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キャラメル

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  • 1:

    さよ

    甘い甘いキャラメル。そんな人生を送りたい。               あたしの名前はさよ。ノイローゼを患ってもう3年になる。

    2006-10-27 16:09:00
  • 2:

    さよ

    「こんばんわぁ。失礼します。さよでーすp(^^)q」 「おーかわいいやん自分!座り座り!」「ありがとうございまーす。」いつもの慣れた光景。あたしはキタでキャバ嬢をしている。   その時、客があたしの腕に目をやった。「えっ、どうしたんこれ!!」

    2006-10-27 16:29:00
  • 3:

    さよ

    「あー…これ?癖やねん!気にせんといて!」……これもいつもの光景。   リストカット。それはあたしの癖。三年前から繰り返し行われた行為の跡。     「でもこれ…痛いんちゃうん?!」「もーその話やめよ!」あたしは客の言葉をさえぎった。

    2006-10-27 16:33:00
  • 4:

    さよ

    「そーいえばなぁ、こないだ芸能人来てんで!」あたしは全く違う話題をふった。「え、誰〜?」「たかじんサン。さよもちょっとだけ着いてんでぇ〜。」「へぇ〜お金いっぱい落としてもらった?」「さよには落としてくれへんかった(;_;)」「そうなん?自分かわいいのになぁ。じゃあ、俺が指名入れたる!」「うそー!ありがとう〜嬉しいわ!」           今日も夜はふけていく…。

    2006-10-27 16:40:00
  • 5:

    さよ

    「お疲れさま〜。」「お疲れ〜。」送迎車を下り、あたしは寮であるマンションに入った。       「ただいま…。」誰もいない部屋にむかってつぶやく。           部屋中の電気を付け音楽をかけた。ここのところ毎日聞いてるクリスタル・ケイ。  「この町で出会って私あなたに恋をした……」あたしは歌を口ずさんだ。

    2006-10-27 16:56:00
  • 6:

    さよ

    その時。♪♪♪♪♪♪♪♪携帯が大音量で鳴った。 ビクッ。驚きで体が震えた。静かに携帯を開き、電話を受けた。「もしもし。」「もしもし?俺。仕事終わった?」電話をしてきたのはホストをしている幼なじみの翔だった。

    2006-10-27 17:01:00
  • 7:

    さよ

    「今帰ってきたとこ。どしたん?」「おごるし今から店おいでや!」「……幼なじみにまで営業かけんの?」「ちゃうわぼけ!おごるって言ってるやん。」「ビール飲んで良い?」「笑 いいよ。早くおいでよ。」「うん。今から用意していく。」電話を切り、化粧を軽く直した。タクシーを呼び翔の店までむかう。

    2006-10-27 17:07:00
  • 8:

    さよ

    翔とは幼稚園の頃からの付き合いだ。翔のお母さんとうちのお母さんが仲良しで、よく親ぐるみで遊びに行った。翔は小さいころから整った顔をしていた。昔はよく女の子に間違えられていた。優しくて、ちょっといじわるで、笑顔が少し寂しげな、それが翔。

    2006-10-27 17:14:00
  • 9:

    さよ

    そうこうしているうちに翔の店に着いた。     「いらっしゃいませー!」「翔いますか?」「あ、はいっ。お席案内しますね!」席に座り、渡されたお絞りで手を拭いた。    「お疲れ〜」ポン。後ろから頭をかるくたたかれた。「翔、おはよー。」「おはよーぉ。来てくれてありがとう。」「だっておごりって言われて来んわけがないやぁんp(^^)q」「そらそーや笑」「あたしビール!」「はいはい。ちょー待っといてや。」

    2006-10-27 18:39:00
  • 10:

    さよ

    ビール♪ビール♪ビール♪「はい、お待たせー!」「ありがとー!」「じゃあ、俺らの友情に、かんぱーい!」カチャン!グラスがおいしそうに鳴った。      グビグビグビ…「んぁー!めっちゃおいしい!」「やろ!?いっぱい飲めよ!」「うん!」       「……最近お前体どうなん?」「……。別に。現状維持って感じ。」「そっか〜。薬は?」「ちゃんと飲んでる。」「翔は?」「え、何が?」「ホストどうなん?」「うーん。微妙…。さよは?キャバどうなん?」「あたしも微妙……笑」「俺らパッとせーへんな笑」

