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君と見た空。

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  • 1:

    名無しさん

    あなたは
    たった4ヵ月の恋
    幸せでしたか?

    君に出会えて私はまだ元気になれません。

    2006-10-22 19:16:00
  • 2:

    名無しさん

    2006年5月1日 月曜日
    三日前から風邪の調子がよくならないのでお母さんに言われて学校を休んで病院に行った。

    広子は病院が大の苦手でひどくなるまでいつもほおっておくのだ。

    「もうすぐゴールデンウィークだし今日行きなさい」お母さんったら本間うざったい。ただの風邪だっては!

    2006-10-22 19:21:00
  • 3:

    私服姿でリップだけ軽く塗り、病院に到着。昼前だけに患者さんがうじゃうじゃいる。。でっかい病院に行くとこれだから嫌だよなぁとか思いながら、かばんから保険証をだし受け付けに渡そうとすると受け付けの女の人から「そこの機械で何科か押してもらいますと紙が出てきますので」と無表情で指示され、ポケットに手を入れたまま機械に視線を向けて青ざめた。

    ―――むちゃ並んでるし―――" " "06/10/22 19:28

    2006-10-22 19:28:00
  • 4:

    名無しさん

    他を探すが機械は三台。すべておじいさんおばあさんや具合の悪そうなおじさんが並んでる。しかもいっぱい。

    広子は並ぶの大嫌い。ポケットに手を入れたまま立ち止まり5秒くらい見たあと―――トイレ行ってから帰ろう―――

    そう思い病院の天井のトイレマークを探しながらゆっくり歩く。広子の歩く右のたくさんのソファにはすごい人。それをまったく気にせず少し咳をしながらトイレマークを見付け歩いて行く。

    2006-10-22 19:33:00
  • 5:

    名無しさん

    ――あった。トイレ―――

    角を曲がり廊下を歩く。あんまり人がいなかったから少し早足。

    ピタっ。。広子の足がとまる。

    2006-10-22 19:38:00
  • 6:

    名無しさん

    広子もすぐさまトイレに入り、手を洗ってから鏡で自分の顔チェック。

    すっぴんやったぁ。。あ〜ぁ。ちゃんと化粧しとけばよかった・・・そう思いながらゆっくりトイレを出てさっき男の子が立っていた廊下を見たがいるはずもなく、何もなかったかのように広子は歩いた。

    2006-10-22 19:48:00
  • 7:

    名無しさん

    明日朝一番で来ようっと 。。。そう思いながら病院を出た。

    これが大介との初めての出会いだった。宝物になる人との出会いは突然広子に降り注ぎ大ッ嫌いな病院のトイレ前。たった5秒。長いような5秒だった。

    2006-10-22 20:02:00
  • 8:

    名無しさん

    ――あなたは私に出会った瞬間――
    何か感じましたか?
    私はあなたに出会った時、びびっときました。多分。多分。。

    2006-10-22 20:04:00
  • 9:

    名無しさん

    外は晴れ。歩いてバス停まで行きのど飴を舐めながらバスを待った。
    携帯を開いたと同時にメールが届いた。携帯が振動する。

    相手は親友の秋子。学校に広子がきていないのでメールしてきたのだろうと思いメールを見る。まったく想像以上のメールた。

    2006-10-22 20:08:00
  • 10:

    名無しさん

    長々とたいしたことない文章の後、広子の目が少し大きくなった。

    【彼氏できた???】

    すぐさま秋子に電話〜。。聞きたい聞きたい聞きたい!!いつ?誰?格好いい?!頭の中はそればかり。出た瞬間にマシンガンのような記者のような質問攻めになりそうだなと確信しながら。

    2006-10-22 20:12:00
  • 11:

    名無しさん

    『写メ送ったけど見てない?』秋子の言葉を聞き広子はすぐに

    「かけなおすね!」

    そう言ってすぐ電話を切って閉じたばかりのさっきのメールを開いた。添付画像あるし!

    2006-10-22 21:26:00
  • 12:

    名無しさん

    茶色の髪は無造作にきれいにセットされていて、ジャニーズ系の甘い顔立ち。
    その隣にはばっちりメイクでにっこり笑う秋子。

    丁度バスが来たのでベンチから立ち上がり携帯を右手にもったままバスの後ろの席に座りまた携帯を見た。

    2006-10-22 21:30:00
  • 13:

    名無しさん

    秋子から電話が鳴ったから出た。
    「かなり格好いいんだけどぉ!どこで出会ったん?!」バスの中大声で話していると前の座席に座ってるおばさんがバスがゆれるたびに体を揺らしながら私を見てからまた前を見た。

    関係ないし!それどころじゃない!

    2006-10-22 21:42:00
  • 14:

    名無しさん

    『でしょ?!ふっふ〜ん★実は声かけられちゃってさぁ〜昨日から付き合ってんの!同じ年だよ〜!』

    同じ年って事は17才。ナンパされたんだぁ。。こんな格好いい人ならあたしでも付き合うよ!うんうん!いいなぁ〜。

    2006-10-22 21:45:00
  • 15:

    名無しさん

    「いいなぁ〜!!もうやったん?」
    バスがゆれて少し咳が出た。
    『ううん。まだだよ?手つないだけど〜そんだけぇ』へぇ〜真面目なんだなぁ。。
    秋子が教えてくれたのは隣町の男子校に通う人で名前は

    竜。

    今日は彼氏が学校がおわったら彼氏の親友に会いに行くらしい。うらやましいなぁ〜!

    2006-10-22 21:51:00
  • 16:

    名無しさん

    昼過ぎ家に着きお母さんから怒られた。病院行ったのに先生に診てもらわなかったから。半分聞いて半分聞き流してから自分の部屋に行き熱を計ったら熱が37度あった。昨日より低くなったなぁ。

    そのままパジャマに着替えてベットに寝転び携帯をいじってから閉じて枕元に置いてから病院で会った人を何となくなぜか思い出した。

    2006-10-22 21:55:00
  • 17:

    名無しさん

    かっこよかったなぁ。
    元気そうなのに何で入院してたんだろう。
    どっか悪かったのかなぁ。

    ・・・けどもう会う事ないかな。。。。。。明日行ったら会えるかな。。

    2006-10-22 21:57:00
  • 18:

    名無しさん

    彼女とかめっちゃおりそうだし会っても声なんてかけてくるわけないし、話す事なんてありえないよね。

    あたしも秋子みたいにきれいだったらきっと今日声かけてたかもしれない・・・寝よっと。

    2006-10-22 22:11:00
  • 19:

    名無しさん



    「三番の部屋の前でお待ちください」受け付けの人の冷めた声。二日続けの病院だけどかすかなどきどき感がある。メイクもばっちり★

    三番に行く前に昨日行ったトイレまで行く。

    2006-10-22 23:36:00
  • 20:

    名無しさん

    大嫌いな病院なのになぜか浮き足★へへっ。
    あの角を曲がればトイレだ!少し急ぎ足。期待と、いなかった時の残念な気持ちが交差するのがよくわかる。

    ひょこ。
    廊下をのぞく。おばあさんがゆっくり歩いてきて私の横を通り過ぎた。

    2006-10-22 23:39:00
  • 21:

    名無しさん

    ――居るわけないか――

    誰もいない廊下。肩を落としながら三番の部屋の前に行き空いてるソファに座ってぼ〜っと待つ。。けど待ち時間に期待★☆名前も年も声もわからない人に何かを期待してる自分が情けない。

    2006-10-22 23:42:00
  • 22:

    名無しさん

    診察は待っても待っても私の番にならないし携帯いじってたら看護婦さんに注意されたし退屈だ。

    まわりをきょろきょろしてあの人を探したり、壁の模様を数えたりした。

    「海下さんど〜ぞ〜」やっと呼ばれた。

    2006-10-23 08:17:00
  • 23:

    名無しさん

    診察が終わり受け付けでお金を払った後トイレに行きたくなったのでさっきのトイレに行く。
    ―――やっぱ居ない―――

    当たり前の結果。あの人ともう会う事はないだろう。。忘れようっと。。私はそのまま薬局に行き、薬をもらってから学校へ向かった。。

    2006-10-23 08:22:00
  • 24:

    名無しさん

    学校は女子校。いつもバスで行く。
    遅刻届けを出し教室に入るとみんなお弁当を食べていて、私に気付いた子と挨拶を交わしていると窓際の席から勢いよく秋子が駆け寄って私の腕をつかみ窓際の自分の席に座らせた。いつも一緒の花子も幸もお弁当を食べていた。・幸「広子風邪治った?」広子「うんo(^-^)oまだちょっと咳出るけどまぁ大丈夫」軽く幸と会話をしていたら私の座ってる机の隣に机をひっつけて秋子が話し掛けてきた。

    2006-10-23 08:29:00
  • 25:

    名無しさん

    秋子「聞いて聞いて聞いて〜っっっ!」珍しくテンション↑な秋子。幸と花子は私の顔を見て〔後は任せた〕みたいな感じだ。

    ・広「彼氏の話でしょ?昨日やったの?

    2006-10-23 08:35:00
  • 26:

    名無しさん

    「やってないよ〜!!彼氏の親友に昨日私を紹介しに行くとかって彼氏が言いだしたから親友に会いに行ったらね、めちゃめちゃ格好いい人なんだよ!でね広子の写メ見せたらその人も可愛いって言ってたの」

    その言葉に心がはずむ。秋子が言うには、彼氏に写メ見せたら広子の写メ見たら親友のタイプだと言ったから紹介するついでに見せたらしい。

    2006-10-23 09:10:00
  • 27:

    名無しさん

    ―――可愛い―――

    秋子は可愛くてきれいだから言われても分かる言葉。けど。             
    あたしが言われたんだ。
    何かめちゃめちゃうれしいよ!

    2006-10-23 14:07:00
  • 28:

    名無しさん

    「どんな人?!めちゃっ会いたいぃぃ!」       
    浮かれるあたしとは逆に少し悲しく微笑む秋子。       
    なんで?なんでそんな顔するの?                                 私は不思議な気持ちになったが話をすすめて会わせてもらうことになった。

    2006-10-23 14:10:00
  • 29:

    名無しさん

    帰り。                                 いつものメイクより気合いが入る。                                秋子も隣でマスカラ塗りながら広子と会話する。              教室の一番窓際の席。外は曇り。                     けど広子の心は晴れ!

    2006-10-23 14:12:00
  • 30:

    名無しさん

    「写メと違うって言われたらどうしよう〜!」               浮かれる広子は隣の秋子を見ながら化粧ポーチからグロスを出しぬりだした。                         秋子はまた悲しくほほ笑み、化粧をし終えたのか髪をまきだした。                  そして。。                               「今日行くところ病院なの」                       動いた手がふいに止まる。秋子を見たら秋子は広子を真っすぐ見ていた。               病院?                     秋子なんか体悪いの?

    2006-10-23 14:17:00
  • 31:

    名無しさん

    「え?何で?」     当たり前の質問。。。だよね?                      秋子なんでそんな悲しい顔するの?                    秋子はふっと息を吐き出したあと                                 「竜の親友ここ半年くらいずっと入院してるみたいなんだぁ」                    「半年も?どっか悪いの?早くいこっ!」                             この時、広子は事の重大さにまだ気付いていなかった。

    2006-10-23 14:20:00
  • 32:

    名無しさん

    広子と秋子はバスにのり、病院に着いた。バス停には竜がベンチに座っていた。                                    タンタンッ。                               バスから下りたら竜が立ち上がり秋子が竜の前に行きはしゃぐと竜は秋子の頭をなでてやさしくほほえんだ後、広子を見てから                          「どうも〜竜です」               挨拶だ。                    広子は少し照れながらも自分の名前を言った。

    2006-10-23 14:24:00
  • 33:

    名無しさん

    それよりも                               ここの病院っ今日来た病院だ。                      広子は竜から視線をそらし病院を見た。                  秋子は竜と手をつなぎ先に歩く。広子はそれに気付き追い掛けた。

    2006-10-23 14:28:00
  • 34:

    名無しさん

    あの人だったらいいなぁ。
                            そんな事を思いながら病院の中に進む。午後の病院は静かだ。
                            ばったり会ったトイレを過ぎ階段を登りながら考える。
                            そしてある部屋の前で立ち止まった。

    2006-10-23 14:34:00
  • 35:

    名無しさん

    竜「ちょっと待ってて。寝てるかもしれないから」
                            
    少し小声で広子と秋子にそう言うと竜は先に部屋の中に入った。
                                                    
    そっか寝てたらだめだもんね。

    2006-10-23 14:39:00
  • 36:

    名無しさん

    廊下に秋子と二人。
                                                    
    ただ黙って3分くらい待った。
                            ガラッ。

    2006-10-23 16:47:00
  • 37:

    名無しさん

    静にゆっくりと開き、扉から竜が出てきてすぐ扉を閉めた。
                                        
    「寝てるわ・・・とりあえず外でよか」
                                        小さな声で話、広子と秋子はうなずくしかできなくてそ〜っと廊下を歩き階段を下りて外に出た。

    2006-10-23 16:50:00
  • 38:

    名無しさん

    秋子「大介君寝てたん?」
                            
    外の小さな公園のベンチに座りジュースを飲んでると秋子が言いだした。ベンチに座らずしゃがんだままの竜は
                            
    「うん。何か今日は疲れてたみたいで気持ちよさそうに寝てたから起こさなかったんだ。。ごめんな広子ちゃん」

    2006-10-23 17:40:00
  • 39:

    名無しさん

    「ううん。また会える?会いたいなぁ」
                                        
    広子がそう言うと竜は黙って下を見てから広子の顔を見て          
                
                「メールしてみるからまた明日にでも秋子に伝える」

    2006-10-23 17:45:00
  • 40:

    名無しさん

    うなずいた後、秋子の口から
                                        
    「竜?広子にお願いしてみなよ?広子なら理解してくれるから」                               ためらったように竜に話す秋子。少し考える竜。何も分からないままの広子。                         ―――何かあるの?―――                                    広子が考えてる以上の言葉を竜が口にする。

    2006-10-23 17:50:00
  • 41:

    名無しさん

    空は夕暮れの色をしていた。明日から5連休。
                                        
    「広子ちゃんにお願いがある。。」                                「お願い?何?」                            「こんな事初対面の俺から言われるのって間違えてるかもしらんけど、一生のお願いなんだ」                              黙ってうなずく広子。まっすぐ見つめる竜。                                        「大介な、もうあと何ヵ月かの命なんだ。。あいつの事もし会っていいなと思ったら付き合ってやって。。もたろんムリにとは言わないし本人同士の問題やけど、あいつ彼女欲しがってたし広子ちゃんの写メ見せたらかなり好きなタイプらしいから」

    2006-10-23 17:56:00
  • 42:

    名無しさん

    時が止まる。
                                                    
    何も言いだせない。                                                   会った事もない人の彼女になるの?                                            ううん。そうじゃない。                                     これから会って決めるんだよね。

    2006-10-23 17:58:00
  • 43:

    名無しさん

    広子は少し考えてからうなずいた。                                「わかった」                                          秋子はにっこりした。  竜もすっごい喜んでくれた。

    2006-10-23 18:00:00
  • 44:

    名無しさん

    夜、秋子からメールが届いた。                      大介のメルアドがそこには書いてあって、メールしてみて。とのこと。                            携帯もったままソファに深く座りちょっとドキドキした。

    2006-10-23 18:52:00
  • 45:

    名無しさん

    今してもいいのかな。  時間とか関係ないのかなぁ。           とりあえず今してみよ!                         
    そう思い教えてもらったメルアドにメールお送る事にした。                                             
    【初めまして秋子の友達の広子です。】                                          
    顔も声も知らない人に広子はメールを送信!

