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??ノンフィクション??

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  • 1:

    ナナコ

    小説にして色んな人たちに伝えたいお話があります??すべて実話です?色々忙しくてすぐに更新出来ない時もあるかもしれませんが頑張って最後までお話します?拙い稚拙な文章ですがよければ読んでやってください?

    2006-11-15 02:37:00
  • 64:

    ナナコ

    さーりちゃんの携帯に電話をした。かかった。電源を切っているわけではなかったようだ。耳を澄まして聞いてみると確かにドアの向こうで携帯の呼び出し音が鳴っている。やはり出掛けているわけではないようだ。もう一度呼び鈴を鳴らし「さーりちゃん!おるんやろ?返事して!みんなさーりちゃんになんかあったんか心配やねん!お願いやから返事して!うちらさーりちゃんの安否確認するまで帰らんよ!会いたくないんやったら帰るから返事だけでもして!」と半ば興奮気味でドアを叩いた。するとガチャッと鍵をあける音がしてドアが開いた。青ざめた顔をしたさーりちゃんが立っていた。さーりちゃんは「ごめん。来てくれてありがと。こんな姿みんなに見られたくなくて」と言ってうつむいた。さーりちゃんはやつれていた。元々華奢なのにさらにガリガリになっていた。顔もこけて目が充血しギョロギョロしている。今にも倒れそうだ。私は「急にごめん。予備校にもきてへんし連絡もとれへんしで心配できてん。言いたくなかったら言わんでいいけどなんかあったん?」 と尋ねた。するとさーりちゃんは「2人共悪いけど帰って」と言ってドアを閉めようとした。ヤスノリはドアを足にひっかけ「さーりちゃんなんかあったんやろ?俺ら心配やねん!帰れ言われて、はいそうですかってノコノコ帰ることなんかできへん!」と言った。私も続けて「そうやで!心配やねん!なんかあったんやったら話聞くし力になるから!」と言った。さーりちゃんは血走った目で「あんたらに言ったところでどうにもならんし!心配だとか力になるだとか他人やからそんなきれいごとが言えるねん!友達って言うたって所詮他人やん!うちのなにがわかるん!?いいから帰って!」と大声で叫んだ。そしてバタンッと勢いよくドアを閉めた。私とヤスノリはなすすべもなく呆然と立ち尽くしていた。「所詮他人やん」私の中でこの言葉がいつまでも虚しくこだました。

    2006-11-23 02:57:00
  • 65:

    ナナコ

    私たちは諦めて帰るしかなかった。帰る途中2人共無言だった。ヤスノリが時々口を開いたが何を言っていたか覚えていない。2人共同じ方向の電車なのでヤスノリの乗り換えの駅でそのまま別れた。私はなんだか生きた心地がしなかった。さーりちゃんに言われた言葉の一つ一つが私の胸に突き刺さる。何も出来ない自分が情けなかったし、さーりちゃんの痛みをわかってやることが出来ない自分が虚しかった。あの時、さーりちゃんの過去を聞いて「さーりちゃんの心の支えになろう」と誓ったはずなのに…。今の今までさーりちゃんの事態に気付いてやることが出来なかった。悔やんでも悔やんでも悔やみきれない。悔しくて、こんなちっぽけな自分が嫌で涙が出てきた。「所詮他人」本当にその通りだ。私は所詮他人で、自分のことで手一杯で、大事な人さえ守ることの出来ない愚かな人間だ。

    2006-11-23 03:23:00
  • 66:

    ナナコ

    「もう私には何もできることはないんだろうか…。あんなやつれたさーりちゃんを見て助けになることもできないなんて…。このまま指を加えて見てることしかできないんだろうか…。」そんな思いを抱えたまま入試を迎えた。まるで手応えのない試験だった。私は少し自暴自棄だった。マサヤやヤスノリもみんなだいたい同じ週に入試があった。私はみんなの入試が無事終わったらさーりちゃんのことをマサヤに相談しようと思った。マサヤはいつも優しかったし、頭の回転が早く、いつも物事を偏見なく見極め、改善策を導いてくれる、私にはないものをたくさん持ってる。そんな存在だった。だから私は勉強のことにしろ、学校のことにしろ、相談するときはいつもマサヤだった。「マサヤならいい解決策を一緒に考えてくれるかも…。」そう思い、試験が終わってすぐマサヤに相談がある、とメールをいれた。

    2006-11-23 13:18:00
  • 67:

