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??ノンフィクション??

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  • 1:

    ナナコ

    小説にして色んな人たちに伝えたいお話があります??すべて実話です?色々忙しくてすぐに更新出来ない時もあるかもしれませんが頑張って最後までお話します?拙い稚拙な文章ですがよければ読んでやってください?

    2006-11-15 02:37:00
  • 481:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    マスターと言ってもまだ当時25歳だった。マスターとの出会いは4年前に遡る。前述で出てきた渡辺先輩と夜遊び歩いていた時に制服でコンビニの前で煙草を吸っていたところを注意してきたのがマスターだった。「お前ら中坊やろ!中坊がいきって煙草なんか吸うな!」この言葉に渡辺先輩は切れ、今にも喧嘩になりそうになったが「煙草吸うんはいい!俺も中学から吸うてた!でも制服で吸うな!学校や他の生徒に迷惑やろ!」

    2007-03-06 08:02:00
  • 482:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    と言って煙草を取り上げられた。「返せや!」取り返そうとする私や渡辺先輩に「私服に着替えたら返したるわ!」と言って仁王立ちした。私も先輩もとうとう折れ、素直にそれに従った。…とゆうより今までの大人の言うことと違い過ぎて可笑しくなったのもあった。「煙草吸うんはいい!」そんなこと言う大人はいなかったから。周囲の大人は必ずと言っていい程「未成年が煙草吸うな!」と言うし、そんな注意の仕方をするのはマスターが初めてだった。

    2007-03-06 08:09:00
  • 483:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    マスターはきっと「他人に迷惑をかけるな」と言いたかったのだろう。煙草を吸うのは自分の体に害があるだけで他の人には迷惑はかからないだろう。けれど制服で煙草を吸うのは学校のイメージが悪くなり他の生徒もそうゆう目で見られるだろうし苦情がくれば先生にも迷惑がかかる。
    そんなマスターに私たちは心を開きマスターからもらった名刺がきっかけでマスターのお店に通うようになっていった。

    2007-03-06 08:17:00
  • 484:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    当時マスターは別の店の従業員だったが2年前に独立し、自分の店を持った。私は相談できる友達もあまりいなかったし、家族も家にいないことのほうが多かったので何か嫌なことがあったり、勉強で息詰ったりするとマスターのお店に顔を出した。ローカル店なので客足もまちまちだったが若いのにしっかりしたマスターの人間性に惹かれ、馴染みのお客さんは結構いた。

    2007-03-06 08:21:00
  • 485:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    《カランカラン…》久しぶりに店のドアを開く。
    マスター「ナナちゃん!久しぶりやん!勉強大変やったんかぁ?」私「3ヶ月ぶりぐらいやね!毎日勉強漬けやわ!」マスター「カレーあるけど食べる?」私「うん☆食べる!」
    料理上手なマスターは気まぐれで作ったメニューにない料理を毎回お客さんに出していた。
    久しぶりのマスターの手料理に私はがっついて2杯もお代わりをしてしまった。

    2007-03-06 08:28:00
  • 486:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    お腹いっぱいになった私はいつも飲むマスターのオリジナルドリンクを頼み、煙草に火をつけた。
    マスター「ナナちゃん勉強頑張りすぎちゃうかぁ?顔疲れてんで!」私「そっそうかなぁ?」マスター「あんまり無理したらあかんで。なんかあったんやろ?お兄さんに話してみ?」
    私は別にマスターに話すつもりで来たわけではなかったが勘の鋭いマスターには全てお見通しだったようだ。

    2007-03-06 08:35:00
  • 487:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    私はマスターにすら深い話はあまりしたことがなかった。ただどんな些細なことにも気付いてくれ、優しく気遣かってくれるマスターが大好きだったのでこの店に来るだけで私の元気の源になっていた。
    私は始めは言おうか言わまいか迷ったが思い切って自分の蟠りや悩みをマスターに打ち明けてみた。

    2007-03-06 08:39:00
  • 488:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    さーりちゃんとのこと。マサヤに言われたこと。勉強や進学のこと。1時間近くかけてがむしゃらに話した。マスターはうんうんと頷き、真剣に聞いてくれた。私は話しているうちに涙が出てきた。マスターはティッシュを差し出し「最近顔見てない思ったらそんなことがあったんか。辛かったな。」と言って優しく私の頭を撫でてくれた。

    2007-03-06 08:45:00
  • 489:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    私は何かが切れたようにわぁーっと子供のように泣いた。声を出してなくのは本当に久しぶりだった。家にいる時ですら母や祖母に聞かれまいと声を殺して泣いていたから。

    マスターはそんな私を見て黙って肩を摩ってくれていた。どれぐらい泣いただろう。しばらくしてようやく落ち着き、顔をあげるとマスターは「笑った顔が1番可愛いで!」と言って私に笑顔を向けた。私はニッコリと微笑み、「マスターありがとう!」と言ってマスターに御礼を言った。

    2007-03-06 08:55:00
  • 490:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    ただ私はマスターに母の病気のことは話さなかった。そのことを話すことによって母の病気の現状をまた思い知らされる気がしたからだ。私はそのことをそっと胸にしまい込み、次のドリンクを注文した。
    《カランカラン…》店の扉が開く音がして振り返るとマスターの美人の彼女《ユリさん》だった。ユリさんは「ナナちゃんや〜ん!久しぶりぃ!何?泣いてたん!?大丈夫かぁ!?」と言って私に抱き着いてきた。なんとも愛嬌があってかわいらしい人なのである。

    2007-03-06 09:07:00
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