小説掲示板でも、このままのスレッド詳細｜夜遊びweb関西版

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でも、このまま

• 1:

  名無しさん

  
  ずっといえなかった言葉があるの
  
  でも、もう伝えることができないの
  

  2006-10-16 01:50:00
• 2:

  ~=~

  目の前が真っ暗になる
  頬をつたうのは粉雪じゃない　生暖かい涙。「嘘だといって」「夢だといって」ただ何度も繰り返したあの冬の日。

  2006-10-16 01:53:00
• 3:

  ~=~

  雨はやむよね　雪は溶けるよね　嵐は去っていくよね
  じゃあなんであなた戻ってこない

  2006-10-16 01:55:00
• 4:

  ~=~

  *****
  
  アジア最大級の歓楽街、歌舞伎町。ここに来ればなんだって手に入る気がしてた。テレビの画面越しに光る歌舞伎町は同じ国内だっつーのにまるで別世界。まるで宝石箱ひっくりかえした、そんな輝きすら感じた。夢見た場所。それは歌舞伎町。夢見たもの。歌舞伎町で成功する自分。
  夢と希望と、少しの不安を抱えて「ふざけるな」と怒鳴った父親を背に新幹線に飛び乗った。
  

  2006-10-16 02:01:00
• 5:

  ~=~

  過ぎていく見慣れた街大阪に「でっかくなって帰ってくる」と誓った。大阪はいいところや。18年間育った街や。俺は胸はって大阪出身やとゆうわ、どの街にいっても。だけど今の俺の夢は大阪にはない。歌舞伎町にいかなつかめへん夢なんや。
  No1なってこの街戻ってきたる
  俺はグッと手を握り締めた

  2006-10-16 02:04:00
• 6:

  ~=~

  「ホストなんて成功するわけないやん！もうかんのなんてごく一部だけやし」と、周囲にいわれつつも、「まぁバイトなんやし」と、ほんまなにも考えず踏み入れた。それから一転。今じゃ夜どっぷり。

  2006-10-16 02:14:00
• 7:

  名無しさん

  最初女の人ゃと思ったｹﾄﾞ男の人なんゃ?文章うまいなぁ?実話なん？頑張って完結させてね?

  2006-10-16 02:14:00
• 8:

  ~=~

  名無しさん
  ありがとうございます。仕事の関係で更新が不定期になりますが..嬉しいです。ありがとう

  2006-10-16 02:33:00
• 9:

  ~=~

  どっぷり　になってしまったのは借金だとかそんなわけじゃなかった。単なる好奇心だ。
  ホストなんて罰金やらなんやらで大変やん、キャバをしてた同級生にそういわれたけど、「やらなわからへんやん」と、ポジティブすぎる俺は答えた。

  2006-10-16 02:40:00
• 10:

  ~=~

  晴れて？ホストになった18の俺は、新人特集で大々的に扱われ、その月にNo2になった。
  俺ってけっこうすごいんちゃうん！？自分の中でそんな勘違いが発生しだした。

  2006-10-16 02:42:00
• 11:

  ~=~

  かっこいい、新人No1やん、サイトを見るたびにんまり。

  2006-10-16 02:51:00
• 12:

  ~＝~

  新しい何かを手にいれた気がした。だけど同時に何か見えなくなったことなど気が付かなかった。

  2006-10-16 17:47:00
• 13:

  ~＝~

  酒も強かったし女友達もおおかったせいか、ホストに抵抗なく溶け込んでいた　　　　　　　　　　　　　そんな俺を横目に　　　　親父はいらだちを隠せないようだった

  2006-10-16 17:51:00
• 14:

  ~＝~

  「おまえはどんどん母さんに似てくるな」　　　　　スーツに着替える俺を見て何度親父はため息をついたやろうか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ごめん」　　　　　　　俺もいつから親父のため息に頭を下げるだけになったんか？

  2006-10-16 17:55:00
• 15:

  ~＝~

  母親はホステスだった　　若かった親父を捨てて　幼かった俺を置いて　　　　　　　　　　　　　　　　どこかにきえてしまった　　　　　　　　　　　　　だから親父はネオン街を見るたび母親を重ねるのだろう

  2006-10-16 17:58:00
• 16:

  ~＝~

  母親と同じ道を歩く　　　　　　　　　　　　　　　それは親父に対する最大の裏切りだったことに違いはなかった

  2006-10-16 18:04:00