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きょうだい
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1:
名無しさん
俺な、昔からずっと好きな子おってん。でも叶わん事くらいわかってる。子供じゃない。けど、諦められへん。どうしたら俺の事好きになってくれる?
なあ、姉ちゃん2005-08-14 03:31:00 -
161:
「せやね。死んだら困るし‥その辺捨ててきてくれる?睦美もいいやろ?こんな弱い男。」
香苗はそういいはなって睦美を連れて部屋を出て行った。男達の嫌な笑い声が部屋に響く。
俺はそっから覚えてない。気がついたらどっかのゴミ捨て場に捨てられてた。
「‥‥っ」
ここは何処やろう?
今は何時やろう?
俺、何でこんなんなったんやろう?
ボーッとする頭で考えていた。体が痛くて動かせない。顔が腫れてて声が出ない。助けを求めたくても求められない。
死ぬんかな?俺‥
死んでもいいや‥もう。
生きててもいい事なんてない‥2005-08-16 09:57:00 -
162:
最後に頭に浮かぶのはやっぱし姉ちゃんや。
俺‥やっぱり姉ちゃんしか好きになられへんみたいやわ‥。姉ちゃん‥姉ちゃん‥姉ちゃんっ!!
姉ちゃんが走馬灯のように頭をよぎる。
あ、俺死ぬんかな‥?
姉ちゃん‥俺、姉ちゃんの事本気で好きやったで?
最初と最後に好きになったんが姉ちゃんでよかったわ‥
バイバイ‥大好きな姉ちゃん‥
完
‥って なんでやねん!!
気がついたら俺は病院におった。
目の前には泣いてる姉ちゃんとおとんがいた。2005-08-16 09:58:00 -
163:
「‥姉‥ちゃん?‥おとん?」
俺は出ない声を無理矢理出す。
「‥っ‥翔太っ!!お前は‥どんだけ父さん達が心配したと‥っ」おとんが泣いているとこなんて初めて見た。
「ハァ‥でもまあ無事でよかったっ‥!父さん先生に挨拶に行くからお姉ちゃん、翔太の事よろしくな?」そう行っておとんは病室を出て行った。
俺、姉ちゃんと二人きりだ‥。
もう会えないと思ってた姉ちゃんがいる。俺の目の前にいる。
夢じゃない‥。
「しょ‥っ‥うた‥」
姉ちゃんが俺を見てすげえ泣いてる。子供のように泣いてる。
それが嬉しいなんて俺って、変?2005-08-16 09:59:00 -
164:
いや‥元々変なのは分かってる。
俺は姉ちゃんの血の繋がった弟やけど、やっぱり姉ちゃんが大好きや。姉ちゃんとセックスしたいし、出来たら結婚だってしたいんや。こんなん他人から見たら変やと思うやろ?きしょいとか思うんやろ?
けどこの顔を見たら他人にどう思われても構わへん!って思ってしまう。
「姉‥ちゃん‥」俺は動かない腕を無理矢理上げて姉ちゃんの頬に手をかざす。「‥ふぅっ‥翔‥太ぁっ‥」更に姉ちゃんは泣き出す。
「ははっ‥何泣いてんねん‥不細工なってるで‥(笑)」2005-08-16 10:00:00 -
165:
「‥もうっ‥心配かけてぇ!死んだかと思ったやん!!」姉ちゃんが泣きながら怒ってる。
「あたしが‥あたしがあの日あんな事言わんかったら‥っつ何回も後悔した‥っ」
俺は不謹慎にも泣いてる姉ちゃんを抱きしめたいと思った。
体が動かへんのがもどかしい。
「‥姉ちゃん‥ごめんな?俺、こんなにドジで馬鹿やから迷惑ばっかりかけて‥最低な弟でゴメン。死んだ方がせいせいして良かったんちゃう‥?」俺はまだこんな卑屈な事を言うんか‥?
「そんな事ないわっ!!!」2005-08-16 10:01:00 -
166:
「‥そんなん言わんといて!!翔太は大事な弟やねん!!死んだら良かったなんて絶対言わんといて!!」姉ちゃんはもう涙で顔がぐちゃぐちゃになっていた。
「‥うん‥ゴメンな‥姉ちゃん」姉ちゃんは泣き崩れてしまった。
《弟》か‥
ズッシリきた。重い一言。その言葉は心臓に喰らいつく。
「なあ、姉ちゃん‥?姉ちゃんは俺が弟で良かったと思う‥?」
「当たり前やんかっ‥!」
俺はやっぱり姉ちゃんとは他人に生まれたかったよ。《きょうだい》なんて‥
嫌や‥
好きやねん‥姉ちゃんが‥死ぬ程好きや‥2005-08-16 10:02:00 -
168:
幸い俺の怪我は軽傷ですんだ。二、三日で退院できるみたいや。
「以外と元気そうやんけ!」コイツは順平だ。次の日ソッコーお見舞いに来てくれた。
「けど、めっちゃ痛いねんぞ?ほらっ」俺は服をめくり傷やあざを順平に見せまくる。
「うわっ!!痛そっ‥お前何したん〜!?」
何したって‥説明したくない‥(笑)
「あ〜ヤンキーに絡まれたんやって!」一応そうゆう事にしとく。
「まぢかよぉ〜?気をつけろよぉ〜?俺かて結構心配したんやで〜?」
そのわりには結構楽しそうに見えるけど?2005-08-16 10:03:00 -
169:
順平は唯一の友達だ。姉ちゃんが気を使って連絡してくれたらしい。
「てか、彼女には連絡したんかぁ?」
彼女??
「学校の前でチューしてたやんか☆」
あ、ななか。そういえばメールも返してなかったな‥。
「あ〜、せやな。一応メールでも入れておくわ!」
ピッ‥ピポッ‥ピッ
《返事遅くなってゴメン。訳あって今、○○病院に入院してる。けどすぐに退院できるから見舞いはいいから。》
送信!
てか順平に彼女と思われてる誤解はとった方がいいんかな?
‥ま、いっか。
しばらく順平とくだらん話をしてから順平は帰った。2005-08-16 10:04:00 -
170:
「すぐ退院出来るって!本間に対した事ないから!」
死ぬかと思ったけど‥(笑)
「翔ちゃん?‥なな、来たアカンかった?」
「‥んな事ゆうてないやん。」
「‥翔ちゃん、ななの事どう思ってるん?優しかったり冷たかったり、翔ちゃんがわからへん!ななはやっぱり都合いい存在なん?お姉さんの足元にもおよばへん?!」
ななが辛そうな顔でこっちを睨む。2005-08-16 10:06:00