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きょうだい

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  • 1:

    名無しさん

    俺な、昔からずっと好きな子おってん。でも叶わん事くらいわかってる。子供じゃない。けど、諦められへん。どうしたら俺の事好きになってくれる?

    なあ、姉ちゃん

    2005-08-14 03:31:00
  • 71:

    や‥やべぇ。入りづれぇ‥。
    家に着いたものの、俺はドアの前で硬直していた。
    何にしろ連絡なしで家に帰らんかった事は一度もない。姉ちゃんに会いたいから毎日ちゃんと帰ってた。

    「はぁ〜」
    溜め息をつきながら重いドアを開けた。
    キィ‥
    「‥翔太??」
    家の中に入った途端姉ちゃんがおった。
    「遅かったやん。何してたん?何回も電話したんやで?」姉ちゃんは目をちょっと赤くしてる。寝てないんやろうか?
    「えぇやん。ほっといて」
    俺は姉ちゃんに冷たい態度をとってしまった。

    2005-08-16 08:16:00
  • 72:

    「なっ‥なんなんよ?その言い方。」姉ちゃんが怒ってる。
    「も〜黙ってや」俺はそのまま二階に上がろうとする
    二階に上がろうとした俺の腕を姉ちゃんが掴んだ。
    「翔太っ!ちょっと待ちぃや!あんたいい加減にしぃょ?昨日だって伸介君がなぁ‥」
    その名前聞いた途端、頭に血がのぼってしまった。
    「なんやねん?!姉ちゃんはそんなにあの男が大事か?!勝手に家連れてくんなや!俺は会いたくなんてなかったわ!」
    「しょ‥翔太?」
    姉ちゃんが困った顔をしてるがもう止まらない。

    2005-08-16 08:17:00
  • 73:

    「どこ行ってたか教えたろか?!」
    「翔太‥?」
    「女とホテルおったんや。セックスしとってん!」

    俺は無表情で言った。心なしか姉ちゃんの声が震えてる。でもよう顔見られへん。
    「ははっ‥つ〜か、姉ちゃんらもようしてるんやろ?」
    バチンッ
    俺の頬に衝撃が走った。
    「‥いってぇ。なんやねん?!」
    「‥ふっ‥ぅ‥ぅっ」
    なっ、姉ちゃん何泣いとるねん。なんで泣くねん。泣いたとこみんの小学生ぶりやねんけど‥
    「‥心配かけてっ‥ほんまぁ‥あんたは‥」姉ちゃんが怒りながら泣いてる‥
    俺は無意識に姉ちゃんを抱き寄せてた。

    2005-08-16 08:17:00
  • 74:

    「‥姉ちゃん、ごめんな」
    姉ちゃんの身体は俺の腕にすっぽり入るくらい細い。すごい心地いい。ずっとこのままでいたい。
    「しょ‥翔太?」
    俺は慌てて、手を離した。「ごっ、ごめん!俺上あがるわ!」
    そういい急いで部屋に戻った。
    うっ、うわぁ〜〜〜!!やべ〜〜!!すげぇ心臓がバクバクいっている。

    とりあえず部屋着に着替えて俺はリビングに向かった。
    「ね、姉ちゃん。おとんは?」
    「あ〜、今日ね休日出勤で帰り遅くなるらしいわぁ」姉ちゃんは淡々と晩御飯の用意をしながら話す。
    「そっ、そうなんや‥大変やな。」

    2005-08-16 08:18:00
  • 75:

    おい、おとん!今日に限っておらんのかよ!!めっちゃきまづいやんけ!!
    とりあえず飯の仕度が終わるまでソファに座ってテレビをつけた。

    「なぁ、翔太?」
    「‥なに〜?」
    「姉ちゃんな、結婚しぃひんから」
    「はっ!?」
    「お父さんとアンタ残して家出られへんもん。」
    まぢで!?めっちゃ嬉しいけど‥そんなんやったら俺一生家でやんって!!
    けど‥
    「姉ちゃんあの人好きなんちゃうん?」
    返事は分かってるけど、声に出されるのは恐い。
    「‥好きや」
    やんな‥分かってる。
    「けど、アンタやお父さんのが大切やもん」

    2005-08-16 08:19:00
  • 76:

    もう、それだけで充分やった。姉ちゃんには内緒やけど本間はあん時泣いてしまってん。内緒やで?
    「したかったら結婚しぃや!俺とおとんは大丈夫や」今の俺の精一杯の言葉や。作り笑いがうまくできてたか心配や。


    それから数日後姉ちゃんの挙式の日にちが決まった。

    2005-08-16 08:20:00
  • 77:

    「いやぁ、ほんま真理子サンと結婚出来るなんて僕幸せですよ!」
    「いやいや、こちらこそこんな娘頂いてくれる人がおるなんて感謝したい位や!」
    姉ちゃんの婚約者、浜松とおとんが酒を飲みながら楽しそうに語りあってる。
    俺はつまんなそうな顔でリビングのソファに寝転んでいる。
    「翔太。そんなとこで寝てたら風邪ひくで?」
    「‥うん。」
    姉ちゃんに返事だけして寝たふりをした。
    「本間にしゃぁないなぁ。」
    そういって姉ちゃんは隣の部屋からタオルケットを持ってきて俺にかけてくれた。
    あったけぇ。

    2005-08-16 08:21:00
  • 78:

    しばらく寝たフリをしてたらいつのまにか俺は本当に寝てしまってた。

    「‥太っ。翔太っ」
    ‥ん?
    「そろそろ起きや?」
    気付いたら外は明るくなってた。
    「‥浜松サンは?」
    「とっくに帰ったわ〜」
    ほっ‥さすがに泊まっていかんかったんや。
    「それより翔太、今日なんか予定ある?」
    せっかくの休日やというのに、俺に予定はなかった。
    「‥別にないなぁ。」
    「ほな、お姉ちゃんと出掛けようか?」
    「えっ!?」
    まぢで?!デート?!
    「お姉ちゃん欲しいもんあるんよ。御飯おごったるから着いてきてくれる?」

    2005-08-16 08:22:00
  • 79:

    今日は珍しく姉ちゃんはデニムを履いてた。
    「あれ?デニムなん?珍しいな〜」
    「あ、うん。今日は買い物やし動きやすい方がいいかなぁって思って」
    いつもと雰囲気違うけど、やっぱ可愛いなぁ。それに俺もお気に入りのビンテージデニムを履いててちょっとオソロみたいで嬉しい!とか思ってた。
    「んぢゃ、行こっかぁ」
    今日は電車で行くから二人で駅に向かった。
    「久しぶりや〜買い物〜♪めっちゃ楽しみ☆」
    姉ちゃんを見るとえらい楽しそう。こりゃ、俺荷物持ち確定やな(笑)

    2005-08-16 08:24:00
  • 80:

    HEP、エスト、阪急百貨店、大丸、だいたい一通り回った。
    もう俺の両手には荷物がどっさり。
    「ね、姉ちゃん!まだ買うん?」さすがの俺も疲れてゲンナリ。
    「ん〜、せやなぁ。とりあえず休憩しよかぁ?お腹も減ったしな」
    よっ‥よかった。

    俺達は梅田のビル内のカフェに入って休憩する事にした。
    「もう6時かぁ。翔太、晩御飯何食べたい?」
    あ、そういえばおごってくれるゆうてたな。
    「別になんでもいーで?」「何でもい〜って‥好きなんおごるで?荷物持ってくれたし」
    いや、ほんまに何でもいいねん。姉ちゃんと一緒やったら。

    2005-08-16 08:26:00
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