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【私の好きな人】
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1:
マミ
恋したい、恋したい。
ずっとそう思ってた。
どれが恋で、どれが愛かはわからない。
そんな私の話です。2006-10-31 08:45:00 -
2:
マミ
わーあの人、カッコイイ。女の子はすぐ言いませんか?私はわからなかった。
その当時、カッコイイの代名詞だった人というか
芸能人だけどキムタク。2006-10-31 08:48:00 -
3:
マミ
確かに綺麗な顔立ちだと思った。そして、周りの男の子たちも同じ事を思っていたのだろう。キムタクの髪型や服装などを真似している人が多かった。
2006-10-31 08:50:00 -
4:
マミ
更にキムタクに似てるからカッコイイ!と言ってた
私の友達、ユイ。
まさにミーハーそのもの。私はキムタク依然の問題で男性に興味すらなかった。2006-10-31 08:53:00 -
5:
マミ
学校が終わるとユイと予備校に行き、必死に勉強ばかりしていた。
私には恋だ愛だなんて
きっと縁なんてなく、彼氏なんて一生できないんだろうな…と思っていた。2006-10-31 09:09:00 -
6:
マミ
予備校にいる時もユイは
変わらなかった。
見てーあの人カッコイイ!ユイの口癖だった。
いつものように私は
見てもしないのに、そうだねと流していた。
2006-10-31 09:12:00 -
7:
マミ
「伊藤さんやんね?」
はい私は伊藤真美ですが何か?と思い、呼んだ人の顔を見た。
見た事ある顔だった。
確か同じクラスの成績上位の…そう、西村君?2006-10-31 09:16:00 -
8:
マミ
「俺、同じクラスの西村なんやけど、伊藤さんと喋ってみたくてさ」軽やかに彼は笑顔でそう言った。
私の正直な彼へのイメージが決まった。
馴れ馴れしくて女の子にモテそう、なぜならキムタクに似ていたから(笑)2006-10-31 09:19:00 -
9:
マミ
ユイがカッコイイと言った人物、西村和也。
ミーハーなユイだって私と同じく男性と喋った事なんてなかった。
緊張して私の陰に隠れていた。私は思いきって言った「何か用?」これが私が初めて男性に放った言葉。2006-10-31 09:24:00 -
10:
マミ
西村和也は笑顔でぺらぺら喋り続けた。
「伊藤さん彼氏いるの?」いるように見える訳がない私に対して嫌味かと思ったが動じず「いないけど?」すると彼はメモ帳を出し何かを書いて私に渡した。
見るとメールアドレスと電話番号が書いてあり、
メールしてね☆と綺麗な字で書いてあった。2006-10-31 09:29:00 -
11:
マミ
彼はそのまま帰っていき、私とユイは呆然として動けなかった。一体、何が起こったのかさえ理解できていなかった。ユイが
「すごーい西村君の制服見た?あの学校、名門やん」そこまで見る余裕なんてなかった私はユイに言われて知ったのだった。2006-10-31 09:33:00 -
12:
マミ
ユイと歩きながら、さっきの出来事を振り返り話した「マミ、西村君にメールしなあかんよ!西村君と仲良くなってユイにカッコイイ人紹介してよね!」話の展開がおかしいなと思いながら、どうしようと考えていた。
2006-10-31 09:37:00 -
13:
マミ
結局何てメールを送ればいいか、わからなかったから送らなかった。次の日学校に行くと私にいっぱいの子が群がっていた。
ユイが皆に言ったのが
すぐにわかった。2006-10-31 09:40:00 -
14:
マミ
マミすごい!ナンパやん!どうやったら声かけられるの?メールしたの?
いつ遊ぶの?