    2006-10-27 19:01:00
  • 11:

    さよ

    「あたしは別に売れようなんて思ってないし、これでいーねん。」「俺も。」 翔といたらすごく楽。何もかも知り合えてて、わかりあえてる。       あたしたちは盛り上がりながら飲んで飲んで飲み倒した。          「そろそろ帰るわ〜。」「お〜わかった〜。気ぃつけて帰れよ〜。」お酒があまり強くない翔はすでに酔っぱらいだ。「送り出しいらんから!大人やし一人で帰れるよ。」「ん〜。送りだしぐらいさせてぇや。さ、行こ行こ。」そう言って翔はあたしの手を引っ張った。

    2006-10-27 19:24:00
  • 12:

    さよ

    翔と手をつないだのなんかいつぶりだろう。翔の手は知らない間に大きくて温かい、男の手になっていた。「翔…あたしたち、さよと翔はいつまでも友達やんな…?」急に泣きそうになりミナミの喧騒にかき消されそうな小さな声で聞いた。 「…何言ってんの。当たり前やろ!」翔の大きな手が、あたしの頭をくしゃくしゃにした。       「うん。そうやんなぁ。あたし帰るね…。」「うん。いつでも電話してこいよ!」「ありがとう!」あたしはタクシーに乗った。

    2006-10-27 19:37:00
  • 13:

    さよ

    タクシーの中であたしは温かい気持ちでいっぱいだった。            明日からも、頑張れる。             次の日。ピピピピピピピピ「あーもううるさい!」ガチャンッ。あたしは目覚まし時計を叩いた。「もう4時かぁ。」        起きてすぐ、安定罪と抗精神薬、抗欝剤その他もろもろ、全部で6錠を一気に水で流し込んだ。「はぁ…。」           今日もまた出勤。キャバ嬢になるためにあたしは化粧を始めた。最後にお気に入りの茶色のカラコンを入れた。 髪のセットは美容院にまかせてあるので、あたしは着替えてニット帽をかぶり、カバンを引っ掴み家を出た。

    2006-10-27 19:48:00
  • 14:

    さよ

    あたしの場合、お金が有り余ってるわけではないので店までは徒歩。     美容院に着き、サイドアップで加藤ミリヤ風にした。お金を払い店を出る。     「おはようございまーす。」店に着き、数少ない自前のドレスに着替えた。   「さよちゃん、今日予定は?」店長が開口一番聞いてきた。予定とは、お客さんのことである。早い話、客呼びできてる?ってこと。「今日は一組呼んでます。」「お、めずらしい!やる気やーん。」      ……確かに珍しい……。

    2006-10-27 20:02:00
  • 15:

    さよ

    指名客が来るまで待機席でぼーっと過ごした。「さよさん、ご指名です。」ボーイに言われ、席に着いた。            この客は、あたしの数少ない指名客で、お兄ちゃんみたいな人。

    2006-10-27 20:08:00
  • 16:

    さよ

    休憩??

    2006-10-27 20:09:00
  • 17:

    名無しさん

    楽しみ?

    2006-10-27 22:43:00
  • 18:

    さよ

    ??番サン?初レスありがとうございます?めちゃめちゃ感動です?期待に答えれるよう頑張りますね??でゎ書いていきます?

    2006-10-27 23:33:00
  • 19:

    ゆり

    ぉもしろぃ?完結まで読みます?

    2006-10-27 23:39:00
  • 20:

    さよ

    「おーっさよ!今日はえらいBガール風やな!」「今日はテーマ加藤ミリヤやねん♪」「かわいいかわいい!はよ隣座り!」「うん!」隣にちょこんと腰掛け、水割りを二つ作った。    「じゃあ、かんぱーい!」チン!グラスが鳴る。    「腕見してみ!」そう言い、客はあたしの腕をとった。「よーし!傷増えてへんな!」「うん。最近落ち着いてるねん。」「よっしゃよっしゃ!今日はいっぱい飲めよ!」「ありがとー!」

    2006-10-27 23:39:00
  • 21:

    さよ

    ゆりさん?レスありがとうございます??今から頑張って書くのでよかったらまた見てくださいね?

