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?レモンティー?

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  • 1:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『志乃チアァァ〜ン!』
    『おう。』
    『おあよッ♪好きッ♪そろそろ付き合え♪』
    『おう。また今度な。』
    お決まリのご挨拶で今日もまた1日が始まる。

    2006-09-07 00:52:00
  • 2:

    ◆JnfMMe0Bsg

    まるで妖精。彼女は「志乃チャン」
    『まあぢ可愛いってんま好き!』
    『お前Mやろ?笑 毎日毎日こりひんなぁ-。ケータイくらい聞けや!』

    ――教えてくれなぃ。ただそんなけ。俺は好き好きでたまらなぃ。ただそんなけ。

    2006-09-07 01:01:00
  • 3:

    ◆JnfMMe0Bsg

    "またアイツおったな。"
    カツカツ、ヒールを鳴らして歩く。この街、このホテルの前、夕暮れ時。ほぼ毎日、"ヤツ"とすれ違う。名前は知ってる。ウルサィ男。いつもストローかぢりまくりながらパックのレモンティーを片手に、スーツ姿でアタシを呼ぶ。
    「ハル」
    ――確かそう呼ばれたっけ。連れの男達に。

    2006-09-07 01:10:00
  • 4:

    ◆JnfMMe0Bsg

    "キャバクラのボーイ"の彼。
    職種は同じ。親近感湧くんはそのせいか?
    『志乃サン!はよざいます!』
    『あ、はよッ。』
    後ろカラ走ってくる彼。仕事仲間、後輩?スーツ姿がよく似合う、美男子。

    2006-09-07 01:16:00
  • 5:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『周助、コレ、あの人ンとこ持ってってくれる?』
    『もう、また。いつも僕が怒られるンですよ!』
    と、渡したカバンを突き返される。
    『ええやん。』『駄目。』『意地悪。』男前な彼。マジメすぎるんが玉にキズ。

    2006-09-07 01:22:00
  • 6:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『コレは志乃サンの仕事でしょ?』
    タバコを取り出しながらタメ息をつく彼。やなヤツめ。
    『はいやい。アンタ、アタシいじめて楽しいか?』
    『店の若い娘いじめるよりはだいぶ。笑』
    性悪。いつか潰す!店の娘たぶらかす色ボーイめ。ま、仕事出来てるカラいいんやけど。

    2006-09-07 01:30:00
  • 7:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『マジメすぎッて、駄目よな。笑』
    『えぇ、でも僕ってなかなか志乃サンのタイプ近いでしょ。笑』
    『何でよ?』
    仕事場までの何分かを歩きながら、周助とおしゃべり。コレもけっこ-日課。

    2006-09-07 01:39:00
  • 8:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『だってホラ。』
    目的地のビルについた瞬間、周助がアタシのカバンを奪い、ドアを引いた。
    『あッ。』『ほんのチョット性格悪くて、ほんのチョット志乃サンひいき。似てません?リョウマクンにに。笑』
    ―――なるほど。…………そうか?笑

    2006-09-07 01:47:00
  • 9:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―カチッ―エレベーターのボタンを押して、自分は階段をカツカツと上がってく、周助。
    『持ってってくれんの?』『ウン。今日だけね。まだケンカしてるんでしょ?はよ仲直りして下さいよ。笑』
    『あリや〜♪』
    ウン、やっぱええヤツやな、彼は。。

    2006-09-07 01:51:00
  • 10:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『…ハァ。』そうそう。まだケンカしてたんやった。原因、何やッけ―…?
    考える間もなく、エレベーターが?階に到着。
    キャバレイクラブ〈R'S〉でございます。。 いざ出陣。

    『おはようございます!!』

    2006-09-07 01:57:00
  • 11:

    ◆JnfMMe0Bsg

    女の子達の大袈裟すぎる位の挨拶に軽く会釈して、キャッシャーに入る。
    『あい、はよ-!みんな客電済んだあ?済んだ子からこっち来てェェ〜、ミーティング〜。』
    『え〜嫌や〜!』騒ぎ出す嬢達。
    『黙れ!ハィ、お前ら減給。』
    『い〜や〜!!』

    2006-09-07 02:05:00
  • 12:

    ◆JnfMMe0Bsg

    店の女の子は18〜22歳。現在MAX14人。箱は中くらい。まだOPENして1ヶ月ちょぃくらい。アタシはいちよ、この店の主任。ゆっても大した仕事はしてないねんケド。"ウエィトレス"ではない。いちよ役職。"社員"です。
    まぁいわゆる"コネ"ってヤツです。

    2006-09-07 02:14:00
  • 13:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『え〜そろそろR'SもOPEN1ヶ月経ちました〜。イエーイ』『イエーイ♪♪』
    と、ノリノリな嬢たち。なんて可愛い子達なコト。
    『イエーイ。で!ミンナ慣れてきた思うケド困ったコトとかワカランコトとかなんかある〜?ないよな?ないな!おっけ、わかった!』
    すかさず『聞いてへんや〜ん!』と可愛くツッコミが入る。 ウンウン、『聞いてられるかいッ!笑』

    2006-09-07 02:22:00
  • 14:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『なんしかミンナ仲良く頑張ってるし、まあなんかある人は遠慮なくアタシにゆうてきて!以上!』
    『それだけかよ!笑』
    二度目のツッコミが入った時、『おはようございます。』周助出勤。よし、オッケ。主力メンバー揃ったな。

    『ではでは今日も頑張りましょ。』

    2006-09-07 02:32:00
  • 15:

    ◆JnfMMe0Bsg

    PM8:00*営業スタート*

    『周助、外出る?』
    『イヤ、まだイッスよ。何人か出てるし。』『そ。』
    『てか、何スか、あのミーティング。笑』――聞かれてたか。笑

    2006-09-07 02:37:00
  • 16:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『はじめのうちはアレでイイねん。』
    『にしても…ねぇ。。笑』頬杖をつき、ノートを見る周助。几帳面な男やな、まったく。
    『あんまゴチャゴチャゆうたら女同士やから反感買いやすいんよ。アタシみたいに優しく、ビブラートに、サッパリ、ね。』ノートを奪う。
    『オブラート、ね。笑』

    2006-09-07 02:43:00
  • 17:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『で、アイツ、どやった?』『志乃サンッて僕のツッコミ無視しますよね。』
    『で、どやった?』
    『…笑』
    『笑うな!仕事中や!』―パンッ―!ノート折れた。
    『…職権乱用するタイプ。笑』それを両手でキレイに伸ばす、怯まんヤツ。嫌いじゃなぃ。こ-ゆうヤツ。

    2006-09-07 02:53:00
  • 18:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『9時半に事務所。』
    『は?』『伝言ですよ。』『嫌。』『命令です。』
    職権乱用しやがって…。。
    *PM:9:30*
    『頑張って下さい、ご機嫌取り。笑』周助、楽しそ。アタシは店を出て階段をかけおりる。

    2006-09-07 02:58:00
  • 19:

    ◆JnfMMe0Bsg

    2階――"事務所"とゆう名のヤツの巣や。。
    コンコンッ―『志乃?入って』その声に導かれるかの様に部屋に入る。
    『何ですか。』
    だだッ広い部屋の中のだだッ広い机の上にはたくさんのマンガ。書類。食べ物のゴミ。周助、アイツ、片付けてこいよなぁ…。

    2006-09-07 03:05:00
  • 20:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『ちょ-こっち来い。』
    その散らかった机に頬杖をつきながら、ヤツが手であたしを呼ぶ。
    『イヤです。』拒否。
    『イヤとかないから。』ソレをまた拒否。はぁ…仕方なく彼の方へ歩き、机の前に立つ。机に阻まれた彼とアタシの距離、約30?。
    胸の奥から何かが脈打つ。

    2006-09-07 03:13:00
  • 21:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―何なんコレ。変なの。
    『志乃?怒ってんの?』
    彼がアタシの顔を覗き込む。でも、その顔は何故か、アタシを"なだめてる"ではなく、"楽しそう"に見える。まるでさっきの周助。
    「似てません?」――――――――確かにね。

    2006-09-07 03:22:00
  • 22:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『別に。』一言こたえる。『…フーン。』
    GパンにTシャツ。シンプルなネックはお揃いのGUCCI。指輪とブレスも同様。寝癖のついた薄茶の首にたれる髪、瞳。
    ゆう程「男前」ではナィハズ。でも何でか、今日も、みとれてしまうのは、ヤツの首元につけた覚えのナィキスマークのせいだろうか。
    いつか周助が言ってたクサィ台詞。「ジェラシーこそ情熱的な愛ですよ。笑」トカ何とか。

    2006-09-07 03:36:00
  • 23:

    ◆JnfMMe0Bsg

    アレはホンマみたいやな…。口が裂けても言えんケド。笑『オィ、何考えてんねん?』ヤツがアタシの目を見る。
    『…別に。』何でか、目を反らしてしまうアタシは、コイツにほの字ッてコトか?
    『なんか今日いつもに増して可愛くない。きをつけ。 』―ビクッ―
    自然と、背筋が伸びる。ドキドキする――。

    2006-09-07 03:41:00
  • 24:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『…何なんですか。』
    『生意気な口きいてもゆうコト聞くもんな、お前。笑』『…慣れですよ。』
    『俺に慣れてきたッてコト?』
    ――慣れるか、アホ。
    『おもんないの…。慣れささんしな。』

    2006-09-07 03:52:00
  • 25:

    ◆JnfMMe0Bsg

    子供みたいにそう呟く彼の名は、「リョウマ」。
    R'Sのオーナー、つまりアタシの上司、兼、彼氏。彼と出会ったのは半年位前。付き合い始めたのは、この店がOPENしたと同時。ちょうど1ヶ月前――。
    アタシは彼の部下であり、彼女であるケド、それは表向き。ホントウのトコロ、「お気に入りのオモチャ」とでもいったところだろうか。

    2006-09-07 04:00:00
  • 26:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『今、店はどう?』
    『3組4名、うち2組呼びです。麗と綾香。』『店内は?』『周助だけです。』
    『そ。』
    報告を終えると、彼はタバコに火をつけ、一回煙をフゥッとはいてあたしに言った。『んな、脱げ。』

    2006-09-07 04:10:00
  • 27:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『は?無理です。』
    コイツはまた…何を言い出すねん…。
    『何で?』『仕事中です』『嫌なん?』『…嫌です』―ガタッ。『んなら、オーナー命令。』机に手をつき、顔を近づけ笑う、彼の顔。
    アカン…反則。。

    2006-09-07 04:17:00
  • 28:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『見せろや。浮気チェック。』『…見てわかるんですか』―プチッ…―『ウン。わかる。』ストライプのカッターシャツのボタンが上から一つずつ、外されていく。…ヤバィ。見える。黒いブラ。恥ずかしいッて…―クィッ―『何下向いてん?恥ずかしいん?』
    アタシのアゴを持ち上げ、上を向かせる彼の指が心地いい。

    2006-09-07 04:25:00
  • 29:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『慣れたんやろ?』
    そう笑う彼の顔に、アタシは欲情する。シャツの裾からチラチラ見える"浮気の痕"にも。アタシ、なんかおかしい?

    『自分で…脱ぎます。』
    彼の手を離し、自ら自分のシャツに手を伸ばす。そうでもしなきゃ、心臓壊れてしまいそうやから。

    2006-09-07 04:30:00
  • 30:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『素直やん。下向くなよ。』『……』『返事は?』
    『…はい。』
    あぁ何でアタシ、アホやん。。思ってる間にシャツを脱ぎ終わり、次は下。さすがに無理よな…明るいし。と、恐る恐る彼の顔を見るが…

    『何?脱がして欲しいか?』――無駄みたい。

    2006-09-07 04:38:00
  • 31:

    ◆JnfMMe0Bsg

    アタシは黙って黒ズボンを下ろし、片足ずつ、抜いていく。―パラ―…
    黒いパンツも露になる。ヤバィ。震えそうな位、ドキドキしてる。。コレ以上は…
    『はやく下着も取れ。』
    彼はニヤニヤ笑いながらアタシを直視する。『…。』嫌。嫌すぎる。
    アタシはブラジャーのフロントホックに手をかける。―プチッ―…

    2006-09-07 04:43:00
  • 32:

    ◆JnfMMe0Bsg

    嫌。彼にこんなトコロですべてを見られる。でも、それよりも、それを恥ずかしがってるのを悟られるのが嫌でしょうがない。
    ヤツはそれさえわかってるから。アタシが完璧に負けたみたいで、イヤ――…。
    ――パラッ――…
    そんな意地で、最後の布キレをおろした。

    2006-09-07 04:47:00
  • 33:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『隠すなよ。』
    その低い声で、思わず覆っていた手を胸から離した。―ガタッ―彼が立ち上がり、再度、アタシのアゴを持ち上げる。
    『今どんな気分?』
    『…浮気チェックでしょ。早くして…。』

    2006-09-07 04:51:00
  • 34:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『んま生意気やなぁ。』
    ―ビクッ―『…―ッ…!』
    言葉と同時に露になった乳首を指で思いっきり弾かれ、カラダがビクついた。
    『カラダはアホみたいに素直やねんケドなぁ。笑』
    嬉しそうな顔と声。アタシが素直になったらアンタは嬉しいん――?

    2006-09-07 04:57:00
  • 35:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『なあ志乃?』
    そのまま、机越しに乳首をピチャピチャ音を立てて舐め回す。『…ッ―ッ!』
    アタシは必死に彼の髪を掴み、離そうと試みる。
    『手、後ろ。声出さんの?』―チュパッ、チュパッ―
    容赦ナィ、彼の攻撃。。。。『…そ…ンなッ、強くしたら痛ぃッ…ィッ…!』

    2006-09-07 05:06:00
  • 36:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『んなどうして欲しいねん?え?』乳首…噛まれて痛い…イタイ―ッ…
    こんなんズルィわ…。
    『やッ…さしく…ンッ…ッッ』『聞こえへんねん。』
    人差し指と親指でキュウッとはさんではコネる、執拗に集中的な乳首への刺激。アタシ、こんなトコ摘まれたダケで、こんなん…ホンマに何。

    2006-09-07 05:16:00
  • 37:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『…ッゃァ!優しくしてェッ…!』
    …言ってしまった。恥ずかしい…。イヤ。何なんコノ嫌悪感と羞恥心は…
    『エラィ可愛い声でお願いするやん。他は?全部口でゆえよ。』
    お願いしたのに、彼の指の力は緩まない。。悔しい。『ャッ…ナィもん…ッ!なんもナィッ―…!!』

    2006-09-07 05:25:00
  • 38:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『お前…』―ドサッ―!
    散らかった机の上に力尽くで押し倒される。
    『ッた…ッ』両手首を片手で捕まえられ、頭上で押さえ付けられる。そしてもう片方の手がアタシの唇に伸びた。
    『んま生意気な口。いらんのか?』

    2006-09-07 05:32:00
  • 39:

    ◆JnfMMe0Bsg

    Gパンから膨れ上がッた彼の熱いモノを、アタシの何にも覆われてなぃアソコに当ててくる。濡れてる…ヤバィ。てゆうか、ズボン汚れるから…『…ビッショビショ。お前俺ちょっと乳首摘んだだけやで?笑』
    彼の少し冷めた様な瞳が、今、アタシを見つめてる。アタシだけしか、見えてナィ。快感―…。。

    2006-09-07 05:41:00
  • 40:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『志乃、好き?』
    『……。』『言え。』コクンと頷く。『じゃあお願いしろ。』彼の、リョウマの香りが…キモチイイ。あったかい。ヤバィよマヂで。。
    『…嫌。』もっとアタシばっかり見てればィィ。
    『…んまお前、俺怒らすんうまいよなぁ!』
    ―ズブッ―…!!『ンッぅッ!』

    2006-09-07 05:51:00
  • 41:

    ◆JnfMMe0Bsg

    全部、ゼーンブ、何もかもフッ飛ぶ位の幸福感。満たされる、何かに埋もれられるコノ感じ。ウン…イイ。
    やっぱリアタシ…コイツのコト。。―ズチュッ!グチュッ!パンパンッ『ンッ…ハッアッ…!ィァァアッやッ!』
    『オィ、志乃ッ…!顔見せろッ…こっち向けッ…!』
    いつもドッカ、何かをぶつける様なリョウマのセックス。
    嫌いじゃナィ。むしろ、スッゴィ魅力的――。

    2006-09-07 06:50:00
  • 42:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『ゃッ…あッ…!ァァンッ!』
    横を向き、下唇を噛むアタシの頬を掴み、無理矢理自分の方を向かせる。
    『お前俺好きやねやろッ…!?ゆうコト聞け…ッ、全部見せろや…、抜くぞッ!』荒いリョウマの息。首元にかかってゾクゾクする。
    『ャッ…ッ!ァ…ンゥッ』
    ―ガタガタッ―!机が揺れる位激しい動き。絶対外聞こえてる…

    2006-09-07 06:59:00
  • 43:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ――――――

    『ハァ…。』
    『お帰りなさい。どうでした?笑』
    *PM10:30*――解放。ざわめく店内で周助の声が耳元に。『…別に。』

    2006-09-07 18:43:00
  • 44:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『大変ッすね。志乃サン。』『大変と思うなら変わられよ。笑』
    キャッシャーに入り伝票チェック。イケてないなあ、水曜日。
    『変わってあげれたらィィんですケド、僕男やし。笑 もし女でも志乃サンにしかリョウマ君のご機嫌取りは出来ないかなと。笑』
    …―そんな事もナィんやケドな。

    2006-09-07 19:28:00
  • 45:

    ◆JnfMMe0Bsg

    *PM2:00*―営業終了―。周助『総売上41万。』
    アタシ『おッ、40のったな。』周助『水曜なのにね。』
    最終伝票チェックを済ませ、日報もチェック。ウン、ウン、一ヶ月めならこんなモンかな。
    アタシ『周助、持ってって』茶封筒を託す。
    『え、一緒にいかないンすか?』

    2006-09-07 19:46:00
  • 46:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『…今日は疲れた。先帰る。』
    上着をはおり、カバンを持つ。
    『また出た。笑 ワガママ』『アイツにゆうといて。』
    『知りませんよぉ〜笑 またご機嫌損ねても。』
    笑いながら手を振る周助。言いながら楽しそうな顔やんけ!

    2006-09-07 19:50:00
  • 47:

    名無しさん

    おもしろそう?もうちょい登場人物わかりやすくしてほしいです?

    2006-09-08 16:01:00
  • 48:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―――カツカツカツカツ―――。

    『あッ。』一人で歩いていると近くのコンビニ前、また"あのレモンティーの男"とバッタリ出会う。片手には、やっぱり紙パックのレモンティー。
    『お疲れ-ッすッ。』
    とニッコリ笑う彼は、金色近い髪に、やたら長いヤン毛は白メッシュ。"いわゆるギャル男クン"でも肌は透き通る様に白い。

    2006-09-08 16:15:00
  • 49:

    ◆JnfMMe0Bsg

    隣には同じ様なスーツ姿の男の子が4人ほど。彼を囲んでだべってるみたい。
    『…ッれッす。』
    いつもの様にすり抜け、コンビニに入ろうとした時
    『あのッ、ドコの店なんッすか?!』『はい?』
    彼が近寄ってきた。

    2006-09-08 16:20:00
  • 50:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『あッ、や、志乃チャンドコで働いてるんカナ〜って。笑』ニンマリ笑いながら話す彼。周りの男の子ガン見。
    『キャバクラですケド?』
    『あッ、ですよねッ。笑 差し支え無ければお店の名前とか…』『…。』
    『イヤ!決して僕が行くんちゃいますよ!ただ教えてくれるなら明日あたり僕の双子の弟が…!』
    ――何をゆうてんねん。笑

    2006-09-08 16:25:00
  • 51:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『R'S。』
    『あッマヂすか!』と、紙切れ?を出してメモり出す彼。…アホ?笑
    『ついでに志乃チャンの出勤日と時間は?』
    良く見たら可愛い顔やな。『毎日、8時から2時。』
    『8、2…82…オッケ了解ッ!ぁ、コンビニ入るッ?何買うンすか??』

    2006-09-08 16:32:00
  • 52:

    ◆JnfMMe0Bsg

    …てか何でいつも馴れ馴れしく喋ってくんのに今日は微妙に敬語なワケ。。笑
    『ごはん買う。』
    『あッ、一緒にどうです?』その時、
    『調子乗んな!笑』と、周りの男の達から罵声が。笑『ッさいわ黙れボケナスカス!…で、駄目ッすか?笑』
    ッて、パッてアタシを見つめる彼。オモロすぎる。。笑

    2006-09-08 16:38:00
  • 53:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『また今度ね。笑』
    そう言って彼をすり抜けコンビニに入った。
    すると…
    『やった!飯行ってくれるってぇ〜!!』『アホ!社交辞令じゃ!笑』
    ――聞こえてるよ。笑

    2006-09-08 16:42:00
  • 54:

    ◆JnfMMe0Bsg

    テキトーに食料を買ってコンビニから出ると、
    『明日こそ番号ゲット!』と彼が叫んでるのが見えた。オモシロイ奴やな。笑
    周助やリョウマ、アタシの周りにはいない男のタイプやな。
    明日来る気カナ――?
    アタシは少し微笑ましいキモチで帰り道を歩いていた――。

    2006-09-08 16:48:00
  • 55:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ――――――――――――『な、いけそおなん?』『あ?何が?』
    『志乃チャンやん、し・の・チャ・ン!』
    *PM3:00*味噌が自慢のラーメン屋。男4人で夜食タイム。
    『わっからへん。マヂ謎!ま、俺は明日行くケドな!』
    『無理ちっく。』『やな。』『てかR'Sとか聞いたコトなくない?どの辺よ?』

    2006-09-08 16:56:00
  • 56:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『しらん!何とかして行く!てか何が何でも行く!』『でもハルお前明日抜けれるん?』
    『サボッてでも行く!』
    『アカンわ、コイツ。笑』『恋やな。』『キモス。笑』『ギャハハのハ!』

    ―――『ね。リョウマ君、今"志乃チャン"ゆうてませんでした?あの黒服たち。』

    2006-09-08 17:05:00
  • 57:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『ホンマ?』
    『ウン。そう聞こえましたよ。』
    同じラーメン屋の端っこに、仕事終えた周助とリョウマ。味噌ラーメンをすする。
    リョウマ『モテてんのな、アイツ。笑』
    周助『ですね。笑 あの冷たそうな感じがそそるんですよね。笑』

    2006-09-08 17:11:00
  • 58:

    ◆JnfMMe0Bsg

    リョウマ『良く言い過ぎ。生意気なだけやん。』
    周助『ソコが可愛いんでしょ?笑 いただきます。』
    リョウマ『まあ頭の良い女が好きやから、俺は。』

    ――季節は、9月頭。何かが、起きそうな予感。

    2006-09-08 17:16:00
  • 59:

    ◆JnfMMe0Bsg


    ――次の日、夕方。

    『おらんし。』
    辺りを見渡す。ほとんど毎日会ってたのハズのレモンティーの彼、「ハル」がいなかった。アタシはいつも通りこのホテルの前を歩き、店に迎う。

    2006-09-08 17:21:00
  • 60:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『おはよざいまあす。』
    『あ。あよお-。』
    後ろからいつも通り、周助。ちょっと眠そう。
    『昨日何時までアイツとおったん?』
    『ラーメン食い行ってすぐ帰りましたよ?後のリョウマ君の行動は僕責任持てないです。笑』と、大あくび。あ、そう…まったく何してんのやら。

    2006-09-09 01:36:00
  • 61:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『そろそろその"アイツ"ッてやめません?笑』
    『アイツにそれをゆえ。笑』いつも通りしょ-もナィ話。いつも通り店へ迎い、ミーティング。営業開始。

    *PM12:00*
    店内がザワメきをました頃。『いらっしゃいませ2名様ご来店で-す!!』

    2006-09-09 01:41:00
  • 62:

    ◆JnfMMe0Bsg

    47サン、ありがとうございます。気をつけますね。

    2006-09-09 01:43:00
  • 63:

    ◆JnfMMe0Bsg

    アタシは外の空気が吸いたくなり、買い物に出てて帰ってきたと同時だった。
    『見てアレ、ホストッぽくない?』
    と、女の子が騒いでいた。―ンン?ホスト?嫌やなぁ、質悪いんやったら。
    店の冷蔵庫に買ってきたモノをつめる。その時、
    『あ、アレラーメン屋の。』と、周助。

    2006-09-09 01:48:00
  • 64:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『は?』
    『志乃サンふぁん。』
    『あ?』
    なんや?その時ボーイがアタシンとこに来て耳打ちしてきた。
    『え、なになに。』と、興味津々の周助。『アァ!』アタシはその2名の席に目をやる。

    2006-09-09 01:52:00
  • 65:

    ◆JnfMMe0Bsg

    "レモンティーの奴"!笑
    アタシ『ホンマに来たんや。笑』周助『志乃サン知り合い?』アタシ『軽く!』
    周助『つくんですか??』アタシ『ウン。だってアタシ指名って。笑』
    そそくさとタバコケースを手に取ると、周助にソレを止められた。
    『待って。女の子つけましょう。』

    2006-09-09 02:06:00
  • 66:

    名無しさん

    頑張って

    2006-09-09 04:25:00
  • 67:

    名無しさん

    はまった?おもしろそぅ??主サン続き待ってるなぁ?

