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セブンスタ-。
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1:
トキ
−‥クルクル回るレコ−ド。モクモク煙る箱の中。心地良いリズム。朝まで終わらない宴。
ずっと隣りに居ると当たり前に思っていた愛する人や友達‥
それは幼さかった私達の‥−。2006-10-09 08:24:00 -
311:
トキ
そんな中、マチが居なくなり仕事をしながらユイトの世話を頑張り奮闘するユウマ。そんなユウマの姿を間近で見ていた私は、不思議と父との間に変化があった。
きっと、自分の父とユウマを重ねていたんだろう。
【お父さんも苦労してんな。男手ひとつで必死やったんやな‥】初めて素直にそう思えた。
皮肉にも、マチの死がきっかけになり、そんな事に気付けた。2006-11-02 02:49:00 -
312:
トキ
私は妊娠5か月を無事迎え、もうすぐ6か月目に入ろうとしていた。そんなある日。仕事から帰って来たサクと夕飯を食べ終え、横になりテレビを見ていた時、お腹を中からポコっと蹴られた。
『サク!今赤ちゃんお腹蹴った!』『マジで!?』そう言いながら私のお腹に手を当てるサク。
『あっ!今また蹴った!』『本間や!すげぇ‥』2人で初めての胎動に感動した。
【マチもこんな風にユウマと喜んだんかな‥】そんな事を考え、優しい気持ちになれた。2006-11-02 02:52:00 -
313:
トキ
それから数カ月。マチの居なくなった日々は寂しかったが、幸い妊娠生活は順調なものだった。
専業主婦も定着し、暇があれば作った事のない料理に挑戦する。マチが居なくなってからとゆうもの、時間の使い方がわからなくなり、結局はそれが私の趣味になっていた。2006-11-02 02:55:00 -
314:
トキ
時には、あらゆる理由で独り身子有りが共通点の3人、実家の父とサクのお父さん、そしてユウマにおすそ分けをしたりしていた。
2006-11-02 03:00:00 -
315:
トキ
暑さが少しずつ落ち着きだした9月。妊娠8か月の時点で赤ちゃんの性別が判明。その日の検診の帰り道は、いつもより浮かれ気分だった。
直ぐにサクにメ-ルで報告する私。
[赤ちゃん、女の子やって!]−送信−
すると、直ぐさまサクの着信音が鳴る。2006-11-02 03:04:00 -
316:
トキ
『はいよ-』『女の子ってわかったん!?』『うん。ほぼ確実やってさ』私はテクテク歩きながら話す。
『そっか-!女の子か!名前考えないとな!服もそろそろ買い揃えないと!あ-早く会いたいなぁ』お腹の中の我が子の新しい発見に興奮気味の父親サク。そんなサクが妙に可笑しくて笑ってしまった。2006-11-02 03:07:00 -
317:
トキ
『何笑ってん?』『いや、何も。親馬鹿やな-って(笑)』『‥何かあれやな。ユキやっとちゃんと笑ってくれたな!』サクのその発言に私は驚いた。
『何が?』『‥マチ居なくなってからは、ユキあんまり笑ってなかったから』『‥‥‥』ふと思い返す自分。
【笑ってなかったんや‥】2006-11-02 03:10:00 -
318:
トキ
『ごめんな‥』何となくサクに申し訳なく思った私はそう言った。
『気にしてないから謝んなよ。気持ちは充分わかってるし‥辛いと思う事は否定したらあかんでユキ。俺と赤ちゃん、ユウマとかも側に居るんやから』『‥うん』
−ありがとう−何故か口に出しては言えなかったけれど、サクには本当に救われた。2006-11-02 03:16:00 -
319:
トキ
サクが居たから‥お腹の赤ちゃんが居たからこそ、私は正気を保てていた。ひとつでも何かが崩れていたら、私は私じゃなかった。
けれど、この時の私はそんな重みにすら、何も気付けていなかったのかもしれない。2006-11-02 03:21:00 -
320:
トキ
私のお腹は、みるみるうちに大きくなっていく。そんなお腹を、サクはいつも優しく触っていた。
−サクが居たから‥−。2006-11-02 03:24:00