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セブンスタ-。

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  • 1:

    トキ

    −‥クルクル回るレコ−ド。モクモク煙る箱の中。心地良いリズム。朝まで終わらない宴。
    ずっと隣りに居ると当たり前に思っていた愛する人や友達‥
    それは幼さかった私達の‥−。

    2006-10-09 08:24:00
  • 323:

    トキ

    風の涼しい秋が終わりを向かえ、そろそろ本格的にコ-トが手放せない寒さが到来した師走の季節。
    予定日よりも少し遅れて、私の体を鈍痛が襲った。
    【陣痛かも‥やっと陣痛きたかも!】
    正午を過ぎた頃、私は病院に電話をかけた。すぐに入院準備を持って病院に来なさいと言われ、タクシ-を呼び病院に向かう用意をする。

    2006-11-06 09:02:00
  • 324:

    トキ

    重たい体を引きずる様に自宅を出てタクシ-に乗り込み、病院へ急いでもらった。車内で直ぐさまサクに電話をする。
    『陣痛きた‥痛い』『マジで!?仕事早く終わらせて病院向かうわ!大丈夫か?すぐ行くから頑張れよ!』『うん、大丈夫。だんだん痛み強くなってきたけど‥頑張るわ(笑)』
    そんな会話をして電話を切った。

    2006-11-06 09:08:00
  • 325:

    トキ

    もうすぐ我が子に対面出来ると思うと嬉しいはずなのに、この時の私は恐怖と不安に駆られるばかりだった。
    強まる陣痛。体験した事の無い経験をこれから迎えるであろう想像。
    それらが私の妄想を掻き立てる。

    2006-11-06 09:12:00
  • 326:

    トキ

    病院に着いた私は、産婦人科へと足を運んだ。この時すでに10分間隔の陣痛の波が私を襲っていた。
    『まだまだやね-!子宮口もまだ全開じゃないし、陣痛辛いと思うけどベッドで横なっててね-』
    内診を終えた先生は、用事をしながら私に言う。
    『いつ産まれるんですか‥?』『夕方には全開なってるやろうから、分娩台に上がるのはそれからやよ-』

    2006-11-06 09:15:00
  • 327:

    トキ

    【マジで‥すでにかなり痛いんですけど】
    今までにない痛みにゾッとした。
    ベッドに横になり痛みを逃がす様に体制を変えながら、時間が過ぎるのを待つ。
    酷くなる陣痛。徐々に腰の方にも痛みが広がっていき、吐き気までしてくる。痛みの波が段々と狭まっていき汗も出てきた。

    2006-11-06 10:52:00
  • 328:

    トキ

    −『生理痛を100倍にした痛さって感じ』−
    マチが言っていた事を思い出す。まさにその通りだと思った。
    時間は3時。
    【まだ2時間ちょいしか過ぎてないやん‥】そんな事を考えながら痛みに耐えていると、看護婦さんと先生が来た。

    2006-11-06 10:55:00
  • 329:

    トキ

    それから分娩台に乗り、破水するのを待つ。その間にも陣痛の波は止まる事なく襲ってくる。
    『旦那さん来はったよ-』時計の針が4時を過ぎた頃、看護婦さんと共に一緒に入ってきたサク。
    『ユキ大丈夫か?』『大丈夫じゃない‥痛い。痛すぎる』私は分娩台で疼くまりながら言う。
    『も-すぐ産まれるんやろ?頑張って!』『立ち合いするん?グロいって聞いたし、やめといた方が良いんちゃう?(笑)』『大丈夫!産まれる瞬間見たいし一緒に頑張るから』『そっか‥なんしか痛いわ』そんな会話をしている間に、出血と破水をしたらしく先生が来た。

    2006-11-06 11:03:00
  • 330:

    トキ

    1回‥2回‥3回‥4回‥サクの手をきつくきつく握りイキんだ。
    【いい加減出てきてよ‥!】
    そんな事を思った瞬間。ズルっと生々しい何かが、私の中から滑る様に出てきた。
    元気な泣き声と共に‥

    2006-11-06 11:10:00
  • 331:

    トキ

    −12月3日 午後5時10分−
    『産まれたよ-!女の子!元気に泣いてるわ!』先生の方に目を向けると、真っ赤な顔をしてクシャクシャに泣く我が子の姿がそこに在った。
    『ユキ!産まれたで!』『うん‥産まれた』
    一瞬の出来事の様に感じた。小さい体で、泣く事だけしか出来ないけれど、"自分がそこに居る"とゆう事を一生懸命に主張している。

    2006-11-06 11:14:00
  • 332:

    トキ

    初めて抱く我が子。腕の中に居る約3000グラムは、小さくてフニャフニャで、だけど凄く重みのあるものだった。
    『ユキ、ありがとう‥可愛いなぁ。ありがとう‥!』我が子を抱き、涙を流しながらそう言うサクを見て、本当にこの人と一緒になって良かったと心底思った。
    今までに味わった事の無い達成感と疲労感、それに、何よりも幸福感でいっぱいだった。

    2006-11-06 11:17:00
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