    2006-09-09 05:56:00
  • 68:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『だからアタシ。』
    そうゆうと腕を掴まれ奥に戻された。
    『駄目です。志乃サンは一応役職なんですから。 』
    『固いコトいいなや。』
    『駄目。とりあ女の子2人つけるから、その後で少し席つく位ならイイですよ。』〈あ-もうメンドクサイ!〉

    2006-09-09 07:16:00
  • 69:

    ◆JnfMMe0Bsg

    アタシは周助のコトバを無視して「麗」と言う人気嬢をつけ自分もその席へ。
    『ヤホ。ホンマに来たん。笑』 『ウン、あたり前!昨日場所聞くん忘れてメチャ探したし。志乃チャン嬢やなかったんやな。ビックリ!笑』
    と、レモンティー男。
    『可愛いから人気嬢やと思ってたんでしょ?笑 ナンパしたんですかぁ?笑』と、対面席で連れの隣から割り込む麗。
    連れは昨日一緒にコンビニ前いてた人や。。

    2006-09-09 07:33:00
  • 70:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『ナンパな訳ナィでしょ!ナンパ出来ん位素敵やからこうのこのこ店来たんよ!双子の弟偽ってな。笑』
    『黙れ。笑』
    コイツの、テンポの良い、少し早い喋りがスゴクイイね。話しやすいし、ノリやすい。
    『何飲む?』
    『志乃チャンがくれるモノなら例えドロ水でも生理の血でも!ァ、ゴメン、俺汚い!笑』『死ね。笑』きたなス。笑

    2006-09-09 07:41:00
  • 71:

    名無しさん

    あげ?

    2006-09-10 05:47:00
  • 72:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『あ、俺「ハル」!「ハルクン♪ハート」ってよんで♪』『知ってる。』
    『え、マヂで!何で!?』『アンタこそ何でアタシの名前知ってんの。』
    『…何でやろ!?笑』

    「ハル」は、1つ下19歳。この近くの商店街の端のキャバクラのボーイで、ちょうど、R'SがOPENした位から働いているらしい。つまリ、アタシと"歴"は同じ。

    2006-09-12 01:50:00
  • 73:

    ◆JnfMMe0Bsg

    コイツはなんか変なヤツで、「ドコ住んでるん〜?」トカ、「彼氏はぁ?」トカ、いわゆるキャバクラでありきたりなこんな会話は一切振ってこず、「俺、自分の髪質が嫌」やなんやトカ、「女のコの上目使いのベストな角度は…」トカ、しょうもない話ばっかしてた。不思議なんはそのしょうもない話がアホみたいにオモシロイ事。笑えた事。
    "自然"だったコト。
    ドコかアタシの中の穴にスッポリハマるような、軽快なトークであっとゆ-やに1時間。

    2006-09-12 02:04:00
  • 74:

    名無しさん

    あっとゆうまじゃないん?

    2006-09-12 02:09:00
  • 75:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ハル『延長!ラストまで!』 アタシ『アホか、チェックや!』
    ハル『何でそんな酷いコトゆうんよぉ〜!飲もうよ志乃チャ−ン!笑』
    アタシ『キモス。帰れ、自分仕事中やろ?』
    アタシは勝手にボーイに伝票を持って行かせてチェックを出した。

    2006-09-12 02:10:00
  • 76:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『何でなあ〜ん!今日俺ントコ暇やから大丈夫やってえ〜!』と、ダダこねる彼。うるさい!
    『また仕事休みで暇な時おいで。な!』―バンッ―!『痛ッッ!!笑 痛い!笑』『男が"痛い"トカゆうな!今日はアタシがオゴッたるから、連れの子も仕事戻らなやろ、な!』―バンバンッッ―!『えッ、マヂで?いいって。テカ痛い!脱臼した!笑』
    『わかったわかった。』
    アタシとハルのやり取りを見て、笑う麗とハルの連れ。

    2006-09-12 02:19:00
  • 77:

    ◆JnfMMe0Bsg

    まったく。子供みたいなヤツやな。―ッて子供かまだ。『ありがとう志乃チャン。マヂ今日から眠れぬ森の美男子や〜俺〜笑 絶対また行くからぁ!待っててぇ〜♪』そう最後までチャラけて彼は帰って行った。
    ウ〜ン…なかなか飽きなさそおな奴や。

    2006-09-12 02:27:00
  • 78:

    ◆JnfMMe0Bsg

    麗が笑いながら言っていた。『志乃サン〜オモシロイ人やなぁ。ハルくんて。笑』
    ――ね。。
    送り出し終えた後、周助に睨まれる。
    『また彼来そうですね。今度からは席つくんは控えて下さいよ。もめるもと。』『ですね。笑』
    ――周助の言ってる事は大概あたる。気をつけなきゃあね。。

    2006-09-12 02:40:00
  • 79:

    ◆JnfMMe0Bsg

    66サン、67サン、上げてくれた方も、ありがとうございます。嬉しいです。是非また覗いたって下さい。
    74サン、
    その通りです。
    スイマセン。ありがとうございます。気をつけますね。

    2006-09-12 02:46:00
  • 80:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ――が、周助の忠告は残念ながらムダになる。

    アレから彼、ハルは、しょっちゅう店に顔を出す様になった。『きたで〜い♪』
    『…仕事しろよ。』
    『志乃チャンこそ!笑』

    2006-09-12 02:50:00
  • 81:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『駄目ですよ。』
    ハジメはそう言ってた周助も、ハルがもろアタシ目当てで来てるコトや、他店との付き合い、ハルのゴリ押しもあり何も言わなくなっていた。なんだかんだで、アタシも仕事の合間を見ては自分に会いに来てくれる彼が可愛らしく感じてたんだろう。今までにも何人かアタシを指名したがる客もいたケド、"ソレは出来ない"と断っていた。
    ハルだけ、特別扱いしてた――。

    2006-09-12 03:01:00
  • 82:

    ◆JnfMMe0Bsg

    たまにどうしてもアタシが手が離せない時は、変わりに麗をつけたりしていた。

    そんなある日の営業前―。

    アタシはリョウマのマンションにいた。

    2006-09-12 03:06:00
  • 83:

    ◆JnfMMe0Bsg

    もちろんつけた覚えは…ナィ。アタシとしてない数週間の間に、コイツはここで、このベッドで他の女を抱いたんだろうか?どんな女を?こんな風に乱暴に?
    それとも比べモノにならん位、優しく――??
    『ン…アッッハ…ッ…フぅンッ!』 『こんなシーツビショビショにしといて何我慢してんのお前?!』
    ――考えてもきっとムダ。

    2006-09-12 03:37:00
  • 84:

    ◆JnfMMe0Bsg

    アタシの中に答えはナィ。聞く気もナィ。ただ黙って抱かれてるだけ。それでもこんなに感じてるカラ。

    ―ギシッッ!グチュッ!!ジュポッ―『ゥッ!ンンッ…!もッやッ…!』『…ッッ…!』

    事が終わり、グッタリ横たわるアタシをそのままに、煙草に火をつけるリョウマ。

    2006-09-12 12:48:00
  • 85:

    ◆JnfMMe0Bsg

    〈しんど…。〉でももう仕事の時間。行かな…。ノソノソと着替え始める。
    『大丈夫?お前。笑』
    『……』
    ならすんなよ。
    仕事前に呼び出され、こんな激しくされて、そんな言葉嫌味以外の何でもない。

    2006-09-12 12:54:00
  • 86:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『…行ってくる。』
    『送る。』『いいです。』『いいって。通り道やし』そう言ってスーツを整え出す彼。今日はいつもに増してイイ香り。色気。
    『…ドコ行くんですか?』『ん〜?営業。』
    と鏡の前に立ち、ネクタイを綺麗にしめる。
    怪しすぎる。。

    2006-09-12 13:02:00
  • 87:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『店出ないんですか?』
    『いつもの事やん、周助にはゆうてあるし、ハィ。』と、店と事務所の鍵を渡される。"営業"ね…。
    バッチリきめて、そんな色気ムンムンさせて。"営業"と言う名の"遊び"なんはわかってた。その"遊び"="女"。
    わかってる。"いつもの事"でもそれなら何で今日、今アタシを抱く訳?
    ――アカン、イライラする…。

    2006-09-12 13:10:00
  • 88:

    ◆JnfMMe0Bsg

    今日、彼がアタシをほっといて勝手に"遊び"に行ったなら、こんな苛立つ必要もなかったのに。
    『志乃、行くで。』
    アタシの手を引く彼。
    ―イライラする…。イライラしてどうしようもなくなって、アタシは彼の手を振りほどいた。まんまと挑発に乗る様に。

    2006-09-12 13:19:00
  • 89:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『何やねん?何か気に入らんか?』
    機嫌の悪くなった口調。生意気なアタシが気に入らんのはそっちやろ。
    アタシは無視して玄関を開けてエレベーターホールまで彼の前を歩き、ボタンを押す。
    エレベーターの中で2人共無言。

    2006-09-12 13:26:00
  • 90:

    ◆JnfMMe0Bsg

    1階に着いた瞬間、アタシの意図を察した彼はアタシの腕を掴み強引にそのまま駐車場まで引っ張った。
    ―グィッ、バタン―ッ『…たッ』有無を言わさず車に乗せられる。〈歩いていこうと思ッたのに…。〉
    彼への"抵抗"は、"無意味"に近い。―バタンッッ―…
    無言のまま、店近くについた。

    2006-09-12 13:34:00
  • 91:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『待って、志乃。』
    無言のまま車を降りようとするアタシの手首を掴むリョウマ。
    『何ですか。』と、振り向いた瞬間――
    『―…ヒャッ…!』―チゥッッ―不意打ちで、首元に吸い付かれてつけられてしまった赤い痕。

    2006-09-12 13:39:00
  • 92:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『…何なんですかッ!』
    『浮気防止。帰り、迎え行くから。』

    意味不明―…。最後そう少し笑って彼はドコかへ消えて行った。まったくもって意味不明。今から"浮気"しに行く奴が何を―…。

    2006-09-12 13:46:00
  • 93:

    名無しさん

    はげぇ?

    2006-09-13 07:25:00
  • 94:

    名無しさん

    早く続きが読みたい?

    2006-09-13 15:10:00
  • 95:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『…乃サン!志乃サンってば。』『えッッ?』
    周助の声で我にかえる。
    アカンアカン、仕事中、仕事中…『何?』『来てますよ、"彼"。』『あぁ…。』
    ふとBOX席を見ると、満面の笑みでこっちに投げキッスしてるハル。

    2006-09-13 18:23:00
  • 96:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『今日も来たんや。』
    『こうもしょっちゅう来られたら、可愛く思えますよね。笑』と、周助。
    『思えてきた?笑』
    『チョット。笑』
    そんな会話を終えハルの席へ。

    2006-09-13 18:27:00
  • 97:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『志〜乃チュァァンッッ♪おはよ♪今日暇そやね。』
    『ん。てか初、私服。笑』『あッウン、どう!?プライベートな俺!笑』
    相変わらずアホッぽいなあ〜。笑 黒シャツにジーパン。私服もあんまり普段と変わらんやん。
    『今日休み?』
    『ウン、定休日♪だからユックリ出来るし邪魔者帰らした!笑』

    2006-09-13 18:33:00
  • 98:

    ◆JnfMMe0Bsg

    "邪魔者"。いつも一緒にタムロッてる子らのコトか。
    『初めて来た時連れてきた奴が麗チャンに会いたがってんやケドな。』
    『連れてきたれよ。笑』
    『いらん?!いつでも会えるし。』
    お前がかよ。笑

    2006-09-13 18:40:00
  • 99:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ハルはホンマにオモロイ奴で、何でもかんでも自分本位な感じ。早口口調で思ったコト何でもアタシにペラペラ喋る。でもソコも可愛らしかったり。いつも周助とかリョウマみたいな癖ある奴しか見てへんカラよけいかなぁ。

    『てかてか、ゆってイイ?』チョットアタシに寄ってくるハル。『何よ?笑』もう、ホンマに小動物みたい。笑
    すると彼は耳元でボソッと言ってた。

    2006-09-13 18:48:00
  • 100:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『ソレ、首。彼氏?!』
    〈わッッ…〉ってもた。ファンデ塗りたくったのにバレたか。アイツがつけたキスマークを見て、興奮した様子のハル。
    『どうでしょう。笑』と、シャツの襟でソレを隠したら、『そのチラ見せ辞めてくれ!野生に戻る!笑』と顔を手で覆う彼。
    『アホやろ?笑』
    ―変な奴。もっと聞くコトあるやろ、普通。笑

    2006-09-13 18:55:00
  • 101:

    ◆JnfMMe0Bsg

    思えば、この時からアタシは自分にはナィ彼の何かに惹かれ始めてたんだろう。
    ソレが何かは、まだまだワカランコトなんやケド―――。
    ―ハル―ホンマに良かった。アンタに出会えて。

    アタシも周りも変わっていく――。

    2006-09-13 19:01:00
  • 102:

    ◆JnfMMe0Bsg

    楽しく飲んで気分が良くなってきたのかハルは、この日ボトルを卸した。
    『ふぇねすぅぃ〜!イエイ♪』『酔ってます?笑』
    〈金あんのかいな。〉と思いながらも結構2人して飲んだ。気づいたコト。ハル、酒強い。アタシも弱くはナィハズなんやケド、チョット回ってる…。
    あ、周助が合図してる。ン?何何?「もどってこい」――ハィハィ!

    2006-09-13 19:09:00
  • 103:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『何ぃな?』キャッシャー越しからケータイを渡され、画面を見た。《新着メール1件》
    『ダレや…』『リョウマくん。志乃サン大丈夫です?』…は?リョウマ?
    『ん〜、大丈夫大丈夫。』―カチカチッッ、パカ―
    『えッ、ちょッと!』
    アタシはケータイを置き、周助の呼ぶ声を無視してハルの席へ戻った。

    2006-09-13 19:26:00
  • 104:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『大丈夫?仕事中やし飲み過ぎたアカンで!笑』とハル。今更ですから。笑
    ハルは3時間ぐらい居てて、その間もチョロチョロしか客は入ってなかったのもあって、結構飲んだアタシ。さっきのリョウマからの珍しいメール内容はたった一行。
    「終わったら浮気チェックな」

    その文字が頭の中をグルグル回る。酔う…。

    2006-09-13 19:33:00
  • 105:

    ◆JnfMMe0Bsg

    その後、団体客が入ってきて店が一気にウルサクなる中、アタシはハルの席から離れるコトは無かった。気付いたら、2時。営業終了。ハルが帰った後、周助に呼ばれた。…足がふらつく。
    『事務所行って下さい。』『へ?』『呼んでます。』『あぁ…閉めてカラ行く。』

    2006-09-13 19:43:00
  • 106:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『僕がやっときますから、とりあえず早く。』と、スーツを渡される。『…?』
    するとヘタ打った様な顔で周助が言った。
    『気付きませんでした?来てたんですよ、さっき…』……マヂで。何でよりによって今日なんよ…。
    見られてたんか。ハルと飲んでたトコロ。。

    2006-09-13 19:48:00
  • 107:

    ◆JnfMMe0Bsg


    ―コンコンッ―『入って。』

    事務所のドアを開け、ソファに座って煙草を吹かすリョウマに、スーツの上着を渡す。 『酔ってんの?』
    『いや…酔ってナィです。』そう答えたと同時に、腕を引っ張られて、彼の足の間に後ろ向きにスッポリ埋められたと同時に、痛い位に抱き締められた。

    2006-09-13 19:56:00
  • 108:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『…ッ…』嫌や。
    離れて…。今日はもうコレ以上アタシをおかしくさせんといてよ――。
    『息、荒くない?』と、指を口の中に押し入れる彼。『なぁ、志乃。体熱いで?ちょっと飲み過ぎちゃう?』指が2本、上下に開き、アタシの口を開けさせられて、見られてナィのに、沸き上がってくる羞恥心。

    2006-09-13 20:20:00
  • 109:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『コレ、お前には意味なかったみたいやなぁ。』
    と、数時間前つけたアタシの首の赤くなった部分を舐められる。―ピチャッ、ピチャ…『…ッ…!』その音が官能的。何も言い返せナィ。
    『こんなんじゃ足らんなぁ?お前は。』
    だんだんとキツくなる口調。いつもの彼…以上カモ。
    "怒り"が見える。

    2006-09-13 20:35:00
  • 110:

    ◆JnfMMe0Bsg

    そのままだんだんと彼の舌が這いずり回り、アタシの服は乱れていく。今日はまた運悪くスカートを履いてたカラ、彼には好都合だろう、太股に指が触れた瞬間――。
    ―ピリリリリッッ―
    また運悪く鳴ったケータイ。メールだ。ソレを捕まえる為、彼がスカートポケットに伸ばした手を退ける。『ゃッ…!』
    『何で?見せてや俺に。浮気メール。笑』
    コイツに反抗は無意味。ケータイを奪われメールを見られた。

    2006-09-13 20:51:00
  • 111:

    名無しさん

    しおり

    2006-09-14 13:51:00
  • 112:

    ◆JnfMMe0Bsg

    94サン、95サン。
    ありがとうございます。
    また覗き来て下さいね。
    113サン、しおりありがとうございます。

    2006-09-15 00:29:00
  • 113:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ソレを読み上げるリョウマ。『「酔ってたみたいやケド大丈夫?介抱しよか!?笑」やって。』
    ―…のバカ!タイミング悪い!『エライ仲良さげやん。俺のしらん間に。な?』
    『…別にッ…ァッ…!』
    言いながらブラをずらして乳首を弾く彼の指。アタシの弱いトコロ。。

    2006-09-15 00:35:00
  • 114:

    ◆JnfMMe0Bsg

    彼の指はどんどんアタシの核芯へと迫ってくる。
    『「ハル」クンね。いつの間に仲良く酒飲んでんの?』『…ッッ…!』やめてよ。アンタに言われたくない…。。『誰がそんなんしていいってゆった?』―クチュッッ―!『…ンッッ!!!』いきなりパンツの中へ侵入してきた彼の指が、アタシの一番敏感な部分を捻った。
    ――リョウマは卑怯だ。

    2006-09-15 00:42:00
  • 115:

    ◆JnfMMe0Bsg

    こんなやり方でアタシを繋ぎ止めようとする。リョウマは子供だ。
    『年下クンと遊んであげたくなった?』『ちょッ…やッッ!』
    スカートをずり上げられて、足を大きく開かせながら、ピチャピチャと音の鳴るソコを虐める。
    こんなコトで逆らえなくなるアタシも、もっと子供だ。

    2006-09-15 00:49:00
  • 116:

    ◆JnfMMe0Bsg

    彼は後ろカラ、片方の手では乳首を、もう片方の手ではクリトリスを、舌では耳の中を。アタシの弱点を一気に攻め立てる。
    そしてアタシが自分の気に入らない行動を取ったコトへの歪んだ"仕打ち"が始まる―。
    ―ピチャッ、クチュ、キュッ―……『…ハッ…ンう…!ッンンッッ!』こんな攻められ方されたら、いくらアタシでも声が漏れない訳がナィ。

    2006-09-15 01:02:00
  • 117:

    名無しさん

    ?ペット?書いてた人?

    2006-09-15 03:34:00
  • 118:

    名無しさん

    ↑絶対そうやんね??  あたしも思ってた??

    2006-09-15 03:53:00
  • 119:

    名無しさん

    似てるけどこれ官能ぢゃないよね?

    2006-09-15 05:57:00
  • 120:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『ハッア…ンッ!ァン、ンアッ…!』めいっぱいガマンしながら、早くも絶頂の波が押し寄せてきた、ちょうどその時。《―プルルルッッ―》『…!?』耳元カラ聞こえる発信音。
    〈マヂ…!?〉彼がアタシのケータイを耳に当ててる。もがいても離れない。
    『やッ…めてッ…!ンッ…』
    『お礼電話しろよ?』
    ――何ゆってんの…

    2006-09-15 19:22:00
  • 121:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『イヤッッ!…ッんまにやめッ…ア!』―クチュッッ―…
    『「今日はありがとう。楽しかった。もうこやんでいいよ」。ゆえ。』
    ――イヤやってば…そんなん言える訳…《―プルッッ!》《はあい?志乃チャァン?》
    発信音が途切れた瞬間に聞こえてきたのは、カワイイ、アイツ、ハルの声――。。
    何で出んの…キッテ、お願い――…切って!