    2006-10-23 18:58:00
  • 46:

    名無しさん

    初めましてっていうか二度目だよね?花隈大介です。今日病院まで来てくれたのに寝ててごめんな。。写メつけとくから見といて!
                                        胸がドキドキした。大介も広子を見たって事がわかったから。                                まさかあの人なんて!かなり嬉しいよう(>_

    2006-10-24 02:29:00
  • 47:

    名無しさん

    私はすぐさま返信。                                       
    大ちゃんって呼んでいい?大ちゃんは彼女いますか?私は彼氏いないです                                       
    返事がすぐに届く。                                                   いないよ!ずっと入院してるし。俺ガンなんだ。

    2006-10-24 02:31:00
  • 48:

    名無しさん

    にやけた顔もトキメイタ気持ちも固まるのが分かった。
                                        ――――癌なの?―――                         だから長く生きれない。 だからあと短い命。   だから最後に恋さしてやりたい?         だから。。だから。。                          
    頭はパンク並みにぐるぐる回るだからという言葉と不安。

    2006-10-24 02:34:00
  • 49:

    名無しさん

    そうなんだ。。私病気詳しくないからよく分からないけど。。お見舞いとか行ってもいいかなぁ?
                                        当たり障りないような文を作ったつもりだった。                          
    おう!毎日暇だからいつでも来て!今日はもう寝る!

    2006-10-24 02:40:00
  • 50:

    名無しさん

    切ないなぁ(´ω`)

    2006-10-24 02:45:00
  • 51:

    名無しさん

    メールを返信するのを止めた。                                  まだ10時なのにもう寝るんだぁ。                                             
    癌。。。癌なんだぁ。。何かセカチューみたいな感じなのかなぁ。毛とかぬけてくんかなぁ。                                          
    まだ何も分からない。

    2006-10-24 08:04:00
  • 52:

    名無しさん

    5月3日水曜日                              
    ゴールデンウィーク初日。秋子と竜に誘われた。 千羽鶴を三人で織ろうと竜が言いだした。                                          
    文房具屋で三人で折り紙を大量買いして竜の家に来た。

    2006-10-24 08:21:00
  • 53:

    名無しさん

    「鶴ってどうやって織るっけ?」                                 
    三人が三角に織った時同時に口にした言葉。                            
    ぷっ。         思わず吹き出す三人。                                      
    何だか楽しいね。うん。楽しい!                     竜と秋子と広子。何だか妙にぴったりくる。何だか妙に落ち着く。                              
    竜がおばさんを呼んできておばさんの言うとおりに見よう見真似で覚える。

    2006-10-24 08:26:00
  • 54:

    名無しさん

    以外と難しいなぁ。               けど大介のため。                心を込めて                   大介の命が一日でも永く。            永く。。。                   
    竜も秋子も大事に大事におる。一日30羽毎日織る約束をしながら心を込めて。

    2006-10-24 08:30:00
  • 55:

    名無しさん

    昼前。                     
    大介からメールが届いた。                        
    竜と秋子がちゃかす。照れる広子。                                おはよう!今日から休みだよね?今日は何してる?                         
    「何してる?って言われたよ?これ内緒だよね?」                         
    竜は二回うなずく。                           
    今日は竜と秋子と三人でいるよ〜o(^-^)oお見舞い行くから待っててね!

    2006-10-24 08:38:00
  • 56:

    名無しさん

    ごめん。今日は検査あるから時間ないかも。。ちょっと体調悪いし。                             
    『体調悪いんだぁ。最近あいつ前よりまして痩せてきたし』                     
    『そうなんだぁ。じゃあ仕方ないよね』                              あたしは返事をした。

    2006-10-24 08:57:00
  • 57:

    名無しさん

    ごめんね。       大介のつらさも孤独も。 
    分からなかったよ。               
    分からなかった。                            一人ぼっちだった。一人で死と向かい合ってたんだね。                                   
    あの頃何にも分からなかった。ごめんね。

    2006-10-24 09:12:00
  • 58:

    名無しさん

    家に帰ってからも一人鶴を織っていた。                  
    大介からは何回もメールが入っていた。                              何してる?                   ごはん食べた?                 広子のタイプは?                竜達とは別れた?俺、今ご飯食べたけど今日はあんま食べれなかった。                熱があるみたいでだるいんだぁ

    2006-10-24 09:17:00
  • 59:

    名無しさん

    広子は返信をメールがくるたびした。                   早く会いたいなぁ。               明日行ってもいいのかなぁ。                       そんな事を考えていた。             病気じゃなかったら普通の仲良しメールだよね。ただ病気なだけ。                              
    元気になってもらいたいなぁ。

    2006-10-24 10:17:00
  • 60:

    名無しさん

    5月4日 
    朝方まで鶴を織っていたせいで起きたら夕方だった。                        
    今朝お母さんは、お父さんと出かけていたせいで夕方起こされて飛び起きた。                         ―――お見舞い!―――                         寝癖をあわてて直し軽く化粧して家を飛び出た。

    2006-10-24 10:21:00
  • 61:

    名無しさん

    バスに乗りバスの中で携帯を忘れたことに気付いたが引き返すよりも会いたかった。                                              
    病院に着いたらお見舞い時間をすぎていたらしく断られた。せっかく来たのに。。                                   
    仕方がないので外から病院を見上げた。                              どの部屋かなぁ。三階だからあそこあたりかなぁ。

    2006-10-24 10:29:00
  • 62:

    名無しさん

    ヒュウッッ・・                               
    ふいに突風が吹いて髪がぶわっと乱れた。                                         
    辺りを見渡して暗やみがやけに恐くなった。。                                       
    空。。。哀しげな三日月のすぐ近くに光小さな一番星。

    2006-10-25 19:14:00
  • 63:

    名無しさん

    ―――帰ろう―――
                                        
    そのままバス停に行きバスで帰った。                                           せっかく会えると思ったのになぁ

    2006-10-25 19:17:00
  • 64:

    名無しさん

    部屋に着いたらベットに携帯があったので携帯を広げると大介からのメールが届いていた。
                                                    
    さっき病院の外の公園いた?―――――――――                          
    返事がないって事は人違いかな。部屋の窓からだったから暗くてよく分からなかったから――――――

    2006-10-26 12:40:00
  • 65:

    名無しさん

    すぐ返事を送った。               
    携帯忘れたからメールできなかったけどそうだよ?面会に時間があるなんて知らなかった(;^_^A                                         
    鶴を織りながら何かはずむ気持ちが鼻歌になる。楽しいね。大介も同じ気持ちだと嬉しいな。

    2006-10-26 13:41:00
  • 66:

    名無しさん

    5月5日                     
    朝から秋子が家に来た。にこにこしながら。                            
    「やっちゃった★昨日竜の家で」                                 何だか大人に見える。広子はまだ経験がないからだろうか。

    2006-10-26 13:44:00
  • 67:

    名無しさん

    どんなだった?                 痛かった?                               気持ちいいものなの?                          
                大介はしたことあるのかな。                                               
    秋子が話してる時ふいに思った。っていうか一日大介の事を考えてる。

    2006-10-26 13:47:00
  • 68:

    名無しさん

    そう言えば今日まだメールがないなぁ。                                          
    鶴を秋子と織りながら考え、手を止めて携帯でセンター問い合わせをする。                                      
    メールはなかった。

    2006-10-26 13:50:00
  • 69:

    名無しさん

    「お見舞い行った?」                          
    秋子からの言葉。                                        「昨日行ったら時間外だからだめって病院の人が言ってたからムリだった」                                                  
    「今からいこっか!」                                                  えっ?今から?

    2006-10-26 13:52:00
  • 70:

    名無しさん

    秋子は言いだしたら聞かないタイプ。あっという間に病院前。                                
    驚かしたいからあえてメールしないで行く事になった。                                               
    ドキドキしちゃうよ。              やっと会えるんだもん。

    2006-10-26 14:00:00
  • 71:

    名無しさん

    大っ嫌いな病院が今は大好きになりつつある。                           
    秋子と病院の売店でコアラのマーチを一つ買い大介のいる3階にあがる。                                       
    ドキドキっ。何かドキドキするね。

    2006-10-26 14:04:00
  • 72:

    名無しさん

    部屋の前に近づくと足音をたてないように歩く二人。                                    
    顔を見合わせて吹き出しそうになる。我慢我慢!                                      
    304。。あった!ここにいるんだね。。やっと会えるんだね

    2006-10-26 14:08:00
  • 73:

    名無しさん

    秋子が耳元で                  
    「先にのぞいてよ」                                       
    そう言ったから広子はうなずいてゆっくりちょっとだけドアを開けた。                                       
    開けたんだ

    2006-10-26 14:13:00
  • 74:

    名無しさん

    視界に映る一人の少年。                         
    ときめくはずの予想が一気に不安に変わる。                                        
    なぜ泣いてるの?                                        
    広子は扉をゆっくり締めて秋子の手を引き階段を掛けおり外に出た。                                         「広子?どうしたの?何?何で入らなかったの?」

    2006-10-26 14:16:00
  • 75:

    名無しさん

    「裸だったから!着替えてたから!」                                           
    笑って秋子に言うと秋子は納得したようすで笑った。                                    
    本当はね、すごくくやしそうに淋しそうに泣いてた。広子が入る隙間がないくらい。                                              あたし、何にも分かってない。                                  大介の本当のつらさも                          死と向き合う恐怖も                           今やっと分かった気がする。

    2006-10-26 14:21:00
  • 76:

    名無しさん

    早く千羽鶴完成させて、大介が永く生きれるようにするんだ。                                
    秋子は、今からメールしてから見舞いに行こうと言われたけど断り一緒に鶴をつくることにした。                                        
    泣きたくない。                             泣く時間あるなら今は鶴をつくらなきゃ!

    2006-10-26 14:24:00
  • 77:

    名無しさん

    すいません。書き込みしてくれた方ありがとうございます。                                 文才ないけど頑張ります!またよかったら書き込みしてください!

    2006-10-26 14:36:00
  • 78:

    名無しさん

    続き読みたい??

    2006-10-28 00:00:00
  • 79:

    名無しさん

    実話なの?

    2006-10-28 07:21:00
  • 80:

    名無しさん

    夜になっても大介からのメールはなくて、送っていいのかも分からないから広子は夜、街に出る事にした                                     
    はやりの服を着て、髪もばっちり巻いてヒールの音を鳴らして。。                                                                  

    2006-10-28 13:01:00
  • 81:

    名無しさん

    赤い光が交差するクラブ。打ちっぱなしのアスファルトの壁に響く重低音とタバコの煙                                 
    広子の視界に竜の姿と秋子が入る                                             
    これだけ人がいるのにすぐ分かった。

    2006-10-28 13:15:00
  • 82:

    名無しさん

    一時間くらいしてから三人でクラブを跡にした。                          
    まださっきのクラブ音が耳に残っている。                             
    「秋子、ちょっと先に喫茶店入ってて。広子ちゃんに大介の事で話あるから」                                     竜からの言葉にうなずき先に喫茶店に秋子が入って行った。それを見てから竜が広子とちょっと歩きだす。

    2006-10-28 13:19:00
  • 83:

    名無しさん

    気になるぅ??

    2006-10-28 22:57:00
  • 84:

    名無しさん

    昼とは違い少し肌寒い。             
    埃っぽい昼間の空気とは違い夜中は透き通ってる気がする。                                 
    重低音の響くフルスモークの車や女の子を求めて徘徊する数人の男の子                                        
    あきらかナンパ待ちの二人組の女の子                                           全てが狂ってる気がした。 みんな淋しい気がした。

    2006-10-29 07:25:00
  • 85:

    名無しさん

    「今日、大介から電話があったんだ」                               
    色んな音に傾けていた耳が一つの、たった一つの声に傾く。                                             
    少し前を歩く足が広子へ向けられ広子は竜の顔を見上げすぐ目をそらし小さくうなずいた。

    2006-10-29 07:29:00
  • 86:

    名無しさん

    「あいつ…‥大介に明日会って…………‥っっ」                                      
    竜は言葉を詰まらせ、その場にしゃがみこみ手のひらで頭を抱え肩を震わせる。                                                

    2006-10-29 07:32:00
  • 87:

    名無しさん

    通り過ぎる車や人が竜を見て行く。                                
    竜は気にする余裕すらないのが広子は分かった。                          
    「竜君?ムリしなくていいよ。あたし大ちゃんの事、好きだから」                              
    しゃがみこみ竜の肩をさすりながら広子は優しくそう言うと竜はゆっくり顔を広子に向けた。そして息がしにくいくらい泣いた。

    2006-10-29 07:43:00
  • 88:

    名無しさん

    一番誰かに支えられたいのは大介。                                
    こうやってここで慰め合ってる間にも一人でただ生きる事を願ってるのに。                          
    大介をただ抱き締めたくなった。

    2006-10-29 07:47:00
  • 89:

    名無しさん

    「今日電話あって…あいつ笑いながら言うんだ……“髪ぬけてきてさぁっ”って…‥薬も最近きつくなってきたみたいだしちょっとは弱音とか吐けばいいのに笑ってんだよ。。俺見てられなくて」                                            
    広子はうなずきながら聞いた。泣きそうだ。                                        
    「んで…‥もうだめかもしれないなぁって今日初めて弱音吐いて…………」

    2006-10-29 11:54:00
  • 90:

    名無しさん

    「もういいよ。言わなくて……‥竜君?あたし大ちゃんがあたしの事好きになってくれたらあたしずっと一緒にいる」                               
    それ以上は、何も言わなかった。竜も泣くのをやめた。竜もずっといつも崩れそうな程つらかったんだね。。                                               

    2006-10-29 13:41:00
  • 91:

    名無しさん

    5月6日                                 
    朝になったら大介からメールが届いた。                                          
    おはよう?今日はいい天気だね!広子は何してる?俺は朝飯食べたとこ。今からまた検査。                               
    携帯を触る手を止めてカーテンを開けて空を見た。                                                 雲一つない綺麗な青空だ。                                                
    今日お見舞いに行ってもいい?

    2006-10-29 13:52:00
  • 92:

    名無しさん

    送信・・・                                           
    会いたい 会いたい  会いたい                                             
    君に会いたい。                                                     
    すぐ返信がきた。                                                    めっちゃメチャ嬉しい???????

    2006-10-29 13:55:00
  • 93:

    名無しさん

    やったぁ!思わずガッツポーズ                                  
    急いで化粧して髪を巻いた。鏡に映る顔はにやけまくりで早く病院に行きたくて、焦る。

    2006-10-29 13:57:00
  • 94:

    名無しさん

    バスに乗り病院へ。   病院に着くとトイレに行き鏡チェック。                                          
    階段を登り304の前に着き深呼吸をしてからノックをした。                                 
    「はい。」                                           大介の声。低い声。初めて聞いた声。

    2006-10-29 15:49:00
  • 95:

    名無しさん

    ――あなたは                                           
    私の中できっとあの廊下で目が合った瞬間から                           
    全てをその強い優しい目を手を、体を受け入れる覚悟をしていたの。                                         
    そうじゃなかったら、死を迎える人を彼氏になんてしなかった。                                           君だから                    君だから                                君だからできたんだ。

    2006-10-29 15:55:00
  • 96:

    名無しさん

    個室なんだぁ。。ここで入院してるんだ。。                            
    「ここに座って」                            
    照れてるのかもともと無口なのか、大介は一言だけ話した。

    2006-10-29 15:57:00
  • 97:

    名無しさん

    ゆっくり椅子まで歩き座る。                                   ぎこちない空気が漂う。                                     
    「あっ、これお土産。。お菓子とか食べていいか分からないけど美味しいから」                                    
    コアラのマーチを差し出すと大介はほほ笑み受け取った。                                  ふいに触れた手。    
    熱くなる体温。

    2006-10-29 16:00:00
  • 98:

    名無しさん

    書き込みしてくださった方ありがとうございます。                         
    この話は最後に実話かどうか書きます。たたかれてしまう可能性があるので了承してください。                             
    大切な人を失う恐さを感じて、大切な人が当たり前のように毎日過ごす事の喜びを感じてほしくて書きました。書き込みは本当に励みになります!

