータもリョウも俺も連れて来た張本人のナオキでさえも必死に笑いを取ってたのに女の子はみんなシラけてつまらなさそうに内輪ばかりで話し始める始末。
  『おぃコラ…ナオキ??』俺はナオキを睨み付ける。『みんな学校ではめちゃ喋るのにぃ?まぁ、でもみんな可愛えやろ？笑い』『どこがやねん?ココ動物園ちゃうぞ?』

  2006-12-01 07:58:00
• 14:

  stitch◆MSjravHSNg

  それでも手ぶらで帰るもんかと俺は一番マシなロリータ系の女の子と仲良くなり何とか携帯の番号を交換した。
  他のヤツらに収穫はなく…っていうかこのメンツじゃ無理だったってのが本音やろうけど(笑)
  飲み会はすぐ終了。

  2006-12-01 08:02:00
• 15:

  stitch◆MSjravHSNg

  その後そのロリータの女の子とは何度かデートしたけど門限があるだの実は実家が奈良だとかで付き合うまでは至らず自然消滅。
  地元とは売って変わって俺はまったくモテなくなっていた。その後も彼女は出来ず数ヶ月あっという間に大阪に来て１年が経とうとしていた。

  2006-12-01 08:07:00