    2006-09-15 19:32:00
  • 122:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―グチュッ、クチュ―!!『フ…ンッッ!!』そう祈る間もなくいきなり押し込まれるリョウマの指。しかも3本。濡れすぎなのにキツイのが自分でわかる。最悪…
    《志乃チャぁン??》
    不思議そうに問いかける、ハルの声。心臓、痛い位…『ホラ志乃ゆえや、きらへんで?』―グチュッ、ジュポッッ!『…―ンアッッ…!』もう片方の耳には低いリョウマの声。アタシの中に入った奴の指が曲がり、ある部分をイジくる。

    2006-09-16 00:27:00
  • 123:

    ◆JnfMMe0Bsg

    その瞬間、体が飛び上がる。『ンッッ…!』『…はよしなしらんで?お前。』
    ――…ッッ。も、嫌…
    《何してんの?志乃ッちィ?》
    ハル…。。『…ッッきょ…ッ、ありがとッッ…!』―ジュポッ―ッッ!早くなる指の動き。耐えられへん…。突起にも、かすれてあたる…、ヤバィ…ヤバィ!…ッック…ッッ
    『…イキたいんやろ?イケよ。なあ?』…リョウマの声はまるで催眠術…。ヤバィ…ヤバィ…ッッ!『…アッ…!!』

    2006-09-16 00:57:00
  • 124:

    ◆JnfMMe0Bsg

    その言葉を無理矢理吐き出した、直後だった――。
    ―グチュグチュクチュッッ―!!
    リョウマが、アタシの中と突起を一緒にこすり上げた。

    『―ヒャッッ…ン!!!ィァアッッ!!』

    2006-09-16 10:51:00
  • 125:

    ◆JnfMMe0Bsg

    《――――》
    イッてしまった――。
    『…ハァ…ッ…』『…良く出来ました。笑』耳元でそうリョウマに笑われ、電話が切られた。最後、ハルの声は聞こえなかった。

    頭の中が真っ白だった。

    2006-09-16 11:00:00
  • 126:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―グィッ、バサッ、ズボッッ―!『あッ…ンアアッッ…!!!』

    羞恥に浸る間もなく、突き刺される彼の熱いモノ。
    "ヒドイヒドイヒドイ――…"
    嘆く間もなく、もの凄い早さで奥の奥まで貫かれる。ソファに手をついて、それに耐えるばっかりのアタシ。

    2006-09-16 11:10:00
  • 127:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『ふぁッ…!ヤッ、アッ、アアッッ…!!』
    ―ズポッ、パンパン―!
    後ろカラ、片腕を掴まれ引っ張っられる。リョウマの顔が見える。今見たくナィのに――…ッ。
    『今日はイイ声で鳴くやんお前…!俺以外の男に聞かせて興奮してんの?!なぁ!』―グチュッッ、グチュグチュ―!!!
    『…ぅッんやッ…!…ンンッ!ヒャッッ!!』

    2006-09-16 11:28:00
  • 128:

    ◆JnfMMe0Bsg

    その余りの激しさにソファに顔をつけひざまづくアタシ。『…立てッ。まだまだ終わらんで?』『…ゃ…ッ。』も…無理やって――。
    ―ドサッ―!『ァッ…』
    ささやかな抵抗も無駄で、次はソファに押し倒しされ、グニグニと再び挿入される。『ンやぁッッ…!!』
    逃げる様に腰を引き、リョウマの胸を押さえた。でもやっぱり、無駄みたいで。

    2006-09-16 11:46:00
  • 129:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『…逃げんな!志乃…ッ、お前今日帰さんから…!』『…ンンッ…!ヤ…ァッ…!』『わかったッ?…返事は?』
    『…ィ…ヤッアッ!』でもやっぱり、地味な抵抗はやめちゃいけないと思ってる。やめてしまったら――…

    『…ッんま生意気!ンな口聞けんくしたるからなッ…!』

    2006-09-16 11:57:00
  • 130:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―グニュグニュッッ『ンぁあッ!!…リョ…マ…ふッンン!ィッッ…やァアッッ…!!』


    ――その後、彼のアタシへの"仕打ち"は夕方まで続いた。そして、アタシの体の様々なトコロに、昨日とは比べ物にならない位の数の"痕"がつけられていた。

    2006-09-16 12:08:00
  • 131:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『…ぁ。』
    アタシが目が覚めた時、彼はいなくて、彼の変わりにスーツがかけられていた。
    時計を見る。*PM11:03*
    『マヂか…。』
    バリバリ営業中な事に気付き、とりあえず周助に電話をかけた。

    2006-09-16 12:13:00
  • 132:

    ◆JnfMMe0Bsg

    奴はいつもみたいにガタガタ言わずに、
    『お疲れ様です。今日は僕に任せて休んでて下さい。』
    と一言。マヂ、いい奴…。ケータイを開いて、メールの問い合わせをしても、毎日あったハズのハルからの連絡はなかった――。

    2006-09-16 12:16:00
  • 133:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ――ハル。どう思った?
    朝方の事思い出すと、胸がムズムズする様な気分になった。
    起きたものの、体のダルさがヤバィ…。とりあえず服を整え、一服。〈しんど…〉ソファの上でボーっと寝転んでたら、いつの間にかまた寝てしまっていた。

    2006-09-16 12:22:00
  • 134:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―ガチャッ―『アレッ?』
    『えッ…!』
    『何でまだ居てるんですか。笑』と、周助。
    『…え、ンマそれ。今何時!?』『2時半。もう営業終わりましたよ?笑』
    マヂか!周助は少し笑い、一人で日報を書いて、売上を金庫にしまう。

    2006-09-16 12:27:00
  • 135:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『ごめんな?一人でやらして。』と謝ると、
    『味噌ラーメンとチャーハンセット。』やと。『はいはい。笑』
    "任せて"ゆうた癖に!笑

    事務所を閉めて、周助とラーメン屋へ。そう言えば、お腹空いたカモ。

    2006-09-16 12:31:00
  • 136:

    ◆JnfMMe0Bsg

    119サン、120サン。
    そうです。わかるモンなんですね。前のスレッド見つけられなくなって中途で書けなくなってしまって。読んでてもらえてて嬉しいです。121サン。
    今回は、官能交えてますがバリバリ官能って感じじゃないです。完結出来る様、頑張ります。

    2006-09-16 21:10:00
  • 137:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『味噌ラーメンとチャーハンセット2つ。あ、後餃子ニ人前。』

    『…何?』ジーッと見つめてくる周助に逆にガンを飛ばす。『イヤ、細い割によう食うな〜と思って。笑』
    『おなか減っとんねん。』アタシが言うと、
    『運動の後やから?笑』と付け足す周助。…嫌味な奴やな!

    2006-09-16 21:14:00
  • 138:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『ハィお待ちー。』
    『ありがと。いただきまあ〜…』
    ズルズルと2人ラーメンをすする。そういや、周助とご飯にくんのは初めてカモなぁ。
    『疲れてますね、顔。笑』『…そりゃね。朝からやで。』『監禁?笑』と、笑う周助。
    コイツは全部知ってるから、ある意味スゴイ楽。

    2006-09-16 21:19:00
  • 139:

    ◆JnfMMe0Bsg

    さすがにハルのあの電話の事はゆわれへんケド…。
    女友達がいないアタシにとって周助は何でも話せる唯一気を使わない奴。
    『…リョウマ君もちょっと勘弁して欲しいですよね。僕の仕事中の話し相手取るの。笑』
    『暇つぶしかい。笑』
    『ハハッ!笑』と、たまに笑う周助の顔に時々妙に癒される。何でやろか?

    2006-09-16 21:27:00
  • 140:

    ◆JnfMMe0Bsg

    周助の"笑顔"ってゆうのは、"笑う"ってゆうより"微笑む"ッて感じ。店の女の子は「王子」トカ呼ばれてる。笑 言い過ぎやわ…。
    『何笑ってんすか?』
    『いや、別に…笑』
    『あ、そうそう。』と箸を置く周助。『ん?』
    『今日"彼"の連れ、来てましたよ。麗チャン指名の。』

    2006-09-16 21:33:00
  • 141:

    『…え。ハルの?』
    『はい。そうそう"ハル"君は来てなかったですケド。2人一緒には来ないんですね?笑』
    『…そ。』『?はぃ。』
    来てたんや。連れの子。何となくケータイを見る。
    ―着信、メール、0―" " "06/09/16 21:37

    2006-09-16 21:37:00
  • 142:

    ◆JnfMMe0Bsg

    気まずいんかな?それともさすがにアレはムカついた?ウザかった?どうなんやろ。。『…。』
    『…なんか言われたんですか?リョウマ君に。』と、アタシの顔を覗き込む周助。『まあ、な。ウン、てか、食えよ、残すなよ、アンタ男の癖に細いんやから。』と周助の皿に餃子を入れた。
    『うっさいっす。痩せマッチョゆうて下さい。』
    また、チョット笑った。周助。絶対人の深いトコには踏み込んで来ない周助は、アタシと似てる気がする。

    2006-09-16 21:46:00
  • 143:

    ◆JnfMMe0Bsg

    いつもの通勤コース、ホテルの前を2人歩いてた。その時、『あ、アレ。』と、周助の視線の先には――『あ…。』ハル。隣にはスーツ姿の男の子と髪の毛クルンクルンのミニスカ女子。見るからにキャバ嬢。
    仲良さげ。…てか、アイツとおったら皆仲良さげに見えんのは気のせい?
    ――あ。向こうがこっちに気付いた感じ。

    2006-09-16 22:07:00
  • 144:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―アレ?しらんプリされた?『あッッ志乃チャンやぁ〜!お疲れ〜ッす!今日行ったんすよぉ〜!』と、変わりに話しかけてきた連れ。
    麗指名の。軽く手を振ると、
    『オイ、ハルお前!志乃チャンやぞ!』と、ハルに知らせる連れ。ソレでも無視。目も合わそうとしない。
    『もしかしてケンカ中?』と周助。

    2006-09-16 22:13:00
  • 145:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『―?』やっぱ気まずい?でもしょうがないっちゃしょうがないかな。ウン。
    また店、来たらリョウマが何するかワカランし。
    "しょうがない。"
    そう思ったアタシはすれ違い様、ハルの肩を叩いて、
    『ごめんな。バイバイ。』とだけ小声で伝えた。

    2006-09-16 22:18:00
  • 146:

    ◆JnfMMe0Bsg

    この"バイバイ"は、"さっきは気まずくしてごめん、また。"の意味のバイバイ。アタシにとって深くも浅くもなかったんやケド―…
    『お前!何で黙ってん?志乃チャンやぞ!?頭おかしなったんかぁ?!』と、ハルの連れがハルに言ってるのが後ろカラ聞こえてた。横に居た女の子が不思議そうに見てた。すれ違い様チラッと見たハルの顔は、こわばった顔やった。

    2006-09-16 22:32:00
  • 147:

    ◆JnfMMe0Bsg

    泊まってるホテルの前に着く。
    『いいんですか?』と、周助。『何が?』
    『ハルくん。お気に入りでしょ?』お気に入り…か。『しゃ-ない。アタシが悪いし。』『フーン…好きなんですね。リョウマくん。』

    「好き」――。か。

    2006-09-16 22:41:00
  • 148:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『ま、そおゆう事やね。』アタシが答えると、周助はチョットためらいがちにこう言ってきた。
    『…志乃サン、"好き"ってそんなんなんですか?』
    『はい?笑』
    ビックリして周助を見ると、少し困った様に眉を下げて笑う顔。綺麗――。
    『めっちゃ不思議な感じっす。リョウマくんと志乃サンって。笑』

    2006-09-16 22:58:00
  • 149:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『…何それ。笑』
    『何もないっす。笑 オヤスミなさいッ。』
    そんな意味深なコトバを残して、周助は帰って行った。

    「不思議」――アタシだって、ワカランし。

    2006-09-16 23:02:00
  • 150:

    ◆JnfMMe0Bsg

    リョウマとの付き合いは、ハタから見れば、きっとアタシは「都合のいい女」だ。
    浮気黙認、束縛一切なし。だから彼はやりたい放題。奴のやるコトに口出したコトなんか一回もなかった。
    「好きだから」??違う。ソレはアタシに取っても「都合がいい」から――。

    2006-09-16 23:09:00
  • 151:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『ハァ…お風呂めんどくさ。』―パカッッ―
    冷蔵庫からビールを取り出し、ピンク色のフワフワソファに腰掛け煙草に火をつける。
    ―ピッ―何となくTVをつけて、チャンネルを無意味に変えた。『あ…。』持って帰ってきたリョウマのスーツをハンガーにかけクローゼットにしまう。
    ココはアタシの"巣"だ――。

    2006-09-16 23:15:00
  • 152:

    ◆JnfMMe0Bsg

    店近のビジネスホテルの最上階。部屋は1つだケド、かなり広めで必要なモノは全部揃ってる。
    アタシには「家」がない―。 R'Sオープンの話が出た時、リョウマがこの部屋を予約してくれた。期限はない。
    顔がきく知り合いに支配人に頼ませたらしい。
    つまりココはアタシの今の「家」。

    2006-09-16 23:23:00
  • 153:

    ◆JnfMMe0Bsg

    部屋を借りても良かったんやケド、彼に保証人になってもらうのが嫌で結果こうゆう形になったのだ。
    「同棲」――この一言は、2人共口にするコトが無かったし。無職だったアタシに、彼は"キャバクラの役職"って仕事も与えてくれた。

    ――つまりアタシは、何を言っても「彼の手の中」にいるのだ。

    2006-09-16 23:32:00
  • 154:

    ◆JnfMMe0Bsg

    でもアタシは、リョウマの事が好きで、きっと彼も同じ。でも、ピッタリくっついてはいられないのだ。
    ある程度の距離を置いてたいし、縛られたくないのに常に手の内に入れてたい、
    "矛盾"。

    2006-09-16 23:43:00
  • 155:

    ◆JnfMMe0Bsg

    お互いの事はわかってるつもり。だからアタシは彼の手の中にいつつ、縛らない、染まらない。そして彼はそんなアタシをそばに置きつつ、好き勝手をして気を引いて、楽しむ。そしてまたソレを、楽しんでしまうアタシ。 だから延々「駆け引き」。

    ――てゆうか、きっと歪んでる。2人共――。

    2006-09-16 23:46:00
  • 156:

    ◆JnfMMe0Bsg

    だから今日、彼がハルへの嫉妬カラあんな事をしたケド、イヤだったケド、実際アタシは"嬉しい"っていう感情があったハズ。だから許してしまう。だってそれが子供なリョウマの"愛情表現"。じゃないとあんな感じない。

    ――ただ、ひとつ…。
    さっきのハルの表情も、頭から離れないのは何でやろう―――。

    2006-09-16 23:53:00
  • 157:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ――次の日。
    出勤コースのホテル前、コンビニ前。『おらんし…。』ハルはいない。帰り道も、会わなかった。
    次の日、またまた次の日。『お疲れでーす!』
    ――店にも来ない。連絡も…ない。
    ――なんなん!まだ気まずいん?!

    2006-09-17 00:01:00
  • 158:

    ◆JnfMMe0Bsg

    それか――…
    ホンマに「バイバイ」か――?それやったらそれで、しゃあないケド。来てもらってたし、お礼ぐらいすんのに。。
    麗にも聞かれた。
    『ハルくんとなんかあったんですか?英太(ツレ)も心配してましたよぉ?』
    ―…。。

    2006-09-17 00:08:00
  • 159:

    ◆JnfMMe0Bsg

    周助『気になるんやったら連絡だけでもしてあげたらいいのに。』
    アタシ『ん、いい。お先、帰るわ。』
    ――も、いっか。しゃあない。ウン、しゃあないって。よく考えたら、今更会っても、ちょい恥ずかしいし。。

    ッて考えてたら、おった――。

    2006-09-17 00:14:00
  • 160:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ホテル前、街灯の下に三角座りで下向いてる、胸元開いた黒シャツに、やたら長い白いヤン毛。すぐわかった。
    『何してんのよ?』
    『……。』
    動かないハルの真ん前にしゃがみ、もう一度話しかける。
    『なぁ、何してんのって』『……女待ち。』

    2006-09-17 00:23:00
  • 161:

    ◆JnfMMe0Bsg

    なんかムカッとして、
    『あっそ。』と立ち上がって帰ろうと歩いた、そのちょうど10秒後位――。
    『待てよ!!』
    ――カツ…後ろカラの大声に、足を止め、振り返ると、立ち上がってこっちを見てるハル。
    『何よ!?』

    2006-09-17 00:29:00
  • 162:

    ◆JnfMMe0Bsg

    すると、少し離れたトコロからハルが上を向いてバカみたいにデカイ声で叫ぶ様に言った。
    『おーまーえーや!!お前!そこのストレートヘアのスーツのお姉さん!』
    『ぁあッ!?』
    "お前"――ハルの口から出た初めてのその言葉に、ビックリした反面、ドキッとした。

    2006-09-17 00:35:00
  • 163:

    ◆JnfMMe0Bsg

    そのまま叫び続けるハル。『俺に〜!すんッッごいエロイ声電話で聞かせてきたお姉さ〜ん!!』
    『は!?』近くにおるホストとか、見てるから!笑
    『是非〜!僕にも〜!!』叫び続けるハルのトコへ走って言って持ってたカバンで奴の頭を思いッ切り叩いた。 『黙れ!壊れたんか!?』そのままその場にへたれ込むハル。

    2006-09-17 00:41:00
  • 164:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『あ、ごめ。ちょ-力入れすぎたカモ。笑』と思わず笑い、頭を触ろうとすると、その手を退けられた。そして自分の胸を押さえ、呟く様に小さい声で言う。
    『…うっさい。平気。俺の心のが痛いから。』
    ―――…。
    『…アンタ、酔ってる?笑』『…お前に…。』
    ――やっぱりアホや。笑

    2006-09-17 00:49:00
  • 165:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『てか、アンタなんか今日偉そうやな?笑』
    もう一度ハルの前にしゃがみ込む。ハルは地ベタに座りうつむいたまま。
    『…ウン。俺は傷ついたから変わり果ててしまいましたとさ。』
    『とりあえず、何か飲む?笑 待っとき。』
    近くの自販機へ――。

    2006-09-17 00:57:00
  • 166:

    まぃ

    はじめて読みました。
    おもしろぃ?今日は終り?

    2006-09-17 01:35:00
  • 167:

    名無しさん

    ぉもろl1??ぁlナ゙ます??

    2006-09-17 06:03:00
  • 168:

    ◆JnfMMe0Bsg

    まいサン、ありがとうございます。後少しだけ書きます。空いた時間に書いてくのでまた見に来て下さいね。

    171サンも、ありがとうございます。楽しんでもらえる様、頑張ります。

    2006-09-17 07:10:00
  • 169:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『ハィ。』ハルのほっぺに当てる。カンのレモンティ。
    『…何でレモンティ?』
    『いっつも飲んでるやん。』―カチャッと、自分のレモンティを開けた。
    『…惑わせるな。』と、ハル。『何がやねん。』
    すると、ハルが顔上げて真っ直ぐアタシを見て言った。

    2006-09-17 07:15:00
  • 170:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『変な電話かけてきて男の存在アピッたり、バイバイゆったり、こんなんしたり意味不明!』
    そんな風に思ってたんや。『アンタも無視したやん。』『…たり前やろ。あんなヤッてる最中電話かけてこられていくら俺でも普通に出来る訳ないやん。』
    ――可愛い。素直にそう思う。

    2006-09-17 07:22:00
  • 171:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『…いらん。そうやって自分だけ平然としてムカツク!』すると、更にアタシの手を引き寄せ言った。
    『いい加減ガキ扱いすんな!男として見ろ!』
    ―――……
    『何ゆってんの、アンタ。』冷めたアタシの一言にも、めげずに返す。目も反らさず――
    『真剣に好きなん気づけよ!』

    2006-09-17 07:44:00
  • 172:

    『―――…そんな、怒られても…。』
    ビックリして、固まるアタシの口カラやっと出て来た言葉もハルはすかさず返していく。『怒りたくもなる。』
    『…付き合ってトカゆわんかったやん。』その真っ直ぐな瞳アタシは釘付け。
    『あたり前!いっつも男と一緒におんのに。ただでさえ可愛いし、ガード固そやし、…しかもキスマーク、着きすぎ!…あ〜もうイヤ!!』と、喋るだけ喋ってまた顔を伏せ出す彼。
    めちゃ"レア"かも、この子―" " "06/09/17 07:56

    2006-09-17 07:56:00
  • 173:

    名無しさん

    めっちゃおもしろい???
    がんばってください??????

    2006-09-17 08:33:00
  • 174:

    ゆん

    頑張って??

    2006-09-17 10:37:00
  • 175:

    名無しさん

    しおり

    2006-09-17 16:58:00
  • 176:

    名無しさん

    あげ?

