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-Lost eternity-
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1:
主
願いが叶うなら… もぅ一度あなたの傍にいさせて下さい…
2006-11-05 18:02:00 -
3:
主
田舎で育った私は都会に憧れた。そんな私は地元のキャバで友達になったみゆと大阪に出ることに決めたのは、まだまだ寒さが残る三月だった…。なんで大阪にしたかというと、かなり単純な理由だった。友達が大阪にいたから。しばらく住まわせてもらぅ事になってた。
2006-11-05 18:13:00 -
4:
主
そんな私達の所持金は三万円…?今思ったらかなり無謀。でも私達はお金なんでどうでもよかった。とりあえず田舎をでたかったから…。別に田舎が嫌いだった訳じゃない、逃げ?退屈な毎日から逃げたかったのかもしれなぃ。すぐに行けるなら大阪じゃなくてもどこでも良かった。
2006-11-05 18:18:00 -
5:
主
もしかしたら、この時から決まってたのかもね。あなたに出逢う事…。きっと、この広い世界で私とあなたが出逢えた事は奇跡なんだと思う。じゃなきゃあの日、あの人込みの中で私はあなたに出逢えなかった。
2006-11-05 19:27:00 -
6:
主
私達がその時住んでたのは、大阪でいう「北」だった。だからいつも私達は梅田で遊んでた。繰る日も繰る日も。 でもなんでだろぅ?あの日なぜかミナミへ出掛けた。雨降りの日だったのに…。普段の私達なら、雨の日は出掛けない。でもなぜか…あの日私達はミナミへ出掛けた…。と言うより、私がミナミへ行きたがった。
2006-11-05 19:33:00 -
7:
主
あの日ミナミへ出掛けてよかったって思ってるょ…。だってあなたに出逢えたんだから。出逢わなければ良かったって思った事はあなたには一度もないよ…。むしろ、出逢ってくれて、私を見つけてくれて、ありがとぅ…。
2006-11-05 19:39:00 -
8:
主
その日、当てもなくただみゆと二人でミナミをぶらついてた。当然お金も無かったから…それでも私達はよかった。 ぶらぶら同じ道を行ったり来たり、キャッチ中の皆様には声を掛けてと言わんばかりの行動。でも、その時の私達はホストに対して、スカウトに対して抵抗、恐さがあった。だって田舎者だもん…ワラ。だから、声をいくら掛けられてもシカトした。というか逃げた…ワラ?
2006-11-05 19:47:00 -
9:
主
都会って結構ダルィ…。そぅ思った。何人かの声掛けをかわしてぶらついてた時、また声を掛けられた。 「あの…」 正直またか…?って思った。《シカトシカト!!》 「あの…ちょっと待って…!ちょっとだけ止まって下さい!」 彼は私の腕を掴んでた。 《何なん!?この人!》 みゆは先歩いて行ってしまぅ。 『何ですか?!』 「あの…お友達に…お友達になって下さい…!」『へ…?!』 思わず変な声を出してしまった。何言ってんのこの人ってそん時思った。「お友達になりたいんで番号教えて下さい…」 腕掴まれてるし、みゆは先行っちゃうし、《番号なら後で着拒したらいぃやッッ!》軽い気持ちで教えた。
2006-11-05 20:05:00 -
10:
主
そそくさと番号を教えて、みゆの元に戻ろうとした。でも腕を離してくれなぃ…「あの…できたらメアドを…」 早くそこから立ち去りたかった。『メアド長いから…また機会があったらね』 そぅ言って腕を振り切ろうとした。彼は困った顔をして、「これ僕の名刺です。メアド書いてあるんで、時間できたらメェルくださぃ。」そぅ言って名刺を渡してきた。というより、強引に私の鞄に押し込んだ。『あ、ぅん…。』ここまでして来る人は初めてだったから、正直戸惑った。 《お友達って…変な人。こんなキャッチの仕方もあるんゃ。》そぅ思った。
2006-11-05 20:15:00 -
11:
主
メェルを送る気なんてさらさらなかった。だってホストでしょ?!騙されるやん。お金いっぱぃ取られるゃん!そんなイメージがあったから…。 その日終電で私達は家に帰ろうって事になった。
2006-11-05 21:20:00 -
12:
主
帰ってる間、何回も何回も知らない番号からの着信。いつもは、知らない番号からの着信は取らない。だって恐いもん…? でもその時はなぜか取ってしまった…。でも、相手の出方が見たかったからあえて無言で… 『…。』「…あれ?もしもし?」…さっきの名刺の人や。声でわかった。特徴あったから。『もしもし?』「あ、さっき名刺渡した者やけどわかるかな?」『ぅん、わかるけど?』そっけなく答えといた。「あ、まだ忙しかった?メェル…待っててんケド…」…えッッ?本間に待ってたんかょ…?『あ〜、ぅん。まだちょっと忙しぃ?後で送っときますょ?』「本間に?待ってるわ!まだ時間的に暇やし、送ってきてな!待ってます!」そぅ言って電話は切られた。
2006-11-06 00:20:00