    2006-10-29 16:04:00
  • 99:

    名無しさん

    「ありがとう……‥あっ、髪…」                     
    丸刈りの頭を触りうつむく大介。広子は優しくほほ笑み                                               
    「似合ってんじゃん☆ちょっといかついけどね笑。写メもいいけどあたしは今の方が好き」                                           
    二人きりの部屋。大介は手を延ばし広子の手を握った。強く・・・暖かく。

    2006-10-29 18:57:00
  • 100:

    名無しさん

    「ムリしなくていいよ。嫌だろ?ってか俺は広子の事『好きだよ』                              
    重なる声。触れた唇。   気付いたら広子が椅子から立ち上がり大介にキスをしていた。

    2006-10-29 19:00:00
  • 101:

    名無しさん

    ふいに目が合う。                            
    「あたし、大介の事、好きだよ?病気なんて関係ないよ?大好きだもん」                                       
    「っ…ありがと」大介の細く痩せた体が広子を包み込んだ。

    2006-10-29 19:03:00
  • 102:

    名無しさん

    「こんな俺でもいいの?」                        「いいの」                               「会うのは病院だけになるけど」                                 「会いにくる」                                         「デートとかそういうのできないよ?」                              「別にいらないよ」

    2006-10-29 19:11:00
  • 103:

    名無しさん

    『大介が居ればそれでいいから』                                             
    広子がそう言うと大介はぎゅうっと広子を強く抱き締めた。                                 
    広子も強く抱き締めた。

    2006-10-29 19:13:00
  • 104:

    名無しさん

    ねえ。大ちゃん?                                        
    本当はね、あたし震えてたよ?                                  あったかぁい大ちゃんの体がもうすぐ消えちゃうって初めて実感したから。                          それでも、それでもね可能性を、奇跡を信じた瞬間だった。

    2006-10-29 19:15:00
  • 105:

    名無しさん

    つらくなったのでいったん休憩します。                              大ちゃんに会いたいよぅ

    2006-10-29 19:19:00
  • 106:

    あやか

    泣いてしまいました(;_;)最後まで応援してます。
    頑張ってくださいね☆

    2006-10-29 21:55:00
  • 107:

    名無しさん

    今涙が止まらない?????続き読みたいです

    2006-10-29 23:35:00
  • 108:

    名無しさん

    他愛もない話を大介は楽しそうに広子に話した。                          
    広子はずっと目をきらきらさせながらうなずき笑った。                                               
    手を握りながらお互いの体温を感じながら。                                        
    「写メとろっか!」                                       大介がそう言って広子の頭に頭をくっつけて少し上に携帯を持ち                               
    カシャッ                                                        写メを撮って嬉しそうに無邪気に笑った。

    2006-10-30 02:20:00
  • 109:

    名無しさん

    お互いの待ち受けにして、携帯を閉じた。                             
    「時間すっごい早く感じるね。。!もう帰らなきゃ」                                                ぎゅっと握る大介の強さになぜだろう。泣きそうになった。                                             
    ―――行きたくないの―――                                               ――――まだ一緒にいたいの――――                                                       ―――大ちゃんのそばにいたい――――

    2006-10-30 02:24:00
  • 110:

    名無しさん

    夕方の空の光が二人の間に差し込む。                               
    「また明日来てほしい。」                                    大介は広子の目を見ながらそう話た。優しくほほ笑みながら。                                広子はうなずき椅子から立ち上がる。                               
    「また明日来るね!」

    2006-10-30 02:27:00
  • 111:

    名無しさん

    帰りのバスの中で考える。                                    
    大ちゃんは絶対元気になる!                                               
    約束をした。                              元気になったらあたしを自転車の後ろに乗せる。              
    約束は守るから約束だもん!

    2006-10-30 02:33:00
  • 112:

    名無しさん

    5月7日                                             朝起きたら大介のメール。日課にしようと約束した。                                    
    何の意味もない他愛なあいさつ。おはようって言葉がこんなにも嬉しく感じる。

    2006-10-30 02:35:00
  • 113:

    名無しさん

                                                    
    「大〜ちゃん!おはよっ」                                    扉を開き明るく元気にあいさつ。笑顔で広子の顔を見て優しくほほ笑みベットから上半身を起こす大介。                         
    駆け寄り抱き合う。                           何かにためらう時間なんて二人にはないからだ。

    2006-10-30 03:44:00
  • 114:

    名無しさん

    「な〜んか俺めっちゃ幸せ〜☆彼女っていいなぁ!」                                    
    大きな手で優しく暖かく抱き締める大介の温度がたまらなく好きだ。                             
    「だぁい好きだよ?だいちゃんは?」                                           「一緒!いやっ、俺のが好きな気持ち大きい!」

    2006-10-30 03:48:00
  • 115:

    名無しさん

    「大ちゃん、あたしねキスしたい」                                            
    恥じらいなんてなかった。素直な気持ちを伝えなきゃ後悔する気がしたから。                         
    大介は広子の頭をやさしく撫でながら唇を優しく重ねた。

    2006-10-30 03:51:00
  • 116:

    名無しさん

    「コアラのマーチなうまかった」                                 
    「食べたの?全部?」                          広子がそう言うといじわるそうに笑いうなずく。  広子はにっこりほほ笑み飴を布団の上にいっぱいちらばせると大介は驚いた。

    2006-10-30 04:11:00
  • 117:

    名無しさん

    「わぁぁなんだこりゃ」                         
    「大ちゃんの体が良くなる魔法のキャンディだよ☆いろんな味があるから食べてね!」                                 広子が一つずつ掴んで大介の手のひらに乗せている時                                                
    ぎゅうぅっ                                           大介がいきなり広子の体を強く抱き締めた。

    2006-10-30 04:15:00
  • 118:

    名無しさん

    「大ちゃん?・・・飴つぶれちゃうよ・・・?」                          
    「愛してる」                                          
    ふいに零れた大介の言葉の意味の深さに涙がこみあげて強く抱き締め返した。

    2006-10-30 04:21:00
  • 119:

    名無しさん

    泣いちゃだめだ。    
    だめだ。                    
    大ちゃんの抱える恐怖の意味が体温で伝わる。                           失いたくない。この人を失いたくないの。                             
    現実を拒むかのように強く抱き合い広子は涙を流した。

    2006-10-30 04:24:00
  • 120:

    名無しさん

    書き込みありがとうございます。                                 
    励みになります!

    2006-10-30 04:25:00
  • 121:

    あやか

    広子ふぁいと!(>_

    2006-10-30 15:17:00
  • 122:

    名無しさん

    夕方。大介の部屋に大介の母親が来た。                              
    すごい優しそうな人で大介は広子を紹介した。                                       
    挨拶を済ませすぐさま病院を出た。                                「よっ」                                竜が病院の外に立っていたので広子は竜の元へ駆け寄った。

    2006-10-30 17:47:00
  • 123:

    名無しさん

    「お見舞いに来たの?まだ大丈夫だよ」                              
    広子がそう言うと竜は苦笑いしてからうなずいた。                         
    「さっき実は部屋の前まで行ったんだ。おばさんが広ちゃんが来てるって言ったから。待ってた」

    2006-10-30 19:02:00
  • 124:

    名無しさん

    「付き合ってるの」                                       
    あたしがそう言った。                                                  
    「みたいだね。大介から聞いた」

    2006-10-30 19:03:00
  • 125:

    名無しさん

    「竜君」                                            夕方の空。並ぶふたつの長細い影。                                
    「ん?どした?」                                        
    「あたし大ちゃんの体よくなること信じてる」

    2006-10-30 19:07:00
  • 126:

    名無しさん

    本当はね                                恐かった。                                           
    治らない事を考える事が恐くて自分で自分を言い聞かせた。                                 竜君に言う時たぶんあたしは強い目をしてたと思う。

    2006-10-30 19:11:00
  • 127:

    名無しさん

    いつもの学校が始まった。                                    
    5月10日                                 
    学校が始まってから三日目休んでた秋子が学校に遅刻でやってきた。

    2006-10-31 12:22:00
  • 128:

    名無しさん

    何だかやけに大人っぽくなった気がする。                             
    「広子は鶴ちゃんと折れてる?あたし毎日やってるから早く300羽できるかも。あっ、竜が今日か明日お見舞い行こうかって」                           
    「うん!行く行く〜☆月曜も火曜も行けなかったからあたしも今日か明日行こうと思ってたの」

    2006-10-31 12:26:00
  • 129:

    それを聞くとすぐさまメールをうちだす秋子。広子は机に頬杖をつきながら窓から見える空を見ていた。                                     
    ――大ちゃん昼ご飯食べたかなぁ―――" " "06/10/31 12:28

    2006-10-31 12:28:00
  • 130:

    名無しさん

    その時ポケットが震えた。                                    
    携帯を開くと一件のメールが届いていた。                                         
    朝写メありがとう?制服似合ってるね!俺は今日はあんまり食欲なし??外に出たい。。                                
    食欲ないんだぁ。添付されてる空の写メを見てから広子は「ちょっと屋上行ってくる」そう言い残し教室を出て走って階段を上り屋上に出た。

    2006-10-31 12:32:00
  • 131:

    名無しさん

    バンッ!                                
    扉を勢い良く明けた。                                      
    屋上の真ん中に行き携帯を空に向け                                
    パシャッ                                            大きな雲が泳ぐ空を撮った。

    2006-10-31 12:35:00
  • 132:

    名無しさん

    携帯画面にうつる四角い空。                                   
    携帯をずらし眼球で見た。視界いっぱいに広がる青空。飛んでる飛行機が小さい。                                               
    大ちゃんに見せてあげたい空を写メにして毎日送る!そう決めて撮影した写メを送った。

    2006-10-31 12:38:00
  • 133:

    名無しさん

    放課後、竜と秋子と一緒に大介の病院へ行った。                          
    元気が出るようにキャンディを買って。                              
    コンコン。                               
    竜が扉をノックすると扉が開き中からおばさんが出てきた。

    2006-10-31 12:41:00
  • 134:

    名無しさん

    「あら☆いらっしゃい☆」                                    
    『こんにちわぁ』                                        
    三人で挨拶。優しく微笑むおばさん。大介はお母さんに似てるんだなぁと思った。

    2006-10-31 12:43:00
  • 135:

    名無しさん

    おばさんは
    ゆっくりしていって   
    そう言うと歩いて行った。                                                
    「お〜っ!竜!秋ちゃん!」笑顔でベットから声をかける大介。初めて丸坊主の大介を見て秋子は少し戸惑いを見せたから広子がポンッと肩をたたいて                                        
    「薬で髪ぬけちゃっただけだから」小さな声でそう言うと秋子は広子の目を見て「うん」と言った。

    2006-10-31 12:54:00
  • 136:

    名無しさん

    竜と大介が楽しそうに話をしている。                               
    広子は大介のベットに腰をかける。大介と手をつないで。                      
    時間ぎりぎりまで会話をした。                                  
    「はい。大ちゃん」

    2006-10-31 12:59:00
  • 137:

    名無しさん

    大介の手のひらにキャンディを一つ乗せると大介は照れ臭そうに笑った。                                       
    秋子と竜は一足先に部屋を出た。

    2006-10-31 14:00:00
  • 138:

    名無しさん

    扉が閉まったと同時に大介は広子を抱き締めキスをした。                                  
    そして                                             
    「また明日な」     そう言って広子の頭をぽんぽんっと撫でた。

    2006-10-31 14:02:00
  • 139:

    名無しさん

    6月1日                                 
    一度大介と喧嘩をしたくらいでかわらない毎日だった。                                               
    千羽鶴が完成した。めちゃめちゃ早くできた。三人が力を合わせた大介へのプレゼント。                                
    こうやって見るとすごい迫力があるんだね。

    2006-10-31 14:16:00
  • 140:

    名無しさん

    大介にはもちろん内緒だ。                        
    仕上げは竜のおばさん。つなげてくれた。                             
    いつものように病室に行く。三人で行くのは5月25日以来だった。

    2006-10-31 14:19:00
  • 141:

    名無しさん

    「わぁぁ!ごっつ〜!」                         
    ベットに散らばった【ドラゴンボール】の単行本の上に置かれた千羽鶴を見て大介はびっくりしていた。                         
    「三人で作ったんだよ?気に入った?」

    2006-10-31 14:24:00
  • 142:

    名無しさん

    ポタッ。                                            
    大介は千羽鶴を触り涙を流した。                                             
    「俺…‥…絶対よくなるから…………ありがとう」                                     
    秋子はもらい泣きしていた。

    2006-10-31 14:27:00
  • 143:

    名無しさん

    その日から病室に千羽鶴が飾られた。                               
    大介は漫画を毎日読んでるみたいでお見舞い行くたびにノートに漫画のキャラクターを書き合いっこして似てるだの似てないだの言い合っていた。

    2006-10-31 14:36:00
  • 144:

    名無しさん

    6月5日                                 
    最近カップルを見るのがつらい。竜と秋子に嫉妬してる。                                  
    自分が情けなく感じる。

    2006-10-31 14:42:00
  • 145:

    名無しさん

    大介が退院したら旅行いったりいっぱいデートする。                                    
    スケジュール帳にはそんなことばかり書いていた。                         
    いつになるんだろぅ。。

    2006-10-31 14:50:00
  • 146:

    名無しさん

    学校帰りにいつも寄る駄菓子屋に行き飴を一つ買った。                       
    一人でてくてくと歩く。通り過ぎる自転車二人乗りのカップルから目をそらす。                        
    いいなぁ。

    2006-10-31 14:55:00
  • 147:

    名無しさん

    書き込みありがとうございますm(__)m                               
    この話は実話とフィクションを混ぜてます。やっぱりちゃんと伝えたくて……

    2006-10-31 16:23:00
  • 148:

    名無しさん

    読みたい??

    2006-11-01 01:28:00
  • 149:

    名無しさん

    病院に着き病室の扉をノックする。                                
    コンコン。                   
    ・・・・・・。                                         
    何回ノックしても返事がない。。。不安になり 扉をあけた。

    2006-11-01 04:35:00
  • 150:

    名無しさん

    誰もいない。。                                         
    一人部屋でぽつんと立ち尽くす。                                             
    トイレかなぁ。。座って待ってよう。そう思い椅子に座りベットに頬杖つきながら鼻歌を歌っていた。

    2006-11-01 04:37:00
  • 151:

    名無しさん

    携帯をいじったりしていてもなかなか帰ってこない。                                    
    ふと気付く。                                                      
    こんな空間に大介はいつも一人なんだって。                                        
    不安になる。。大ちゃんあまりにも遅い。。20分くらいここに居るのに。

    2006-11-01 04:39:00
  • 152:

    名無しさん

    大ちゃんがいなくなったら                        
    こんな                                             
    こんな毎日になってしまうの?                                              
    ズキンッ・・・ズキン・・・

    2006-11-01 04:42:00
  • 153:

    名無しさん

    「あれ?広子来てたん?ごめんっ!今先生と話してた」                                   
    大介の声と同時に広子は椅子から立ち上がり大介に抱きついた。                               
    「わぁっ。どないしたん?……ごめんって。。広子?」

    2006-11-01 04:54:00
  • 154:

    名無しさん

    「恐かったよ。。。淋しかった」                                             
    「ごめんな…‥…けどうれしかったかも。ドアあけたらいつも誰もいないから」                                    
    その言葉にまた強く抱き締めあう。

    2006-11-01 04:59:00
  • 155:

    名無しさん

    デートとか何もしなくていい。                                  
    ただ                                              
    ただ                                              
    君が笑ってくれていたらそれでそれだけでいい。

    2006-11-01 05:01:00
  • 156:

    名無しさん

    「広子?」                                                       
    「ん?」                                                        
    「デートできるで」                                                               
    え?・・・?

    2006-11-01 12:52:00
  • 157:

    名無しさん

    大介の体を引き離しびっくりしたまま大介を見た。                                     
    優しくほほ笑み大介は広子にキスをしてから手を引きベットに広子を腰掛けさせ隣に座り

    2006-11-01 12:55:00
  • 158:

    名無しさん

    「二日だけ外泊許可おりたんだ。デートしよ」                                                   
    その言葉を聞いた後、涙が勝手に流れて、大介は笑いながら「泣き虫」そう言ったあとまじめな顔してキスをした。

    2006-11-01 12:57:00
  • 159:

    名無しさん

    6月7日                                             
    お見舞いに行く途中本屋で雑誌を買った。                                         
    写真集を見ていたら空だけの写真を集めた本があってクリスマスプレゼントしようと思った。                              
    毎日空の写メを送っているから絶対喜んでくれるはず!