    2006-09-17 18:19:00
  • 177:

    ◆JnfMMe0Bsg

    179サン、ありがとうございます。おもしろい言ってくれて嬉しいです。
    ゆんサン、ありがとうございます。頑張ります!
    しおりと上げありがとうございます。もっと皆さんを楽しませれる様に頑張ります。

    2006-09-17 21:15:00
  • 178:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『"真剣"なんや…。笑』
    『笑うな!そうじゃなかったら店なんか通わんわ!ボケ!わかるやろ普通!』
    と、次はいつもの早口口調で淡々と切れ出すハル。
    ―あ、いつもの表情に戻ってきた。
    『やっとメアド教えてくれた思たらなんぼ送っても返ってこんし!大体何アレ!あのヤッラシィ声!勃ったわ!!』 『笑。』勃ったんや。笑

    2006-09-17 21:27:00
  • 179:

    ◆JnfMMe0Bsg

    グビッとレモンティを飲み干すハルの白い白い肌にみとれていると、
    『…見んなよ。』とハル。『イヤ、"白いなぁ〜"と思って。』すると、握ってた手を自分の方へ引き寄せ、
    ―チュッ―…キス、してきた。触れるだけのキス。ほんの一瞬。
    『…何すんのよ。』
    『話、聞けよ。』

    2006-09-17 21:47:00
  • 180:

    ◆JnfMMe0Bsg

    また、真っ直ぐな瞳。何でそんな真っ直ぐ見れるんか聞きたい位。
    『…アタシと付き合いたいん?』
    『二股は嫌。』握られた手に力がこもる。
    『別れんのは無理。』
    『わかってる。』………

    2006-09-17 21:53:00
  • 181:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『んなどうしたい訳?』
    するとまたハルの声が大きくなった。
    『だからァ…!男として見て!ゆうてるやんけ!』
    『…何それ。それで満足なん?変なの。』
    『変ちゃうわ!そっからやろ、まずは!』その言葉に妙に納得した。ハルには内緒やケド。

    2006-09-17 22:03:00
  • 182:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ――てゆうかでも。
    『じゃあアタシはどうしたらいいん?』アタシもレモンティをグビッと飲む。――あ、美味しいコレ。『普通でいい。ただたまにでイイからメールを返せ!たまにホンマにお前のアドレスなんか不安になる、俺は。』――笑。
    『メール面倒臭いねんもん』『だって電話タイミングわからんもん!』『何の?』
    『言わせんな!仕事トカ、…男トカ!!』――あぁ、なるほど。

    2006-09-17 22:12:00
  • 183:

    ◆JnfMMe0Bsg

    色々、気を遣ってくれてんのね?このコは――。
    『わかった。返す様にする。』『ウン。』ハルは頷く。『でも…今日最後じゃなかったっけ?笑』"可愛いモノは、イヂメたくなる"。
    コレもまた、いつかの周助の言葉――。すると、
    『最後や!志乃チャンが俺にそんな口を聞いてられるのは!』
    と、アタシの残りのレモンティを飲み干して立ち上がった。

    2006-09-17 22:20:00
  • 184:

    ◆JnfMMe0Bsg

    そして一人小声でガッツポーズ。『よしッ!チュウと間接チュウ!』――あほですね。笑
    『でももう店には来たらアカンで?会うんやったら外』と、アタシも立ち上がる。
    『てコトは彼氏はやっぱ店の人か。こないだ一緒に帰ってた人?』――周助か。
    『ちゃうちゃう。アレは。』そんな話をしながら、空き缶をゴミ箱になげる。
    ―カンッ!ナイス!入った。

    2006-09-17 22:28:00
  • 185:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『んな帰るわ。んなまたメールでもして。』
    『送るで!危ない。』
    『近いし大丈夫。じゃ。』と、歩く。―カツカツカツ―。。『バイバ〜イ!志乃チャン!いつか俺にもあの声生で聞かせてなぁ〜!笑』…のバカ笑。振り返ると、いつもの笑顔で両手を振るハル。

    『アンタがもっとチュウうまなったらなぁ!笑』

    2006-09-17 22:40:00
  • 186:

    ◆JnfMMe0Bsg

    別れ際、アタシがそんな事を言っても、ハルは嬉しそうに笑ってた――。
    『…変な奴。笑』
    ついでにアタシも、心無しか笑って帰ってた気がする。

    ――この日から、アタシとハルの、変な関係が始まる。

    2006-09-17 22:45:00
  • 187:

    ◆JnfMMe0Bsg


    ―カチッカチカチカチッッ―…

    『最近よおケータイいじってますね。珍しい。』
    『ん〜?ん〜…。』―営業中――隣に居る周助にバレない様に、画面を目の前で持つ。最近やっとソレに馴れ始めた。アレ買おかな、覗き見防犯シール?なあんか見られたくないなぁ〜。。

    2006-09-17 22:56:00
  • 188:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『あ、そうそう。今日新店の打ち合わせ、僕もリョウマ君に呼ばれてるんでそろそろ上がってイイですか?』『…え〜?あ-ウンウン。』
    新店――言ってたっけ。
    リョウマがまた店出すって。ココ系列でレストランバーかメイドバーが候補らしい。
    『お先です。志乃サンは来ないんですか?』とジャケットもう帰る準備満タンの周助。
    ―カチカチカッ―『いか〜ん。呼ばれてへんし〜。』経営の話トカわからんし。

    2006-09-18 00:17:00
  • 189:

    名無しさん

    楽しみに読んでます??
    頑張って下さい?

    2006-09-18 00:28:00
  • 190:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『…そうですか。お疲れ様です。』
    『ハィハィお疲れ〜』
    ―カチカチカチカチッ―
    『なあなあ、"デコメ"ッて何〜?』『えぇ!?志乃チャンしらんのぉ?!笑』なんて待機中の嬢達と戯れてたら、*PM1:30*『も、今日は無理やな。』そそくさと撤収。

    2006-09-18 01:17:00
  • 191:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『あ、君、君。』
    その辺のボーイ達に日報&ノート書かせて掃除させ、売上包ませ店を閉めて、事務所へ。金庫にソレをしまい、リョウマに報告メール。

    『さ、行くか。』

    2006-09-18 01:22:00
  • 192:

    ◆JnfMMe0Bsg


    『あ、志乃チャンおつ〜♪』店の近くの小さい公園。
    スーツ姿でブランコに乗り手を振る少年。。ハル。
    『今日早いね。』
    『アンタもな。』アタシも横のブランコに座り、ブランブラン揺れながら何気ないお喋り。

    2006-09-18 01:28:00
  • 193:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『ハィ♪』と、ハルがコンビニの袋を差し出す。中には紙パックのレモンティ。
    『ありがと。てか最近店暇やわ。』ソレにストロ-を差し、ハルの真似してかじってみる。
    『嘘ぉ。俺ントコも。女はヘチョィし案内所シケシケやし。笑』『やなぁ。時々さ、案内所のスタンプ貯めてセット0円で入ってくる奴おらへん?笑』『おるおる!笑 アキバ系!笑』

    2006-09-18 01:37:00
  • 194:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『アレめちゃイラッとするんやケド。笑 てかドン引き。』『ほんで素伝やろ?プラスアキバ系!笑』『それ。笑』

    ホンマに何でもナィ日常会話。でもこの時だけ、時間がゆっくり流れてる様に感じる。不思議な感じ――。

    2006-09-18 01:42:00
  • 195:

    ◆JnfMMe0Bsg

    "あの日"から、仕事が終わってお互い暇な時、こうやってココで話すのが日課になってる。
    肌寒い、10月の終わりの明け方の公園。日が出るのも遅くなったもんだ。

    『もう冬やなぁ。。』
    隣でハルがポソッと呟くのを聞いていた。

    2006-09-18 01:50:00
  • 196:

    ◆JnfMMe0Bsg

    194サン、楽しみにしてもらえてて嬉しいです。
    頑張ります。これからも読んでやって下さい。

    2006-09-18 01:52:00
  • 197:

    ◆JnfMMe0Bsg


    ――「冬」が来る。アタシの一番嫌いな季節が。

    『――ックシュッッ―!』ビュゥンと冷たい風に肩を震わす彼。
    『大丈夫ですか?』

    2006-09-18 02:06:00
  • 198:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『リョウマ君風邪ですか?最近やたら急に寒なってきましたもんね。』と、
    向かいに座る周助がマフラーを外す。彼もモチロン参加。
    R'Sが開店するチョット位前にリョウマが言ってたコトがあった。
    "周助は自分の闇の片腕"だと――。

    2006-09-18 02:24:00
  • 199:

    ◆JnfMMe0Bsg

    アタシと同い年のまだ20歳の周助にどれだけの力や頭があるのかワカランケド、何となく、リョウマが必要とするのはわかる気がする。

    『何見てるんですか?』と、アタシの視線に気づき眉を曲げる周助。
    『別にぃ〜。』と鍋をつつくと、フイに落ちない顔でアタシを見た。

    2006-09-18 02:29:00
  • 200:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『てゆうか、結局ショットバーに決定なんですね?』と、お茶をすする周助。
    『ウン。食い物に力入れたら厨房デカくしなアカンし、中の人数増やさなアカンやろ。箱も思ったより小さかったし。』淡々と話しながらもまだ鼻をすするリョウマ。

    "信頼関係のある2人。"を見てるがアタシは結構好きだ。

    2006-09-18 02:39:00
  • 201:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『ですね。メイドは?笑』と少し笑う周助。
    『俺の趣味じゃないから却下。笑 女集めんの面倒臭いしな。』と、リョウマ。〈ふ〜ん…。〉どちらかと言えばポリスヘルスッてトコやろな、コイツは。笑 そんなアタシの思考を読み取ってか周助が悪戯に言う。
    『志乃サンやってみたらどうです?意外にウケるかも。笑』
    『黙れ死ねお前がやれ!』

    2006-09-18 02:46:00
  • 202:

    ◆JnfMMe0Bsg

    言い返すアタシの肩に手を置きながらリョウマが笑う。『無理やって!笑 こんな生意気なメイド。笑 クレーム殺到やろ。笑』
    周助『ですね。笑』
    『なぁ志乃?笑』
    『ですね。』とそんな話で笑ってた時、一人の女がヒールを脱いで座敷に上がってきた――。

    2006-09-18 02:51:00
  • 203:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『ごめんね、遅くなっちゃって!待ったぁ〜??』

    いきなりのその声の、語尾の上がった関東人独特の話し方。それだけでアタシの生理的なモノがうずいた。

    〈――何コイツ。〉と。

    2006-09-18 02:57:00
  • 204:

    名無しさん

    たまに誰がしゃべてるかぁわからへん???だからわかりわすく書いて???

    2006-09-18 03:16:00
  • 205:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『お前うるさい。笑 チョットは落ち着けや。』と、笑うリョウマ。
    『え〜だって20歳だよぉ?若くない?ヤバィよぉ〜笑!お肌もピチピチだし〜ッッ。』……。助けて、周助。
    と周助の顔を見ると、アタシを見て苦笑い。わかってくれるよな、アンタなら。アタシほんま苦手やねん。こ-ゆうタイプ。ただでさえ女の子苦手やのに――。

    2006-09-18 03:27:00
  • 206:

    ◆JnfMMe0Bsg

    その女はそんなアタシに構わず話しかけてくる。
    『名前なんてゆうの?』
    『志乃。』と、アタシの変わりにリョウマが答えた。次にアタシに、『コイツ、可奈子。新しい店コイツに任せるから。』と――。。
    『仲良くしてね、志乃チャン♪』と、彼女。
    ―――マヂ?

    2006-09-18 03:32:00
  • 207:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ――無理無理、仲良くトカ。

    可奈子『で、いつからなの?お店は。』
    周助『11月10日です。』
    リョウマ『てか、何か飲めや、お前。志乃、頼んだって。』
    ―――…。

    2006-09-18 03:39:00
  • 208:

    ◆JnfMMe0Bsg

    〔略部〕
    ―――…

    2006-09-18 03:40:00
  • 209:

    ◆JnfMMe0Bsg

    211サン、すいません。
    気をつけますね。

    2006-09-18 03:41:00
  • 210:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『…〜やから、よろしく頼むわ。』
    鍋が冷めるまで続いた打ち合わせが終わった後、気付く。アタシおる意味あんの?『それにしても、リョウマ凄いよね。どれ位稼いでんの?笑』『内緒。』
    『教えろ〜!笑』
    その後も仲良さげに喋り続ける自分の男と、知らない女。
    ――気分が悪くならない訳がない。

    2006-09-18 03:49:00
  • 211:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ――プルルルッッ――その時、運良くケータイが鳴った。
    アタシ『チョット失礼します。』一人靴を履き廊下へ――。

    《着信:麗》『はいよ?』人気嬢、麗から、最近よく電話がかかってきて相談を聞いていた。成績の話。この時ばかりはグットタイミング。いつも通り少し話して電話を切った。

    2006-09-18 03:57:00
  • 212:

    ◆JnfMMe0Bsg

    戻ると、いない2人――。『お帰りなさい。笑』と苦笑いの周助。
    『…ハァ。あの2人は??』『可奈子サンが帰るからってリョウマ君が送って行きました。』―――案の定。。『あ…そ。』アタシは座り壁にもたれて周助を睨んだ。『…アタシ最近なんか素行悪かった?』周助は笑いながら手を振る。
    『いや…特には。笑』

    2006-09-18 04:08:00
  • 213:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ――なるほど。じゃぁコレはリョウマのいつもの"仕掛け"か――。
    アタシ『…ダルィ。』
    周助『飲みましょか。笑』

    ――飲もう。飲んで忘れてしまえ。吹き飛んでしまえ。今日のこのイライラ――。。

    2006-09-18 04:12:00
  • 214:

    ◆JnfMMe0Bsg



    ――――次の日、R'S―――――――『…はよぉ。』『おはよございます。二日酔い満開ですよ、顔。笑』、周助の言葉に、鏡を見る。―――アカン…。
    忘れてしまえんかった。。吹き飛ばへんかった。。。やっぱり、イライラして、モヤモヤして―――。

    2006-09-18 04:19:00
  • 215:

    ◆JnfMMe0Bsg

    *PM2:00*――
    『周助、いいで。アタシが持って行く。』『えッ。』周助から日報と茶封筒を奪い――…

    ――やっぱりアタシはリョウマの仕掛けに自らハマりに事務所へ行く――。

    2006-09-18 04:26:00
  • 216:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『おぉ、どしたんお前。』『これ。』
    パソコンをいじる彼に日報と茶封筒を渡す。すると彼は日報にパラリと目を通してアタシに聞く。
    『最近どおなん?』
    『見ての通り、暇ですね』―パタン―…彼はそれを置き、笑いながら言う。
    『暇なんはお前がちゃんと出来てない証拠。』

    2006-09-18 04:34:00
  • 217:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―――コレが罠だと、わかってるのにハマってしまう。

    『行こっか?お仕置き。笑』『……。』

    ―バタンッ―……―――――それは何で―――?

    2006-09-18 04:41:00
  • 218:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ――周助、わかる?………ハルなら、わかるかな?

    『なぁ、今日お前んトコがいい俺。』『いいですよ。』2人並んで歩く。デコボコな背中と、歩幅。

    ――たまに思う。"このままでいいんかな"――って。

    2006-09-18 04:48:00
  • 219:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『たまには歩く?』
    『アタシはいつも歩いてますよ。』『そっか。』と、歩く。いつもの道。ホテルの前―――…あ。
    『あ。』――ハル…。こっちに気付いた。連れもおる。『――…。』
    ―無言のまま、すれ違う。振り返らないアタシ。

    2006-09-18 04:57:00
  • 220:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ――どう思うんよ?こんなアタシ。

    ―ドンッッ―!部屋に入った瞬間、玄関の壁に押し付けられる。
    『いいの?さっきのん。』いいかなんてアタシにもワカラン。アンタの為やろ――?
    『…とりあえず、入って』

    2006-09-18 05:04:00
  • 221:

    ◆JnfMMe0Bsg

    リョウマをすり抜け、靴を脱ぎ、部屋に上がる。
    さっき一瞬だけ見たハルの姿を思い出す。
    "男としてみろ!"―――。"自分だけ平然として"―。

    アタシだって、わからんくなる時がある。ムカツク時だってあるし、モヤモヤする時だってヤケ酒する時だってあるケド――。

    2006-09-18 05:11:00
  • 222:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『相変わらず綺麗なぁ、ココ。』
    リョウマがベットに腰掛け窓を眺める。
    アタシは、この人の手の中。 何されたって、どうしたってソレは変わらん事やろ?
    『おいで、志乃。』
    だってアタシがそれを望んでんのやから――。

    2006-09-18 05:16:00
  • 223:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―ギュッ―…彼の匂い。好き。この匂い。あったかい…

    『…どしたん?お前。』
    抱きついたままのアタシに問いかける彼の声。胸の奥まで届く。このまま流されてしまえたら楽やケド――… ―ドサッッ―…
    そのまま彼を押し倒して、上に乗る。『―………。』――そうもいかない、苛立ちや、モヤモヤが、アタシを蝕んでしまってるから。

    2006-09-18 05:25:00
  • 224:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『…ンッ―…』
    唇が重なる。幸福感。でもそれじゃ満たされない何かがある。忘れたい。イヤな事は全部。気に入らん事は全部。でも忘れたくない。支配したい願望がある。例えどんなやり方でも――。

    ―チュッ、チュパッ…チュゥッッ…―『…うまなったやん、キス。笑』『……。』
    "自分だけ平然として"――…ハル、何となくアンタの気持ちもわかる。

    2006-09-18 05:37:00
  • 225:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―チュゥ…ッ、レロ―
    もう一度、次は舌をねじ込んで深いキス。"アタシ"を感じてもらえるように。刻み付ける様に。この苛立ちをぶつける様に―――…
    『ンッッ…!』―グッ―押し付けてたアタシの唇と舌が、いつの間にか押し付けられている。頭を押さえられがら。『…ッ…ン…ッッ』
    ――息が苦しい。。でも、離れない。離してくれない。

    2006-09-18 06:33:00
  • 226:

    ◆JnfMMe0Bsg

    …だめ。ココで流されちゃ。アタシの中に隠れてた征服欲が奮い立つ。彼がいつもそうする様に、"アタシも彼を支配してみたい――"。
    息苦しさに耐えながら、彼のすでに膨らんだ股間にそっと手を伸ばす。―ピクッとソレが動いた気がした。その瞬間、アタシの奥からゾクッとして更にソレを擦る。イヤラしく、彼をも奮い立たす様に。

    2006-09-18 06:41:00
  • 227:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『―…ふッ…!』キスが更に激しくなる。アタシの手もエスカレートして熱を帯びたソレを握り、揉み込んだ。その時、次は彼の唇がピクッと震えたのがわかった。だめ。ゾクゾクする。初めてのその感覚に興奮しながら次はソレの先を少し強めに人差し指でひっ掻く。―ピクッ―…また、動いた。剃り立ったズボンと、ふと漏れる彼の吐息が熱い。たまらない――
    ―チュゥ、チュッチュパ、レロ―…!『…ハッ…!ンゥッッ…!』

    2006-09-18 06:54:00
  • 228:

    名無しさん

    しおり?

    2006-09-18 10:08:00
  • 229:

    名無しさん

    詩織

    2006-09-18 13:16:00
  • 230:

    名無しさん

    これペット書いてる人やんね?
    これもおもろいけど
    向こうの続きめっちゃ気になるから書いてくれへんかな〜?

    2006-09-18 16:09:00
  • 231:

    ◆JnfMMe0Bsg

    236サン、237サン
    しおりありがとうございます。
    238サン。ユックリですがまた書き始めたのでまた覗いてやって下さい。読んでくれてありがとう。

    2006-09-19 02:08:00
  • 232:

    名無しさん

    ?しおり?

    2006-09-19 02:16:00
  • 233:

    ◆JnfMMe0Bsg

    そのままベルトに手を伸ばした――カチャカチャッッ…早く、早く触れたい――…その時、彼の頭を抑える手が離れ、アタシの唇にそっと触れる。『…どしたん?志乃?笑』『別にいいでしょ?』
    その手が耳に移動するのも気にせず、アタシの手は再びベルトへ。…外れた。その時。―♪♪♪―テーブルの上の彼のケータイが鳴り、彼の手が止まる。

    2006-09-19 02:17:00
  • 234:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『ちょ-ごめん。』
    アタシは彼の言葉を無視してズボンに手を伸ばした。トランクスの上カラソレをさする。布越しに伝わる熱。ソレに更にアタシの手を阻止する彼。
    『…待てよ。仕事の電話カモしらんやろ。』――嘘。
    鳴り響くケータイ。"邪魔しんとって"――。アタシの手は止まらない。『待てって、志乃――ッ…』―チュゥッッ―
    その言葉を塞ぐ様にキス。電話なんか、今必要ないやろ?

    2006-09-19 02:31:00
  • 235:

    ◆JnfMMe0Bsg

    彼の両手首を掴む。
    ――『―……ッ。』何も、考えんでいいやん?今は。アタシだけ、見てればいいやんか――。ケータイが鳴り止んで、唇を重ねたまま、ついに生でソレに触れた。その瞬間唇が離され、彼が口を開いた。『…もしかしてたまってた?笑』『…。』スグ近くにある彼の顔。悪戯がうまく行った子供の様に、楽しそうな―――。

    2006-09-19 02:42:00
  • 236:

    ◆JnfMMe0Bsg

    "ムカツク"――。『別に?』言いながら、彼のモノを握る。強弱をつけながら。
    『じゃぁ何?何か嫌な事でもあったん?笑』そんな顔でアタシを見んな――。余計おかしくなる…―ギュッ―…リョウマの言葉を無視して少しずつ大きさを増すソレを更に指でジラす様にいぢくる。時々ピクッと動くのに操られる様に、ズボンとパンツを少し、下ろした。

    2006-09-19 02:56:00
  • 237:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―ゾクッ―…何これ。ヤバィ。目の前の剃り立った彼のモノを見てアタシは息を飲んだ。静かに開かれた足の間に座り、その先端に指を滑らせた。―ニュルッとした感触。
    ――リョウマ、感じてくれてんの?黙ったままアタシを見てる彼の方を見上げ、訪ねた。
    『…今家、誰か居てるでしょ?』と。すると待ってましたとばかりに、彼は楽しそうに笑い口を開いた。

    2006-09-19 03:07:00
  • 238:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『何で?』『何となく…』『ふぅん…。笑』
    "ふぅん"ッて何よ――。バカにした様なその口調がますますアタシの加虐心を煽る。―チュゥッ、チュパッ、レロ― ……彼の股の間に膝まずき、愛撫を始めた。声を漏らさない彼がヤケに憎らしく感じる。――"もっと感じて"――――"アタシを見て"――。。そんな想いがアタシの舌の動きを激しくさせていく。

    2006-09-19 03:26:00
  • 239:

    ◆JnfMMe0Bsg

    と、その時。リョウマが起き上がりケータイに手を伸ばした。―――…ッ!
    『――いやッッ!』
    アタシは思わずその腕を引っ張った。『…何がやねん。笑』と笑う彼を見て、"しまった"と後悔する。
    今日はアタシが彼を支配したいのに。アタシがどうしようもない位気持ち良くさせたかったのに。

    2006-09-19 03:33:00
  • 240:

    ◆JnfMMe0Bsg

    こんなん、まるで逆効果――…。―グィッッ―!
    『アッ…!』――ほら、だってこんなにも満足気な彼の顔。『わかったからホラ、続きして?笑』と、近くにあった小さい椅子に座らされ、目の前にその大きくなったモノを差し出される。
    『ちょッと、待っ…ンッ!』 半ば強制的に、押し込まれた――。

    2006-09-19 03:43:00
  • 241:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―ジュルッ―!『ンッッ…!』
    『ホラ、ちゃんとさっきみたいに舐めてみ?』――ミスッた。完璧に攻守交代。こうなってしまったらリョウマはもう止められナィ。
    『ンゥッ…ッ』苦しい、悔しい…アタシだって満たされたい―グニュ―!『もっと唾つけて。舌動かせ。』
    "平然"としてたい――…。

    2006-09-19 04:03:00
  • 242:

    ◆JnfMMe0Bsg


    静かな明るい部屋で、その行為は長い時間続いた―――。
    ―ジュポッ、ジュポ!クチュ―!『――ンッッ!ぅッんッッ…!』『…初めの方に比べたら上手なったケド、まだまだやなぁ、お前。笑』
    頭を押さえられ苦しくて唸るアタシに容赦ナィ彼の言葉。 痛い。悔しい。恥ずかしい…―ジュポッ…『ハァッッ…』
    ソレと引き替えにやっとのコト解放される。

    2006-09-19 04:15:00
  • 243:

    ◆JnfMMe0Bsg

    でもまだまだ終わるハズもなく――『足、広げてみ?』『やッ…!』
    『何でこんな濡れてんの?自分から押し倒してきた癖にこんな濡らすんや?笑』『―……ッ…。』
    "辱恥"、"屈辱"で胸が掻きむしられる。耳元で囁くリョウマの声、目の前の鏡、後ろから広げさせられた足、大事な所に食い込む下着。
    ――勘弁して、もう許して――……

    2006-09-19 04:37:00
  • 244:

    ◆JnfMMe0Bsg

    でもソレは言葉にせず、ただ耐え抜く。"負けた"アタシの、最後の"悪あがき"――。

    『さっき、電話出られんの嫌やった?』『…ハッン…!』やっぱりそれだけは譲れない――。『…聞いてる?志乃?』紐状になってしまったパンツが後ろからグィグィと引っ張られる。
    『―ヒャァ!ァアンッッ…!!』
    剥き出しになったクリには強すぎる刺激。声は上がり、体はビクつく。濡れる―… "いつもと同じ"――。

    2006-09-19 04:48:00
  • 245:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ――コレじゃいつもと同じやんか――
    『…家にも、女おると思ったん?』―グチュグチュ!
    『ン…ァアアンッッ…!!』―――やめて。言わんとって―。『……確かめにくる?笑』―キュッ『ンやァッッ…ッッ!』

    やめてやめてやめて――!言わんとってよ――…

    2006-09-19 05:00:00
  • 246:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―ズボッッ―ギシッ!
    『――ゥァアンッッ…!!!』ベットが軋む。『声デカィな?今日。聞こえんで?横、営業マン。笑』―グッ―『ン……ッッ!』湿ったパンツがアタシの口に。―ズボッッ、パンッ!パンッ―!『ンぅッッ…!フッ…ンンン〜!!』『…おいしッ?志乃?笑』
    そんなアタシを、楽しそうな笑みを浮かべて見下ろす彼の額カラ、汗。その汗と一緒に流れてしまえばイイのに。

    2006-09-19 05:12:00
  • 247:

    ◆JnfMMe0Bsg


    こんなやるせない、もどかしい気持ちも。昨日、飲みすぎたお酒も。悔しさも、恥ずかしさも。

    それでも愛しく思ってしまう、こんな気持ちも。何もかも。

    2006-09-19 05:16:00
  • 248:

    名無しさん

    しおり

    2006-09-19 14:39:00
  • 249:

    Green&Peach

    書いて?パィ??