    ナナコ

    マサヤはすぐに返事をくれた。会って話そうか?と聞かれたがマサヤも連日試験で疲れているだろうから電話でいいと返事した。すぐにマサヤは電話をくれた。私はこの間のことを一部始終マサヤに全て話した。マサヤは真剣に最後まで聞いてくれた。私は話の最後にどうしたらいいと思う?と尋ねた。マサヤは間をおいて話し始めた。「ナナちゃんがそれだけさーりちゃんのこと大事に思ってるんやったらもう自分でもどうすべきか答えは見つかってるんちゃうん?」と言って私に問いただしてきた。私は「自分でもわからんから相談してんのに!」と言った。するとマサヤは「そうかあ?今のナナちゃんの話聞いてたらそう思ったんやけどなあ。さーりちゃんが好きなんやろ?大事なんやろ?友達なんやろ?ならまた家に行けばいいやん!拒否られるん怖がったらあかん!さーりちゃんのこと助けてあげたいんやろ?ナナちゃんがここでくよくよしてたらあかん!ナナちゃんの思いをさーりちゃんにぶつけといでや。駄目元でもいいからさ。精一杯気持ちぶつけたら絶対ナナちゃんの思いが伝わると俺は思うけどな!」と言った。私はマサヤに勝を入れられたような気がした。さっきまでくよくよ悩んでいたのが嘘みたいに気持ちが軽くなった。「そうだ私はさーりちゃんの心の支えになるって決めたんや!一度の失敗をいつまでもウジウジ後悔ばっかりしてたらあかん!そんなんやったらいつまでたってもさーりちゃんを助けてあげることなんかできへん!」私は心の中でそう思った。マサヤに「ありがとう!うちもう一回さーりちゃん家に行ってみるわ!マサヤに相談してよかったわ。試験で疲れてるのにごめんな。ほんまありがとう」と御礼を言った。マサヤは「そっかよかった。気にせんでいいよ。俺でよかったらいつでも相談乗るし力になれることあったら協力するから。あんま考えすぎんなよ。さーりちゃんの件、いい方向に向かうといいな。俺もさーりちゃんのことは心配やしな。」と言ってくれた。

    2006-11-23 23:42:00
  • 68:

    ナナコ

    マサヤは優しい。いつもこうやって駄目な私のことを心配して励ましてくれる。何気ないこの優しさが私の心の支えだった。私はマサヤと電話を切った後、早速さーりちゃんに電話した。やはりさーりちゃんは出てくれなかったが、私はめげずに早速明日、さーりちゃんのマンションまで行く決意をした。また追い返されるかも…と不安になったがマサヤの言葉を思い出して勇気をふりしぼって自分の気持ちをぶつけよう、と思った。

    2006-11-24 00:45:00
  • 69:

    ナナコ

    すいません、誤字脱字相変わらずたくさんありますが訂正する暇がなくてそのままにしてしまい本当に申し訳ないですm(__)m

    2006-11-24 00:48:00
  • 70:

    ナナコ

    次の日。朝からとても寒かった。おまけに外は風がビュンビュン音を立てている。もう真冬、といったかんじだ。私は雪だるまのように厚着をしてさーりちゃんのマンションに向かった。緊張で胸が一杯だったが昨日のことを思い返し、自分に頑張れと言い聞かせた。205号室の前まで着いて呼び鈴を鳴らした。応答はない。もう一度呼び鈴を鳴らしながらドアを叩き、「さーりちゃん!やっぱうち、さーりちゃんのことほっとかれへんわ!このままなんもできへんなんて嫌やねん!だからお願い!返事して!」と叫んだ。それでも応答がないので私はなおも大きな声で「開けてさーりちゃん!」とドアを叩いた。何度も何度も。すると隣の204号室のドアが開いた。

    2006-11-24 01:00:00
  • 71:

    ナナコ

    「あんたさっきからうるさいで!」若い女の人が出て来て怒られた。私は頭を下げて「すみません。」と言って謝った。するとその女の人は「205号室の○○さんやったら朝ゴミ出しん時に会ったで。だからいてはるのは確実やけど今出掛けてはるんちゃう?さっきあんたが来る前ドアがバタンと閉まる音したしね。」 と親切に教えてくれた。私は深々と頭を下げ「ありがとうございます」と御礼を言った。女の人は「あんた○○さん(さーりちゃんの名字)の友達?○○さん最近ちょっとおかしいみたいやで。ガリガリに痩せてるし、夜中よく怒鳴り声聞こえてくるし壁叩く音もするしで。うちのマンションは壁が薄いから物音丸聞こえなんよ。前は会ったら必ず挨拶してくれはったのに最近は目も合わさんし。あんたなんか知ってはる?まあ人には色々事情ってもんがあるんやろうけど。○○さんに会ったら物音だけは控えてくれってそれとなく言っといてくれへん?」と言った。私は「わかりました。言っておきます。わざわざ教えていただいてありがとうございます。」と言った。女の人は軽く会釈をして部屋の中へ入っていった。

    2006-11-24 02:07:00
  • 72:

    名無しさん

    主さん書いて

    2006-11-24 06:55:00
  • 73:

    ナナコ

    私はさーりちゃんが帰ってくるまで部屋の前で待ってみることにした。30分…1時間…さーりちゃんはなかなか帰って来る気配がない。少しお腹が空いてきた。時計を見たら昼の12時過ぎだった。私はどこか腹ごしらえができそうな店を探すことにした。駅に向かって歩いて行くと商店街を通る。商店街をぶらぶら歩いた。特にこれと言った店もなかったがタコ焼き屋の前を通るととてもいい匂いがしてきたのでそこで腹ごしらえをすることに決めた。そのタコ焼き屋は店内でも食べれるようになっていたので注文をして中で腰かけた。外は天気はいいがとても寒かったので一瞬気が緩んで眠たくなった。できたてのタコ焼きが出て来た。タコ焼きを頬張りながら何気に外を眺めているとさーりちゃんによく似た女の人が店の前を通った。私は一瞬自分の目を疑った。まだ食べかけのタコ焼きを残してすぐに会計を済まし、外へ飛び出した。

    2006-11-25 00:23:00
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