    2006-10-27 23:41:00
  • 22:

    さよ

    あたしは自他共に認める酒豪だ。お酒でつぶれたことは一回もない。今日もハイペースでグラスを空にしていった。           「俺な…いつかロレックスのダイヤ付きの時計さよに買ってあげるんが夢やねん。」酔っ払った客がポツポツ語りだした。「え…?なんでなん?」「だって俺な、さよのその腕見てたら辛いねん。ロレックスつけたら傷に目ぇいかんかも知れへんやろ。」あたしはそれを聞いて不覚にも泣いてしまった。「嘘でも嬉しい…。ありがと。」「俺はさよのお兄ちゃんやからな!いつでも何でも言ってこいよ!」「うん!」その日の営業中あたしは始終笑顔だった。

    2006-10-27 23:50:00
  • 23:

    さよ

    お風呂を出てから、食パンを一枚焼いて食べた。  睡眠薬を数種類飲み、布団に入った。その時。   ピンポーーン。       ーーーこんな朝方に誰?

    2006-10-28 00:00:00
  • 24:

    さよ

    あたしは恐る恐るのぞき穴から見た。       「!!翔!」      急いで鍵を開け、ドアを開けた。「どうしたん!!」「俺熱あんねん…看病してー…。」「えっ、ま、とりあえず入って入って!」 真っ赤なほっぺをした翔をベッドに寝かし、婦人体温計を口のなかに突っ込んだ。「なにこの体温計…。」「これしかなかってん!」ピピピ「39度2分……。大変!寝て寝て!」「あたしっ氷枕の氷買いに行ってくる!」その時だった。………フラッ。あたしは目眩でしゃがみこんだ。「ちょ、大丈夫?」翔が起きてきた。「なに?立ちくらみ?」「ううん、違う…これは睡眠薬が聞いてきた証拠!!」「おまえ睡眠薬飲んでたん!!そら外出たらあかんわ〜。」「でも氷…。」「そんなんいらんわ!自力で治す。」「あ〜めちゃめちゃ眠くなってきた…。」

    2006-10-28 00:39:00
  • 25:

    さよ

    少ないですがまた明日ばりばり書きます???

    2006-10-28 00:42:00
  • 26:

    りこ◆MlOapd/RWw

    無理しないで頑張ってね?
    おもしろそうやし…楽しみにしてますっ??

    2006-10-28 01:14:00
  • 27:

    さよ

    寝れないので更新します?りこちゃん?どうもありがとうございます?

    2006-10-28 02:50:00
  • 28:

    さよ

    「翔ベッド使って。あたし床で寝るから。」「あかん!風邪引いたらどぉすんねん!押し掛けてきた俺が悪いし、俺が床で寝る。」「あほか!あんた熱あんねんで!?」「じゃーもう一緒に寝る!?」「え…いくら幼なじみやからって…。」「当たり前やけどなんもせーへんわ!」「わかってるわ!じゃーもう寝るッ!」あたしは勢いをつけて翔のいるベッドに入った。  「……何おまえ、もしかして意識してんの?」「しっ!してないわっ!ぼけ!」

    2006-10-28 02:58:00
  • 29:

    さよ

    しばらく経ち、あたし達はお互い背を向けたままだ。ああ…薬のせいで意識が薄れていく……

    2006-10-28 03:00:00
  • 30:

    さよ

    ピピピピピピピピピピピピピピピピ「うるさいっ!」ガチャン!「………ん?もう朝?じゃなくて夕方や。」ハッ。横の翔がいることを今思い出した。      そーっと寝顔をのぞいてみる。ププッ、口半開き……でも…ほんとに翔の顔って美形やなぁ…。     「んぁ。」あ、目覚ました!「おまえ何見てんねんぼけ!」………ハハ笑

    2006-10-28 03:08:00
  • 31:

    さよ

    「熱下がったん?」「おう、もう元気っぽい!」「じゃ、あたし仕事行く準備するから出てって。」「何お前、つめた!」「急いでるから〜ほらほら帰った帰った!」「わかったわ〜いつでも連絡してこいよ!」「はいよ〜じゃ、ばいばーい。」「おう★ばいばいきーん」バタン。       さっ、化粧しよっと。

    2006-10-28 09:28:00
  • 32:

    さよ

    薬を飲んでから、バッチリ化粧を施し、いつものようにニット帽をかぶり家を出た。いきつけの美容院に寄る。「今日はダウンで巻き巻きにしてほしー。」「わかった★」美容師さんがあたしの髪をいじっていく。   「最近さよちゃん落ち着いてない?なんか元気っぽいけど。」「やっぱり?なんか最近薬なしでもいけそうやねん!」「えーじゃあもう飲まんとき!飲まへんにこしたことないやん!」「そやなぁ。一回チャレンジしてみるわ!」

    2006-10-28 15:06:00
  • 33:

    さよ

    明日は日曜日で店も休みなことだし、一回薬やめてみよう。うん、そうしよう!「はい。できたー!」「いつもありがとう★」お金を払い店を出た。                 季節は12月。外は痛いくらい寒かった。自然と早歩きになる。

    2006-10-28 15:11:00
  • 34:

    さよ

    最近、本当に調子がいい。リストカットもしてない。よく笑ってもいる。      病気がひどいときのあたしは、とりあえず妄想がひどい。被害妄想。     ます、人が笑ってるのを見るのが恐い。あたしのことで笑われてるんじゃないかと思うから。次に、外に出るのが恐くなる。誰かが後をつけている気がするから。他にも、たまに幻聴が聞こえた。神様の声。何言ってるのかわかんないけど、ゴチャゴチャ言ってるのが聞こえるのだ。

    2006-10-28 15:22:00
  • 35:

    さよ

    それから、携帯が恐くなる。いつ電話が鳴るのか考えただけで恐いのだ。なぜかというと、もし、知らない人から電話がかかってきたら恐いから。それと、知っている人からの電話でも何か、悪いことを言われそうで恐い。                    でも最近では本当にそんな症状がない。もしかしたら治ったのかも、と思えるくらいだった。

    2006-10-28 15:30:00
  • 36:

    さよ

    「おはようございまーす。」店に着き、あたしは貸しドレスに着替えた。                その日、土曜日なのにお店はとても暇で、ナンバークラスの女の子達でさえも、待機席でぼんやりとしていた。

    2006-10-28 19:41:00
  • 37:

    さよ

    ♪♪♪♪♪♪あたしの携帯が大音量で鳴り響いた。 着信、翔。       「もしもし。」「あー、あんな今日店こられへん?」「……なんで?」「お前忘れたんか!今日さよ誕生日やん!」「……へ?あ、ほんまや……。忘れてた。」「せっかくやし祝ったるからおいで。」「……うん。わかった。店終わったら行くわ。」

    2006-10-28 19:47:00
  • 38:

    さよ

    すっかり忘れていた。今日はあたしの23歳のバースデイだった。        唯一、覚えててくれたのは翔だけだった。     「みんなー今日はもう暇すぎるから店閉めるわぁ。ゴメンやけど着替えて〜。」店長が急に大声で言った。 早あがり。神様が淋しいあたしにくれた誕生日プレゼント。

    2006-10-28 19:52:00
  • 39:

    さよ

    そういえば、去年の誕生日は何してただろう。……そうだ、去年の誕生日も翔と一緒にいた。小さなケーキにロウソク二本さして祝ってくれたっけ。あの頃は翔はまだ学生で、あたしは引きこもりだった。

    2006-10-28 22:10:00
  • 40:

    さよ

    「いらっしゃいませー!」「翔いる?」「はいっお席案内しますね〜。」   通されたのはVIP席だった。「え…ここ…」「おーっ!さよドレスやん!きれーっ(>_

    2006-10-28 22:42:00
  • 41:

    毒キノコ

    おもしろい?また読みにきます???

    2006-10-31 11:26:00
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