    2006-09-21 10:14:00
  • 250:

    名無しさん

    あげ

    2006-09-22 03:30:00
  • 251:

    ◆JnfMMe0Bsg

    240サン、256サン。
    しおりありがとうございます。
    Green&Peachサン。遅くなってスイマセン、書きます。
    258サン、あげありがとうございます。

    2006-09-22 18:20:00
  • 252:

    ◆JnfMMe0Bsg

    そしてまた、起きたら居ない彼。仕事。繰り返されてく毎日の中、モヤモヤは増える一方。でも未来は何となく見えてる。結局それでもアタシは何もなかった顔して、淡々と仕事をこなしてくんだろう。そう、心のドコかで思ってた――。

    2006-09-22 18:26:00
  • 253:

    ◆JnfMMe0Bsg

    リョウマ?人は人の力で変わってしまうんやで?
    アタシと出会ってからアンタは変わった?アタシは変わった。少しずつ、でも確実に。
    心の裏っ側らへん。。

    何かウイルスにでも感染した様に、ジワジワと、少しずつ。確実に。

    2006-09-22 18:30:00
  • 254:

    ◆JnfMMe0Bsg

    変わってしまっていた――。

    『結局仲直りしたんですか?』『ン。いつも通り。』「仲直り」――…じゃ、ナィよな、だって消えてない。このモヤモヤは。
    今日もやっぱり周助と並んで仕事をしてるアタシは、心を蝕む"何か"に気づき始めていた。

    2006-09-22 18:34:00
  • 255:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『なら良かった。今日からですね、新店。』『やね』――日が立つのはやたらと早い。最近R'Sの売上もまた伸び初めて平均が上がりつつある。イイ事なのだケド――。
    『周助。どう思う?麗。』『何がですか?』
    最近良く相談を受けていた、人気嬢"麗"の成績が、他の子とズバ抜けて上がっていた。何かおかし-ぞ?

    2006-09-22 18:41:00
  • 256:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『まだアタシんトコに泣きながら電話かけてくんのに、成績は上がりまくりってどうよ?』グラフをガン見。
    『う〜ん…聞いてもらえて頑張れる…みたいな?笑』――なんじゃソレは。笑
    『アタシは彼氏かいな。笑』『的存在じゃないっすか?笑』周助も一緒になってグラフを覗き込む。
    よくワカラン娘やな〜。。

    2006-09-22 18:46:00
  • 257:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『彼氏おらんのかな?』
    『どうでしょうね。容姿は結構タイプなんですケドね。僕。』と、周助。マヂで?『アンタ面食いっポィもんなぁ。笑』するとグラフを取り、ボードに張り直す周助が、少し苦笑いしたのが気になった。
    『…でも僕、ああゆう系はちょっと。笑』と――。
    その言葉で麗の席に目をやると、客とキスらしき行為をしてるのが見えた。

    2006-09-23 00:55:00
  • 258:

    ◆JnfMMe0Bsg

    あ-あ〜…。笑 見えてるがな。
    『なるほど。笑 でも何ゆうても仕事やし、ね。』
    『まぁ、ね。笑 志乃サンはあんなんしてました?笑』――アタシはミテコ時代、1年位やケド、「キャバ嬢」してた時期があった。
    『キャラ考えてよ。笑』そう答えると、『ですね。笑』と周助は笑っていた――。

    2006-09-23 01:01:00
  • 259:

    ◆JnfMMe0Bsg

    *PM2:30*――さっさと店を閉めて周助と車を走らせた。『運転させてや。笑』『僕と一緒に死にたいんですか?笑』

    ゆうてる間に目的地に到着。そこは例の新店。「お前らも終わったら見に来い」そうリョウマに言われやってきた訳だ。
    『別に見たくもナィんやケド。』『こら。笑』

    2006-09-23 01:08:00
  • 260:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『お疲れ様です。終わりました。』一言告げると、
    『こっち座ってこっち♪』と、アタシらをカウンターの端の席へ誘導した。そこから見えるリョウマの後ろ姿。周りには同業らしき男の人達。話しこんでるみたいだ。
    『あ、あの人達リョウマの前の同僚の方、オープン祝いに来てくれたみたい。』
    そうニッコリ微笑む加奈子は、今日はスーツ姿で、でもスカートはドラマに出てきそうなミニ。パッカリ空いたシャツから覗かせるネックがやたらと光る。

    2006-09-23 01:28:00
  • 261:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『何飲む?』と差し出されたメニューを見る。ふと棚に目をやると、大概は揃っているんだろうスピリッツやリキュールの数。『僕、ジーマ下さい。』と周助が言うと、
    『了解。あ、志乃チャンお酒大丈夫?』そうアタシの顔を伺う様に見る加奈子。
    『大丈夫です。アタシ、カミカゼ、下さい。』『了解♪』

    いちいちいちいち、鼻につく――。

    2006-09-23 01:38:00
  • 262:

    ◆JnfMMe0Bsg

    1日目なのに人入ってますね。』カウンター越しで酒を作る加奈子に周助が話し掛ける。『でしょぉ?笑』と笑う加奈子。大方、この人の知り合いカラ固めてくつもりなんだろう。
    「常に周りには男がいる」彼女はいかにもそんな感じな色気のある人。そして、頭の良さそうな人。
    ――リョウマが好きなタイプやろうな。

    2006-09-23 01:44:00
  • 263:

    ◆JnfMMe0Bsg

    その証拠に、彼女はココを任されてて、"信頼"されてるんだろう。他の席には、金持ちそうなオジ様が数人。 『ちょっとごめんね。』
    アタシ達にお酒を出し、BOX席のオジ様のトコへ向かう彼女。アタシはソレを横目で見ながらグラスに口をつけた。
    『スゴイな、あの人。』そう言うと、『そうですね。クラブ居てましたからね。結構イイトコの。』と、周助。
    ―――フーン。

    2006-09-23 01:51:00
  • 264:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『周助はいつから知り合いなん?』『ウーンと、僕が初めて会ったんが2年位前ですね。ホラ、ホテヘルの受付やってた時。』――あぁ。
    言ってたな。ちょうどリョウマがホストやってた頃。
    その時リョウマと周助に出会ったらしい。
    『リョウマ君と仲良くなって、連れてってもらった店で会ったんですよね。』
    周助は懐かしそうに話す。アタシの知らない"過去"の話を――。

    2006-09-23 02:01:00
  • 265:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『当時はスゴイ有名でしたよ。雑誌とかにも出てて。』『そうなんや。』
    『でも、どっかの社長と結婚とかなって、ソコから僕は会ってなかったから今回の事もビックリしたんですケドね。何も聞いてなかったし』と、飲みながら話す周助。

    胸の底から込み上げる、何とも言えないキモチ。

    2006-09-23 02:10:00
  • 266:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『周助、来て!』
    その時、後ろからリョウマが周助を呼んで、周助は静かに席を経った。
    一人残されたアタシ。ケータイが鳴る。
    「from:ハル
    終わった死ぬ〜(+_+)今日会われへん?」

    2006-09-23 02:16:00
  • 267:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ――ハル。あれから会ってへんな…。カチカチとメールを作ってると、
    『誰とメールしてんのっ♪』と、ポンっと背後からアタシの肩を叩く加奈子にビックリして、ケータイを閉じる。
    『男の子?』『いえ…。』するとカウンターに戻りアタシの目の前に立ち、
    『浮気もホドホドにだよぉ?笑 リョウマ子供だからすんごいヤキモチ焼いちゃうでしょ?笑』そう可愛く笑ってアタシに言った。

    2006-09-23 02:27:00
  • 268:

    ◆JnfMMe0Bsg

    "余裕"の笑顔に、"余裕"な発言。ソレに堪らなく、目をそらしたくなる。
    『いつから付き合ってるの?』少しかがみ、頬杖をつく彼女と、なるべく目線を合わせない様に話す。
    『まだ3ヶ月位です。』
    『そっか。色々大変でしょう?笑』笑顔を続ける彼女に対して、アタシの顔はひきつってる様な気が、する。『志乃チャンは、リョウマの事好き?』―――その、素朴な質問に、『…まぁ。』と言葉少なく答えるアタシ。何だ?コレは――。

    2006-09-23 02:36:00
  • 269:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『どんなトコが?』――…。『そう聞かれると…ワカンナイですケド。』――何でアタシが、こんな事を聞かれてる訳?尋問みたいに。。
    "彼女"のアタシが、何で"この人"に――?すると彼女は更にニッコリ笑い言った。
    『リョウマも志乃チャン大好きみたいだね。あたしわかるの。笑 可愛くって仕方ないみたい。』と――。。―――…

    2006-09-23 02:41:00
  • 270:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ――アカン。無理、イガイガしてきた――。
    『多分ね、志乃チャンってリョウマの周りには居なかったタイプだと思うの。何てゆうか…ホラ、「好き」トカ言わないでしょ?』――返す言葉もなく、黙るアタシに彼女は更に続けた。
    『だから燃えるんじゃないかな。子供だから。笑』

    ―――アカン、黙って。"もう無理"――…そう思い顔を上げた瞬間――

    2006-09-23 02:48:00
  • 271:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―――…ッ。
    アタシを更に"イガイガさせる"モノが目に入ってしまった。『?どしたの?』
    と、大きな目をパチクリさせる彼女の胸元、空いたシャツの隙間。やたらと光るネックレスが見え隠れする部分。ちょうど、胸の谷間に、

    ――"キスマーク"――

    2006-09-23 02:52:00
  • 272:

    ◆JnfMMe0Bsg

    アッカン…もう限界――!
    ―バタンッ―
    『スイマセン、ちょっと用事あるんで。ご馳走様です。』アタシは立ち上がり、財布から札を1枚取り出し、テーブルに広げる。
    『えっ!?イイよコレっ…』
    『お先失礼しますッ。』

    2006-09-23 02:56:00
  • 273:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『ちょッ…志乃チャンッ?!』

    ――店を出る寸前、リョウマが振り返ったのが見えた。周助も。

    ――追いかけては来ないケド。

    2006-09-23 02:58:00
  • 274:

    ◆JnfMMe0Bsg

    すぐ様タクシーを拾い、その場を離れ様とした時、ケータイが鳴った。――ハル。

    『はい。』
    『あっ、もし志乃チャン?おつ!てかごめんな-、電話大丈夫?』
    ――ハルの声を聞いて、早かった心臓の音が少し、ほんの少しだけ、落ち着いた気がした――。

    2006-09-23 03:03:00
  • 275:

    名無しさん

    リアル?タイム

    2006-09-23 03:07:00
  • 276:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『大丈夫。今から行くな、公園。』
    『えッ、マヂでいけんの?』『無理?』
    『やッ、いくいく。モチロン!』『ん。んじゃ。』―プツッ―

    ケータイを閉じ、深呼吸する。

    2006-09-23 03:09:00
  • 277:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『はい、姉チャンありがと〜お釣りねぇ〜。』『あげるわ、オッチャン。』『えぇッ??』―バタンッ―お釣りを受け取りもせず、何かに焦る様に公園へと早歩き――。

    『志乃ぉ〜♪会いたかった〜!!笑』――いた。

    いつも通りニッコリ笑って、ブランコから両手を広げるハルの姿。

    2006-09-23 03:18:00
  • 278:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『タクで来たん?』と、白い肌に金髪、大きな瞳で真っ直ぐアタシを見上げるハルを見た瞬間、今さっかまでの変な焦燥感が、沈む。
    『――ウンッ…。てか、早いなアンタ。』ハルの前に突っ立ったままのアタシ。
    『そりゃ俺はピーターパンやからな!』『意味不明ッ。』笑うハルの額に光る汗。
    『あッ、何か飲む?買ってくる。』

    2006-09-23 03:27:00
  • 279:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ――急いで来てくれたんかな。
    『あ…れ。』自販機の前で財布を広げやっと気づく。店出る時も、タク乗った時も出したのは万券――…

    『…何をそんな焦ってたん、アタシ。』

    2006-09-23 03:31:00
  • 280:

    ◆JnfMMe0Bsg

    少し、冷静さを取り戻した瞬間。
    『はいよ。』カンカンを投げた『またこれ。笑』――――パッケージは「REMON TEA」
    『あ、あったかいのにすれば良かった。』
    この公園の風通しの良さに気づきアタシが言うと、ハルがカンカンを開けながら言う。『でもコレは冷たい方が美味いで?ウンッ。』
    ――そうなんや。アタシもカンカンを開けた。

    2006-09-23 03:38:00
  • 281:

    名無しさん

    あげ

    2006-09-25 04:29:00
  • 282:

    名無しさん

    書いて

    2006-09-25 21:06:00
  • 283:

    名無しさん

    こっちゎまだかな?

    2006-09-26 16:25:00
  • 284:

    名無しさん

    しおリ?

    2006-09-27 03:24:00
  • 285:

    ◆JnfMMe0Bsg

    カキコありがとうございます。書いてきます。

    2006-09-27 18:10:00
  • 286:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『元気やった?』
    『え?ウン、まぁそれなりに。』久しぶりのハル、公園、レモンティ-。また時間の流れが緩やかになっていく。
    『てか何かあった?』と、アタシの顔を覗き込むハル。相変わらず真っ直ぐな瞳。この瞳が好きカモ。
    『別に?』そう答えると、疑う様な目でまだ目をそらさないハル。

    2006-09-27 18:17:00
  • 287:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『何よ?』『嘘!』
    『何がよ?』
    するとハルはブランコから下りて、アタシの真ん前の芝生にしゃがみ込んだ。そして一言。『なんか変。』
    『だから何が?』
    『いつもに増して怖い顔してる!』――失礼な!そんな顔してるか?

    2006-09-27 18:21:00
  • 288:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ハルのデッカィ瞳。何か、見透かされてそうで、アタシはタメ息を溢した。
    『…まぁあったっちゃあったかな。』『やっぱり!仕事で?』首を横に振る。
    『彼氏?』下を向き、もう一度タメ息。
    『…彼氏の近くにおる年上のイヤぁな女のコト、かな。』――初めて口に出したその瞬間、自分が嫌になる。。

    2006-09-27 18:30:00
  • 289:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ハルは構わず口を開いた。『彼氏ってこないだの人やんな?』『せやで。』
    ホテル前ですれ違った――。『"大人"やな。笑』
    『アンタよりはなぁ。笑』一瞬そう言って笑った後、ハルの表情が少し、曇った。『好き?』その彼の質問に『そりゃなぁ。』と答えると、更にアタシに質問を投げ掛けた――。
    『浮気されてても?』

    2006-09-27 18:39:00
  • 290:

    ?

    めっちゃハマってもぅた??更新?楽しみに待ってます

    2006-09-27 23:45:00
  • 291:

    sage

    ミルクティって言ってんのにスライスレモン浮かんでたとき殺気を覚える300。

    2006-09-28 00:20:00
  • 292:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ?サン、ありがとうございます。ハマッたなんて嬉しいです
    300サン、スイマセン。笑

    2006-09-28 00:37:00
  • 293:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『"浮気"ならね。』
    『…わかってんのに気づかんフリってやつ?』
    ――フリ…ではないな。
    『放置ってやつ。』会話が途切れ沈黙――。何か喋れよ。。アンタらしくもない。『…俺、実はよく見んで、あの人。』やっと口を開いたと思ったら――
    『そぉ。』『そのたんびちゃう女連れてる。』

    2006-09-28 00:43:00
  • 294:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『うん。』――そして少しの沈黙の後、ハルは立ち上がりレモンティ-の缶を思いっ切り蹴っ飛ばした。
    ―ジョボッ―『オイ!まだ入ってるがな。笑』
    『うっさい!もういらんねん!』――ハルクン?
    『こないだ言われた!その"彼氏"に!「志乃に遊ばれんなよ」って。』
    『…マヂ?』『マヂ!』

    2006-09-28 00:48:00
  • 295:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『…悪いな。』『志乃チャンが謝る事じゃない。』
    ―――また、沈黙。
    『…ゴメンって。』
    『怒ってへんって。』――そうは言っても。。するとハルはアタシの顔を見た。
    『嫌なら嫌ってゆえよ。』そう一言、吐き捨てた。。『何がよ?』『他の女と、色々。』

    2006-09-28 00:54:00
  • 296:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『言わんよ。』『何で?』――何でって。
    『ソレがうちらの付き合い方やもん。』そう、いちいち子供みたいに相手に求められへん。縛られへんやん。『それかんッなり変やで?』――"変"?
    ハルのその一言が鼻につく。『変でいいよ。』
    さっきの苛立ちが復活――。『んな何でそんなおもんなさそおなんさ?いっつも。』…おもんなさそう?

    2006-09-28 01:01:00
  • 297:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『悪かったな。』ハルを睨む。でも、そんなアタシに怯む事ナィハルの視線――。アタシ、この目、好きやケド苦手…。
    『志乃チャンって可愛いし、見た目より全然優しいし、イイ娘やケド。』続けたハルの一言が、アタシの胸に突き刺さる。
    『アカンとこは素直じゃなさすぎるトコ。』

    2006-09-28 01:06:00
  • 298:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ――何がやねんな。
    『だから素直になれって?』――アカン、言葉トゲトゲしくなる。『やッ、別になれとかじゃなくて。なった方が楽やで?って事やん!』――楽?何ソレ。アタシが無理してるって言うん?無理してアイツの「彼女」やってるってゆうん――?
    ――アッカン、ヤバィ。

    2006-09-28 01:14:00
  • 299:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ハルだけは、わかってくれると思ってたのに。

    『わかった。』もう、話終わらしたい。『怒った?』『怒ってない。』このまま続けたら、間違いなく――…
    『怒らんとってって!意外と子供やなぁ!笑 志乃チャン!』
    あぁ、もう。喋らんとってくれたら良かったモノを――。

    2006-09-28 01:22:00
  • 300:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『――帰る。』
    ブランコから下り立ち上がる。『えッ、マヂ怒った?ゴメンって!』――アンタが謝る事じゃない。やのに、おさまらない、苛立ちがアタシの口を勝手に動かした。
    『子供に子供ってゆわれたくない。』『ウンウン、ゴメンって!』そう笑う、ハル。
    何か言い返してよ?何で普通に笑えるんよ?
    アタシの事好きなんやろ??『あッ…』

    2006-09-28 01:34:00
  • 301:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―♪♪♪―アタシが言いかけた時、鳴り響いたケータイ。
    《着信:リョウマ》
    『…んやねんな。』今更。『出えや?』『うるさい』アタシはケータイを鞄にしまう。鳴り止まない。鬼電…!?『うっとぉしぃなぁ!』
    『まぁそぉカリカリすんな!笑出て文句ゆったったらええやん?笑』笑うハル。
    ――文句?そんなん、言えるハズない。『もう!』

    2006-09-28 12:12:00
  • 302:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『ちょッ!』『はよせぃ!』勝手に鞄をあさってケータイに出たハル。
    『何してんねん!ボケ!』『ホラ、繋がってるって!』耳にケータイ当てられて、仕方なく、喋る。
    『…もしもし?』すると、聞こえて来たのは、想像してなかった声――。
    「なぁ〜んだ♪浮気中かぁ?急に帰ったからビックリしちゃって。笑」

    2006-09-28 12:19:00
  • 303:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―――可奈子。。
    『…スイマセン。で、何か?』ほら、見ろハル。出ん方が良かったやん?横でマヂマヂとアタシを見るハルを睨む。「ん〜?何もないの。チョット意地悪しすぎちゃったかなと思って。笑 でもそだよね、志乃チャンはそんな事で泣いちゃう様な子じゃないよねぇ。」
    ――何が言いたいんよ。
    『あの…』
    「あ、リョウマには黙っとくから大丈夫だよ。楽しんで♪」

    2006-09-28 12:34:00
  • 304:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『…どうも。』
    「その変わり、あたしも楽しませてね♪」

    ―ツーツー…―最後、そう加奈子が言って電話が切れた。『…ハァ…。』嫌がらせと、宣戦布告の電話。わざわざリョウマのケータイからかけてくるトコが、彼女の一歩リードを物語っている。そして、アタシの嫉妬心を煽る。
    『志乃チャン?』

    2006-09-28 12:41:00
  • 305:

    ◆JnfMMe0Bsg

    実際、ダメージはデカイ。あの女の思う壺――…。
    『女がかけてきた。』
    『え?』『さっきゆってた嫌ぁな年上女。』
    『何で?』と何もわからず聞くハルに、
    『…嫌がらせやろ。』と、アタシはうつむく。あぁ、なんかもう面倒臭い。いちいちこう翻弄される事が。

    2006-09-28 12:46:00
  • 306:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『なんか弱ってない?笑』『…弱ってない。』
    ハルは何故か少し嬉しそうにアタシの顔を覗き込む。
    『どんな人なん?』
    『…綺麗で、スタイル良くて、色気があって頭良くて…』『ウンウン?』『それで…、めっちゃウザィ関東弁で、年気にせずミニスカはいてて、嫌味ったらしくて!アタシの下の子にも慣れ慣れしくって、とにかくうっとぉしぃ女!』―――どうした?
    アタシ。ハルに愚痴ってどおすんの?でも――止まらない。

    2006-09-28 12:54:00
  • 307:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『…大体、初めて会った時も「若い〜♪」とか言ってそんなん全部嫌味!「ガキやな」って遠回しにバカにしてんの、だから微妙な20代半ばの女は嫌いやねん!自分が老けてきたのを認められへん、だからアタシみたいな若くて無愛想な奴が可愛くなくてしゃーないねん!わかる!?』
    『おう!笑 何となく!』ハルが笑ってくれるのをイイ事にアタシの口は止まらない。喉が乾いてレモンティ-を一口、そしてまた続ける。

    2006-09-28 13:02:00
  • 308:

    名無しさん

    しおリ?この小説好き?

