小説掲示板"女"のスレッド詳細｜夜遊びweb関西版

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"女"

• 1:

  花香

  生き物の中で女てゆう生き物が一番怖いと思う―。
  ほとんどの人が体験したと思うけど…
  "いじめ"
  あってはアカンことなんやけど，無くならないのが今の世の中――。

  2006-10-24 01:43:00
• 2:

  花香

  中学入学したての頃――。
  ウチに一人の友達が出来た。名前は，"実梨(みり)"
  
  本間にいい子やと思ってた――。二学期になるまでは…

  2006-10-24 01:46:00
• 3:

  花香

  「なぁなぁ〜あたし実梨てゆうねん!!ぷりくらちょうだぁい??実梨のもあげるから〜」『あたしは花香!!いいよ〜ぷりくらあげる〜』「ほんまぁ??ありがと。実梨な〜友達出来るか不安やってん…花香ちゃんが友達第一号やわ!!笑」『うそ??!まぢで〜??ウチもな〜小学校の時の友達とクラス離れちゃって不安やって〜ん。良かった〜。実梨ちゃんもウチの友達第一号やわ!!笑』

  2006-10-24 01:53:00
• 4:

  花香

  実梨から喋りかけられ，仲良くなったあたし達――。
  休憩中は常一緒!!もちろんトイレだって一緒!!お弁当食べるのも，何するにもあたし等は常一緒に行動してた――。

  2006-10-24 01:55:00
• 5:

  花香

  でも学校の行き帰りはバラバラ――。
  ウチは部活入ってて，実梨は帰宅部やったし，家の方向も全然違うかったから。学校の行き帰りは，小学校からの友達の"悠莉(ゆうり)"としてた―。同じクラブやったしね☆

  2006-10-24 01:58:00
• 6:

  花香

  ある日の部活終わり――
  いつも通り悠莉と家に向かって帰ってた。最初は部活の話とかをしてたけど，悠莉が突然｢あっ!!｣と何かを思い出して，あたしに質問をした―。

  2006-10-24 02:01:00
• 7:

  花香

  「あんなぁ〜花香が今クラスで一番仲良いのって，確か名前は実梨ちゃんやったやんなぁ??」『うん。そやで〜!!なんで〜っ??実梨がどうかしたん??』
  
  この時あたしと実梨は，お互い呼び捨てで呼べる程までに仲良くなっていた――。

  2006-10-24 02:05:00
• 8:

  名無しさん

  見てますよ　頑張って☆

  2006-10-24 02:50:00
• 9:

  花香

  名無しさんありがとうございます。今から書きます!!

  2006-10-24 16:25:00
• 10:

  花香

  「いや〜あんな…その子の話あんまりいい噂ないんよ〜。あたしと同じクラスにな〜，実梨ちゃんと同じ小学校やった子がおるんやんか〜」あたしは，『うんうん』と聞いてた。『それで〜??』「うん…小学校ん時いじめやってたらしいねん…そのいじめられてた子…転校しちゃったんやて…。」

  2006-10-24 16:28:00
• 11:

  花香

  『えっ??実梨がいじめの中心やったて事??』「そうそう…その子の話では!!やけどね…」『でも小学校の話やろ〜??今ウチとずっと一緒にいてるけど，めちゃいい子やもん?あたしは実梨を信用してるもん。悠梨も大切な友達やけど実梨も大切な友達やねん…やからそんな風にいわんとって!!』

  2006-10-24 16:32:00
• 12:

  花香

  「ちゃうねん!!あたしは花香が心配やねんっ。花香が実梨って子を大切!!ってゆうように，あたしも花香が大切やねん…やから，あんたがもし…」『ありがとう。悠莉の気持ちは分かったで!!でもあたしは実梨の事すきやねん。やから，あたしの友達そんな風に言わんとって??』 あたしは悠莉の言葉を遮るように，言葉を発した…。その先は聞きたくなかった――。

  2006-10-24 16:42:00
• 13:

  名無しさん

  
  
  "あんたがもし…いじめられたら"
  
  

  2006-10-24 16:43:00
• 14:

  花香

  きっと悠莉が言いたかったのは，この言葉だろう―。
  悠莉の言うとおりやったね…ウチまさか自分が実梨に"そんな事"されるなんて夢にも思ってなかった――。信用してたから…でもその信用を，実梨はあっさりと裏切ってくれたね…ウチ，あんたを一生許さないから!!!

  2006-10-24 16:45:00
• 15:

  花香

  その日いつも通りバイバイをし，家に帰った――。
  『はぁ〜ただいま〜』「お帰り花ちゃん!!お腹減ったでしょ??ご飯にする??それとも先に汗流してくる??」『ﾌﾟｯ。何かウチら夫婦みたい!!笑』「本間やね〜!!笑」ウチの大好きなお母さん――。

  2006-10-25 00:30:00
• 16:

  花香

  ウチが小さい時から，１人でここまで育ててくれた――。
  お父さんは……知らない。思い出が全くないんだもん―。
  お母さんも，お父さんの事を話さないし，ウチも聞かない。

  2006-10-25 00:33:00
• 17:

  花香

  お母さん一杯愛情くれてありがとう。お父さんの分の愛情までくれてありがとう。大切に育ててくれてありがとう。なのに…
  あんな風に自分を傷つけてごめんなさい――。

  2006-10-25 00:34:00
• 18:

  花香

  『先にお風呂いってくるわ〜!!今日のご飯なに〜??』「花ちゃんの好きなオムライスやで。」『やったぁ〜!!とりあえず風呂いってくるわ〜』「はいはい。」

  2006-10-25 00:37:00
• 19:

  花香

  お風呂に入りながら，あたしは考えていた――。お父さんの事を…
  やッぱり真実を知りたい。逢ってみたいてゆうのが本当の気持ち――。
  だってたった１人のウチのお父さんやねんもん!!!

  2006-10-25 00:39:00
• 20:

  花香

  年頃になって，物事が分かるようになってから，そう思うようになった―。
  でも，お母さんには言えない。だって悲しくなっちゃうやろ??お母さんは今までウチをここまで１人で育ててくれたのに，今更ウチがお父さんに逢いたいって言ったら…お母さん悲しくなっちゃうやん――。

  2006-10-25 00:42:00
• 21:

  花香

  でもお父さんの事が分かる日がくるなんて――。あんな形で分かるなんて――。そんな真実があったなんて…そんなんだったら知らない方が幸せだった――。

  2006-10-25 00:43:00
• 22:

  花香

  湯船につかりながらお父さんの事を考えてたら，だんだんとのぼせて来て，ウチは上がる事にした――。
  「今日のお風呂長かったやん。ゆでだこ見たいなってるよ??笑」『たこ焼きにしてもいいよ〜?笑』「意味わからん事いいなさんな〜!!笑 ほらオムライス温めなおしたから早く食べなさい。」『はあ〜い!!』

  2006-10-25 00:46:00
• 23:

  花香

  『う〜ん。やっぱりお母さんのオムライスは絶品やわ〜』「あら。そんな誉めてもお小遣いはあげへんよ??笑」『ﾁｯ。けち〜!!笑』いつもこんな感じで，ウチ等親子は仲良しやねん!!!

  2006-10-25 00:50:00