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1:
岬 ◆rYagzMs.go
久しぶりに書きます。よろしくお願い致します。
2006-05-24 02:09:00 -
71:
岬 ◆rYagzMs.go
ミイラ???
「なるほどぉ、ミイラ目当てか・・・ブフフ、けど残念だなぁ」大男は『グヒヒ、ブヒヒ』と不気味な笑いを混ぜながら、
「残念だけどミイラはもう居ねえぞ・・・」ニタニタ、グヒヒブヒヒ、気持ちの悪い男だ。おまけに近寄ると汗臭いし、足は納豆の臭いだし、口臭の凄さときたら、目眩がするほどだ・・・。
2006-05-24 04:25:00 -
72:
岬 ◆rYagzMs.go
「居ないって、辞めてしまったんですか?」白々しく聞いた。
「逃げたんだよ」
「逃げた?」
「あぁ、グフフ、ブフフフ・・・」大男は不気味にほくそ笑みながらこう言った、
「ミイラ・・・藤沢綾子はなぁ、俺のムスメなんだよ。」2006-05-24 04:26:00 -
73:
岬 ◆rYagzMs.go
第8章:ノックダウン
『この醜いお相撲さんが、アヤの父親??』ボクが当惑していると、
「血はつながっちゃいないけどな、グヒュヒュ・・・」あたりまえだ。アヤも「美人」ってほどじゃあないけど、この醜くて臭いお相撲さんのムスメとは思えない。2006-05-24 04:27:00 -
74:
岬 ◆rYagzMs.go
しかし・・・
「まあ、よくある話しだけどよ、買ったんだよ。ミイラの本当の親からな」なにを言っているのだろう?『買った?』どこがよくある話しだというのだ?2006-05-24 04:28:00 -
75:
岬 ◆rYagzMs.go
「なんで逃げてしまったのですか?」ボクが聞くと、大男は突然不機嫌そうな顔をして、
「さあな、嫌んなったんじゃねえか?」そしてまたほくそ笑み、
「たった200で買ったんだけどよお、その10倍くれえは稼がせたしなあ。グフフ、それにアリャもうダメだ。あんな汚ねえんじゃあ、もうダメだ」『汚い』そう聞いて、アヤの裸を思い出した。あのガサガサの肌を・・・。いったいアヤは何をされていたのだろう??
「あのお、ボクそろそろ・・・」時計をチラリと見て言った。面接の担当者が来る前に帰ったほうがよさそうだと思った。2006-05-24 04:29:00 -
76:
岬 ◆rYagzMs.go
何の面接だか解らないし、ヘタにボロを出すのもまずい。
「また出直します。今日はちょっと約束が・・・」
「なんだ?ミイラが居ないと解ったら、豚なんかやってらんねえってか?グヒヒ、グヒブヒ・・・」大男はブヒブヒ笑った。『豚ってなんだ?』
「いえ、また来ます。明日にでも・・・」
「おう、来る前に電話くれや」大男はサイフから名詞を取り出した。そこには『金森茂樹』と書かれていた。2006-05-24 04:30:00 -
77:
岬 ◆rYagzMs.go
部屋に戻ると、アヤは晩御飯の仕度の最中。
「ただいまー」アヤのホッペに軽くキスをした。
「おかえり!もうすぐ出来るよー」鼻唄まじりでとても楽しそうだ。アヤに暗い過去があるのは間違いない。でも今はとても幸せそうだ。『この幸せをずっと保っていたいな』そう思う。アヤの幸せそうな顔を見ていると、今日、自分のとった行動が恥ずかしく思えてきた。アヤの暗い、隠していたい過去を、わざわざ掘じくり返している自分が嫌になった。『過去は過去だ。アヤは今幸せなんだ。時が解決してくれるさ。アヤが自分から話してくれるのを、待てばいいんだ・・・・』2006-05-24 04:31:00 -
78:
岬 ◆rYagzMs.go
「お、今日は凝っているいねえ」テーブルに並べられたお皿の上には、ハンバーグとサラダ。それに餃子にコロッケ。ワインまでが並んでいた。
「いやあ、うまそうだ。しかし、凄い組み合わせだなあ」笑いながらそう言うと、
「だって、コウちゃん居ないし、ヒマだったんだもん」と、答えになっていない答え。思わず吹き出してしまうと、
「なーに?」笑い顔で睨まれた・・・。2006-05-24 04:32:00 -
79:
岬 ◆rYagzMs.go
「フンッ!やっぱりなあ・・・」突然、ボクの部屋の中にお相撲さんの声が響いた。
「か、金森・・・??」何故だ?何故、金森がボクの部屋にいるのだ??バレていたのか??つけられたのか???完全にパニックに陥った。全身の力が抜け、ただただ唖然としていた。2006-05-24 04:33:00 -
80:
岬 ◆rYagzMs.go
「コウちゃん・・・・な、なんで・・・・???」アヤは怯え震えていた。この状況を把握できないらしい。あたりまえだ。いきなり金森が現われるは、知るハズのないボクが金森の名前を口にするは・・・。
「ふざけやがって・・・」金森はニヤニヤ、グフグフとボクに近づいてきた・・・。重たい革靴がボクの顔面を蹴り飛ばす。2006-05-24 04:34:00