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きょうだい
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1:
名無しさん
俺な、昔からずっと好きな子おってん。でも叶わん事くらいわかってる。子供じゃない。けど、諦められへん。どうしたら俺の事好きになってくれる?
なあ、姉ちゃん2005-08-14 03:31:00 -
81:
「も〜張り合いないなぁ。とりあえずブラブラして決めよっか?」
休憩を済ませ、俺と姉ちゃんは外に出た。
「すいませ〜ん!!ちょっといいですかぁ?」
後ろから女の人が俺達を呼びとめてきた。
「な、なんですか?」
よく見るとカメラを持ってる人もいる。
「私○○って雑誌の企画担当してるんですが今、街中のイケてるカップル特集をしてて、よかった撮らせてもらえません?」
えっ?カップル?
「二人とも美男美女やし目立ってたんでぜひ撮らせてほしいんですよ!」
「デニムもオソロいっぽくていいですね〜」2005-08-16 08:27:00 -
82:
女の人が一人でベラベラ喋っていたから俺達は口を挟めないでいた。
「あ、あの私達きょうだいなんで‥」姉ちゃんが言いにくそうに口を開いた。
「え?きょうだい?あ、そうなんですか!どーもすいません〜」そう言うとさっさと退散していった。
別に撮ってもらってもよかったのにな‥と俺は思っていた。
とりあえず俺達は御飯の場所を捜しながらブラブラ歩いた。
「何食べたい〜?」
「別になんでもいいって。」
「何でもいいって‥翔太が決めぇや〜?」
姉ちゃんがそう言うので俺は目の前にある居酒屋を指指した。
「あそこでいいやん。」2005-08-16 08:27:00 -
83:
「って居酒屋やんかぁ。アカンよ!アンタ未成年やんかっ」
「え〜やんえ〜やん」
俺は姉ちゃんをしぶってるひっぱって中に入っていった。
「いらっしゃいませ〜」
「お二人ですか??」
「あ〜うん」
居酒屋は個室制になってて中は案外お洒落で綺麗やった。
なんや適当に入ったけど、結構いい店やん♪
店員に案内され席に着く。「こちらメニューになります。お先にお飲みものは?」
姉ちゃんが小声で「絶対飲んだアカンよ」ってゆぅてるけど、俺は飲む気マンマンや!
「とりあえずビール。」2005-08-16 08:28:00 -
84:
姉ちゃんが睨んで来た。
「(笑)え〜やんか。姉ちゃんも何か頼みや」
「あ、うん。えっと‥カシスオレンジで。」
適当に食い物も頼んどいた。
店員が出てった後姉ちゃんが「ほんまに〜‥。今日だけやで〜?」
「やった!!めっちゃ飲んだるからなっ!!」
さすが姉ちゃん。
店員が酒と頼んだつまみん持ってきた。
「んぢゃま、かんぱ〜い」ビールを一気する。
「んめっ〜♪」
「も〜あんた酔い潰れんといてなぁ?」姉ちゃんが嫌そうな顔で俺を見てる。
1時間後。潰れたのは姉ちゃんやった。2005-08-16 08:31:00 -
85:
「でなぁ〜〜、カナってばめっちゃバカでなぁ〜」
酎ハイを片手に姉ちゃんは友達のカナちゃんのマヌケ話を語ってる。
「大丈夫かぁ?飲みすぎちゃうん?」
「アハハ〜大丈夫や〜って〜!」えらいハイテンションや。こんな姉ちゃん珍しい。姉ちゃんは手に持ってる酎ハイをぐいぐい飲みほし、
「店員さ〜ん!生!!生いっちょ!」
まだ飲むんかよ。ほんまに大丈夫かねぇ。
「翔太ぁ〜‥」
「なんや〜?」
「翔太は姉ちゃんおらんなったら寂しい〜?」 ビールを飲みながら姉ちゃんはヘラヘラ笑ってる。
‥当たり前やん。寂しいに決まってる2005-08-16 08:32:00 -
86:
「‥寂しいよ。めっちゃ」
姉ちゃんは一瞬きょとんとしたけど、にたにた笑い出して、
「ふふふっ〜。そっかぁ〜。ふふ〜」
笑いながらなぜか立ち上がって俺の横に座った。
「うふふ〜。寂しいかぁ。そっかぁ。ふふ〜。翔太〜。翔太は可愛いなぁ〜」酔ってる姉ちゃんは俺の頭をなでなでしてる。
俺はというとちょっとドキドキしてたり‥
「姉ちゃん翔太の事大好きやでぇ〜」
俺と姉ちゃんの好きの意味は全然違う。
けど、俺はなにより姉ちゃんに嫌われんのは恐い。やから今のままでいい。
今以上を求めたらアカン。2005-08-16 08:32:00 -
87:
「俺も好きやで‥?姉ちゃん」
めっちゃ好きやっちゅーねん!ちっちゃい頃から大好きや!!多分これからも一生姉ちゃんの事は大好きや!