    2006-11-01 14:34:00
  • 160:

    名無しさん

    クリスマスまでには治ってるよね!                                
    最近元気だし外泊許可おりたくらいだもん。                            
    病室に着くと大介がいつものように広子を迎えてくれている。

    2006-11-01 14:36:00
  • 161:

    名無しさん

    何気ない話をして、手をたたき笑いあい、見つめ合う。                                   
    今日の学校での出来事とかノート出して落書きとか。                                    
    「大ちゃん、あたしねデート海に行きたい」

    2006-11-01 14:39:00
  • 162:

    名無しさん

    「海?」                                            
    「うん。海に行きたいの」                                    
    「おっしゃ!任しとき!二人で海行こうな」                                        
    そう言って大介は広子にキスをした。

    2006-11-01 14:41:00
  • 163:

    名無しさん

    大介が国語のノートに書いた言葉。                                            
    愛してる                                                        
    あたしは書いた事知らなくて次の日国語の授業でびっくりしたんだ。

    2006-11-01 14:57:00
  • 164:

    名無しさん

    6月9日                                             
    秋子が竜と喧嘩したらしい。竜の束縛が原因だと思う。すぐ仲直りすると思うけど。                                  
    最近よく喧嘩してるもんね。大介と広子は一度だけ喧嘩したっけ。。

    2006-11-01 14:59:00
  • 165:

    名無しさん

    あげ?

    2006-11-01 23:43:00
  • 166:

    続き読みたい??頑張って下さいね?

    2006-11-02 00:40:00
  • 167:

    名無しさん

    「広子いよいよ明日やなぁ〜!」                                 
    秋子がうれしそうに話してくる。                                 
    自分は喧嘩していても広子の事には自分の事のように喜んでくれる。優しい子。                                    
    ありがとうね。

    2006-11-02 10:21:00
  • 168:

    名無しさん

    騒がしい教室。お昼時間。いつもの仲良し四人でのお弁当。                                             
    会話は恋や流行り。                                       
    大ちゃんと出会ってからいつも聞く側だった。けど今日はいっぱい聞いてもらえるんだ!

    2006-11-02 10:23:00
  • 169:

    名無しさん

    「明日はね朝から海に行くの!」                                 
    話すと三人がうなずく。広子はまたうきうきしながら昼時間永遠と明日の事について話した。                                          
    こんな気持ちでみんな話していたんだね。

    2006-11-02 10:25:00
  • 170:

    名無しさん

    大介からは空の写メが送られてきた。                                           
    ちょっと曇り空だけど大介からのメールや画像は大好きなんだ。                                           
    早く明日になんねぇかな???早く広子をぎゅっとしたいぜ???                                          
    そのメールに胸がきゅんとした。

    2006-11-02 10:28:00
  • 171:

    名無しさん

    放課後、竜から広子にメールが届いた。                                          
    秋子と喧嘩中???今日さぁ、見舞い行くんだけど一緒に大介にやる帽子選びに行かない?                                           
    「こんなメールきたけど秋子は?」        
    「知らない!行かない!けど一緒に選びなよ〜!明日は大事な日なんだしっ。大介君によろしくね★」

    2006-11-02 10:31:00
  • 172:

    名無しさん

    ぽんっ★                                            
    広子の肩を叩いていつもの道で秋子とバイバイ。                          
    竜の待つデパートに迎う。今日の買い物はいつもよりもすっごく楽しい!

    2006-11-02 10:34:00
  • 173:

    名無しさん

    竜と流行りのキャップを買った。                                 
    どれが似合うかなぁとか考えながら二人で意見が一致したキャップ。                                         
    プレゼント用にしてもらってそのまま駄菓子屋でいつもの飴を買って病院に迎う。

    2006-11-02 10:37:00
  • 174:

    名無しさん

    歩きながら病院に行く。竜がほほ笑みながら話し始める。                                  
    「あいつとはさぁ小学校からの付き合いでさぁ。ずっと今まで一緒で、俺なぁ小2の時転校してきて、最初はさぁ友達とかまったくで、あいつが声かけてきたんだ」                                  
    「へぇ。そうなんだぁ★」

    2006-11-02 10:51:00
  • 175:

    名無しさん

    「あいつにはこの話し内緒な!まぁ広ちゃんには言いたかったんだ。。あいつは自分より弱いやつには絶対喧嘩しなくて、喧嘩するときは強いやつ。んで仲間を傷つけた奴。広ちゃんが見舞い来てる時会った事あるだろ?男のつれ」                                        
    よく見ていた。毎日じゃないけど、大介の友達。たくさんじゃないけどすっごい仲良しみたいなみんなそんな感じで。けど竜はその中でも一番仲良し。

    2006-11-02 11:05:00
  • 176:

    名無しさん

    「自分の心配よりいつも人の心配ばっかで、弱音すらはかなくて。今も。つらい治療や検査なのに俺には笑うんだよ。たいした事じゃないって。んでもってなんかあったら病院からでもすぐ駆け付けるって笑。あいつ馬鹿だよな」                                         
    竜は少しつらそうな顔をしながら笑って話す。広子はうなずく。                                           
    「治るよな?あいつの病気。あいつだったら治るよな」                                   
    「うん!竜君最初言ってたけど、あたしはそんなの信じない!だって明日は外泊できるんだよ?きっと千羽鶴が叶えてくれる!」

    2006-11-02 11:11:00
  • 177:

    名無しさん

    「広ちゃん本間に本間にありがとう。大介を選んでくれて」                                             
    「あたし大ちゃんの彼女って世界中で一番幸せだって言える」                                            
    竜は泣き虫だ。。また泣いた。                                  
    けどね違うって知ってるよ。大ちゃんの事になると涙を流すだけだよね。                                       

    2006-11-02 11:14:00
  • 178:

    名無しさん

    小さな小さな奇跡さえ大ちゃんなら起こせると信じていた。                                 
    だって大ちゃん?                                        
    あなたの周りにはいつも気付けば誰かがいて絶対笑ってる。                                             
    あなたの事となるとみんなが駆け付ける                                                      
    あなたは愛されてる。

    2006-11-02 11:17:00
  • 179:

    名無しさん

                                        
    「よぅ!」                                           
    大介はいつもこうやって迎えいれてくれる。笑顔で。                                                
    あたしはこの言葉が大好き。

    2006-11-02 11:20:00
  • 180:

    名無しさん

    書き込み本間に感謝です。私の話なんてきっと何も興味ないだろうなと思いましたが、こうやって書き込みしてくれて頑張れます!

    2006-11-02 11:24:00
  • 181:

    名無しさん

    おばさんが
    「じゃあ大介一回家に帰ってくるわね」      
    そう言ったから大介は  
    「おう」        
    笑顔でそう答えた。

    2006-11-02 12:21:00
  • 182:

    名無しさん

    「広子ちゃん?ちょっといい?」                                             
    そう言われたの初めてで竜も大介もおばさんを見た。                                    
    「はい。ちょっと二人で話してて★」                               
    広子がそう言うと大介が「母さん何だよ?」

    2006-11-02 12:23:00
  • 183:

    名無しさん

    そう言うとおばさんは                                      
    「すぐだから!」                                                    
    そう言って広子と二人で部屋を出た。                                           
    おばさんと二人で廊下を何を言うわけでもなく歩く。おばさんは少し疲れているみたいで顔がやつれていた。

    2006-11-02 12:27:00
  • 184:

    名無しさん

    病院にある小さな喫茶店。人がぽつぽつとお茶をしていて広子とおばさんは腰をかけた。                                            
    飲み物がテーブルに二つ。おばさんが紅茶をこくりと飲みティカップを見ながら話始めた。

    2006-11-02 12:29:00
  • 185:

    名無しさん

    「広子ちゃん。。他にいい人は?。。」                                          
    つらそうに微笑むおばさんの顔が胸に突き刺さる。                                     
    「大ちゃんがいいんです」                                    
    何の迷いもなくそう言うとおばさんは涙を流した。

    2006-11-02 12:35:00
  • 186:

    名無しさん

    「そう……‥本当にありがとう。。。なぜまだ若い大介が。。。代わってやれるもんなら代わるのに。。」                                                
    気付けば広子も涙をながしていた。                                            
    「広子ちゃん?あなたにこんな事を言うのは間違えてるかもしれないけど、大介はもうもたないらしいの」

    2006-11-02 12:39:00
  • 187:

    名無しさん

    時間が止まったみたいだった。                                                          
    ど―――――んって何かどす黒い固まりが押し寄せ一瞬にして黒い闇につつまれた気分になった。                                                    
    母親からの口からでた絶望の言葉。一番奇跡を願う母親からの言葉。

    2006-11-02 12:41:00
  • 188:

    名無しさん

    「それでも私は大ちゃんのそばにいます」                                         
    「ありがとう」                                                     
    その会話だけすまし広子は病室へと迎う。                                         
    今にも崩れ落ちそうな小さな自信と希望。

    2006-11-02 12:43:00
  • 189:

    名無しさん

    部屋に戻ると笑顔で大介と竜 が迎え入れてくれた。                                                
    治るよね?                               
    絶対治る。                                           だって大ちゃんこんなに元気に笑ってるよ?                                        
    息して、私を見て、あったかい優しさで抱き締めてくれるよ?

    2006-11-02 12:45:00
  • 190:

    名無しさん

    大好きな声
    大好きな手
    大好きな目
    大好きな体温                                          
    大ちゃんと出会ってまだ短いけど自信もって幸せだって言える。                                           
    だいちゃんは?     私の
    すべてを好きですか?                          
    私と出会えて幸せだと                          
    世界中の一番を私だと言えますか?

    2006-11-02 12:50:00
  • 191:

    名無しさん

    気持ちがばれないように竜と選んだプレゼントを大介に渡した。                               
    うれしそうな顔するんだね。こっちが嬉しいよ。                                      
    「お前似合ってんじゃん!」           笑顔の竜。                                           
    「おぅ」        少し照れ臭そうな大ちゃん。

    2006-11-02 14:55:00
  • 192:

    名無しさん

    広子はその姿に微笑む。                                     
    そして誓う。      
    心の中で。                                           
    大ちゃんは絶対生きるんだ!

    2006-11-02 14:57:00
  • 193:

    名無しさん

    竜より先に用事があるからと言い病院を出た。                                       
    『明日は家族といるから明後日会おう』                                                      
    大介からの言葉に笑顔で応え病院をあとにした。

    2006-11-02 15:21:00
  • 194:

    名無しさん

    外は雨がやんだようで水溜まりが外灯を反射していた。                                   
    そう言えばもう梅雨なんだ。。                                  
    暗くなるのも遅くなりはじめたし、試験ももうすぐ始まる。                                 
    “もう長くない”                            
    ふいに頭に蘇るあの言葉。

    2006-11-02 15:23:00
  • 195:

    名無しさん

    不安はきっと消えないのかな。                                  
    消えないのかな。。                                                   
    丁度バスがきたので乗った。一番後ろの椅子に座りぼーっと流れる景色を見ていた時ふと気付いた。                           
    スカートのポケットに入れたままの今日買った飴。

    2006-11-02 15:27:00
  • 196:

    名無しさん

    渡すの忘れちゃった・・・                                    
    手のひらに乗った元気が出る飴。今日はオレンジ味。                                    
    袋から開けて口に運んだ。オレンジの味がひろがっていく。

    2006-11-02 15:29:00
  • 197:

    名無しさん

    何かちょっと元気出たかな。。                                  
    携帯をカバンから取出し、メールを開く。                                         
    受信は大介からだった。

    2006-11-02 15:30:00
  • 198:

    名無しさん

    今日は帽子ありがとな??竜が今帰ったよ。。今日元気飴忘れた??まぁ俺は元気だからいい??いよいよ明日家に帰れる??明日広子晩飯食いに家に来いなぁ。竜が迎えに行くからさ?                                                
    ふっとほほ笑んだ。あたしは大ちゃんが大好きで、もう誰も大ちゃんの代わりにはなれない。                                          
    そう。恐がっていても拒んでも、意味がない。                           
    返事を打つ。

    2006-11-02 15:36:00
  • 199:

    名無しさん

    わぁい???ありがとう?明日楽しみにしてるね?今日飴渡すのすっかり忘れてた(T_T)ごめぇん??                          
    ピッ。                                 
    メール送信。

    2006-11-02 17:05:00
  • 200:

    名無しさん

    竜にメールを送ることにした。                                              
    あのね、明日朝から時間ある?大ちゃんの育ったところとか、昔の話いっぱい聞きたい。                                            
    そう。あたしは大ちゃんをいっぱい知りたい。記憶にいっぱい残したい。

    2006-11-02 17:08:00
  • 201:

    名無しさん

    どこの道をよく通ったとか                        
    遊んだ公園                                           
    学校                                  
    コンビニ                                            
    本屋                                              
    ゲーセン                                
    どこで喧嘩して                             
    どこで笑って                              
    大ちゃんが目にしたものすべて

    2006-11-02 17:11:00
  • 202:

    名無しさん

    全てをこの目で見たい。感じたい。                                
    竜からの返事はもちろんオッケーだった。                                         
    明日と明後日は、何が何でも泣かない。まばたきしてる時間がもったいない。。そう考えながらゆっくりお風呂に入った。

    2006-11-02 17:13:00
  • 203:

    名無しさん

    大ちゃんへ。                              
    愛してるって簡単に言う言葉じゃないけどね、                           
    世界で一番愛してる。                          
    愛してるんだ。

    2006-11-02 17:16:00
  • 204:

    名無しさん

    前編終了しました。                           
    あなたは何を感じましたか?                       
    よければ感想聞かせてください。                     
    天国の大ちゃんに届けたいです。

    2006-11-02 17:17:00
  • 205:

    名無しさん

                
    後編                                              

    2006-11-02 18:53:00
  • 206:

    名無しさん

    北海道の道はまっすぐで                                     
    このまま天国にいくんじゃないかと思うくらいまっすぐ                                               
    大きな丘の上、見渡すかぎり花が咲き乱れる上にふわっと寝転んで                                          
    空を見上げたい。大きな空を。

    2006-11-02 18:56:00
  • 207:

    名無しさん

    6月10日                                            
    竜と待ち合わせ。大介の育った地元。 小さな駅。                                     
    「おはよ!」元気な竜の笑顔。いつもよりお洒落をしたのは大介に会えるから。

    2006-11-02 18:59:00
  • 208:

    名無しさん

    秋子とはまだ仲直りしてないらしい。                               
    二人で自転車に乗る。あたしがすんでる隣の駅に大ちゃんがいたなんて。。                          
    少し田舎のこの町が好きになるだろうなと感じながら竜の後ろに乗りながら景色を見ていた。                              
    「学校!行ってみる?!」

    2006-11-02 19:02:00
  • 209:

    名無しさん

    「うん!」                               
    川原や土手、たんぼ、車が少ない道路、ここを大ちゃん来た事あるよね?                           
    しばらくして古い校舎の学校に着いた。                                          
    自転車をとめて二人でおりる。

    2006-11-02 19:05:00
  • 210:

    ずっと読んでいました?これをみると気持ちがグッとなります…だいちゃんはあなたに愛されてとても幸せであなたもだいちゃんに愛されて幸せだった気持ちがとても伝わってきました

    2006-11-02 19:06:00
  • 211:

    名無しさん

    広子は目に広がる校舎を見ていた。                                
    「ここが中学!なんか懐かしぃ〜!あそこ職員室だから先生に一応あいさつしとこうぜ」                                
    そう言って前を歩く竜。広子はその後ろをついて歩いた。

    2006-11-02 19:07:00
  • 212:

    名無しさん

    「お〜っ!竜!久々やなぁ!元気か」                                           
    ポロシャツにジャージ姿の色黒の男の先生が笑いながら近づいてきた。                            
    「ちぃぃっす!久々ぁ!先生元気してた?」                                        
    「お前また背伸びたんちゃうかぁ笑!おっ、彼女かぁ?」

    2006-11-02 19:10:00
  • 213:

    名無しさん

    広子の顔を見る先生。                                      
    「大介の彼女」                             
    その名前を聞いて先生の表情が切なく悲しくほほ笑みに代わった。

    2006-11-02 19:12:00
  • 214:

    名無しさん

    「あの問題児がなぁ。。一番元気だったのに…‥…先生も二回くらい見舞い行ってんで?・・・そうか、今恋愛してんねやな」                           
    先生の表情を見て何だか辛くなる。                                
    「しんみりすんなや!大は治る!また元の元気なあいつに戻るって!今日は広ちゃんが大の育った学校見たいって言ったから来たんだ。いいだろ?」

    2006-11-02 19:16:00
  • 215:

    名無しさん

    竜がそう言うと先生は笑った。                                  
    「見せてやれ笑!好きに使っていいから」                             
    広子は先生に頭を下げ竜と廊下を歩き始めた。

    2006-11-02 19:18:00
  • 216:

    名無しさん

    校舎の匂いはどくとくで、少しひんやりしている。                                     
    廊下を歩き階段を登り教室の前で立ち止まる竜。                          
    「ここ見て」                              
    指差した柱にほってある文字。「喧嘩上等」

    2006-11-02 19:21:00
  • 217:

    名無しさん

    「大介がガンって分かってから彫ったんだ。ガンと喧嘩だって」                                           

    2006-11-02 19:22:00
  • 218:

    名無しさん

    ―――喧嘩上等―――                                                  
    気付いたら指で触っていた不器用に彫られた文字…                         
    「ここが三年時のあいつと俺の教室。。中入る?」

    2006-11-02 21:08:00
  • 219:

    名無しさん

    視線を竜に向ける。                           
    がらっ…‥…                                          
    古びたドアを横に引く。教室の中にゆっくり入る。

    2006-11-02 21:09:00
  • 220:

    名無しさん

    ここに大介がいたんだね。                                                
    教室を見渡す壁に彫られた文字がなんだか懐かしい。                                    
    ふとある文字で視線を止めた。

    2006-11-02 21:11:00
  • 221:

    名無しさん

    「おっ、懐かしいなぁ。それも大介の字。卒業式に彫ったやつかな」                                         
    相合傘の右には大介の名前。左は何も書いてない。                         
    「広ちゃんの名前彫ろっか」

    2006-11-02 21:13:00
  • 222:

    名無しさん

    竜はそう言って、しゃがみ広子という字を彫った。                                     
    「よし!これで仲間入り!」                                   
    竜が立ち上がってそう笑ったから広子も嬉しくなった。

    2006-11-02 21:16:00
  • 223:

    名無しさん

    窓際の机に座り竜は楽しそうに色々話しはじめた。                                     
    大介が学校で一番人気あった事。女遊びがはげしかったこと。喧嘩。体育祭、文化祭。修学旅行。卒業式。                                    
    二時間くらいずっと話してくれた。

    2006-11-02 21:19:00
  • 224:

    名無しさん

    聞いたら大ちゃんに会いたくて会いたくて会いたくなった。                                             
    でもね今日は会えるもんね!今日は大介の家に行けるもんね!                                            
    「卒アル見に行く?図書室においてあるからさぁ」

    2006-11-03 00:52:00
  • 225:

    名無しさん

    竜からの言葉に広子は元気よくうなずいた。                            
    二人で歩く廊下が何だか楽しい。今にも大介の声がしそうだ                                             
    「広子!」

    2006-11-03 00:54:00
  • 226:

    名無しさん

    廊下を歩いていた時だった。                                               
    後ろから声がして振り替える。                                              
    「大ちゃん?!」

    2006-11-03 00:56:00
  • 227:

    頑張って下さいね?

    2006-11-03 01:20:00
  • 228:

    名無しさん

    視界に映る大ちゃん。                                      
    気付けば走って大介と抱き合っていた。                                          
    私服姿初めてみたけど大ちゃんお洒落なんだね。キャップも似合ってる。

    2006-11-03 04:01:00
  • 229:

    名無しさん

    「何でいるの?!」                           
    広子が見上げると大介はやさしくほほ笑み頭をぽんぽんと撫でながら耳元で                                      
    『テレパシー』                             
    そう言って笑った。

    2006-11-03 04:05:00
  • 230:

    名無しさん

    「あれ?秋子?」                            
    竜の驚いたこえ。                            
    「お前、仲直りしろ!」                         
    大介の声。

    2006-11-03 04:17:00
  • 231:

    名無しさん

    大介と秋子は一緒に来たらしい。竜は秋子と仲直りをして手をつないでいた。広子と大介も手をつなぎながら廊下を歩く。                             
    大介と竜は懐かしいのだろう嬉しそうに色々話した。

    2006-11-03 04:21:00
  • 232:

    名無しさん

    「何かこういうのすっごい幸せ」                     
    大介が歩きながら広子に言った。竜と秋子は前を歩いていて聞こえないみたいだ。                                   
    「うん!大ちゃんと一緒ってすっごい楽しい!」

    2006-11-03 04:24:00
  • 233:

    名無しさん

    ぐいっ。                                
    広子を右腕で抱き寄せゆっくり歩く。

    2006-11-03 04:26:00
  • 234:

    名無しさん

    四人で大介の家に行くことにした。大介の体調が心配だからだ。                   
    広子は大介の後ろに乗った。憧れた大介と自転車二人乗り。

    2006-11-03 04:29:00
  • 235:

    名無しさん

    「じゃあね〜★あたしたち行くとこあるから!」秋子がそう言って手をふった。                                    
    「えぇっ?!」思わず聞き返すと黙って前を向いたまま竜が手をふった。                           
    竜と秋子の優しさだよね。二人きりの時間を作ってくれるんだね。

    2006-11-03 04:37:00
  • 236:

    名無しさん

    「何だよあいつら〜!しゃ〜ねぇなぁ〜っ。。ちゃんと捕まってろよ?」                                       
    大介の細い背中に手を回す。                                   
    大介がゆっくり自転車をこいだ

    2006-11-03 04:42:00
  • 237:

    名無しさん

    当たり前の景色。                
    大介が自転車をこいでその後ろに乗っている自分が今現実なんだよね?                            
    大ちゃんの背中をこんなに見たのは初めてだよ?こんなに大きいんだね?                           
    大介はゆっくり何か口づさみながら自転車をこいだ。

    2006-11-03 04:55:00
  • 238:

    名無しさん

    流れる雲を二人で見上げながら大介の家まで向かった。                                   
    「おじゃまします」                           
    緊張しながらあいさつするとおばさんが笑顔で迎えてくれた。                                
    大ちゃんの家って大きい!

    2006-11-03 04:57:00
  • 239:

    名無しさん

    大介の部屋に入る。                           
    大介の物にいっぱい囲まれて、大介が目の前にいる                         
    なんか妙に緊張している自分がいるよ。                              
    大介はしゃがみコンポのリモコンを持って曲を流した。

    2006-11-03 05:10:00
  • 240:

    名無しさん

    静まり返った部屋に曲が心地よく流れる。                             
    ベットに腰掛ける二人。             
    沈黙が緊張を膨らませる。

    2006-11-03 05:11:00
  • 241:

    名無しさん

    「なぁ広子?」                             
    ふいに話はじめる大介に耳を傾ける。大介は前を向いたままで。                               
    「会うのは今日で最後にしないか?」                               
    時がとまる。                              
    大ちゃん?                               
    焦って大介の顔を見た。                         
    真っすぐ前を向いたまま。こっちを見ない。

    2006-11-03 05:17:00
  • 242:

    名無しさん

    声が出ない。      何言ってるの?     ひきとめなきゃ。                
    そう思っても大介は話を続けた。                     
    「わかってるんだ。俺がもう体がもたない事。一番わかるんだ。。。情けねぇけどなこればっかはどうしようもねぇんだ。。。」                          
    嫌だ。聞きたくない。聞きたくないよ?                  なんでそんな事、言うの??大ちゃん?

    2006-11-03 05:23:00
  • 243:

    名無しさん

    「デートしてやりたくても、できない。守りたくても守ってやれねぇ。お前がピンチの時、俺は動くことすらままならねぇ。。そんな奴の彼女はやめた方がいい。。な?お前は幸せになって、そいつと結婚して子供産むんだ・・・」                                        
    やだよ・・・大ちゃん?やだ・・・                    
    気付けば視界は涙で歪んでいた。                                 
    「大ちゃんあたしの事嫌いになっちゃったの…‥…?」

    2006-11-03 05:28:00
  • 244:

    名無しさん

    なんで?何でこっち見ないの?!                                 
    「かもな・・」                                         
    冷めたような声で大介がそう言った。                   
    「やだよ?あたし絶対やだぁ・・・大ちゃんじゃなきゃやだぁ・・・やだ」

    2006-11-03 05:31:00
  • 245:

    名無しさん

    大介の腕をつかんで揺らした。
    なぜ?何でこっち見ないの…‥…?                                            
    頭を左右に振る大介。                          
    「何で急にそんな事言うの?!何で?!・・明日は!?あたしの気持ちは!?あたしがいつデートしてって言った?いつ守れって言った?!」                                
    頭を左右に振る。黙ったまま。

    2006-11-03 05:35:00
  • 246:

    あやか

    続きめっちゃ気になる??私も最初から応援してますよぉ??
    読みながら前の彼氏の事 いろいろ考えたりしてます‥
    好きって気持ち。会いたくて、どうしようもないもどかしさ。。思い出します? 頑張って下さい??

    2006-11-03 05:36:00
  • 247:

    名無しさん

    「やめてよ!何で?!あたし・・あたし何も求めてないじゃん?!勝手に決めないで!あたしから気持ちまでとらないでよ!ばかじゃん?!大ちゃんばかじゃないの?!やだ・・やだ」                                     
    泣き崩れた。たぶん家中に聞こえていた。けどね気にならなかった。                             
    離れる事が一番恐かったから。

    2006-11-03 05:38:00
  • 248:

    名無しさん

    大介は何も言わずただ黙ってうつむいていた。                           
    「ただ好きなだけじゃん?大ちゃんの事、ただ好きなだけ。。だいちゃん『広子ぉ・・っ』                               
    ぎゅうっ!                               
    大介がいきなり抱き締めてきた。強い力で。

    2006-11-03 05:43:00
  • 249:

    名無しさん

    「…‥俺、死にたくねぇよ…‥死にたく…‥…‥っ…‥お前と一緒にいたいよっずっと一緒にいたい…‥何でっ何で…………どうすりゃいいんだよ…‥…死にたくない…‥死にたくない」                                                
    ズキン・・ズキン・・                          
    大介が強く抱き締めてる。泣きながら崩れそうになりながら必死に広子を抱き締めた。                                             
    神様助けてください。。神様。

    2006-11-03 05:48:00
  • 250:

    名無しさん

    泣きながら私の胸で泣いた。肩を震わせながら大介は泣いた。                                
    ただ泣き続けた。広子は力一杯抱き締め続けた。              
    強がりな大ちゃん。
    ずっと大ちゃんは                一人で震えていたんだね。            
    当たり前の事が大ちゃんの希望で、一日一日眠るのが恐かったんだね。

    2006-11-03 06:17:00
  • 251:

    名無しさん

    しばらく泣き続けているうちに大介とベットに倒れこんでいた。                               
    激しく優しく唇を重ね、不安をかき消すかのように初めて一つになった。

    2006-11-03 06:21:00
  • 252:

    名無しさん

    あたしの初めての人が大ちゃんでよかった。                            
    痛くて耐えれなかったけど大介からうける痛みは愛しい。                      
    私たちは一つになった。

    2006-11-03 06:23:00
  • 253:

    名無しさん

    書き込みありがとうございます。                     
    大ちゃんがいなくなってかれこれ二ヵ月ちかく。毎日泣いてばかりです。                           
    どうやってみんなこんな状況に慣れるんですか。                          
    会いたいよう

    2006-11-03 06:25:00
  • 254:

    あやか

    ねぇ私は君に何かを   残してあげる事が    できたかな       ねぇこのまま時が過ぎたら私には何が残るだろ   それでもまだ      奇跡を願い 続ける心  それともただの傷跡かな 
    あゆのHOPE or PINE   
    私の好きな歌なんです?  
    広子ちゃん、ゆっくりでいいと思うょ?ゆっくり上を向いていけばいい☆   大介くんと見た空を。  長々ゴメンなさい(>_

    2006-11-03 08:10:00
  • 255:

    名無しさん

    大介の匂いがする部屋で                         
    腕枕で気付けば眠っていた。                       
    大ちゃん疲れたのかな?すぐ寝息をたてたよ?あたしねその寝息に安心して眠ったの。

    2006-11-03 12:56:00
  • 256:

    名無しさん

    目が覚めたら大介が広子を優しくほほえんで見つめていた。                                 
    恥ずかしくて大介に抱きついて顔を隠した。                            
    裸の二人に気付く。   抱き合う肌と肌が赤く頬を染める。                                
    そっか。

    2006-11-03 13:03:00
  • 257:

    名無しさん

    一つになったんだね。                                      
    大介の腕の中でまた赤くなる。                                              
    ぽんぽんっ。      
    広子の頭を優しく撫でる。                        
    「何でそんな可愛いんだよっ。ば〜か」

    2006-11-03 13:06:00
  • 258:

    名無しさん

    大介はそう言うと広子のおでこにキスして耳たぶにキスしてほっぺにキスした。                        
    くすぐったくて思わずふきだす。                     
    それでもキスをやめない大介。                      
    いっぱいキスをいろんな場所にして                                            
    ぐいっ。手で広子の顔を自分の近くに向けて見つめ合う。

    2006-11-03 13:09:00
  • 259:

    名無しさん

    真っすぐな強い目                            
    すべてを見透かすような目                                    
    優しい目                                
    その目で広子の目を優しく見つめる。

    2006-11-03 13:11:00
  • 260:

    名無しさん

    あたしはこの目が大好きだ。                                   
    鼓動が早くなる。    
    大ちゃんに聞こえないかな?恥ずかしいから。聞こえたらやだな…‥…                            
    けど大ちゃんなら絶対受け入れてくれるの知ってるよ?いじわるいいながらも優しく抱き締めてくれるんだよ。

    2006-11-03 13:13:00
  • 261:

    名無しさん

    「広子?」                               
    目を見たまま優しく名前を呼ぶ。                     
    「ん?」                                                                                            「赤い糸ってたぶんあるのかもしれねぇな…‥…誰かに巡り合うために生まれてきたとしたら俺は広子に会うために生まれてきたと思う」

    2006-11-03 13:21:00
  • 262:

    名無しさん

    「前世があるとしたらきっと俺らは出会っていて、生まれ変わって今またこうやって出会ってるのかも……俺そういうの信じない奴なんだけどさぁ」                             
    「うん」                                            
    「初めて信じた」                                        
    涙って悲しい時じゃなくても溢れるんだね。今あたし初めて知った。

    2006-11-03 13:24:00
  • 263:

    名無しさん

    「ならば生まれ変わってもぜってぇまた逢えるんだ。前世の、この今が前世になったとしても、また巡り逢うんだ。広子がどこにいても俺がぜってえ見つけてやるからな!」                              
    涙を大介が指でふいてくれた。                                  
    「あたしがぶさいくな醜い子になってたとしても?」

    2006-11-03 13:28:00
  • 264:

    名無しさん

    そう言うと大介は優しく微笑んで                                             
    「ば〜か。広子がどんな姿でも関係ねぇよ。俺が広子をみつけた時から世界一幸せなんだから。な?見た目とかそんなんちっぽけだろ?」                                              
    「・・・・・っ」                            
    声にならなかった。なんでこんなに好きなんだろう。

    2006-11-03 13:31:00
  • 265:

    名無しさん

    「なぁ、俺はちょっと早く死ぬ。逃げれない事実なんだよ。拒んだって逃れる事ができない事実なんだ。…‥…広子?…‥真面目な話だから…‥な?俺がいなくなったらこう考えろ。生まれ変わった時今できなかった事をぜってぇ叶える。だから…‥だからぜってぇ一人になっても生き抜くんだ。幸せになるんだ。ちゃんと飯食って、泣いて笑ってはしゃいでいっぱい旅行行ったり・・いっぱい生きるんだ。そんでもって立派に恋愛して、結婚して子供を産め」

    2006-11-03 13:38:00
  • 266:

    名無しさん

    頭を横に振ろうとしても動けなかった。                              
    大介が一番つらいんだもん。一番そんなの言いたくないもん。                                
    涙を必死でこらえながら、ことばをつまらせながらも話すんだから、絶対そうなんだ。                                 
    「俺の事は忘れていいから、たまに疲れた時空を見上げて。。な?・・俺に逢えるから・・・ぜってえ逢えるから・・・やべぇっ…‥泣けてきた…‥」

    2006-11-03 13:43:00
  • 267:

    名無しさん

    唇を重ねた。何度も。泣きながら、重ねた。                            
    受け入れる覚悟をもうそろそろしときなさいと神様から言われたような気分になった。                                 
    今は、                     今はね                                 
    そんなの考えない。そんなのいらないの。大ちゃんと今だけは病気を忘れて愛し合うんだから。。

    2006-11-03 13:46:00
  • 268:

    名無しさん

                                        
    夕食はすき焼きだった。大介のおじさんとおばさんと四人で。                                
    あったかい家族。                                        
    おじさん、おばさん大介をこの世に産んでくれてありがとう。

    2006-11-03 13:58:00
  • 269:

    名無しさん

    今日はね、大ちゃんの家に泊まれる!                               
    まだ八時だし、まだまだ一緒に居れるね!