    2006-09-28 18:03:00
  • 309:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―――…
    『ホンマにアホやな、アンタは。』『もう親バカでなく志乃バカや。笑』『…バカ。笑』
    うつむくアタシのアゴを持ち上げ、ハルは笑った。

    『どんな顔も可愛いス♪笑』『…マヂバカ。笑』―――初めて吐き出した、愚痴。アタシのカッコ悪い部分、笑って受け止めたハル。

    2006-09-28 18:43:00
  • 310:

    ◆JnfMMe0Bsg

    わからんくなってきた。
    何がカッコ良くて、何がカッコ悪い?何でいちいちカッコつけようと、対抗しようと何でもナィ顔してる?アタシ。
    リョウマが好きやから―?カナコが嫌いやから――?

    …じゃぁ何でハルは、アタシの前であんなに無防備に笑える?謎――…。

    2006-09-28 18:50:00
  • 311:

    ◆JnfMMe0Bsg

    その"謎"を解きたくて。
    『…部屋、来る?』
    まだ残るモヤモヤや苛立ちを忘れたくて。誘ってみた、ケド――
    『飯、行きたい。』『…何よソレ。』アッサリ断られて。『初めの頃、「今度」ってゆったやん。』『社交辞令…。笑』
    ハルとご飯へ行くハメに。

    2006-09-28 18:57:00
  • 312:

    ◆JnfMMe0Bsg

    軽くご飯を食べて、真っ直ぐホテルに送られ、帰宅。
    ――意味不明。
    アタシ誘ったよな?結構、わかりやすいタイミングで。わかりやすい言葉で。
    アイツはアホか?それても、ヤリたくないんか?
    『んなバカな。。健全な19歳男子が。』

    2006-09-28 19:06:00
  • 313:

    ◆JnfMMe0Bsg

    アタシの予想をいつも飛び越えるハルの言動。ウーン…やっぱりアイツはオモロイ奴やな。帰ってはきたものの、やっぱり眠れず、外をうろつく事にした。風が冷たい…。リョウマとカナコは、今頃ベッドの中で暖まっちゃってんのカナ?あ〜…「嫌」。コレが一番、"素直"なアタシのキモチ、結局は。。でもハル。今更言える訳もないんやって――。

    2006-09-28 19:20:00
  • 314:

    ◆JnfMMe0Bsg

    吸ってたタバコを踏み潰した。外出てもやる事もナィし、帰ろか。そう思いふと顔を上げた時、『アレ…?』
    向かいの交差点で、見覚えのある男女2人。

    周助と………麗?

    2006-09-28 19:47:00
  • 315:

    ◆JnfMMe0Bsg

    手を繋いで、そのまま裏ッ側のホテル街へ消えて行った。
    『何でまた…。』

    アタシも静かに自分のホテルへ帰った。周助め。言ってくれたらィィのに――。よし、明日問い詰めたろ。

    2006-09-28 19:50:00
  • 316:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ――翌日。非常階段。

    『見ちゃったんだなぁ。』周助と2人、タバコを吹かす。店内はノーゲ。ココに呼び出した時点で周助はピンと来てたみたい。
    『見られちゃったかぁ。笑』そう言って苦笑い。
    麗もちゃんと出勤している。

    2006-09-28 19:56:00
  • 317:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『いつから?』
    『まだ昨日4回目位。笑』『…言えよ。相談受けてたん言ってたやん?』
    『麗が「志乃サンにはゆわんといて」ってウルサクて。スイマセン。笑』――何だそりゃ。『色なん?』アタシのその直球の質問に、『はい。』と直球で返す周助。
    ――ご愁傷様。

    2006-09-28 20:01:00
  • 318:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『アホ。手出したからには上手い事してや?今麗に辞められたら困る。』
    アタシのタバコの煙が天井に昇る。周助は立ち上がり外を見下ろしながら一言。
    『わかってますよ。』
    『ならいい。』――なるべくなら色管理は控えて欲しいトコやケド、周助なら。まだ…ね。

    2006-09-28 20:05:00
  • 319:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『志乃サンこそ、昨日。何で何もゆわんと帰っちゃったんです?』と、アタシの方に体を向けた。
    『わかるやろ?』
    『カナコサン?笑 何か言われたんですか?笑』
    少し笑う周助の顔を見上げ、答える。『嫌味を少々。笑』『やっぱり。笑』
    どうやらやっぱりコイツだけはわかってくれてたみたい。

    2006-09-28 20:10:00
  • 320:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『効きました?笑』と、自分の左胸を親指で撃つ様なポーズを取る周助に、
    『若干。笑』アタシも自分の胸を押さえてみせた。
    『…大丈夫?笑』
    そう言って階段に座ったアタシの前にしゃがみ込む周助。綺麗な顔――みとれる。――アレ…?顔が近付く。指が触れる。―――え?
    ――周助?

    2006-09-28 20:17:00
  • 321:

    ?まL1?

    リアル?
    頑張ってくださL1ね?

    2006-09-28 20:23:00
  • 322:

    ◆JnfMMe0Bsg

    その時、―カンカンカン―と、誰かが階段カラ上がってくる音が聞こえ、スッと周助は立ち上がった。
    『…しゅう』彼の名を呼ぼうとしたその瞬間、
    『アレ?何でココおんの?お前ら。』階段の下を振り返る。――リョウマ…。
    『あッ、おはよ-♪周チャン、志乃チャン♪』少し後ろには、カナコの姿――…。

    2006-09-28 20:24:00
  • 323:

    ◆JnfMMe0Bsg

    アタシは一度2人を見た後、スグに立ち上がった。
    『おはよございます。チョット女の子の事で話してました。…戻ろう、周助。』
    『あ、ハイ。』非常階段の扉を開けた、その時。
    『周助、店内カナコに見せたって?』『あぁ、ハィ。』『ありがと〜♪見てみたかったの♪』とこっちに来るカナコ。

    2006-09-28 20:33:00
  • 324:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『志乃、こっち。』
    と、カナコとバトンタッチでアタシが事務所へ連れて行かれる。―ガチャッ―…
    今日は何を言われるのやら――…そう思い導かれるままソファに座ると、テーブルに、パソコンと資料を置かれた。『…?あの…?』
    『大至急それ、そのディスクに移して?』『はい。』
    ――何や。意外に、仕事の話。

    2006-09-28 20:40:00
  • 325:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―カチカチカチカチッ―…
    言われた通り資料を一気に移す。自慢にもならんケドアタシはキーボード打つのだけはやたら早い。書かれた数字に枠を付けて打ちまくる。この数字の意味なんて何もわからず。
    『終わりそう?』リョウマが横に腰かける。
    『もうすぐ…』―カチカチッ―!『終わりました。』
    『よし。』とパソコンを見直し、しまうリョウマからは、今日もイイ香りがする。

    2006-09-28 20:48:00
  • 326:

    名無しさん

    頑張って下さい?どうなるんか楽しみ?

    2006-09-29 12:38:00
  • 327:

    名無しさん

    めた好き??がんば??

    2006-09-29 20:10:00
  • 328:

    名無しさん

    アゲアゲ??

    2006-09-30 01:45:00
  • 329:

    名無しさん

    更新ぃっも楽しみに見てます。志乃ちゃんのクールさに惚れてますw?

    2006-09-30 18:09:00
  • 330:

    名無しさん

    あぎぃ

    2006-10-02 08:02:00
  • 331:

    名無しさん

    あげ?

    2006-10-02 19:52:00
  • 332:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『やっぱこうゆうのはお前やな。』ポンッとアタシの頭を冊子で叩く。こんなチッポケな事でも嬉しくなる。
    "役に立てている"って。
    「好き」なだけじゃ、先はないよ?ハル。ただ、素直に心のままにぶつけても、何もナィ人間には、何も与えられナィと。何も残らナィと。要するにソレは、「必要とされなくなる」という事。

    2006-10-02 21:44:00
  • 333:

    ◆JnfMMe0Bsg

    リョウマとつき合ってまだ3ヶ月。手に入ったばっかりのオモチャは子供でも大切にするモノだ。
    『戻ります。』"アタシ"は、"コレカラ"が本番。腐るほどあるオモチャの中、光ってなきゃいけない。いつも、"おもしろく"なくてはいけない。
    ―スッ…『待って、志乃。』

    例え、ソレが使い捨てでも――。

    2006-10-02 21:54:00
  • 334:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『…?』ドアのぶにかけた手をソッと、大きい手に覆われる。『昨日、ドコ行ってたん?』耳元で、ゾクゾクするリョウマの問いかけ。
    『…どこにも。』振り向かずに答えると、背中にピッタリくっつく、彼の体。追い詰める様にドアにつく左手手に、腰に回る右手。
    『…何で勝手に帰った?』耳元で囁く様な彼の声に、一瞬、体がビクリと動きそうになるケド――。

    ――リョウマ?アタシまだ、離れたくない。

    2006-10-02 22:06:00
  • 335:

    名無しさん

    あげ

    2006-10-02 23:47:00
  • 336:

    ◆JnfMMe0Bsg

    自分より、明らかに魅力的な女…イヤ、"オモチャ"にも、まだ、負けたくない。まだ、あげたくない。
    『…おもしろくなかったから。』『…カナコ?』コクリと頷く。腰にあった手がユックリと内腿に下がる。一瞬、息を飲む。『何で?』
    ツーッとなぞる様に撫でる、彼の指先を体で感じながら、心の奥では逆にアタシが囁いていた。

    "まだアカンで―?"

    2006-10-03 00:27:00
  • 337:

    ◆JnfMMe0Bsg

    "まだ捕まえさせてあげへんで?"
    更に下に伸びようとする彼の手を掴み、彼の方に体を向け顔を見つめる。真っ直ぐに。そして言う。
    『アタシ、あの人嫌いです。』
    ドアに手をつけたまま、少し驚いた様子のリョウマの頬に、手を伸ばし、続ける。
    『…大ッ嫌いです。』

    2006-10-03 00:38:00
  • 338:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『おま―…ッ』彼が何か言いかける前に口を塞いだ。―チュゥッ―…『―…ッ…。』―スッ―…『…失礼します。』―バタンッ―…
    ―カツカツカツカツ―ッ…事務所を出て、足早に階段を上がる。4階「R'S」の看板の前。深呼吸する。

    ――目には目を。アタシ、嫌な女になったってイイ。だって――

    2006-10-03 00:46:00
  • 339:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―ガチャッ―『わッ、ビックリした!』店に入ろうとした瞬間、ちょうど出てきたカナコとバッタリ。至近距離で見る彼女。可愛い。でも、
    「嫌な女」――。そう、この人がそうだから。
    『ごめんね!笑 リョウマはぁ?』『事務所にいます。』
    ――歯には歯を。そうしないと、負けを認める事になるでしょ?

    2006-10-03 00:52:00
  • 340:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『もう見学終わりですか?』スグに階段の扉を開けようと歩く彼女に問いかけた。すると、彼女は短い金髪をなびかせ振り向いた。
    『志乃チャンこそ♪もう終わっちゃったの?笑』
    ――来た。コノ人は、どうやら、よっぽどアタシをからかいたいみたいやな。
    『…してませんケド?何も。』そっちがその気ならと、無愛想に言い返す。

    2006-10-03 00:58:00
  • 341:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『マヂで?ラッキー♪笑 じゃぁあたしが変わりにしてくるね?コレ。笑』――そう言って彼女は自分のシャツの胸元を広げ、昨日もあった、わざとらしい"痕"をアタシに見せつけてきた。
    『…どうぞごゆっくり。』

    ―バタンッ―!そのアタシの一言を最後に、カナコは階段の、アタシはR'Sのドアを閉めた――。

    2006-10-03 01:05:00
  • 342:

    ?

    リアルタイムやぁ?
    めっちゃ嬉しい?
    頑張ってね??

    2006-10-03 01:06:00
  • 343:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『―フゥ…!』アタシはもう一度深呼吸をして、キャッシャーに入った。
    『お帰りなさい。』と、アタシを見ずに伝票を書く周助の横顔をチラッと見る。
    『ん。ただいま。』――さっきのは何やったんやろ?いつもと変わらない彼。
    『あッ。』『え?何?』
    周助がアタシの顔を見て言う。『忘れてた。カナコさんインカム持ったまんま。』と。

    2006-10-03 01:17:00
  • 344:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『"つけてみたい"ってゆわれて…。』『あ…そ。』
    ――何やそんな事…って。『誰のよ?』『志乃サンの。笑』―パンッ―!『ッてぇ…!笑』ノートで周助の頭をはたいた。『何でアタシのを貸すねん!ボケ!』
    『スイマセン。笑 貸すってゆうか置いてたからカナコさんが勝手につけちゃって。』――ハァ…。周助、苦笑い。ダルィなあ、もう。

    2006-10-03 01:32:00
  • 345:

    名無しさん

    インカムって何ですか?

    2006-10-03 01:37:00
  • 346:

    インカムから声が?

    2006-10-03 02:15:00
  • 347:

    名無しさん

    イヤホンとマイクつけた、トランシーバーやで。従業員どーしで会話するやつ

    2006-10-03 03:05:00
  • 348:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『カナコさん事務所いてますよね?取りに…』
    『いい。アンタのかして。』『?ハイ。』周助のインカムを借り、つける。今は行ったらアカンねん周助。だって今頃あの2人は――。
    "ごゆっくり。"バカか、アタシは。自分で言った癖にイライラするな。仕事、仕事――…【ブーッ―、〜〜の―…】

    2006-10-03 07:06:00
  • 349:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ――…聞こえる。イヤホンから、女の声。まさかアイツ…。。『4番チェック行ってきますね。』『――ん。』周助が席へ歩く。一人キャッシャーに残されたアタシは、頬杖をつきながらノートをパラパラめくる。何でもナィ顔しながら。でも、神経は耳に集中してしまっていて。
    【…ね?…〜だから、早く〜…】――…。
    聞きたい。聞きたくない。聞かされている―――。。

    2006-10-03 07:24:00
  • 350:

    名無しさん

    めっちゃ気になる??
    もっと書いて??

    2006-10-03 08:52:00
  • 351:

    名無しさん

    今日初めて見た?
    メチャクチャ楽しいですね?また楽しみです?コレ実体験なんですか?

    2006-10-03 10:35:00
  • 352:

    名無しさん

    気になるとこで止めるのはいぃケド、長めの放置はやめてほしい…。昨日書いてくれてる前は、4日前やった…

    2006-10-03 13:09:00
  • 353:

    名無しさん

    二つも小説書いてるねんからしゃーないやん。主さんの生活もあるねんし!

    2006-10-03 14:04:00
  • 354:

    4日で長めの放置って…。びっくりするわ

    2006-10-03 15:27:00
  • 355:

    名無しさん

    また自己中チャンが出てきた?もぉちょっと主さんの生活考えてあげや?

    2006-10-03 19:34:00
  • 356:

    名無しさん

    気になるからぁげ?

    2006-10-03 20:14:00
  • 357:

    名無しさん

    二つ書いてるとか知らんし

    2006-10-04 06:07:00
  • 358:

    名無しさん

    ↑荒らしですか?やめて下さいね。皆楽しく読んでるんで?

    2006-10-04 11:42:00
  • 359:

    名無しさん

    こっちだって楽しみで待ってるねん。

    2006-10-04 14:40:00
  • 360:

    名無しさん

    楽しみやったら大人しくまっときよ。遅れても書いてくれんの分かってるやろ。荒れる発言控えよ。

    2006-10-04 16:39:00
  • 361:

    名無しさん

    はよ書けよ〜

    2006-10-04 18:51:00
  • 362:

    うさぎ?

    気になるぅ?

    2006-10-04 21:39:00
  • 363:

    ◆JnfMMe0Bsg

    長くなるので、感想スレに返事書かせてもらいます。

    2006-10-04 22:17:00
  • 364:

    名無しさん

    続き楽しみ!頑張ってな

    2006-10-04 23:31:00
  • 365:

    gin

    ありがとうございます。
    寝るまで書きます。

    2006-10-05 02:22:00
  • 366:

    ◆JnfMMe0Bsg

    【…〜ァハッ♪〜だもんね?…〜て?】――途切れ途切れな音声に、余計にイライラさせられる。少し、マイクを離してる?リョウマは、気付いてるんだろうか――…

    『志乃サンッ?』『え?何?』『何って。どしたんです?怖い顔して。』
    知らん間に戻って来て隣にいた周助にビックリ。アッカン…まんまと罠にハマッてるのか。
    ――チクショウ。。

    2006-10-05 02:29:00
  • 367:

    トリップばれちゃってるで??嵐くる前に変えなよ??

    2006-10-05 02:32:00
  • 368:

    名無しさん

    ほんまや?変えた方がいいよ?

    2006-10-05 02:34:00
  • 369:

    ◆JnfMMe0Bsg

    むかつく。ムカツク。
    あの女――…
    『志乃サン?』『…レモンティー飲みたい。買ってきて。』―トンッ―財布をカウンターに放る。『何で僕?』『イイから。』――ゴメン、周助。めっちゃ邪魔。アンタやから邪魔。気が、散る――。

    【―…〜しようよ?リョウマ?】――周助が行った瞬間に、ハッキリと通った、カナコの声に、鳥肌が立つ。

    2006-10-05 02:37:00
  • 370:

    ◆iXh8IxtcLk

    ↑の方、ありがとうございます。これからコレで行きます。

    2006-10-05 02:38:00
  • 371:

    了解?

    2006-10-05 02:39:00
  • 372:

    ◆iXh8IxtcLk

    あの事務所であの2人がする事と言えばたった一つ。―――始まる…。次に聞こえてきたコドバ。アタシは頭が真っ白になる。

    【…〜志乃チャンにいつもしてる様にしてみて…?ココでもしてるんでしょ?】

    途切れず、ハッキリと、アタシの耳に届いた――。

    2006-10-05 02:44:00
  • 373:

    了解??

    2006-10-05 02:44:00
  • 374:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『―……ッ。』ざわめく店内。女の子の、ボーイの声。アタシにはこのスピーカーからの音以外聞こえていなかった。
    【―〜…】…リョウマが、何か言った。【〜…ゃだぁ〜♪】次の瞬間――
    【――ドサッ…】

    ―バタッ―!アタシはインカムを床に投げつけた。

    2006-10-05 02:50:00
  • 375:

    ◆iXh8IxtcLk

    『どしたん志乃チャン!?』近くにいた麗達、女の子がビックリしてアタシに叫んだ。
    『…ゴメン。チョットここ誰か立たしといて!』『えッ…!?』―バタンッ―!
    店を出て、ケータイを開きながら階段を下りる。
    ―カンカンカンッ―『もし、アタシ。インカム全員切って、回収。今すぐ!…――キャッ…!』
    ―ボスッ――!

    2006-10-05 02:58:00
  • 376:

    ◆JnfMMe0Bsg

    ―カンカンッ―…階段に散らばったのは、レモンティーのカン、2つ。つまづいて落ちたソコは、周助の胸の中。
    『―…ゴメンッ!』顔を上げる。『大丈夫。…何でインカム回収?』――そのコドバを無視してすり抜けた――。

    ――事務所前――

    2006-10-05 03:04:00
  • 377:

    ◆iXh8IxtcLk

    扉をノック。―ドンドンドンッ―!――反応はない。もう一度―ドンドンドンッ―!
    『誰?』聞こえてきた、リョウマの声と共に、『やだぁ〜♪今開けちゃダメだよぉ〜?』とカナコの声。


    ――フザけやんといて。

    2006-10-05 03:09:00
  • 378:

    ◆iXh8IxtcLk

    ―バンッ―!
    勢い良く扉を開けた。リョウマの許可なく入ったのは初めてだった――。

    『やだぁ〜開けちゃダメって言ったのに〜笑』
    『…返して、それ。』

    2006-10-05 03:12:00
  • 379:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『あ〜、バレてたかぁ♪笑』
    悪戯に笑う彼女のシャツは、乱れている。いつもリョウマが使う机の上に座り、アタシの方を向いて。
    リョウマは恐らく、その目の前のイスに座っている。
    ―カツカツ―…
    『もしかして…邪魔しに来たの?』―ピタッ―…いつもより少し低い彼女の声に、足を止める。

    2006-10-05 03:18:00
  • 380:

    名無しさん

    カナコばりうざいわ↓

    2006-10-05 03:21:00
  • 381:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『…邪魔してるんはそっちでしょ?』
    『…まさか♪ハィ、返すよコレ。ゴメンね?』そう笑ってインカムをアタシの方に向けた。
    ―カツッ―…ユックリと近づく。何かに恐れる様に、立ち向かう様に、ユックリ。

    リョウマ?今どんな顔してんの――?

    2006-10-05 03:23:00
  • 382:

    ◆iXh8IxtcLk

    顔、見れない――。
    『…もう、持って行かないで下さいね。困るんで。』カナコの手にあるインカムを掴もうとした瞬間――
    ―グィッ―!その手を掴まれる。『…何ッ…?』
    『困る、じゃなくて、「嫌」でしょ?素直に言えばイイのに。』『―…離して。』――アタシを見るな、触るな。コレ以上…ひっかきまわさんといて。

    2006-10-05 03:29:00
  • 383:

    ◆iXh8IxtcLk

    終わります。
    390サン、うざいでしょ。笑かなりうざキャラにしてます。おやすみなさい。

    2006-10-05 03:40:00
  • 384:

    お疲れさま?