「うふふ〜。あたし、こんな弟もって幸せやぁ〜☆」
うん。ありがとう。けど、俺は姉ちゃんときょうだいやなかったらいいのにって何回も思ったで?
きょうだいやなかったら姉ちゃんの彼氏になれたかもしれへんもん。血、繋がってなかったらよかったのに‥
なんか姉ちゃんがまぢまぢと俺の顔を見てる‥。「な、なに?」
「‥翔太なぁ〜最近かっこよくなったよなぁ〜!!」はぁ!?2005-08-16 08:33:00 -
88:
「な、何ゆうとんねん」俺はちょっと照れながらゆうた。
「え〜カナもゆうてたで〜最近男らしくなったって。アレやったら付き合いたいわぁ〜(笑)って!」
「あほか〜(笑)」
「カナ彼氏おらんみたいやけど、どう!?オススメやで〜!!」
「い、いや、遠慮しときます。(笑)」
「なんでな〜ん!カナいい奴やのにぃ〜。なら、どんな子がいいんよ〜?」
どんな子って‥俺は姉ちゃんがいいんやってば。
「‥も〜!内緒や!姉ちゃんには一生内緒っ!!」
「ケチィ〜!!」
姉ちゃんは頬っぺを膨らましながらそっぽを向いた。何歳やねん(笑)2005-08-16 08:35:00 -
89:
それからちょっとしてから外に出た。
「よしゃ〜帰ろかぁ〜」
「ちょ〜ちょっと待ってぇ‥」姉ちゃんは足元フラフラや。
「も〜飲みすぎやで〜??」
とりあえず姉ちゃんをささえながらタクシー乗り場に向かった。
運が悪い事にタクシー乗り場には人がかなり並んでた。
「うわ〜最悪〜!めっちゃ待たなアカンやん〜!電車で帰る〜?」
「‥電車は無理〜しんどいもん〜」姉ちゃんの顔色が微妙に変わってる。
ほんまにやばそうやな‥。
とりあえずタクシーを待つ事にした。2005-08-16 08:35:00 -
90:
「遅いな‥。どんだけ待たすねん」俺は姉ちゃんの不調もあってイライラしてた。
姉ちゃんはほんまに辛そうや。「大丈夫か??吐き行くか?」
姉ちゃんがコクリと頷いたんでとりあえずタクシーを諦めて近くのトイレに向かった。
時間も時間やし人も少なかったから俺は姉ちゃんと一緒に女子便所に入って、背中をさすってやった。
「大丈夫かぁ?姉ちゃんほんま飲み過ぎやでぇ‥」
「‥翔太、ごめんな?」
少し吐けたけどまだ辛そうや‥
「‥おんぶしたろか?」
「あはは‥い〜よ。姉ちゃん重いもん〜」2005-08-16 08:36:00