    2006-11-03 14:00:00
  • 270:

    チコ

    完結待ってるな

    2006-11-03 14:03:00
  • 271:

    名無しさん

    書き込み、歌詞ありがとうございます!      
    あゆの歌大好きです!                                      
    大ちゃんはエグザイルのSONG FOR YOUが大好きでよく口づさんでいました。                          
    君は一人じゃないよ     僕等がここにいるよ   いつも胸の中でずっと見つめ続けているから…                         
    誰か歌詞のせてくださぁい??

    2006-11-03 14:08:00
  • 272:

    名無しさん

    お風呂からあがったら大介は疲れたのか眠っていた。                        
    その寝顔を見て広子は微笑んだ。                                 
    ふと本棚に視線が行く。アルバムと卒業アルバムがあった。

    2006-11-03 14:12:00
  • 273:

    名無しさん

    分厚いアルバムや写真と卒業アルバムをとりだしてベットにもたれてゆっくり開きだした。                               
    古い分厚い赤いアルバムは大介の小さいときのもので思わず笑ってしまう。

    2006-11-03 14:14:00
  • 274:

    名無しさん

    おばさん若いなぁ。綺麗。この赤ちゃんが大介かぁ。                        
    はいはいしてる写真や、笑ってる写真、掴まり立ちしてる写真やご飯を食べてる写真。泣いてる写真がつぎつぎに視界にとびこんでくる。                                  
    幼稚園の大介、小学生の大介。どんどん今に近づく。

    2006-11-03 14:17:00
  • 275:

    名無しさん

    「…‥んっ…‥」                            
    びくっ!                                
    ゆっくり振り替える。寝返りをうっただけかぁ。。びっくりしたぁ。

    2006-11-03 14:20:00
  • 276:

    名無しさん

    一通り見て、大介のベットに潜り込むと                  
    「…‥ん…‥ごめん寝てた…‥広子ぉ…‥」                            
    そう言って広子は大介の腕の中に包まれた。

    2006-11-03 15:30:00
  • 277:

    名無しさん

    また、寝息をたてる。                          
    大ちゃんあったかい・・・                                    
    そのまま眠ってしまった。幸せな時間だった。

    2006-11-03 15:31:00
  • 278:

    名無しさん

    朝、大介に起こされた。             
    「広子?朝だぞぉ〜ひろこ〜」                                  
    ほっぺたぶに〜っっ。。どんな起こし方だよ〜(;^_^A                        
    「っくっくっく笑」大介の笑い声で目を開けた。

    2006-11-03 15:38:00
  • 279:

    名無しさん

    「ん〜っ。いたいよぅ」                         
    広子がそう言うと大介がほっぺをさすって笑ったから広子も笑った。                             
    「広子?今日家でもいいか?ちょっとしんどいから」

    2006-11-03 15:41:00
  • 280:

    名無しさん

    その言葉を聞いて広子は飛び起きた。                               
    「大丈夫?!寝る?寝てなきゃだめじゃん!海なんて行かないでいいよ!一緒にいたらそれでいい」                           
    すると大介はいじわるそうに笑った。

    2006-11-03 15:43:00
  • 281:

    名無しさん

    「嘘だよ〜っ★ば〜か」                         
    そう言って広子を抱き締めた。                                  
    細い腕で。優しくあったかく。

    2006-11-03 15:45:00
  • 282:

    名無しさん

    大ちゃん                                            
    大ちゃん                                            
    大ちゃん                                            
    広子は大ちゃんに出会えて本当に幸せ者です。心の底から言えます。幸せだって。

    2006-11-03 16:07:00
  • 283:

    名無しさん

    休憩します(^O^)                            
    書き込み大好き??

    2006-11-03 16:48:00
  • 284:

    名無しさん

    髪の毛をセットして化粧しようとしたら                  
    「今日はすっぴんがいいから」                                  
    大介からの言葉。グロスだけ唇に塗った。

    2006-11-03 19:42:00
  • 285:

    名無しさん

    せっかくのデートだから気合い入れたかったのになぁ。。                                  
    けど大介がいいって言ってるからこれでいいよ!                          
    二人で家を出てバスに乗り海に向かう。ずっと手をにぎりしめていた。

    2006-11-03 19:44:00
  • 286:

    名無しさん

    海に着いた。                              
    人がいない。砂浜。二人で、二人だけで歩く。                           
    「なぁんか気持ちいいなぁ!見てみろ空!」

    2006-11-03 19:47:00
  • 287:

    名無しさん

    大介が指差した。                            
    空。                                  
    深い青と分厚い雲が泳ぐ             

    2006-11-03 19:48:00
  • 288:

    名無しさん

    風が強いから髪を手で押さえ見上げる。                                          
    自分達の小ささが分かる瞬間。                                              
    「あ――――――っ!」

    2006-11-03 19:50:00
  • 289:

    名無しさん

    大介がいきなり海に向かって叫ぶ。                                
    「だいちゃぁ―――――――――ん!」                              
    広子も空に向かって叫ぶ。

    2006-11-03 19:51:00
  • 290:

    名無しさん

    「好きだぁ――――――――――――!!」                            
    つないでる手が強まる。                         
    「あたしもぉ―――――――――――!」                             
    「喧嘩上等―――――――――――――――――――――!!」

    2006-11-03 19:53:00
  • 291:

    名無しさん

    叫ぶだけ叫んで笑い合った。                                               
    空は果てしなく深くどこまでも広くつながってる。                                     
    「なんかすっきりしたな!プリクラ撮りに行くか!しかもいっぱい撮ろうぜ!」

    2006-11-03 19:56:00
  • 292:

    名無しさん

    二人でゲームセンターへ行くと、大介のまわりを男の子達が囲んだ。                                         
    「大介お前何やってんだよこんな所で?!」                            
    大介の友達みたいだ。みんなかっこよくてお洒落でみんな大介を見てはしゃいでる。                                  
    何度か病院で見た子達。

    2006-11-03 20:33:00
  • 293:

    名無しさん

    「おぅ。外泊許可がおりたんだよ★お前等相変わらずゲーセンかよ笑」                            
    照れ臭そうに嬉しそうに笑う大介。広子の手をしっかり握って。                                           
    「そうなんだ。。じゃあまた明日から病院?」                           
    「まぁな!へへっ笑何か懐かしいなぁ笑ゲームしようぜ!広子いいか?こいつらとちょっと遊んでも」

    2006-11-03 20:36:00
  • 294:

    名無しさん

    竜が言っていたっけ。一番人気あったのが大ちゃんだって。                                 
    大ちゃんこうやって元気な時毎日遊んでたんだね。今も楽しそうに笑ってゲームしたりしてる。                             
    みんな大介の事を大事にしてるんだね。

    2006-11-03 20:42:00
  • 295:

    ホントに…泣ける…せつないよ…

    2006-11-04 01:27:00
  • 296:

    名無しさん

    みんなとバイバイして大介と二人でプリクラコーナーに行って両替をする。              
    一万円札をいれる大介。                         
    「あたし小銭もってるよ?」                                   
    「ば〜か。女に金出させる男じゃねぇよ!しまっとけ笑!」

    2006-11-04 01:56:00
  • 297:

    名無しさん

    取り出した財布を大介が無理矢理広子のカバンに直した。                                  
    「いっぱい撮ろうな!いっぱい撮ろう!」

    2006-11-04 01:58:00
  • 298:

    名無しさん

    大介が笑いながらそう言った。                                  
    両手には大量の100円玉。プリクラの中に入り、いろんなポーズを撮る二人。                         
    へん顔、にやけた顔、笑った顔、すねた顔、キスした顔、抱き締めてほっぺにキスする。

    2006-11-04 02:01:00
  • 299:

    名無しさん

    こんなに撮ったことないくらいの枚数。                              
    大介は疲れたみたいだったのでそのまま一緒に家にいった。

    2006-11-04 02:03:00
  • 300:

    名無しさん

    「大丈夫?しんどいの?」                                    
    大介はすぐベットに寝転び夏用布団をかけた。                           
    「心配すんなって。大丈夫だから」

    2006-11-04 02:54:00
  • 301:

    名無しさん

    心配する広子を心配して…‥                                   
    大ちゃんいっつも人の事ばっか。

    2006-11-04 02:57:00
  • 302:

    名無しさん

    広子は出来上がったばっかの大量のプリクラをベットにうつぶせに寝転び広げた。                       

    2006-11-04 03:14:00
  • 303:

    名無しさん

    隣で寝息をたてる大介。             
    幸せそうに眠ってる。                          
    よかったね。今日大ちゃん楽しそうだった。                                        
    ほっぺたにキスしてベットから下りてカバンにプリクラを入れて、置き手紙を書いた。

    2006-11-04 03:21:00
  • 304:

    名無しさん

    プリクラを半分ずつ切ったのと一緒に机に置いて、そっとドアを絞めてそのまま家に帰った。                                          
    プリクラを何回も何回も見て、色んなところに貼りつけた。                                 
    しーんとする部屋。何だか急に不安になる。                            
    昨日起こった出来事が鮮明に甦る。

    2006-11-04 04:02:00
  • 305:

    名無しさん

    大ちゃんの弱音                             
    あたしの事想って                            
    自分を犠牲にして別れを告げた。                                 
    強がって、本当は知ってたよ?大ちゃん目に涙ためてたよね?

    2006-11-04 04:05:00
  • 306:

    名無しさん

    喧嘩上等って彫った時              
    平気だよって笑い飛ばした時                                   
    どれだけ張り裂けそうな不安と戦っていたの?                           
    きっと大ちゃんの事だから一人夜中に震えて泣いたと思う。                                 
    まだ15才だったんだよね。

    2006-11-04 04:08:00
  • 307:

    名無しさん

    抱えた恐怖は私には分からない。                                 
    大ちゃん?                               
    あたしが簡単にうなずくとでも思った?別れますっていうと思った?                             
    言うわけないじゃん。                          
    ばかだよ!あたしが言うわけないじゃん。                             
    だってあたしの居場所は 大好きな場所は大ちゃんなんだから。

    2006-11-04 04:10:00
  • 308:

    名無しさん

    気持ちは強いのに、涙がぽたぽたとプリクラのうえに落ちた。                                
    本当は恐い。                              
    けど離れるのはもっと、もっと恐いから。                             

    2006-11-04 04:12:00
  • 309:

    名無しさん

    大介の日記。                  
    5月1日  今日女の子を見た!めちゃタイプ!それが竜の新しい彼女の連れだった                                               
    5月3日  検査。あ―しんどい。だるい                              
    5月5日  今日大量に髪がぬけたので丸刈り2してもらった。 食物を吐いた。いらいらして恐くなって泣いた。なさけねぇ。

    2006-11-04 04:19:00
  • 310:

    名無しさん

    5月5日 広子がついに来た!写メとった!
    5月8日  検査だりぃ                          
    5月9日  広子に会いたい。外に出たい。                             
    5月12日  治療がつらい。よくなるのか・・分からない・・つらくなったので元気飴食った。                             
    5月14日  また吐いた  治療が辛い・・

    2006-11-04 04:23:00
  • 311:

    名無しさん

    5月15日  広子から漫画の『NANA』を借りた。読んだら以外とおもしろい。                                     
    5月18日久々せいじ達が来たかと思えばエロ本もってきた!アホか                  
    5月20日 最近体がだるいのがつづいて広子にあたってしまった。ごめん。

    2006-11-04 04:28:00
  • 312:

    名無しさん

    5月24日  あ〜暇                                       
    5月28日 広子は犬に似てる。                      
    6月1日千羽鶴もらった。泣いてしまった。                             
    6月3日 ぜってぇ治す!                         
    6月5日外泊できる!広子がまた泣いた。泣き虫だから仕方ないか。

    2006-11-04 04:32:00
  • 313:

    名無しさん

    日記はガン宣告されてから書いてありましたが長くなるので私と出会ってからの日記から書きました。              
    大介が亡くなってからおばさんからいただいたものです。                      
    物語に合わせて乗せていく事にしました。

    2006-11-04 04:49:00
  • 314:

    名無しさん

    書き込みありがとうございます。                                 
    切なくて泣いてくれてありがとうございます。泣きながらあたしはこの話を書いてます。。書くには早すぎたかもしれないけれど、完結したいから頑張ります。

    2006-11-04 04:59:00
  • 315:

    名無しさん

    読んでるよ!頑張ってね!!!
    ってかちゃんと睡眠とれてるのかな??おせっかいだけど…チト気になってしまって。無理せずに!!!

    2006-11-04 11:36:00
  • 316:

    名無しさん

    眠れないんです。学校にも行く気になれなくて。大ちゃんがいなくなったばっかで仕方ないのかもしれないけど。。                    
    誰かアドバイスください。

    2006-11-04 13:34:00
  • 317:

    名無しさん

    またいつもの学校が始まった。                                  
    友達にプリクラを分けて秋子にいっぱい話をすると秋子は嬉しそうに話を聞いてくれた。                                
    大介からは朝方メールがあった。

    2006-11-04 13:45:00
  • 318:

    名無しさん

    昨日ごめん?寝てしまった。。二日も一緒にいれてすんげぇ楽しかった???今から病院だ。                              
    添付画像には空の写メ。                         
    大介。頑張れ!

    2006-11-04 13:52:00
  • 319:

    名無しさん

    午後の授業。頭の中はいつも大介ばっかり。                            
    頬杖ついてふいに空を見る。                                   
    大ちゃんに早く会いたいよぅ。                                  

    2006-11-04 13:55:00
  • 320:

    名無しさん

    相変わらずの日々がつづいた。                      
    大介の調子は悪くなる一方でよく咳き込み広子に八つ当りする時も増えた。                          
    広子も疲れていたのかぶつかり合ったりもしたけどすぐ仲直りした。                                         
    喧嘩さえもできないの。。大ちゃん声張り上げると咳き込むから。

    2006-11-04 14:02:00
  • 321:

    名無しさん

    6月26日                                
    大介が『NANA』にはまっていたので中島美香の歌と伊藤ユウナの歌を録音したMDを渡すと喜んでくれた。                         
    「ありがとうな。映画見たかったな。。」                             
    「元気になったら一緒に見ようね!」                                           
    その時気付いた。台のうえにあるキャンディ。。

    2006-11-04 14:07:00
  • 322:

    名無しさん

    食べてないのかなぁ。何で気付かなかったんだろう。                                    
    食べないから元気出ないんじゃん!                                
    「だいちゃん?飴食べてくれてないの?」                             
    「お―っ。大事にとってるんだよ。今食べるわ」

    2006-11-04 14:14:00
  • 323:

    名無しさん

    体を起こそうとするとだいちゃんが咳き込んだ。                          
    慌てて背中をさする。                                      
    「あたしが取るから!寝てなさぁい」

    2006-11-04 14:17:00
  • 324:

    名無しさん

    そう言って体を離そうとした時、大介が抱きついてきた。                                  
    突然の出来事でびっくりしたけどすぐぎゅって力を入れ返した。                               
    「情けねぇな。。俺」

    2006-11-04 14:19:00
  • 325:

    名無しさん

    小さな、小さな声。                           
    すぐにかき消されそうな、今にも消えてなくなりそうな声でそう言った。                                       
    「大好きだよ。だいちゃん大好き」                                            
    飴を取るのを忘れて抱き合った。好きだと言えば安心する。おまじないみたいな感じ。

    2006-11-04 14:24:00
  • 326:

    名無しさん

    GLAMOROUS SKY
    開け放した窓に  廻る乱舞のDEEP SKY AH 仰いで・・・                             
    繰り返す日々に 何の意味があるの? AH叫んで  飛び出すGO             履き潰したROCING SHOES 跳ね上げる PUDLE    君は CLEVER AH .REMEMBER
    あの虹を渡って あの朝に帰りたい        あの夢を並べて 二人歩いた                       
    GLAMOROUS DAYS

    2006-11-04 14:30:00
  • 327:

    名無しさん

    大介が一番好きな歌になった。広子はよく口づさむようになった。                              
    大介はクリーンルームに移動することになった。血球が下がってしまったためだとか。無菌室。。                            
    それでも広子は会いに行く。