    2006-10-05 03:45:00
  • 385:

    ァィパンダ

    書かないの?カナコぅざッッ志乃チンFight??りょうまはどぅおもってるんやろぉ

    2006-10-06 03:10:00
  • 386:

    名無しさん

    書かないのって…昨日書いてるやん。せかすのやめよう

    2006-10-06 08:37:00
  • 387:

    名無しさん

    ↑サンそうですよねっ?ごめんなさぃ〃

    2006-10-06 16:22:00
  • 388:

    ◆iXh8IxtcLk

    『…お前仕事の邪魔はすんなよ。』やっと口を開くリョウマを無視して、カナコはアタシに笑いかける。
    『ねぇ、チョット座って?ココ』『何なんですか…。』
    腕は離される事なく引っ張られ、イライラが増すアタシさえ、おかまいなし。
    それどころか――
    『―…キャッ!』―ガタンッ―!

    2006-10-06 23:58:00
  • 389:

    ◆iXh8IxtcLk

    『ソコで見学してなよ?店は周チャンがいるでしょ?』
    ――…。座らせられたすぐそばのイス。アタシは即座に立ち上がりインカムを奪う。
    ――やってられん――。。『…アホらしい。勝手にして。』―スタ―…
    出口まで歩こうとしたら、再度、―グィッ―!イスに引っ張られる。
    『…ちょっと。イイ加減に―…ッ』

    2006-10-07 00:06:00
  • 390:

    ◆iXh8IxtcLk

    言いかけた瞬間、唇に人差し指を押し付けられる。
    『わかった。志乃チャンにしてあげるカラ。ね♪怒らナィで?』――は…?
    彼女の笑顔に身震いしたのを覚えてる。"コイツ、コワイ"…―ブチッ―!『なッ―…!』
    秒殺。いきなり、シャツを引き裂かれ、開いてた第2ボタンから、更に開いて、多分ボタンが一つ飛んだ。
    長く整ったピンク色の爪で。

    2006-10-07 00:14:00
  • 391:

    ◆iXh8IxtcLk

    ロクに驚く間もなく、伸びる綺麗な白い指は、糸も簡単に、何のためらいもなく、剥き出しになったブラのフロントホックを外した。―プツッ―
    『ちょっと!やめ―…ッ』 『か〜わいい♪黒ブラ♪』拒否る隙も与えずその手に首筋を撫でられた時、背中がのけぞる。ゾッと、したのだ――。
    リョウマとは違う。イヤ、男ではナィ、細い指の感覚、近づいてくる髪の匂い、声。

    2006-10-07 00:23:00
  • 392:

    ◆iXh8IxtcLk

    とにかくカナコに対するもの凄い"違和感"と"嫌悪感"に、アタシは彼女の肩を力任せに掴んだ。
    『…やめて!のいてよ!!』―グィッ―!でも、負けじと体は近づけられ、右胸に手が伸ばされた。―グニュッ!『―ぃッ…!!』『柔らか〜い♪笑 ヤバィね、リョウマ?やっぱ若さカナ〜?笑』

    ――ありえない、屈辱。
    アタシの胸を鷲掴みしながら、リョウマの方を向いてカナコは笑う。

    2006-10-07 00:34:00
  • 393:

    名無しさん

    カナコんまうざい!
    リョウマ守ったれよ笑

    2006-10-07 00:39:00
  • 394:

    ◆iXh8IxtcLk

    リョウマはと言えば、
    『…やめろ、お前。』一言吐き捨て、ソファにもたれたまんま。――痛さが増す。『え〜何でぇ?笑リョウマこうゆうの好きでしょ?あ、やっぱ女だから駄目?男だったら興奮する?笑』
    一人、ペラペラ楽しそうに笑うカナコは、自分とは違う生き物だと思えた。

    ―――痛い。嫌だ―――。

    2006-10-07 00:48:00
  • 395:

    ◆iXh8IxtcLk

    ―パンッ―!!
    『…二度と触らんといて』

    その手を払いのけ、立ち上がる。はだけた服、掴まれた胸、関係ない。
    離れたい、早く。逃げたい。このありえない屈辱から、状況から。―――カナコから。リョウマから――。。

    2006-10-07 01:06:00
  • 396:

    ◆onZQ.5tYv6

    『志乃。』リョウマがアタシを呼ぶ声と重なる様に、鳴るケータイ。〔着信:周助〕
    『もしもし。』
    ―バタンッ―…
    アタシはリョウマを無視して、事務所から出た。
    ――また、同じ。カナコのバーに行った時と。

    2006-10-07 01:10:00
  • 397:

    ◆iXh8IxtcLk

    追い掛けては来ない、誰も。

    また、同じ。

    ――また、"逃げた"のだ。アタシは。2人から―――。

    2006-10-07 01:13:00
  • 398:

    ◆iXh8IxtcLk

    『まだですか?』
    『ん。今上がってる。もう店の前。』
    『そうですか。』―ブチッ――ガチャッ―

    店の前で服を整え、店に入った。『おかえりなさい』『ウン。』指定席。周助の隣。頬杖をつき、伝票をパラパラとめくる。

    2006-10-07 01:17:00
  • 399:

    ◆iXh8IxtcLk

    『コレ、ありがと。』
    置かれたレモンティーを手に取る。すると、
    『アレ?インカム。』と、周助。―――忘れた。
    『何しに行ったんですか?笑』『ホンマそれ…。笑』
    ――笑ける。タクシーの時も同じ。何をそんなに焦っていたのか――。

    2006-10-07 01:20:00
  • 400:

    ◆iXh8IxtcLk

    何にそこまでビビッてるのか。そして――何でまだ、焦っているのか。

    その焦燥感を、落ち着かす様にレモンティーを一気に飲み干す。そのカンカンを見つめてたら、浮かんでくる顔――。

    ――ハル――。

    2006-10-07 01:24:00
  • 401:

    ◆iXh8IxtcLk

    時計に目をやる。*AM0:20*――アイツも仕事中かな?
    メールを送る。「仕事中?」―♪♪♪―速攻返事が来た。
    「今日休み(o・v・o)♪てか初めてメールくれたぁぁ♪感激ス-!!☆☆チゥチゥ(>3

    2006-10-07 01:36:00
  • 402:

    ◆iXh8IxtcLk

    「今日会える?」
    ―♪♪♪―すぐまた返事。「めっちゃゴメス(;_;)いつもの邪魔者タチと前々からの先約がある↓泣 やだ(;_;)んまゴメンょ↓チゥチゥ」

    ―パカッ―ケータイを閉じる。
    『先約…か。』"いつもの邪魔者タチ"――いつも連れタチか。皆で遊んでるんとか想像したら楽しそやなぁ。

    2006-10-07 01:46:00
  • 403:

    ◆iXh8IxtcLk

    『仕方ない…か。』――でも、会いたかった―…な。そんな事を考えてたら、ボールペンでほっぺたをツンツンされた。
    『…周助。アンタ最近また生意気さが増してきてナィ?』『何をゆうんですか。笑 まぁまた飯でも連れてってくれたら慕うんですケドね。』―周助、ニッコリ。
    しゃあないな。なんか今日は、帰りたくないし。どうせ周助に終了報告行ってもらうつもりやし――。

    2006-10-07 02:02:00
  • 404:

    ◆iXh8IxtcLk

    『行こか。何食いたいねん?笑』『…ありやす♪笑』

    *AM3:00*――営業終了後、何やかんやで遅くなりながらも、周助のリクエストで最近出来たらしいチョットこじゃれたレストランバーへ。

    『お疲れ様です。』

    2006-10-07 02:07:00
  • 405:

    ◆iXh8IxtcLk

    『おつー。』
    とりあえず、ビールで乾杯。なんか今日は飲んでしまいそうな予感。明日ミーティングやし、気をつけなくては。。そんな気を張り、適当に飯を食いながら周助と会話。するといきなり――
    『なんかありました?』と、周助。『何がよ?』
    グラタンをスプーンで口に入れながら、答える。

    2006-10-07 02:12:00
  • 406:

    ◆iXh8IxtcLk

    『麗が、志乃サンが怒ってインカム投げたって。笑』と、アタシのスーツをイスにかける周助。やっぱ几帳面やなぁ。
    『あぁ。笑』――それね。『それに。』周助はサラダを取りながら続ける。
    『さっきリョウマくんが「志乃は?」って聞いてきたから。』『そうなん。』
    『リョウマくんが聞くんって珍しいから。ね。』
    ――そうなんや。

    2006-10-07 02:18:00
  • 407:

    ◆iXh8IxtcLk

    薄赤い灯りの店内に、落ち着いた洋楽。綺麗な木製のテーブル。それがやたら似合う周助が、アタシの目の前にいる。リョウマと出会ってなかったら、出会う事もなかった奴だろうな。なんて考える。
    『それに、ボーイ達が噂してたん聞いちゃって。』
    『噂?』『ウン。なんか「志乃サン可哀想〜」とかなんとか。よくワカンナイですケド。』

    ――インカム、通ってたんやな…。やっぱり、あの女わざと。

    2006-10-07 02:25:00
  • 408:

    ◆iXh8IxtcLk

    店の従業員は、女も男も大体、アタシとリョウマが付き合ってるのを知っている。わざわざ言ってはナィが見てたらわかるハズ――。
    『そっか。』ビールを一気。『だから何かあったんかなって。てか、ペース早くないです?笑』と、アタシにメニューを差し出す周助。
    聞きたい?周助。聞いたらどんな顔すんねやろ?
    今日カナコにされた事――。

    2006-10-07 02:29:00
  • 409:

    ◆iXh8IxtcLk

    嫌な事、思い出す。
    『秘密。』『教えて下さいよ。笑』――飲みたくもなるんやって。

    『…てゆうか、アンタこそどおなんよ?』『何がです?』料理が一通りなくなった頃、案の定、少し酔いが周り始める。
    『麗の事やん。てゆか、ホンマのホンマにちゃんとした女おらんの?アンタ。』

    2006-10-07 02:35:00
  • 410:

    ◆iXh8IxtcLk

    『秘密です。笑』
    『うざッ!!何なんそれっ。笑』
    『志乃サンの真似。笑 てゆうか顔赤いですよ。酔ってます?』――ムム。。
    もう顔に出てるか。今日はホンマにヤバ気やなぁ。控えとこかなぁ。そう思い、メニューを閉じた瞬間
    ――カランカランッ――…入口の鐘の音に目をやった。

    2006-10-07 02:40:00
  • 411:

    ◆iXh8IxtcLk

    『――あ。』
    『え?』

    そこには、ハル。黒いシャツにコートを着て、バッチリ決めて。隣には、いつか彼らと戯れていた女の子。髪の毛巻き巻きのミニスカート。キャバ嬢風の。
    「邪魔者タチと前々からの先約」―――なるほどね。

    2006-10-07 02:49:00
  • 412:

    ◆iXh8IxtcLk

    ハルは、アタシに気付いたみたいで一瞬目を反らした。『あれって…』周助が口にする前にアタシはハルを呼んでやった。
    『ハ〜ルく〜ん♪』
    チョット気まずそうなハルと、「誰?」って顔の彼女。
    ――おもしろすぎる。
    アタシの意地悪心に火がついて。

    2006-10-07 02:53:00
  • 413:

    ◆iXh8IxtcLk

    こっちに歩いてくる2人。ハルの腕だけ引っ張って、耳打ち。
    『…何してんの〜?お姉さんとの約束断って。笑』
    『―……。』黙るハルに、『…誰?』と口を開く彼女に、
    『どうも〜。ハルくんの"お友達"で〜す。』とニッコリ笑う。
    その時、見えた。繋いでる手を、ハルが離したのを。

    2006-10-07 03:01:00
  • 414:

    ◆iXh8IxtcLk

    『…こんばんは。』彼女は軽く会釈すると『行こ。』とハルの腕を引っ張り違う席へ歩いて行った。
    『フゥ〜…!周助、行こか、二軒目!』残りのビールを飲み干した。
    『…NOとは言えないみたいですね。笑』
    ――そうして、ハルと彼女を横目に、店を出た。
    ハルは心ナシか、下を向いていた気が、する。

    2006-10-07 03:06:00
  • 415:

    ◆iXh8IxtcLk

    二軒目は、アタシがたまに行くショットバー。
    『乾パ〜ィ♪』まだまだ、飲めそう。回るケド――。 『何なんですか、さっきのは。笑』そんなアタシに、子供をあやす様に笑いかける周助。カウンターに、頬杖をついて。『…別に?たまにはアタシだって意地悪する側に回ってもいいやん?笑』
    カウンターに肘をつき、グラスをクルクルしながら、アタシも周助を見て笑った。
    思いっ切り、笑ったってイイやん――?

    2006-10-07 03:14:00
  • 416:

    ◆iXh8IxtcLk

    『いつもいじめられてるから?笑』『…そう。』
    『リョウマくん、それに…カナコさんに?笑』
    『…そうや!』
    ――ウォッカを一気。コレは、やり過ぎ?てゆうかコレは――『ヤケ酒?笑』『まさか。』『ハル君が女といたんも気にいらないんでしょ??笑』
    嫌味な位、可愛く笑う周助が、憎たらしいケド、愛しく思うのは、アルコールのせい?

    2006-10-07 03:22:00
  • 417:

    ◆iXh8IxtcLk

    『…まさか…。』
    『ホンマに大丈夫ですか?』ぐったりカウンターに倒れるアタシの背中を擦る周助の手、あったかい――。
    あったかすぎて、我を忘れてしまいたくなる。
    『…周助。アタシ、おかしい?』
    そう、小さく聞くアタシの頭を撫でながら、周助はまた笑った。

    2006-10-07 03:26:00
  • 418:

    ◆iXh8IxtcLk

    『少し…欲張りですね。笑…多分、不器用な分。』
    『…意味不明。』
    そう言って――。

    彼のこの言葉の意味がわかるのは、まだ、少し先の話――。

    2006-10-07 03:30:00
  • 419:

    ◆iXh8IxtcLk

    ――ハル?
    アタシ、ちょっとショックやったで?自己中な話やケド。アタシの事「好き好き」ゆってたアンタが、他の女と。
    可愛い女と、手、繋いだりして、正直、ちょっと、イヤ、だいぶ。腹ただしかった。アタシは、リョウマが好きで、一応彼女で、その事でアンタに色々してんのにな。

    ――この事?「欲張り」って。

    2006-10-07 03:38:00
  • 420:

    ◆iXh8IxtcLk

    なぁ周助――?



    ――――――――――――

    2006-10-07 03:56:00
  • 421:

    ◆iXh8IxtcLk

    ―♪♪♪―『ンッ…ぅ…。』

    PM4:00――いつもとは違うアラーム音に違和感を感じながら重い瞼を開いた。

    手探りにケータイを探す――。―ボスッ、バサッ、ドンッ―!『―…!?』

    2006-10-07 04:01:00
  • 422:

    ◆iXh8IxtcLk

    隣には、スヤスヤと寝息を立てる、素肌の見える――…
    『うっそでしょ…。』
    ―バサッ!慌てて自分の体を見る。セーフ…服着てる。
    『…ン…あ、…はよざいます。』隣で、ノソノソと起き上がる彼に恐る恐る聞いてみた。
    『…してないよな!?周助ッ…!』

    2006-10-07 04:08:00
  • 423:

    ◆iXh8IxtcLk

    『…しました。バッチリ3回戦。笑』
    眠そうに、微笑む。上半身は、裸――…
    『…ッそぉ〜…』頭を抱えるアタシ。それを見て、更に笑って言った。
    『…嘘。笑 んなヘタ打ち僕がする訳ないでしょ。笑』『…焦らせんなよ…。』
    ――どうなってんの全く。

    2006-10-07 04:14:00
  • 424:

    ◆iXh8IxtcLk

    いったん落ち着いて見渡し、ココがアタシの"巣"である事を確認。
    『…何でおんの?アンタ。』 『失敬な。笑』周助の話によると、昨日、とゆうか朝方、あのバーで潰れたアタシをココまで運んだらしい。が…ずっとヤカラれて離してもらえなかった周助は――
    『しゃあなし居てたら、寝ちゃってました。笑』
    『……。』
    ―――マヂフィス?

    2006-10-07 04:21:00
  • 425:

    ◆iXh8IxtcLk

    とりあえず、コーヒーをご馳走。とりあえずすする。
    『…上の服は?』
    『…はぎとられました。笑』――襲おうとしたって事?アタシが?周助を?
    とりあえず――『ゴメス…』『ホンマに…ねぇ。笑』
    ありえないね、アタシ。苦い、コーヒー。

    2006-10-07 04:25:00
  • 426:

    ◆iXh8IxtcLk

    『風呂入ってく?』
    『イヤ…さすがに。笑 帰ります。』――ですよね。笑ベットから落ちてた周助のスーツを拾い上げ、手渡す。
    『…極秘で。お願い。笑』『もちろんです。笑 …じゃぁ、また後程。』
    ―バタンッ―…
    ありえない。事をやらかしたな――。。

    2006-10-07 04:29:00
  • 427:

    ◆iXh8IxtcLk

    『ハァ…。』
    自分のケータイを見つけ、開くと着信2件――。
    リョウマとハル。
    『ハァ〜…!』タメ息炸裂。。記憶が飛ぶ程、潰れたのは初めてだ。こんな事が、ホントにあるなんて。。
    『とりあえず…シャワー。。』アルコールは、魔薬だ。

    2006-10-07 04:33:00
  • 428:

    ◆iXh8IxtcLk

    こんな、ありえない事が起きても、アタシはいつもの日常に戻る。
    『ぅしッ。』新しいシャツを着て、スーツをはおって、香水をふって。マフラーを巻いて。鏡を見た。
    ――行ってきます。―バタンッ―…

    「戻れる」と、思っていた――。

    2006-10-07 04:38:00
  • 429:

    ◆iXh8IxtcLk

    390サン、カキコありがとうございます。コレカラもっとぐちゃぐちゃになってく予定なんで…笑 また読んでやって下さい。
    終わります。

    2006-10-07 05:05:00
  • 430:

    名無しさん

    しゅうちゃんとくっつけばいいのに〜?

    2006-10-07 05:44:00
  • 431:

    名無しさん

    うん、うちも何気にしゅうちゃん一番好き?ワラ

    2006-10-08 00:11:00
  • 432:

    名無しさん

    めっちぁおもろい?ヤバス 笑

    2006-10-09 04:17:00
  • 433:

    名無しさん

    周助萌え?ゎら

    2006-10-09 05:28:00
  • 434:

    名無しさん

    はよかけ

    2006-10-09 09:27:00
  • 435:

    名無しさん

    ↑早く続きが読みたぃならもっと素直になればいいのにね?

    2006-10-09 22:01:00
  • 436:

    てか皆マジで感想ここにかくのやめよ?感想スレあるんやし?

    2006-10-10 00:38:00
  • 437:

    名無しさん

    2006-10-10 06:22:00
  • 438:

    名無しさん

    2006-10-11 03:59:00
  • 439:

    ◆iXh8IxtcLk

    え〜と…感想ありがとうございます。出来たら、コレカラは感想スレの方に書いてくれたら嬉しいです。
    では続き書きます。

    2006-10-11 18:32:00
  • 440:

    ◆iXh8IxtcLk

    *PM7:00*――
    『はよございます。…ではではミーティング始めます。』店内のソファにズラーッと並ぶ従業員を前に、ミーティング開始。と、言っても別に特に話す事もなく――。
    『しんぼく会いつするん〜』などぼやく女の子数名。『ん。来週位しましょか』『志乃チャン毎週ソレゆうてるやん!笑』ドッと笑いが生まれる。よしよし、今日も何も変わりなし――。

    2006-10-11 18:39:00
  • 441:

    ◆iXh8IxtcLk

    ――が、そこに笑っていない娘が一人。
    『麗?どした?』彼女は顔を上げ真っ直ぐアタシを見た。
    『ちょっと…イイです?』
    『?』隣に居る周助と顔を見合わし、ミンナの視線が集まる中、ミーティングを終了。非常階段に麗を呼び出した――。
    『どうしたん?』

    2006-10-11 18:43:00
  • 442:

    ◆iXh8IxtcLk

    白いドレスを壁につけ、座り込む麗。彼女の次の一言にアタシはおったまげる。

    『私、周クンと寝ました。付き合ってます。コレって色なんですか?』

    ――イヤ、イヤイヤ――あの。。『…ですかと聞かれても…。』何でアタシに暴露する?とりあえず煙草を1本。落ち着こう――。

    2006-10-11 18:49:00
  • 443:

    ◆iXh8IxtcLk

    『私は本気で好きです。』――と、言われましても…『そお、なんや。』
    ソレしかいいようがないし。『志乃チャンは聞いてたんじゃないですか?』
    『イヤ、しらんよ。聞いてない。』――煙が昇る。沈黙――…
    『…志乃サンは代表とお付き合いされてるんですよね?』

    2006-10-11 18:55:00
  • 444:

    ◆iXh8IxtcLk

    『ウン…まぁ。』ポリポリと頭をかく。周助、助けて。笑『昨日、店に来てた女の人は誰なんですか?』
    ――質問責めか。
    『あの人は、系列で出来たバーの店長。』
    『そうですか…。』
    そしてまたしばしの沈黙の後、麗が口を開く。

    2006-10-11 19:00:00
  • 445:

    ◆iXh8IxtcLk

    『…よくワカラナイんです。周クンが私の事ホンマに好きなんか。』
    ――うわぁ、ウザイ系。笑
    デッカイクリクリ目に、鼻筋の通った鼻に、栗色のセミロング。細くて折れそうな腕、足。"可愛い"。可愛いのに。
    『…志乃チャンから、周クンに聞いてくれません?』
    ――これじゃアカンわな。周助は…。。

    2006-10-11 19:06:00
  • 446:

    ◆iXh8IxtcLk

    『アタシが聞いたらバレるやん?麗がアタシに言うたって』 『バレてうざがられたら、そこまでやったって事です。』――なるほど。ね。
    『わかった。聞いとくわ。一応ウチも店内恋愛は禁止やから、他の子にはゆわんといてな。』
    立ち上がり、タバコを踏む。『スイマセン。ありがとうございます。』と微笑む麗。

    『――戻ろか。』

    2006-10-11 19:12:00
  • 447:

    名無しさん

    2006-10-11 20:26:00
  • 448:

    ◆iXh8IxtcLk

    『…何て?』アタシの方を見ずに聞く周助。
    『おるから、また後で。』『了解。』
    スグ近くで待機してる麗。話は後だ。なんか、ダルィ事になりそうな予感。。
    ―♪♪♪―『ん?』ケータイを開く。《新着メール1件》
    大体予想はつく。

    2006-10-11 23:18:00
  • 449:

    ◆iXh8IxtcLk

    From:ハル
    「昨日ゎごめん。ってゆうのも何か変やけど俺、志乃チャンが好き。」

    『…フゥ。』ケータイを閉じる。――"好き"か。ハルはアタシとどうなりたいんやろうか。
    麗の「本気で好き」の「本気」は、アタシの「本気」とは真逆な気がする――。。ハルは――「本気」なのだろうか。

    2006-10-11 23:25:00
  • 450:

