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水商売の変貌
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1:
名無しさん
1 名前:杏奈:05/09/09 06:58
夜の世界ではでも耳にしたことがありますよね?突然の変貌や変身って言葉を。そしてその世界に入ってくる約七割が心に何らかの闇を抱えていることを。
つかればつかる程変わっていく。これは本職ホストの彼氏の実話を元にした話。
2006-09-07 14:29:00 -
219:
名無しさん
しおり?
2006-09-11 21:28:00 -
220:
杏奈
「もう帰ろおもんない」
言いたくない言葉が出た。週に一回しかない休みの日やのに、そんな言葉言いたくなかった。せっかくの休みやのに…楽しく過ごしたいはずやのに。
「ごめん…」2006-09-11 22:52:00 -
221:
杏奈
光輝を責めたって仕方ないのに…自分が嫌になった。何でこんなことでイライラしたり光輝の仕事のこと、分かってあげられへんねやろうって。
「ごめん…」
私も謝った。光輝は少し悲しそうな顔をしてた。多分気持ちは同じやった。相手のこと思ってんのにその想いが空回りしてて…。2006-09-11 22:54:00 -
222:
杏奈
「まぁ…もういっか!杏奈行くぞ」
光輝はそう言って私の手をつかんで商店街を歩きだした。またお客さんに会うかもしれんって分かってんのに…。
「光輝、いいよ。ごめんな。こんなんしてくれんでいい。こんなんさせてゴメン。もう大丈夫やから…」2006-09-11 22:55:00 -
223:
杏奈
そう言った時、急に涙が出た。自分がカッコ悪くて。光輝にこんなことさせた自分が情けなかった。
ナンバーワンの光輝が手を繋いで歩いてる姿をお客さんが見れば、それは仕事にも差し支えることになる。光輝はそれを分かってたのに手を握ってくれた。
そんな光輝の気持ちを考えたら涙が止まらなかった。私めっちゃあほやわって。2006-09-11 22:56:00 -
224:
杏奈
一番の理解者であるべきはずの私が、一番光輝の仕事のこと分かってなかった。水商売ってゆう自分を売る仕事のこと…何も分かってなかった。
「泣くなって(笑)とりあえずここ入ろっ。焼肉でいいやろ?ほらっ」
光輝は私の肩に手を置くと、そのままお店の中に入った。2006-09-11 22:58:00 -
225:
杏奈
「泣き虫やなぁお前は。そんなに泣いてたら徳光さん並やで(笑)」
光輝は笑いながら言った。…そん時思った。もっと大人にならなあかんって。もっと光輝に近づきたいって。もっともっと知りたいって。
「あ…杏奈も…光輝と同じ仕事したい…。ってゆうかする」2006-09-11 22:59:00 -
226:
杏奈
「もうええって。やらんでええから。お前はそんなんせんと家におってくれたらいいねん」
光輝は絶対に首を縦にはふってくれなかった。
「だって…光輝のこと分かりたいねんもん。立場とか仕事とか。同じ仕事したら気持ちとかも分かるやん。いいやろ?」2006-09-11 23:01:00 -
227:
杏奈
結局、その時は話を流されてしまい返事は後でまた考えておくと言われた。
私はそれから家に帰ってからも、光輝に何度も念を押してオッケーしてもらえるようにお願いしながら頑張ってみた。
「じゃあオッケーするにしても絶対約束してもらうことが三つある」2006-09-11 23:05:00 -
228:
杏奈
光輝は面倒くさそうに頭をかきながら私を見てそう言った。
「約束?三つって何?守るから言って!」
「…お前本気なん?」
「めっちゃ本気やし」
「マジかよ…。分かった分かった。一つめは週三日だけ。それ以上はシフト入れたらあかんってこと。できるな?」2006-09-11 23:06:00