    2006-11-04 14:35:00
  • 328:

    名無しさん

    7月になっていた。               
    秋子と竜はまた喧嘩したみたいだ。                    
    最近大ちゃんは私の前でもつらそうにしはじめていた。元気飴も食べなくなったし笑っても咳き込むから辛そうにする。

    2006-11-04 14:38:00
  • 329:

    名無しさん

    もうだめかもしれない。             
    あと少しだけかもしれない。                       
    あきらめに似たことばがふいに夜中悪夢になって襲い掛かる日々。                              
    この頃からあまり私は眠れなくなった。

    2006-11-04 14:44:00
  • 330:

    名無しさん

    大介からのメールもこなくなったのは今の部屋ではだめらしいからだ。                            
    唯一つながっていたメールでさえももうできなくなったんだね。。元気になったらいっぱい・・・いっぱい・・・

    2006-11-04 14:46:00
  • 331:

    名無しさん

    夏休みは毎日お見舞いに行った。         
    大介は寝てる事が多くなった。          
    目が覚めるまで待って少し話したりする。それだけだけど楽しい。

    2006-11-04 14:50:00
  • 332:

    名無しさん

    9月5日                                 
    学校が終わりすぐさまいつものように病院へ。クリーンルームへ入る準備をして入った。                    
    大ちゃんはめずらしく起きていたみたいでいつもの笑顔で私を迎え入れてくれた。

    2006-11-04 14:54:00
  • 333:

    名無しさん

    「よぉ!」                               
    いつものことば。大好きなことば。                    
    「寝てなきゃダメだよ〜。はい寝て」                   
    体を起こした大介をまた寝かせようとした時、抱き締められた。

    2006-11-04 14:56:00
  • 334:

    名無しさん

    この瞬間が大好き。               
    素肌で触れ合えないけど、大ちゃんの体温が伝わるの。。                      
    大ちゃん大ちゃん。                           
    「広子?」

    2006-11-04 14:59:00
  • 335:

    名無しさん

    大介が話はじめる。広子ね目を見ながらやさしくほほえみながらゆっくりと。                         
    「もう九月。九月なんだな・・夏休み毎日きてくれてありがとうな。遊びに行っても良かったのに悪かったな。。」                                
    急に何言ってんの?全然悪くないしあたしね、来たいから毎日来てたんだよ?                         
    言いたいことばを言わず大介の話に耳を傾ける。

    2006-11-04 15:02:00
  • 336:

    名無しさん

    「ごめんな・・・」                           
    そう言って違う方を見た。あたしは頭を左右に振った。                                   
    「大ちゃんのば〜か。」                         
    わざと憎まれ口をたたく。

    2006-11-04 15:06:00
  • 337:

    名無しさん

    あれ?                     
    おかしいな。                              
    いつもなら「うっせぇ。」って言い返すのに。                                       
    「ありがとう」                                         
    そんな言葉聞きたくないのにね。大ちゃんばかだね。

    2006-11-04 15:08:00
  • 338:

    名無しさん

    大ちゃん?                               
    ねぇ大ちゃん?                             
    ちっとも迷惑なんかじゃないんだよ?                               
    大好きな大ちゃんからの言葉や行動は全部あたしは大好きだから。

    2006-11-04 15:10:00
  • 339:

    名無しさん

    「キスしてぇからマスクはずせよ」                                
    そう言って私のマスクをはずしてキスをしてきた。                         
    今日の大ちゃんはおかしいね。看護婦さんに怒られちゃうよ。。

    2006-11-04 15:14:00
  • 340:

    名無しさん

    夕方になったので帰る事にした。                     
    「じゃあそろそろ行くね!ちゃんと寝てなさいよ!」                                    
    ぎゅうっ。大介と抱き締め合い体を離す。                             
    「気付けて帰れよ!転けるなよ笑」

    2006-11-04 15:51:00
  • 341:

    名無しさん

    いつものいじわるな優しい大ちゃんに戻ったね。                                                  
    「じゃあまた明日ね」                                      
    視界に映る笑顔の大ちゃん。手をふってお見送り。

    2006-11-04 15:53:00
  • 342:

    名無しさん

    夢を見た。                                           
    大ちゃんが元気に笑って走り回ってる。                                          
    桜の花びらがゆらゆらと風に揺れて宙を舞っていた。                                    
    何か声を出すわけでもなく楽しそうに。。

    2006-11-04 15:56:00
  • 343:

    名無しさん

    その夢は一本の電話で現実に引き戻す。                                          
    夜中三時すぎ、着信は竜から。                                  どうしたのかな?こんな夜中に。。何だろう、また喧嘩したのかなぁ。

    2006-11-04 15:58:00
  • 344:

    名無しさん

    半分寝たまま電話に出た。明日またゆっくり聞くからって言いたくて。                                        
    「はい『広ちゃん…‥…だい・・が・・』                                         
    あたしの声も聞かず竜が震えた声でそう言った。

    2006-11-04 16:00:00
  • 345:

    名無しさん

    目が覚める。                              
    何?   何?                             
    『病院今から来て・・・今から』                                 
    今から?何?大ちゃんなんかあったの?

    2006-11-04 16:02:00
  • 346:

    名無しさん

    分からないまま、嫌な予感を隠すように服を急いで着替え自転車に乗り真夜中の道を走った。                                          
    星空いっぱいの空の下。 息切れしながら力のかぎり走り抜けた。                                          
    あなたに会うために。

    2006-11-04 16:05:00
  • 347:

    名無しさん

    自転車を置き真夜中の病院を走って階段を駆けのぼり病室を勢い良く開ける。                         
    ガラッ!                                            
    視界に飛び込んだ泣きじゃくる人たち。大介にすがりつき泣く竜。

    2006-11-04 16:07:00
  • 348:

    名無しさん

    すぐさま大介の元へ行き体を触る。                                
    動かない。。                                          
    指を触る。                                           
    動かない。握り返さない。

    2006-11-04 16:10:00
  • 349:

    名無しさん

    何で?                                             
    大ちゃん?                                           
    あぁそうか寝てるんだ。寝てるんだ。                                           
    起こさなきゃ。

    2006-11-04 16:34:00
  • 350:

    名無しさん

    「大ちゃん?大ちゃん?」                                                
    ぺちぺちほっぺを叩く。                                                 
    『いってぇなぁ〜』                                       
    今にも声が聞こえてきそうなのに、動かないの。

    2006-11-04 16:35:00
  • 351:

    名無しさん

    みんななんで泣いてるの?                                                
    「大ちゃん!起きて!ばかっ!ばかばか!」                                        
    声を張り上げても揺すっても叩いても                                           
    動かない。動かない。

    2006-11-04 16:38:00
  • 352:

    名無しさん

    誰かに引き止められたけど振り払って気付けばキスをしていた。                               
    寝て振りだよ。だからキスしたら照れて起きるから                                     
    冷たく反応のない唇。なんで?

    2006-11-04 16:40:00
  • 353:

    名無しさん

    『うそだよばーか』って言ってよ。                                
    『広子は泣き虫だなぁ』っていじわるそうに言ってよ。                                               
    愛してるって抱き締めてよ!                                               
    なんで動かないの?

    2006-11-04 16:42:00
  • 354:

    名無しさん

    駄目だ・・・                                          
    駄目だ。                                            
    大ちゃん何しても動かない。                                   
    やだよ…‥…何で?何で?

    2006-11-04 17:19:00
  • 355:

    名無しさん

    ぐいっ
    竜が私の腕を掴んで抱き締めた。                                 
    「広ちゃん、大介は死んだんだよ…‥…」                                         
    その言葉に頭が真っ白になる。                                              
    力のぬけた手から自転車の鍵が床に落ちた。。

    2006-11-04 17:23:00
  • 356:

    名無しさん

    視線は大介の顔。                                        
    「やだ…‥…っやだぁ…‥…やだ!!いやぁぁぁ」                                     
    竜は力強く私の体を抱き締めて離さなかった。                                       
    2006年 9月6日                             
    午前1時15分                              
    花隈大介永眠                              
    17才

    2006-11-04 17:27:00
  • 357:

    名無しさん

    大介の日記。                              
    6月18日 広子に会いたい                        
    6月21日 もう俺、死ぬのかな                      
    6月24日 広子と喧嘩した

    2006-11-04 17:29:00
  • 358:

    名無しさん

    6月29日飴玉食ったら吐いた。                                  
    7月1日 広子がまた泣いた泣き虫だな。                  
    7月3日 死にたくない。死にたくない                               
    7月5日  海が見たい                          
    7月12日  広子が来たのに検査のせいで会えなかった。しゃあないからプリクラにキスした。

    2006-11-04 17:32:00
  • 359:

    名無しさん

    7月19日 寝るのが恐い。                                    
    7月27日 蝉うるせぇ。プール行きたい

    2006-11-04 17:34:00
  • 360:

    名無しさん

    日記はここまででした。                                                 

    2006-11-04 17:35:00
  • 361:

    名無しさん

    お通夜と葬式が終わり最後のお別れに渡せなかった空の写真集を入れた。                           
    あまり覚えていないし、書き込む勇気がないのでお通夜〜お葬式は省略しました。                                   
    こんな日でも空は晴れ渡っていた。

    2006-11-04 17:38:00
  • 362:

    323です。

    また完結したら、書き込みさせてもらいます。体が脱水症状なりそーデス…。

    2006-11-04 18:36:00
  • 363:

    のン

    主さん、頑張って。
    のン、何もできなぃけど、つらいときゆぅて?一人じゃなぃから。大介くんじゃなぃけど。初めからよんだょ。主さんちゃんと生きなぃと大介くんかなしむょ。大介くんが頑張ってたみたいに主さんも頑張って!お願い。

    2006-11-04 19:29:00
  • 364:

    名無しさん

    みんなが木の箱の中で眠る大介に花や好きな物を入れた。                                              
    最後のお別れなんてね言いたくないのにみんな言っていく。                                 
    「大介…‥またな !」竜は泣きながらそう言った。

    2006-11-05 02:01:00
  • 365:

    名無しさん

    おばさんは泣きながらほほえんで「よく頑張ったね。ゆっくり向こうで遊びなさいね」                                             
    そう言って大介のほっぺたを優しくなでながら泣き崩れた。                                             
    みんなが泣いている。あたしは涙が出ない。出ないんだ。

    2006-11-05 02:03:00
  • 366:

    名無しさん

    少し離れた所につっ立ってる私の手を引きみんなが大介の前に立たせた。                                       
    花に囲まれてきれいだね。大ちゃん大好きだもんね。                        
    今にも目をあけそうなのに、やっぱ起きない。。                          
    「大ちゃん。。ありがとうござい。。。。。っっっ」

    2006-11-05 02:06:00
  • 367:

    名無しさん

    言葉を言いながら大ちゃんの笑顔が頭の中でよみがえる。                                              
    大ちゃんの手が大好きでした。                      
    大ちゃんの香りが大好きでした。                                 
    大ちゃんのあったかぁい体温が大好きでした。

    2006-11-05 02:08:00
  • 368:

    名無しさん

    だいちゃんの優しい目が大好きだった。                              
    キスする時のあの瞬間が大好きだった・

    2006-11-05 02:41:00
  • 369:

    名無しさん

    【ば〜か。】                  
    大ちゃんのいじわるそうな笑顔。                                 
    【愛してる】                  
    世界中の中で一番幸せだと思えた。                                
    【任せとけって】                
    限りない安心感を与えてくれた。                                 
    【俺、長くないかも】              
    大ちゃんの弱音、流した涙。

    2006-11-05 03:13:00
  • 370:

    名無しさん

    手をのばせばたくさんの愛情で全てを受け入れてくれた。                                  
    全部抱き締めてくれた。                         
    限りない揺るぎない愛情で愛を与えてくれたね。                          
    大ちゃん?                                           
    大ちゃん?                                           
    あなたは幸せでしたか?

    2006-11-05 03:16:00
  • 371:

    名無しさん

    先に、ちょっと先に大ちゃんは天国へ行ったんだね。                        
    だいちゃん。もうお別れなんだね。                                            
    ぽたっ…‥                               
    気付けば涙があふれ出て大ちゃんにキスをしていた。

    2006-11-05 03:18:00
  • 372:

    名無しさん

    もうあたしのキスに反応しない。                                             
    それでも強くキスをした。                                    
    愛しい人よ愛しい人。                                      
    生まれ変わったらまた出会うよね。。

    2006-11-05 03:22:00
  • 373:

    名無しさん

    握り締めた手を                             
    握り返す事ももうない。                                     
    「大ちゃん、一人にしないで…‥あたし一人ぼっちは嫌だよ…‥」                              
    見つめる目はもう開くことはない。                                
    「おいてかないで…‥…やだっやだぁやだぁぁ」

    2006-11-05 04:15:00
  • 374:

    名無しさん

    『馬鹿だなぁ!お前みたいな泣き虫おいてかねぇよ』                        
    声が幻に変わる。                            
    すがりつき泣きじゃくるあたしを竜が引き止め地べたに崩れ落ち大介は見えなくなった。

    2006-11-05 04:19:00
  • 375:

    名無しさん

    助けて大ちゃん…‥…やだよぉ…‥…やだ。。。やだ。。                                              
    竜に抱き締められ竜の腕の中で泣き叫んだ。                                        
    否定しつづけた大介の死を実感したからだろう。

    2006-11-05 04:28:00
  • 376:

    名無しさん

                                        
    放心状態で家に帰った。部屋に貼ってあるプリクラが唯一大介の生きた証。広子とつながった証明。                                       
    すいません。ちょっとつらすぎて書けません。大ちゃんに会いたいよぅ…‥…もうやだ

    2006-11-05 04:38:00
  • 377:

    名無しさん

    ここでは書けない大介の惨めな姿の闘病生活とあたしと出会う前の日記、あたしへの八つ当りの喧嘩、竜と秋子の間に起きた問題全て書けなかったけど、みなさん許してください。                           
    今から書くのはフィクションです。読みたくない方はここまでで止めてください。

    2006-11-05 04:48:00
  • 378:

    名無しさん

    時間がすぎ、私は大介との約束を果たした。結婚して子供をつくり、たまに大介のお墓参りをした。                           
    気付けばもう孫もいる。                         
    桜の季節が終わり大介と巡り合った五月がまた今年もきた。

    2006-11-05 04:55:00
  • 379:

    名無しさん

    広子は75才になっていた。                                                
    孫に車椅子を押してもらい桜の花びらが宙を舞う中暖かい日差しの中を行く。                         
    小さな丘から見える町の景色を見に。

    2006-11-05 04:57:00
  • 380:

    名無しさん

    「おばあちゃんちょっと待っててね」                               
    孫がそのまま走って行った。広子の娘の所へ。                           
    「いい天気だね…」                           
    そう言って広子はゆっくり目を閉じた。                              
    眠るようにやすらかに

    海下広子永眠。。

    2006-11-05 05:00:00
  • 381:

    名無しさん

                                        
    ぱちっ。                                            
    目を開ける。                              
    視界に広がるのは一面の花畑。

    2006-11-05 05:02:00
  • 382:

    名無しさん

    少し向こうで                                          
    「おい!おせぇぞ!早く早く!」                                             
    手招きする大介の姿。                          
    元気な姿で笑っている。

    2006-11-05 05:03:00
  • 383:

    名無しさん

    辛すぎて書けないて自分が書き始めたんやろが?責任持って書きーや?中途半端に書くくらいなら最初から書くなや?今まで読んでくれた人らにバリ失礼???大ちゃんにも失礼?ホンマありえへん??