質問攻めにあった私は
一言、メールしてないとだけ言い話を終わらせた。2006-10-31 09:42:00 -
15:
マミ
確かに私にとって大事件だ男性に声をかけられたんだから。そんな事よりも今日のテストの事で頭がいっぱいだった。学校終わったら予備校でテストの結果を知らせ席替えがある。
成績悪かったら前の席で
バカがさらけだされ、恥をかかされる。あぁ…頑張らないと・2006-10-31 09:47:00 -
16:
マミ
ヒヤヒヤした結果、成績は良かった。一安心したが、この結果が間違って変な方向へ向かうなんて思っていなかった。学校が終わり、いつものようにユイと予備校にいった。
2006-10-31 09:49:00 -
17:
マミ
授業が始まると同時に席替えだった。ユイはいつもどおり最前列だった。
私はいつもどおり1番後ろの列で一安心したが、一瞬で氷ついた…横の席に
西村和也が座っていた。2006-10-31 09:52:00 -
18:
マミ
終わった…なぜ西村和也が横なん?そうだ、奴も成績いいんだった…私の打算だった。案の定、笑顔で私を見ていた。「昨日メール待ってたのにーひどいね」
適当に忙しかったのとだけ返事をしておいた。
ここから、すべてが狂っていく事になる。2006-10-31 09:56:00 -
19:
マミ
彼は何かにつけて喋りかけてきた。口数は少ないが不思議と言葉に重みがあり、何より目でものを言う奴だった。苦手だった。
負けているようで、みすかされているようで。2006-10-31 09:58:00 -
20:
マミ
しかし勉強は私と同じくらいにできる奴で、いいライバルだった。大学の志望欄を見て驚いた。
まるで同じだった、学部まで。何か縁があるのかとさえ思ってしまった。2006-10-31 10:01:00 -
21:
マミ
私の中で何かが変わっていくのが自分でもわかった。西村和也を意識していた。負けたくない、奴のペースにはさせたくないと。
「マミ、ノート見せて」
初めて男性に名前を呼び捨てにされた。動じたら負けだと思い冷静を装いノートを渡した。2006-10-31 10:04:00 -
22:
マミ
すると私のノートをジーッと見て何かを書いて返してきた。見ると…マミって呼んでいいですか?俺の事も和也でいいよ。仲良くなりたいです。今日こそメールしてほしいです。
なぜ敬語なんだろう?
恥ずかしがりなんだと思い笑ってしまった。2006-10-31 10:07:00 -
23:
マミ
そんな彼を可愛いなと思い晩にメールを送った。
『こんばんはマミです。意外に恥ずかしがりなんだね。そんな和也を可愛いと思いメールしました』
メールでは平気に和也と送れた。すぐに返事がきた。『本当にメールくれて正直びっくり!嬉しかった。マミを初めて見た時、綺麗やなと思ってんで。』
2006-10-31 10:11:00 -
24:
マミ
この日から和也とメールするようになったのだ。
意識はしていたけれど恋ではないと思っていた。
何を基準で恋したというんですか?意識した時点で恋と呼ぶなら、私はすでに
和也に恋していました。2006-10-31 10:14:00 -
25:
マミ
メールのやりとりが楽しかった。他愛もない内容だけど、絵文字のハートにドキドキさえした。和也からすると意味がないかもしれないけど、私は嬉しかった。この日から毎日メールをするようになった。
2006-11-02 03:19:00 -
26:
マミ
予備校に行くのも楽しみになっていた。勉強だって今までよりも、やる気になり和也に負けたくないと必死に頑張った。そんな私を見てユイは羨ましそうにしていた。
これが青春ラブストーリーなんだと私は思った。2006-11-02 03:23:00 -
27:
マミ
私は男の子では和也しか知らなくて、メールだって和也としかしていなかったのに和也は違った。
予備校で仲良さげに女の子と喋って、またメールするねと言われているのを見て正直ショックだった。2006-11-02 03:26:00 -
28:
マミ
私だけじゃないんだ…他にもメールしたり喋ったりする子いるんだ。
なんかバカみたい、ひとりで喜んでさ…そう思うと恥ずかしくなった。
和也に話しかけられても素直に喜べなくなってしまった。結局この日はひたすら和也を避け続けて目さえあわせなかった。2006-11-02 03:32:00 -
29:
マミ
家に帰って、ひとりで落ち込んで泣きそうになっていたら知らない番号から電話がなった。「もしもし?」「和也やけど…ユイちゃんから番号聞いて電話してんけど、今日何で無視してたん?」焦ったというより困った。何を話したらいいかわからず、黙りこんでしまった。
2006-11-02 03:36:00 -
30:
マミ
黙りこんでいた私に和也は喋り続けた。
「俺なんかした?マミに嫌な思いさせたなら言って」やけくそになった私は
「和也が他の女の子と仲良くしてるの見て嫌な気持ちになって話したくなかったの、私にかまうの、やめてくれる?嫌なの」
自分でも何を言ってるんだろうと思ったが、言ってしまっていた。2006-11-02 03:40:00 -
31:
マミ
言ってしまってから後悔した。バカだ私…何を考えてるんやろ?和也の彼女でも何でもないのに。
「ゴメン、でも普通の友達やで?てかマミ俺の事好きなん?」「好きやったらどうなん?」喧嘩ごしに軽く告白してしまった私。2006-11-02 03:44:00