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彼と彼女の片思い

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  • 1:

    友達の話を元にしたフィクションです

    2006-09-23 23:55:00
  • 5:

    コンパといえばコンパ、
    ただ人を集めて騒ぐのが大好きな俺と俺の素敵な仲間達。

    30人位の人、男同士の間や女同士の間にも知らない者同士が入り交じる。

    女目的とかそんなんじゃなかった。

    2006-09-24 00:08:00
  • 6:

    『タケ!タケって!!あの子たぶん今日の飲み会で一番可愛い、俺の好みはそのツレやけど。』
    俺の尊敬する先輩、そして仕事の上司でもあるゼン君が一人の女の子を指差して言った。
    指の先を見てみるとそこには君がいた。

    2006-09-24 00:12:00
  • 7:

    長い金メッシュの入った暗めの茶パツを軽く巻いて、色白の小さな顔に大きな目
    寄ってきてる男を交わしながら隣の女の子と仲良さげに喋っていた。

    『ほんまや、可愛い』
    正直めちゃくちゃタイプだった。

    2006-09-24 00:16:00
  • 8:

    どうやら彼女は女の子四人できていたみたいだった。盛り下がってるとこに行って盛り上げつつもだんだん彼女の近くに寄っていく。
    『いける?飲んでる?』

    おちゃらけながら俺が話かけたのは彼女のツレ

    2006-09-24 08:54:00
  • 9:

    『飲んでるよぉ☆兄ちゃんおっとこまえやなぁ☆』
    かなりノリは良し。
    『いやいや!自分目ギラギラやな!』
    冗談を返してチラチラ彼女を見る。
    彼女は笑っていた。

    2006-09-24 08:57:00
  • 10:

    女の子にノリで話かけるのは得意だったし緊張も何もなかった。
    だけど彼女にだけは話かける事ができなかった。
    二次会、三次会と飲み会は続いた。俺は彼女とはさして言葉を交わす事なくひたすら近くで騒いでいた。

    2006-09-24 09:01:00
  • 11:

    いつのまにか人はばらけて彼女のグループと俺達がなぜか行動を共にしていた。ゼン君はさっき好みだと行っていた彼女のツレと抜けていた。
    朝方になりそろそろ4件目だったビリヤードバーを出ようとなった時
    『タケちゃんまた遊ぼや!番号教えてや!』
    と彼女のツレ二人が言ってきた。

    2006-09-24 09:05:00
  • 12:

    『ええで!』
    そう言って番号を交換しながら彼女をチラ見すると俺の後輩のガクと何やら楽しそうに喋っている。
    彼女は聞いてきそうにない………
    俺は番号交換を終えて勇気をだして彼女とガクの間に入って言った。

    2006-09-24 09:08:00
  • 13:

    『番号教えてや!』
    『いいよぉ〜』
    彼女は笑って携帯を取り出した。

    たぶん初めてまともに交わした会話。

    2006-09-24 09:10:00
  • 14:

    『名前なんて登録したらいいん?』
    『リカでいいよ☆』
    ほんとは友達から呼ばれてるのを聞いて知ってた俺
    『おっけ☆俺は…………』『タケちゃんやろ?』
    俺が言い掛けた時リカは言った。

    2006-09-24 09:14:00
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