    2006-11-05 05:05:00
  • 384:

    名無しさん

    広子は走り、大介と抱き合い、キスをした。                                        
    「大ちゃん?もしかしてずっと待ってたの?」                           
    広子がそう言うといじわるそうに微笑み                              
    「ば〜か!当たり前だろ!お前みてぇな泣き虫ほっとけるか!ほらみんな待ってるから行くぞ」                             
    そう言って広子の手を握り走りだした。                                          
    晴れ渡る空の下を。                                       
    それはまるで君と見たあの日の空だ。

    2006-11-05 05:07:00
  • 385:

    名無しさん

    君と見た空。                              
    どこまでも果てしない空。                                    
    私の空は、君だ。                            
    君に見守られここまで生き抜いた。                                            
    生まれ変わって今の記憶がなくなっても君は私をみつけだすのだから。                                        
    愛してます。だいちゃん。あなたを。                                           
    世界中の中で。一番幸せです。                                  

    2006-11-05 05:11:00
  • 386:

    名無しさん

    書き込みありがとうございました。ちゃんと書く事ができなくてすいませんでした。                                  
    すいませんでした。

    2006-11-05 05:14:00
  • 387:

    323だよ

    今たまたま覗いたら丁度完結してビックリした!!スゴイタイミング!!お疲れ様でした。これを書く事で主サンの気持ちが少しでも整理がつけれたり、外に気持ちが向けれたらホントいいなって心から思います。外に出て、お日様に当たって、空を見て、大介サンのみれなかった世界とできなかった経験を変わりにイッパイしていきましょ。大介サンの分も!!!
    絢香の『三日月』って歌、歌詞全部知らないんだけど、すごくメロディーがいいよ♪
    完結までホント頑張りました!お疲れ様デス☆

    2006-11-05 05:33:00
  • 388:

    あとがき

    小説で書けなかった部分を書かせてもらいます。              
    大介は最後、泣きながらもがきながら亡くなった。おばさんから聞きました。                         
    日記は竜からもらいました。古い大学ノートにガン宣告された日からかかれてあって、大介の弱さが痛い程伝わってきて最後まで読むのに勇気がいりました。

    2006-11-05 05:48:00
  • 389:

    あとがき

    小説に書かなかった闘病生活。私の目の前で嘔吐したりおしっこもらしたりもありました。                   
    情けないと本人は泣きながら言ってましたがそれさえも愛しくて。                              
    元気が出る飴を食べなかった日がつづいたのはもう食べても嘔吐してしまうからです。                                 
    外泊した時大介は泣きじゃくっていました。死にたくないのに何でって。

    2006-11-05 05:51:00
  • 390:

    あとがき

    見た目はがりがりでとてもじゃないけどかっこいいなんて言えるものじゃなかった。                      
    それでも彼は生き抜いた。精一杯生き抜きました。                         
    みなさん。                               
    どうか大切な人を大切だと心から大切だと思ってください。                     
    私は大介の事が大好き!

    2006-11-05 05:55:00
  • 391:

    感想?まぁ?




    さっきこの小説を見つけて全部読みました。
    涙がたくさん溢れました。私は、死という辛い現実をあまり感じた事がありません。祖父くらいです。その祖父の時でさえ、たくさん謝り、涙を流しました。
    主さんは、どれほど辛かったのだろう。親友と昔、どちらかがもし死んだらどうする?なんて冗談を言い合った事があります。その時、私は「あんたが死んだら私も死ぬわ〜」って笑いました。親友は真面目な顔で「あたしもやわ。」って他愛無い冗談の話なのに、泣きそうになって言いました。でも結局その話は笑って終わりました。
    今そばにいる人が消える…私には想像できません。
    それを分かって愛し、そばに居て今でもなお、愛している主さん。
    主さんは心の綺麗な人なんだろうな…
    今は弱く、もろく、すぐに折れてしまうような状態かもしれません。
    でも、そんな状態でも、この小説を書き終えた事。
    偉いね、頑張ったね、ありがとぅございます。
    主さんの愛の深さに感動しました。
    長々、意味のわからない文をすみません…。。
    今は前を向くのは辛いでしょう…私には主さんの胸の痛さはわかりません。
    でもね、後ろを向いちゃダメだよ。
    生きてね、生き抜いて、主さんの描いた未来を実現させてね…
    本当に素敵なお話でした。ありがとぅございます。
    主さんがまた元気に生活できる日を祈っています。
      ありがとぅ??

    2006-11-05 07:20:00
  • 392:

    あーか

    http://up2.jp/m/241amiktsc『絢香の三日月』
    今の主さんには共感できる歌詞じゃないかな? 大ちゃんに向けて歌ってあげたら、きっと大ちゃん安心するよ? 主さん辛いね。頑張ったね。けど、大ちゃんは今も主さんを見てるよ?見続けてるよ?だからもう泣かないで。一歩ずつ踏み出せばいいよ。焦らないで頑張ろう?みんながついてるよ!辛くなったらあたしが話ぐらい聞くから。支えてあげたい。ほっとけないよ…。
    a a - k a @ x x n e . j p
    いつでも?してね。

    2006-11-05 12:32:00
  • 393:

    あーか

    主さんへ☆
    ?http://up2.jp/m/v9mz1u5l8c

    2006-11-05 12:40:00
  • 394:

    名無しさん

    2006-11-05 15:57:00
  • 395:

    323です

    あーかサン☆ワタシからも歌詞ありがとうございます。この話読み始めて途中くらいから、この歌のサビのとこ聞くとすごく主サンに聞いてもらいたいって思いました☆☆

    2006-11-05 16:36:00
  • 396:

    あーか

    >>403 いえいえとんでもないです!>>323の書き込みを見て、あたしも『三日月は主さんにピッタリやなぁ』って思いました☆主さんの辛さは、きっとあたし達なんかじゃ計りきれないものだもん。もどかしいよ。けど、まだ大ちゃんが亡くなって二ヶ月しか経ってないのに、こうして小説を書き上げられた事は、あたしはすごい事だと思う!あたしなんかには絶対出来ない事だから。主さんは一歩一歩前に進めてるよ。大ちゃんが主さんに言い残してくれた事、大ちゃんの為にも主自身の為にもゆっくりでいいから叶えていってね。幸せになって欲しいです。

    2006-11-05 19:38:00
  • 397:

    名無しさん

    名作あげ

    2006-11-06 05:49:00
  • 398:

    広子

    歌泣きました。ありがとうございます。

    よかったらみなさん青空の写メ添付してくれませんか?いろんな空の画像がみたいです。                    
    この物語の言葉とかいれてくれたらかなり元気になれそうです!

    2006-11-06 07:50:00
  • 399:

    広子

    最近の近況です。                
    秋子と竜が別れました。秋子に好きな人ができたとからしいですが今、人の事気にする余裕ないんで聞き流してしまいました。ごめんなさい秋子。                  
    私は毎朝お墓に行ってお祈りしてます。学生なのでお花買うお金ももってないので近くの川原に咲いているお花を毎日置いてます。                         
    大介のおばさんが大介の写真をくれました。                            

    2006-11-06 08:25:00
  • 400:

    あーか

    主さんおはよ☆
    空の写メ、綺麗な瞬間見つけたら、撮って張り付けるよ☆きっと大ちゃんも同じ空見てるもんね。
    主さん、ちゃんとご飯は食べてる?ちゃんと睡眠はとれてる?体壊さないようにね。
    今日も一日頑張ろうね☆
    大ちゃんが見てるよ?

    2006-11-06 08:37:00
  • 401:

    名無しさん

    朝ご飯食べました。今学校です。                     
    この席から見える空の写メとってメールするのが大好きでした。                   
    今の楽しみは夜遊びウェブに書く事です。                             
    大ちゃんみてますか?大ちゃん見てますか?

    2006-11-06 09:27:00
  • 402:

    名無しさん

    昨日は満月でしたね。ツタヤに行って三日月かりました。                      
    あっ、一週間前くらい夢で大ちゃんに会いました。その夢の話を書きますね!小説ふうに書くんでよかったら三日月聞きながら読んでください。

    2006-11-06 09:31:00
  • 403:

    名無しさん

                                                    
    夢の話。                                                        

    2006-11-06 09:31:00
  • 404:

    名無しさん

    制服姿の大介と制服姿の広子。                                  
    大ちゃん久々だね!会いたかったよ!                               
    当たり前のように大介は広子を自転車の後ろにのせて元気いっぱいに自転車をこいだ。                                 
    何を話したのかはおぼえてはいないけど                              
    「泣き虫は治ったかぁ?ちゃんとご飯食べてんのかぁ?食べなきゃだめだぞ」                         
    人の心配ばっかする大介だからきっとそんな事言ってたろうね。

    2006-11-06 09:36:00
  • 405:

    名無しさん

    もっと見たかったけどね                         
    目が覚めちゃった。                           
    大ちゃん、あたしなんとか乗り越えるから、待っていてね。いついけるかはわからないけど心配しなくても大丈夫!                                
    本当はまだほんのちょっと淋しいけどねあたしは大丈夫だからね 安心してください。

    2006-11-06 09:40:00
  • 406:

    名無しさん

    あっ、お通夜の日の事を書きます。                                
    うまくかけるかなぁ。大ちゃん頑張るね!

    2006-11-06 09:43:00
  • 407:

    名無しさん

    親族だけ集まる部屋におばさんが連れていってくれた。                       
    狭い和室の部屋に大介がいた。今からお湯をかけていくそうだ。                               
    広子は呆然としていた。おじさんとおばさんは、涙を流しながらお湯を大介の体にかけて、私の番になった。

    2006-11-06 09:45:00
  • 408:

    名無しさん

    大ちゃん起きそうなのにね…‥。                                 
    足にお湯をかけた。大ちゃんの足。。                               
    そのあと、広子は外に出てただ空を見上げた。

    2006-11-06 09:48:00
  • 409:

    名無しさん

    すいません。やっぱ書けない。。すいません。

    2006-11-06 09:50:00
  • 410:

    名無しさん

    主サン頑張って。無理せんでいいと想う。ちょっとずつ前に進めばいいやん?

    2006-11-06 10:03:00
  • 411:

    名無しさん

    あたし本当にここに書き込みしてくれるみんなが大好きで、今の生きがいなんです。                      
    だからゆっくりですけどちゃんと伝えたい。大ちゃんがいた事。                   

    2006-11-06 10:13:00
  • 412:

    名無しさん

    恋空と似てるね‥?
    時々かぶってるょ‥??
    君は幸せでしたか?とか?

    2006-11-06 10:22:00
  • 413:

    名無しさん

    別にえーやん???

    2006-11-06 10:31:00
  • 414:

    名無しさん

    それ知ってます。秋子が買って「つらいのは広子だけちがうよ」ってくれました。                       
    同じ病気。それだけで共感もてました。                              

    2006-11-06 10:48:00
  • 415:

    323

    同じ表現になってしまう事は、別に悪いことではないんじゃないの??少なからず影響を受ける事だってあるだろうし。ワザとかワザとじゃないかは主サンとこの話を読んでたらわかるんじゃないかな??
    添付ってどうやったらいーんやろ??

    2006-11-06 16:18:00
  • 416:

    名無しさん

    420だから何って話?

    2006-11-06 16:52:00
  • 417:

    広子

    あなたに届くように 空に祈っていた       自由という翼広げれば   今すぐ会いに行く    耐えぬ想い捧げに…   また一粒涙こぼれそう                         
    言葉なくても  そう  感じあえたはずだった。                         
    I WANNA COME BACK FOR YOU            ずっと そばで 笑っててよ           つないだこの手を 離す勇気が TO LOVE OH BABY GIVE ME ONE MORE CHANCE I WANNA COME BACK FOR YOU           はずせない指輪が 今も私の心を 引き止めるの  永遠に愛しい

    2006-11-07 14:21:00
  • 418:

    名無しさん

    夜空に散らばった無限の星屑を          一つ一つ拾い集めては  今も心の中       想い続けているよ    あの日のまま      そばで輝いて                  
    記憶見つめても     涙でにじんでしまう               
    少し遠回りだったけど  出会ってそこから始まってたの          臆病な私をいつも    支えてくれた あなたがいた 永遠に愛しい。

    2006-11-07 14:26:00
  • 419:

    名無しさん

    見上げた空綺麗でした
    君の事を想いました
    君のように強く前を向いて歩いて行けたらと
    こんな声は届きますか?
    君の胸へ響きますか? 君の背を生きる道しるべに今日も歩いてます

    2006-11-07 16:02:00
  • 420:

    名無しさん

    2006-11-07 17:12:00
  • 421:

    広子

    こんな時間に目が覚めました。                                  
    今日竜と久々話しました。

    2006-11-08 03:39:00
  • 422:

    広子

    淋しいのは私だけじゃないんだとわかりました。   ほんの少しだけ前にすすめた気がします。                
    いつか私に好きな人ができて大ちゃんの事忘れちゃう事が一番恐いけどそれは仕方ないことですよね。                          
    すべてを受け入れる強さはまだないけど、大ちゃんはあたしが生き抜いたその先で待ってるって信じる事ができるからあたしはいつでも上を向いていきます!

    2006-11-08 04:30:00
  • 423:

    広子

    みなさんありがとうございました!元気で幸せになってください!

    2006-11-08 12:05:00
  • 424:

    名無しさん

    主さん!
    ツライと思いますが、大ちゃんに
    出逢えてほんとによかったですね・・・
    なんて言ってイイかわからないですが、
    主さんが大ちゃんの分まで頑張って生きてください。
    読ませてもらって、色々考えさせられました。
    ありがとうございます。
    主さんの幸せ願ってます。

    2006-11-08 12:46:00
  • 425:

    名無しさん

    これあげる。今日天気良かったからとった。
    http://p5.ne7.jp/t/t.jsp?i=CFYEItv0MvJ0

    2006-12-15 16:23:00
  • 426:

    名無しさん

    いつまでも亡くなった人を引きずっていると、亡くなった人は心配して上にあがれません。亡くなった人が現世にとどまっている事はものすごく苦痛な事だと聞きました。彼の為にもあなたの為にも1日も早くあなたが元気になれますように

    2006-12-16 06:17:00
  • 427:

    名無しさん

    『死ぬのが怖いんじゃない、死んだ後みんなに忘れられるのが怖い。』昔読んだ本の台詞です。大ちゃんと一緒に過ごした日の事は主さんだけの宝物。新しく好きな人が出来ても、それは決して悪いことではありません。大ちゃんも新しい人も一緒に愛して下さい。

    2006-12-16 08:04:00
  • 428:

    名無しさん

    主さんは空を見るたび大ちゃんの事を思い出しちゃうね。悲しいけれど、とても素敵な事だと思います。会えないけれど、大ちゃんのことを失ってはいないよ。本当に失った時は失った事にさえ気づかないから。今は大ちゃんの事を思い出すと涙が出ちゃうだろうけど、いつか大ちゃんの事を思い出す時、主さんが暖かく笑える日が来ることを願います。長々とゴメンナサイ。

    2006-12-16 08:11:00
  • 429:

    広子サンヨマサして頂きました☆今は辛いかも知れませんがゆっくりでいいので歩いていきましょ☆応援してます☆そして大ちゃんと広子サンが好きだったら空もいつかちゃんと見れたらいいですね☆大ちゃんも広子さんが心配で泣かないように見守ってる思います。広子サンが笑ってくれると大ちゃんも安心して伝わる思いますょ☆大ちゃんも広子サンと出会えて幸せだった思います☆きっと生まれかわって又あえますょ☆今は辛いかも知れませんが頑張って下さいね☆

    2007-01-06 22:24:00
  • 430:

    名無しさん

    よかった…だいちゃんのご冥福ココロヨリお祈りします…
    主さんだいじょうぶかな?前むいていきてますか

    2007-06-22 16:31:00
  • 431:

    名無しさん

    恋空のはなし???

    2007-06-22 16:33:00
  • 432:

    名無しさん

    あげ?

    2007-06-23 00:01:00
  • 433:

    名無しさん

    あげ

    2007-06-23 02:40:00
  • 434:

    名無しさん

    あげ

    2007-06-23 20:49:00
  • 435:

    名無しさん

    ?????????

    2007-06-24 01:18:00
  • 436:

    名無しさん

    あげ

    2007-06-24 13:47:00
  • 437:

    名無しさん

    あげ

    2007-06-24 13:47:00
  • 438:

    名無しさん

    コイぞ
    ラあげ

    2007-06-25 14:26:00
  • 439:

    名無しさん

    2007-06-25 15:59:00
  • 440:

    名無しさん

    .

    2007-06-25 17:57:00
  • 441:

    名無しさん

    a

    2007-06-25 21:46:00
  • 442:

    名無しさん

    ????恋空?????

    2007-07-01 02:49:00
  • 443:

    名無しさん

    この話嘘?日記は大ちゃんのおかぁさんに貰ったって初め書いてるのに、最後竜にもらったって?

    2007-07-01 04:53:00
  • 444:

    名無しさん

    a

    2007-07-14 16:33:00
  • 445:

    名無しさん

    うそっぽいよ

    2007-07-14 21:35:00
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