小説掲示板?兄姉末っ子?のスレッド詳細｜夜遊びweb関西版

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?兄姉末っ子?

• 1:

  チビ◆DfXlBG8vLc

  悠太、里佳、歩。
  
  三人兄妹、喧嘩する時はいつも本気。でも実は仲良し？
  三人集まると必ず何かが起こるのです…

  2006-10-14 05:04:00
• 2:

  チビ◆DfXlBG8vLc

  ―ごく普通の家の、仲のい い二人兄妹。
  
  悠太・６才 里佳・３才
  
  ある夏の暑い日、二人に 妹が産まれた―" " "06/10/14 05:11

  2006-10-14 05:11:00
• 3:

  チビ◆DfXlBG8vLc

  　【歩】が加わり三人兄妹　になった長野家。
  
  　悠太は歩の世話を進んで　手伝う。　　　　　　　　ミルク、おむつ、入浴。　６才の少年は兄の枠を超　え、もう父親かってくら　いに歩にベッタリ、デレ　デレだ…　　　　　　　　父親の出る幕なんかみじ　んもない(;´д｀)

  2006-10-14 05:22:00
• 4:

  チビ◆DfXlBG8vLc

  　歩は悠太のデレデレ育児　のおかげでそれはもう、　健やかに、そして我儘に　成長した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　―数年後―
  　　　　　　　　　　　　　「悠ちゃん悠ちゃん」　　『はいはい(^-^)』　　　相変わらず悠太は歩にデ　レデレの激甘だ。　　　　今日は我儘な…もとい、　悠太から見たら、かわい　い歩を自転車の後ろに載　せて、仲良く遊んでいる　様子。

  2006-10-14 05:29:00
• 5:

  チビ◆DfXlBG8vLc

  　始めの事件はこの日に起　きた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『危ないから動くなよ』　「うん！」　　　　　　　自転車の後ろに歩を乗せ　て、悠太はペダルを踏ん　だ…次の瞬間――

  2006-10-14 05:34:00
• 6:

  チビ◆DfXlBG8vLc

  ―グラッ―　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　自転車のバランスが崩れ　た。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―ガシャン―　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ウワァーン！」　　　　泣き声に驚いて歩を見る　と何故か血まみれ…。　　　　　　　　　　　　　　泣きたいのは悠太の方だ　。変な転び方して腕が痛　い。絶対母親に叱られる　。大体何でこんな事態に　なってるんだ！？(T_T)

  2006-10-14 05:50:00
• 7:

  チビ◆DfXlBG8vLc

  　とにかく、この状況をど　うにかしなくては…　　　　　　　　　　　　　　　『…里佳。お母さん呼ん　で来て』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まもなく母親到着。　　　当然唖然。　　　　　　　自分の腕が痛いとか、何　でこんなになったとか、　そんな説明している場合　では、ない。みたいだ。　　　　　　　　　　　　　気が付くと母親は歩を抱　きかかえ、救急車へ乗り　込むところだった。

  2006-10-14 05:58:00
• 8:

  チビ◆DfXlBG8vLc

  　悠太は言いたかった。　　　　　　　　　　　　　　『俺、動くなって言った　のに、歩が動いたんだ！　歩のバカ！』　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちょっとだけ、悠太は歩　が嫌いに…　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なるわけもなく、この日　を境に兄バカぶりを発揮　する事になる(-_-;)

  2006-10-14 06:07:00
• 9:

  チビ◆DfXlBG8vLc

  　歩の怪我はかなり酷かっ　た。　　　　　　　　　　生きている事が奇跡と言　える位…　　　　　　　　悠太は歩がもう少しで死　ぬところだったと父親に　聞かされた。　　　　　　　　　　　　　　　　　―その頃病院の歩は　　　　　　　　　　　　　　　　『さぁ歩ちゃん点滴しま　　しょうね』　　　　　　「イヤぁーー！うわーん　　痛いのイヤぁ！！」　　『少しだから我慢しよう　　ねぇ(^_^;)』　　　　　「ヤダぁーー！ウァーー　　ン(TÅT)」　　　　　　　　　　　　　　　　　　泣きわめいて点滴拒否の　真っ只中…
  

  2006-10-14 21:21:00
• 10:

  名無しさん

  えってか主は誰役？フィクション？

  2006-10-14 21:46:00
• 11:

  チビ◆DfXlBG8vLc

  主は歩です。実話ですよ！

  2006-10-14 23:41:00
• 12:

  チビ◆DfXlBG8vLc

  　そんなね、あなた。　　　泣いた位で点滴しなくて　済む訳ないでしょう。　　　　　　　　　　　　　　「うわーんうわーんイヤ　　だぁ」　　　　　　　　『歩ちゃん、我慢しよう　　ね(-_-;)』　　　　　　「イヤだぁぁぁぁぁ！お　　かぁさぁぁん」　　　　　　　　　　　　　　　泣きわめく事小一時間…　　　　　　　　　　　　　　『…じゃあ、これ１本だ　　けでもね？ね？歩ちゃ　　ん(T_T)』　　　　　　　　　　　　　　　　　看護婦さん根負け…？　　　　　　　　　　　　　　　「グスン…。うん。(ニ　　ヤリ)」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　我儘な４才児歩、３本打　つ予定の点滴を１本に減　らす事に成功…したけど　本当にいいの!?看護婦さ　ん(;´д｀)

  2006-10-14 23:52:00
• 13:

  チビ◆DfXlBG8vLc

  いいんですよ点滴くらい。点滴なんてまだかわいいもんです。歩の我儘はまだ上があるんですから(;´Д｀)ノ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本来なら最低でも１ヶ月は入院しなければならない怪我をしていた歩。　　　　ところが…　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―点滴騒動から４日後―　　　　　　　　　　　　　「せんせーバイバ〜イ☆」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―えぇッΣ(￣◇￣*)
  　退院してますがな…――

  2006-10-16 20:15:00
• 14:

  チビ◆DfXlBG8vLc

  なんで退院したのかって？意味不でしょ(笑)　　　　では、ちょっと記憶を遡りましょう…――　　　　　　　　　　　　　　　　　―点滴騒動の日の夕方―　　　　　　　　　　　　　「ねー、せんせー。いつに　なったら帰れる？」　　『うーん。そうだなぁ。歩　ちゃんがイイコにしてた　らすぐだよ(^-^)』　　「すぐ？あと何回泊まった　らいいの？」　　　　　『イイコにしてたら、３回　かな(^-^)』　　　　　「絶対？約束？」　　　　『うん。約束だよ(^-^)』　　　　　　　　　　　　歩はそれからかなりイイコにしてたそうで(-_-;)　　点滴も検査も嫌がらず、看護婦さんを煩わせる事もなく…　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　母親は思った…。　　　　【この調子で退院までイイ　コにしてくれますように　…】

  2006-10-16 20:27:00
• 15:

  チビ◆DfXlBG8vLc

  次の日もまた次の日も、信じられないくらいに歩はイイコだった。　　　　　　そして運命の日…――　　　　　　　　　　　　　　『歩ちゃん点滴だよ〜。今　日もイイコで頑張ろうね　ぇ(^-^)』　　　　　　「…帰る」　　　　　　　『歩ちゃんは、まだ帰れな　いかなぁ。もう少し怪我　が良くなったらね？』　「帰る！帰ってもいいって　言ったもん(;_;)」　　『まだ無理よ(^_^;)先生も　まだ帰らないでって言う　と思うけどなぁ〜(^-^)　』

  2006-10-16 20:37:00
• 16:

  チビ◆DfXlBG8vLc

  「帰るの！いいって言った　もん！」　　　　　　　『…だ、誰が言ったのかな　？(^_^;)お母さん？看護　婦さん？』　　　　　　「…せんせー。」　　　　『Σ(￣□￣;)』　　　　「…せんせーが３回寝たら　いいって言ったもん」　『ちょーっと待っててね？　看護婦さんが先生に聞い　てくるからね(-_-;)』　　　　　　　　　　　　　―パタパタパタパタ…―　　　　　　　　　　　　　それから先生が登場して、歩をなだめるも歩は譲らず…。
  挙げ句の果てにはお世話になった先生に向かって　　　　　　　　　　　　　　「せんせーの嘘つき！」　　　　　　　　　　　　　と、なきわめく始末…。　その結果…　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『そっか、先生約束したも　んな(T_T;)帰れるよって　言ったな。うん…』　　　　　　　　　　　　　　―看護婦さんに続いて
  　　　　先生も紺負け？―　　　　　　　　　　　　そして、超強引に退院した訳なのです…

  2006-10-17 20:54:00