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桜の木の下で

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  • 1:

    Jerry

    今年もこの木に綺麗な桜が咲いた。

    桜の花びらが舞う中で俺はまた一人あの頃に帰る。

    圭子、お前は今幸せですか?

    2006-09-16 14:51:00
  • 2:

    Jerry

    戻るはずのない時間。タイムマシーンがあるなら迷わず俺はお前がいたあの頃にいく。

    そしてお前を…黙って抱きしめる。幸せにすると…約束する。

    なんてな。タイムマシーンなんてねえしお前を抱きしめることもできない。それくらい分かってる。

    2006-09-16 14:57:00
  • 3:

    Jerry

    分かってるのにな。もう…戻れないことも。あの頃には…帰れないことも。

    ただこの桜の木の下で、もう一度お前に会いたいんだ…。

    あの日のように。この桜の木の下で。

    2006-09-16 15:00:00
  • 4:

    Jerry

    「すいませーん、写真撮ってもらえますか?」

    お前はあの日、俺にそう言った。この桜の木の下で。花びらが舞う中、お前は俺の前に現れた。

    だるいな…。二日酔いで頭が痛い。おまけに付き合いで花見。早く帰りたいモードだった俺はめんどくさそうにカメラを受け取った。

    2006-09-16 15:05:00
  • 5:

    Jerry

    適当にピントを合わせてシャッターを押した。俺は黙ってカメラを返した。

    「撮る時はちゃんと声かけて下さい!」

    もう一度撮れといわんばかりに返したカメラを再び手渡される。女ってめんどくせぇ…

    2006-09-16 15:08:00
  • 6:

    Jerry

    「はいチーズ…」

    だるそうな声で一応声をかけながら撮った。だいたいチーズってなんやねん。ねずみ女かお前らは。

    「ありがとうー」女は嬉しそうな顔で近付いてくると俺からカメラを受け取りすぐにレジャーシートへと走っていった。

    2006-09-16 15:12:00
  • 7:

    Jerry

    「涼!知り合いか?」
    「いえ、写真撮らされただけっす」
    「よっしゃ、ほんなら今の女達に声かけてこい。男ばっかの花見なんてくそおもんないやんけ」

    俺にそう言って笑ったのは遙くんだった。

    2006-09-16 15:17:00
  • 8:

    Jerry

    遙くんは俺の先輩っつーか上司。

    ホストクラブの代表で三店舗ある系列店の中でもトップの代表だった。遙くんは男の俺達でもすげーかっこいいと思うほど、俺らみんなの憧れの人。

    祭りやイベントことが大好きで今日もこの人に集められた店のホストや他店のホスト達、総勢30人ぐらいで花見をしていた。

    2006-09-16 15:23:00
  • 9:

    Jerry

    「マジっすか」
    「おー。」
    遙くんはビール片手にそう言った。この人一体どんだけ飲むねん。

    俺らホストは毎日朝まで浴びるほど酒を飲む。二日酔いでも体調が悪くても気分が乗らなくても。まぁそれが仕事なわけやから。

    2006-09-16 15:28:00
  • 10:

    Jerry

    周りを見ていると寝てるやつも何人かいる。そりゃあ朝まで飲んでそのまま花見は正直きつい。

    特に新人やヘルプばっかりのホストには、遙くんのイベント大好きさが時にはうざく感じているようだった。

    しかも今日は日曜日。週に一度しかない休みの日を女とも会えずに強制的花見…。

    2006-09-16 15:32:00
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