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■元カノ■
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1:
名無しさん
俺が一番愛した女。よくわからん奴やった。
2006-09-14 12:23:00 -
55:
名無しさん
頑張ってください?
2006-09-16 09:09:00 -
56:
名無しさん
そのフテブテしい口調は明らか俺を挑発していた。
『なに?俺、そーゆー態度キライて前から言ってるやろ。言いたいことあるならハッキリ言えや』
『リナもアツシのイラちな所キライ』
『……今日、朝からずっとそんな態度とられてみぃ。ごっつ気ぃ悪いでな』
リナの絡み付いていた腕をひき離す。2006-09-16 09:12:00 -
57:
名無しさん
『あっ…!』
その弾みで、リナの鞄が落ちて中身を派手にばらまいた。
『ごめん!』
俺は慌ててしゃがみこんで、歩行者に謝りながら散らかった物を拾い集める。
辺りを大体見渡して、とりこぼしがないことを確認すると、リナの姿を見て息が止まりそうになった。2006-09-16 09:17:00 -
58:
名無しさん
リナはつったったまま、顔を覆う事無く泣いていた。
周囲の人の視線が俺たちにつきささる。
『どないしてん…』
涙を拭おうと、顔に手を近付けると『やっ!』とはじかれた。
『もぅイヤや…アツシが分からへん…』2006-09-16 09:21:00 -
59:
名無しさん
『は?』
『リナだけなんかなぁ、アツシの事好きなん…』
泣いてる顔とは結び付かない程、その声は冷やかで無表情だった。
『とりあえず、お前が何を思ってるか知らんけど、俺はお前が好きやねんけど』
もう一度手を伸ばすと、彼女の頬の温もりと、小さな水滴を感じ取れた。2006-09-16 09:28:00 -
60:
名無しさん
なんとか泣きじゃくる彼女をなだめて、とりあえず近くのホテルに入った。
別にやましい気持ちがあったわけじゃない。人目を気にせずに話ができると思ったから。
ティッシュを何枚も引き抜いては、涙や鼻をぬぐう彼女に、お茶を差し出した。
黙って受け取ると、一気にのみほすリナ。
俺は、リナの涙の訳はユキだと気付いていたが、やけに冷静な自分に鳥肌がたつ。2006-09-16 10:34:00 -
61:
名無しさん
どれくらい無言のまま時間が経っただろうか。
鼻をすする音が、次第に少なくなってきた。
声を発することさえ躊躇わせるこの重い空気を打ち破ったのはリナだった。
『浮気なん?本気なん?』
視線は握り締めたペットボトルに落としたまま。2006-09-16 10:39:00 -
62:
名無しさん
『……ごめん』
『ごめんじゃわからへん…』
浮気といえば浮気だし、本気と言えば本気なのかもしれない。
否定の言葉は言い訳になり、肯定の言葉は彼女を傷つける。
俺には謝ることしか出来なかった。2006-09-16 10:42:00 -
63:
名無しさん
やがてリナは落ち着きを取り戻した様で、重々しい口調でゆっくり語りだした。
『だいぶ前に、アツシが寝坊して約束が16時からになった事あったやん?
あれ、寝坊ちゃうやんな?リナと会う直前まで他の女とおったんやろ?
アツシはさ、どっか抜けてる所があるから気付いてないやろ。
リナもアツシも持ってない香水の残り香がしてたんよ』2006-09-16 10:50:00 -
64:
名無しさん
脳天にどぎつい一発をくらったようだった。
そんな事、考えもしなかった。
リナは今まで、ユキの残り香をかぎながら、何を思っていたんだろう。
何度も何度も、無神経に俺がユキを乗せるたび、リナは傷ついていたはず。
今日まで、責める事もせず、じっと一人で耐えていたんだ。2006-09-16 11:17:00