    ◆iXh8IxtcLk

    ――何が何だか。ワカラナイ。

    『…志乃サンって酔ったら結構激しいんですね。笑』
    『あッ?笑』急に届いた彼の声にビックリして、待機場を見渡した。
    『大丈夫。接客中です。』周助の言葉通り、奥の席で接客する麗の姿を確認する。

    2006-10-11 23:31:00
  • 451:

    ◆iXh8IxtcLk

    『そんな激しくはナィはず。笑』安心して、彼を見ると、楽しそうな顔で言う。
    『…脱がされるとは思わんかったなぁ。笑』
    ――コレだ。この顔。この顔が少しだけリョウマに似てる。『アタシもヤッてないとは思わんかったわ。笑』
    『あそこまで泥酔いじゃ色気もクソもないですよ。笑』『黙れ。笑 酔ってなくてもアンタはアタシには手出さんやろが。』『…ですね。笑』――何て真面目な奴。

    2006-10-11 23:39:00
  • 452:

    ◆iXh8IxtcLk

    『男の癖に変な奴。笑』
    『僕は理性ありますよ。笑酔ってても何しても。』―――やろうなぁ。
    素晴らしい奴。周助の体内のコンピューターは、四六時中、狂う事はなさそうだ。ある意味、羨ましいな。
    アタシは、"リョウマ"と言うウイルスにだけは、糸も簡単に惑わされてしまう。いつも――。
    そしてソレにも、限界は近づいていた。

    2006-10-11 23:46:00
  • 453:

    ◆iXh8IxtcLk

    *PM2:30*――
    『行ってくる。待ってて』リョウマからの呼び出し。『大丈夫ですか?』日報を受け取る際の、周助の一言がヤケにあたたかく感じた。『大丈夫。』一言答えて、事務所への向かう。
    「麗の事で周助と話すから彼を待たしている。」
    たまたまこじつけれた"理由"を頭の中で復唱し、ドアを開けた。―ガチャッ―
    ――今日はしたくない。

    2006-10-11 23:53:00
  • 454:

    ◆iXh8IxtcLk

    『お疲れ。』珍しく、優しく微笑む様なリョウマの笑顔。――…"ダメだ。"
    見たいケド、見たくない。『…お疲れ様です。』
    ――カツカツと歩き、渡すモノを机に一気に置く。―バサッ―そして予習通り――。
    『…麗の事で、周助と話があるので、失礼します。』―よし、オッケ。コレでいい。帰れ、早く。歩け――。。すぐ様ココから出ようとした。が――、

    2006-10-12 00:00:00
  • 455:

    ◆iXh8IxtcLk

    『――…ッ。』後ろからブラ線を掴まれ、立ち止まった。『…やめて。』『んなちょっと待って?』――ズルイその言葉に仕方なく彼の方を振り返る。ダメなのに。『何をそんな急いでんの?』―…この、笑顔を見てしまったら。ダメだとわかっているのに。
    ――コンピューターは既に崩壊寸前。周助のと交換したい。絶対に狂うコトのない、"確実"なモノ。惑わされないモノ。周助は、"ソレ"を持っているんだろうか――。

    2006-10-12 00:17:00
  • 456:

    ◆iXh8IxtcLk

    『周助、待ってるんで。』『ふぅん。』椅子に座り、ボールペンをクルクル回しながら、不服そうな顔を見せるリョウマ。この顔も好きだ。『お前昨日も周助とどっか行ってたんやろ?』
    『…ご飯行ってました。』『その後は?』『帰り―…』『飲んでたってアイツゆうてたケド?』
    重なる様にリョウマの台詞。――あのバカ。どこまで言ったか言えって…。
    『志乃?』その声に顔を上げると、立ち上がり、伸びてくるリョウマの手は、アタシの顎を捕えて、こう言った。

    2006-10-12 00:31:00
  • 457:

    ◆iXh8IxtcLk

    『…した?周助と。』

    ―ドクンッ―…!その言葉に、一瞬心臓が固まった気がした。
    『…何を、言ってるんですか。する訳ないでしょ?』――すると離れて行く顎にあった感触。ソレと同時に
    『冗談やん。おいで?志乃…。』と、催眠術の様な、彼の柔らかい声に黙ってしまい、手を引かれる。

    2006-10-12 00:41:00
  • 458:

    ◆iXh8IxtcLk

    ―ガタッ―…『アッ…』
    机の上に座らされ、その前に立つ彼。アタシの太股の横につく両手は、"追い詰められる"感覚を生み出す。『――…ンッ…』―チュッ―…優しいキス。―チュッ―『…ッ』ほんの少し唇を離しては、重なりの繰り返し。次第に両手は彼の手に覆われる。あったかい――。
    やがてその唇が離れた瞬間、口にした彼の言葉に、我に返る――。
    『…志乃の胸、ヤバィ位気持ちいいって。』――――。服の上から、胸をまさぐる。リョウマの手の平に。

    2006-10-12 00:56:00
  • 459:

    ◆iXh8IxtcLk

    『やめ―…アッ…!』―ギュッッ―『…どっち?カナコに触られた方。』
    アタシにとって、コレ以上ない卑猥な言葉を囁きながら左胸を回す様にユックリと揉んだ後、『こっちやったっけ?』と、右胸を痛い位に揉み込んだ。―ギュゥッ―!
    『ぃッ…たぃッ…!』その時の、彼の楽しそうな表情と言ったら、もう皮肉な位―アタシの悲痛な声さえ、
    『大丈夫?笑』と笑みを溢して楽しんだ。ありえなくない――?愛しい彼の手。でも、憎い。
    どうしたらいい――…

    2006-10-12 01:12:00
  • 460:

    ◆iXh8IxtcLk

    『志〜乃?顔見せて?』
    『――…ッ。』

    ――その手で、カナコを、あの人を触るん?抱いてるん?それであの人は、昨日アタシを触ったあの手でリョウマに触れてるん?好き勝手に。
    ――リョウマはアタシにまだ望むの?こんな、おもしろくない、アタシにとって最も不愉快な"アソビ"を――。。

    2006-10-12 01:29:00
  • 461:

    名無しさん

    しおり

    2006-10-15 09:28:00
  • 462:

    名無しさん

    2006-10-15 12:42:00
  • 463:

    名無しさん

    書けや

    2006-10-15 20:37:00
  • 464:

    名無しさん

    ↑何様やねんきもちわるい

    2006-10-15 23:54:00
  • 465:

    名無しさん

    はよ書けや

    2006-10-16 01:07:00
  • 466:

    名無しさん

    あげ

    2006-10-16 15:42:00
  • 467:

    名無しさん

    はよ書けや

    2006-10-16 17:20:00
  • 468:

    名無しさん

    はよ書けや

    2006-10-16 18:57:00
  • 469:

    名無しさん

    はよ書けってボゲェ

    2006-10-16 20:51:00
  • 470:

    名無しさん

    ↑この小説好きなら好きって言えばぃぃのにぃ??

    2006-10-16 21:04:00
  • 471:

    名無しさん

    あほ

    2006-10-16 21:17:00
  • 472:

    名無しさん

    ほたる?

    2006-10-16 21:22:00
  • 473:

    名無しさん

    ルビー?

    主サン頑張って(ハ・3・)?

    2006-10-17 10:35:00
  • 474:

    ◆iXh8IxtcLk

    遅くなってすいません。
    書きます。

    2006-10-18 13:13:00
  • 475:

    ◆iXh8IxtcLk

    『…――めて!』
    ―バサッ―…リョウマの手を思い切り振り払ったと同時に、机の上に重ねてあった資料やノートが無造作に床に散らばった。―カサ―…
    ユックリと、それを彼が拾い上げる。『……。』
    気まずい。。『何で怒んの?』そのリョウマの問掛けに、アタシは何も答えるコトが出来ず、下を向いた。ちょうど、その時――
    ―コンコンッ―…

    2006-10-18 13:19:00
  • 476:

    ◆iXh8IxtcLk

    ドア腰しから、奴の声――『僕です。ちょっと発注のコトでいいですか?』
    ―――『……待って。』リョウマがそう一言掛けると同時にドアへ早歩きした。『志乃。』『今日はなんか嫌…。』それだけ答えて、ドアを開けた。―ガチャッ―
    『ナイス。下で待ってるわ。笑』そう小声で伝え、ドアの前に立つ彼、周助とすれ違いに歩いた。

    2006-10-18 13:26:00
  • 477:

    ◆iXh8IxtcLk

    ―カンカンカンッ―…

    『ハァ…。』階段を下りたところでしゃがみ込み、タバコに火をつけた。周助が来なかったらどうなってただろう。また流されてたんかな――。漠然と広がる何か。アタシはどうしたいんだろう?リョウマを楽しませたい?独り占めしたい?
    ――違う。かと言って、楽しく、デートして、トカでもない。
    とりあえず、何にしろあのルール違反は許せない。

    2006-10-18 13:31:00
  • 478:

    ◆iXh8IxtcLk

    カナコに対しての劣等感。それがアタシの意地になり、小さなプライドさえ傷つられて、動けなくなる。

    ――嫌いなモノに"負けを認める"のは、こんなに悔しいコトなのか。

    『ヤンキーがいてる。笑』

    2006-10-18 13:35:00
  • 479:

    ◆iXh8IxtcLk

    『おう。お帰り。』
    振り返ると、階段の上に周助。カンカンと下りてくる。
    『座り込むんやめましょうよ。笑 汚ギャルですよ。』『久しぶりに聞いたわ。笑てか、ナイスやわ。アンタ。』
    アタシも立ち上がり、ビルを出て繁華街を歩く。
    『喧嘩してたんですか?』『ん〜、喧嘩じゃナイケド。まぁちょうど良かってん。』『何すか、ソレ。笑』2人少し笑いながら、肌寒い街を歩き、いつものラーメン屋に向かう。

    2006-10-18 13:42:00
  • 480:

    ◆iXh8IxtcLk

    『はいおまち-。味噌ラーメンと餃子セットね。』

    とりあえず、食う。この時間は唯一アタシがお腹を鳴らす時間。ソレを見てる周助。『相変わらずいい食いっぷりですねぇ。笑』
    『アンタが小食やねんて。てかアタシもこの時間しか食べへんし。』『1日一食?』『ウン。』『どうりでそんな細い訳や。笑 何キロ?笑』『レディに失礼やろが。笑』何気なくこう会話しつつ思う。周助とおる時、アタシ一番喋るカモ。

    2006-10-18 13:50:00
  • 481:

    ◆iXh8IxtcLk

    何か、喋りやすいんよな。すごく、自然に口が動く。とゆうより周助がそういう相手に話させる"オーラ"を持ってる気がする。
    『で、麗はなんて?』
    『え?あぁ。そうそう。笑 「私は真剣なんですケド周クンは色ですか?」って。笑』――本題に入り、周助苦笑い。『志乃サンなんて答えたんです?』『「アタシに聞かれても」。』
    答えると、次はいつもの様に微笑む様な顔で笑う。
    『志乃サンっぽいです。笑』『そう?てかソレをアタシからアンタに聞けって。どうなん?笑』その表情につられ、アタシも自然と笑顔になる。

    2006-10-18 14:01:00
  • 482:

    ◆iXh8IxtcLk

    『好きですよ。』
    『本気?』『半分位。笑』『何やねんなソレ。笑』周助の言葉にまた笑ける。半分位ってどん位やねん。笑
    『だから、こん位。』そう言うと餃子の皿から半分餃子を自分の皿に移した。
    『わっからん奴やな。笑 前は色やゆうてたやん?』『自分でも良くわからないんですよね。笑 "好き"ってどんなんです?』餃子を口に入れながら聞いてくる周助。そんなん、アタシにだってワカラヘン。

    2006-10-18 14:08:00
  • 483:

    ◆iXh8IxtcLk

    『アレやろ?"ジェラシーこそ情熱的な愛"やっけ?笑』
    『言いましたね、僕。笑』アタシが痛感した、いつかの周助の言葉。って事は――『感じる事あんねやろ?ジェラシー。笑』周助は頬杖をつきながらマジマジと答える。『…まぁ、ね。笑 でも実際、そのジェラシーが愛情かはワカラナイでしょ?笑』――んん?ソレもそうか?そうか。だってアタシ、周助に慣れ慣れしいカナコにしても、昨日のハルの隣にいた見ず知らずの女にしても、感じるモンなぁ。"ジェラシー"。
    『ウン、ワカラン。』ラーメンをすすりながら、いつになく深い会話に、頭を悩ませた。
    「好きとは何か」――。うぅん…ムツカシィ。。

    2006-10-18 14:21:00
  • 484:

    名無しさん

    2006-10-19 18:17:00
  • 485:

    名無しさん

    頑張って下さいね?

    2006-10-21 14:20:00
  • 486:

    名無しさん

    2006-10-21 15:00:00
  • 487:

    名無しさん

    500?

    2006-10-21 23:37:00
  • 488:

    名無しさん

    はよ書けや

    2006-10-22 05:20:00
  • 489:

    名無しさん

    2006-10-22 09:15:00
  • 490:

    名無しさん

    続き楽しみ?あげ

    2006-10-22 19:24:00
  • 491:

    名無しさん

    お前放置しすぎじゃ。荒らすぞ

    2006-10-23 05:57:00
  • 492:

    名無しさん

    書いて???

    2006-10-23 20:32:00
  • 493:

    名無しさん

    >>501>>504

    性格悪すぎやろ?
    引くわ??

    こんな奴の知り合いには
    なりたくないな……

    普通に
    待ってますトカ言われへんの?

    2006-10-24 00:00:00
  • 494:

    名無しさん

    2006-10-24 00:49:00
  • 495:

    名無しさん

    あ〜カナコむかつくっ?(≧д≦)

    2006-10-24 03:09:00
  • 496:

    名無しさん

    >>506言われへん。はよ書けこのデブスが

    2006-10-24 13:26:00
  • 497:

    頭大丈夫??ストレスたまってんの?続き楽しみなんやろ?そういう言い方やめたげて。

    2006-10-24 21:35:00
  • 498:

    名無しさん

    あらせ

    2006-10-24 23:15:00
  • 499:

    ↑↑

    そんなんゆうから書いてくれへんねん??

    2006-10-24 23:57:00
  • 500:

    名無しさん

    アゲアゲーン?

    2006-10-25 00:26:00
  • 501:

    名無しさん

    続き楽しみにしてます??

    2006-10-25 03:39:00
  • 502:

    名無しさん

    じらされてよろこんどるがな
    このドMが・・・

    2006-10-25 16:31:00
  • 503:

    名無しさん

    私も楽しみにしてます?

    2006-10-26 15:47:00
  • 504:

    ◆iXh8IxtcLk

    遅くなってスイマセン。応援してくれてる方、ありがとうございます。

    2006-10-26 21:33:00
  • 505:

    ◆iXh8IxtcLk

    そんな深い話に入ろうとした、ちょうどその時。
    『いらっしゃあい。』
    『あッ。』『あ。』―ガラッと開いた入口に、派手頭が4匹。
    『志乃チャン!!』『よ。色男。』――話は途切れた。。『ちょッ!いっすか!』
    ズカズカとアタシと周助に割って入ってきたのは、まさに昨日アタシに"ジェラシー"を感じさせた男。「ハルくん」

    2006-10-26 21:46:00
  • 506:

    ◆iXh8IxtcLk

    『あ!ハルッす。ちわっす』『あぁ、こんばんわ。笑』礼儀正しく周助に頭を下げるハル。何なんやコイツは!『…アンタ、戻りや。友達サンとこ。』そういうアタシに、『あッ、いっすよ!僕らはいらないんで。お前ずっとそこおれボケ!笑』と、ケラケラこちらを見て笑う派手頭ボーイ達。
    『いらないって。笑』ニヤける周助。どうやらコイツはハルが好きみたいだな。

    2006-10-26 21:52:00
  • 507:

    ◆iXh8IxtcLk

    『周助クンですよね。お話よく聞いてます!』『え。』『コラ。話してへんやろ。笑』――不思議だ。
    ハルが来た途端、ガラッとその場の雰囲気が変わる。人なつっこい笑顔に、人なつっこいキャラに、チャラけた外見。こんな奴は多分ごまんといる。でもアタシは――
    『ちょっと周助クンすいません!志乃チャン!!メール見た!?』『へッ?あ、あぁ。』
    急にアタシの方を真っ直ぐ見て聞いてきた、ハルに、昨日の「うしろめたさ」は感じられナィ。
    『返してよ!怒ってる?』『イヤ…』『スネてたんですよ、ね?笑』アタシが答える前に割って入る周助は、とっても笑顔。イヤ〜な笑顔。

    2006-10-26 22:01:00
  • 508:

    名無しさん

    ?

    2006-10-27 21:20:00
  • 509:

    ◆iXh8IxtcLk

    『ジェラシー感じてたんですって。笑』『え!!マヂ?嬉しい!僕そんなんゆわれたらめっちゃ食いますよ!チャーシューメン4つ!』周助の言葉に声をデカクして騒ぎ出すハル。『子供か。笑』
    『俺らチャーシューメンちゃうで〜』と隣からお友達サンの声。――仲良しやね。。
    『ハルくんは志乃サンのどこが好きなんですか?』

    2006-10-28 15:17:00
  • 510:

    ◆iXh8IxtcLk

    『えッ…!すべてっす!』周助の一言で話は変な方向に。アタシはハルを思いっきり睨む。『テキト〜。』
    『ちゃうちゃう!んまに全部好きやねんもん!その顔も、スタイルも、声も!チョットキツイとこも変に意地っ張りなとこも全部タイプ!ヤバィ!』――…。
    『…あほちゃう。笑』お水をグビッと飲む。ハルはアタシをよく見てると思う。バカッポイケド、一番"わかってる"んだと思う。
    アタシはハルのバカさが好きだと思う。

    2006-10-28 15:32:00
  • 511:

    ?

    頑張ってくださいね??
    応援してます???

    2006-10-30 00:52:00
  • 512:

    名無しさん

    ?

    2006-11-02 05:23:00
  • 513:

    ななし

    2006-11-04 05:26:00
  • 514:

    名無しさん

    ???

    2006-11-05 09:29:00
  • 515:

    名無しさん

    書かへんのけ?

    2006-11-05 10:59:00
  • 516:

    名無しさん

    すみません?しばらく書けないんです

    2006-11-05 14:25:00
  • 517:

    ?

    何でぇなん??

    2006-11-06 01:06:00
  • 518:

    チコ

    自分のペースで書いてね(>д

    2006-11-06 10:39:00
  • 519:

    名無しさん

    ?

    2006-11-09 10:01:00
  • 520:

    みき

    今日一気に初めて読みました?おもしろいです?私はハル君と付き合って欲しいなぁ?

    2006-11-10 10:21:00
  • 521:

    名無しさん

    こいっはもう書かんゎ?死ね

    2006-11-10 13:04:00
  • 522:

    名無しさん

    なんでペットは書いててこっちは書かんねん?殺すぞ

    2006-11-10 13:49:00
  • 523:

    名無しさん

    順番やん

    2006-11-10 14:47:00
  • 524:

    名無しさん

    そこまでキレてどないすんの?

    2006-11-10 20:04:00
  • 525:

    名無しさん

    下がりすぎてた?
    楽しみにしてるので完結まで頑張ってください?

    2006-11-17 16:00:00
  • 526:

    名無しさん

    あげ??楽しみにしてまつ??

    2006-11-21 20:41:00
  • 527:

    名無しさん

    こっちも書いて−??

    2006-11-22 17:42:00
  • 528:

    名無しさん

    書いてください?

    2006-11-26 02:39:00
  • 529:

    名無しさん

    ?待ってます?

    2006-12-03 10:21:00
  • 530:

    名無しさん

    書いてください??

    2006-12-03 13:03:00
  • 531:

    名無しさん

    まってます?

    2006-12-07 09:41:00
  • 532:

    名無しさん

    ゆっくり完成にちかずいてくださいね?
    頑張って???

    2006-12-11 23:37:00
  • 533:

    名無しさん

    2006-12-12 16:16:00
  • 534:

    名無しさん

    私も待ってます?

    2006-12-17 13:10:00
  • 535:

    名無しさん

    あげ?かいてぇ〜?

    2006-12-18 12:09:00
  • 536:

    名無しさん

    頑張って下さい?

    2006-12-29 07:51:00
  • 537:

    名無しさん

    面白い?

    2006-12-29 19:13:00
  • 538:

    名無しさん





    2007-01-29 04:50:00
  • 539:

    名無しさん

    続き気になる〜

    2007-02-25 16:48:00
  • 540:

    もう書かないのかな?

    2007-02-26 03:50:00
  • 541:

    名無しさん

    もぉ書かないの?

    2007-03-01 22:37:00
  • 542:

    名無しさん

    555ゲット

    2007-03-01 23:12:00
  • 543:

    名無しさん

    あげ

    2007-03-24 00:28:00
  • 544:

    名無しさん

    ?

    2007-05-10 07:52:00
  • 545:

    名無しさん

    続き見たい

    2007-05-10 19:40:00
  • 546:

    名無しさん

    あげ

    2007-07-20 02:57:00
  • 547:

    名無しさん

    .

    2007-07-20 08:43:00
  • 548:

    名無しさん

    ?レモンティー?おもんナイ?!

    2007-07-21 07:33:00
  • 549:

    名無しさん

    読みたい書いて!

    2007-08-01 02:51:00
  • 550:

    名無しさん

    読みたい?続き気になるやん?

    2007-08-03 01:46:00
  • 551:

    名無しさん

    書いてー??

    2007-09-06 23:52:00
  • 552:

    名無しさん

    こいつ他の小説書いてるやん

    2007-09-10 00:28:00
  • 553:

    名無しさん

    ペット書いてて放置してこっち書き出したんやん
    今ペット書いてるからこっち放置やねん

    2007-09-13 16:04:00
  • 554:

    名無しさん

    ?

    2007-09-14 07:32:00
  • 555:

    名無しさん

    あげ

    2007-11-18 06:01:00
  • 556:

    .

    age

    2007-11-30 09:13:00
  • 557:

    名無しさん

    ペット終わるまで応援しながら待とう?

    2007-12-01 00:27:00
  • 558:

    名無しさん

    あげ

    2007-12-01 12:51:00
  • 559:

    名無しさん

    あげ?

    2008-02-13 04:08:00
  • 560:

    名無しさん

    あげ

    2008-04-15 11:35:00
  • 561:

    名無しさん

    書いて下さい
    気になります
    お願いします

    2008-04-17 21:40:00
  • 562:

    名無しさん

    あげ

    2008-04-30 10:00:00
  • 563:

    名無しさん

    放置が大得意の主やな

    2008-08-22 18:40:00
  • 564:

    名無しさん

    アゲ

    2009-09-18 19:25:00
  • 565:

    名無しさん

    あげ?

    2013-09-19 09:12:00
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