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きょうだい
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1:
名無しさん
俺な、昔からずっと好きな子おってん。でも叶わん事くらいわかってる。子供じゃない。けど、諦められへん。どうしたら俺の事好きになってくれる?
なあ、姉ちゃん2005-08-14 03:31:00 -
156:
「わかってる!わかってるけど‥」睦美はいつになく弱気だ。
「ハァ‥とりあえず二、三日は世話になる。けど、そっからは自分で考える。もし今出てけ、ゆぅんなら今から出るけど?」
慌てて睦美が顔をあげる。「そんなんゆわへん!!」
「そっか‥。じゃあ後少しよろしくな?」俺は優しく睦美の頭を撫でた。
たまに優しくしとけば睦美は離れない。女は簡単だな。
ピーンポーン‥
「‥あ、香苗かな?!」睦美が慌ててドアを開ける。2005-08-16 09:50:00 -
157:
「よっ!!翔太君っ!昨日ぶり(笑)」
「あ、うん‥」俺のテンションは下がってしまってた。
「‥?どうしたん?二人共‥何かあったん?」香苗は俺らの雰囲気を読みとって聞いてきた。
「‥別になんもねぇよ。」俺は冷たくそういってベットに寝転んだ。‥めんどくさい。
俺の背中で睦美が泣きながら香苗に話をしている。
本間に女ってなんでこんなにめんどくさいねん。
話を聞き終えた香苗が俺に話しかけて来た。
「‥睦美はいい子やで?」
分かってるよ。
「翔太君の事かなりマジっぽいんねんよ?」
それがめんどくさいんや。2005-08-16 09:54:00 -
158:
あ〜!!うっとうしい!!女はなんでこんなにうざい奴ばっかやねん!
「あんなぁ、一日二日で俺の事好きゆわれたってそんなん信じれるか?たった一回やっただけで彼女になんか出来ひんわ。」まさにこれが男の本音や。
睦美は黙って泣いている。いつものキャラはどこへ行った?
すると香苗が携帯を出し、何処かに電話を掛けた。
「あ、ユウキ?あたし。香苗。」
‥ユウキ?
「ちょっとしめて欲しいガキがおるんよ〜。今睦美ん家におるからスグ来てくれん?」
はぁ!???2005-08-16 09:54:00 -
159:
香苗の呼んだユウキってゆう奴はツレを何人か連れてすぐにやってきた。
「コイツかぁ?香苗‥締めてほしい奴って」
「せやねん。ちょっと生意気でなぁ‥」
なんやねん!コイツら!!てか香苗見かけによらず恐いねんけど!まぢ意味ワカランわっ!
俺はぶっちゃけビビっていた。
「なんで睦美泣いてんよ?コイツのせいかぁ!?」
「ちっ‥違うねん!暴力はふらんといて!」睦美が止めにはいったがもう遅かった。
俺は腹におもいっきり蹴りを入れられていた。
「‥ぐぅっ‥」
まぢで痛いっ‥生まれてこのかた喧嘩なんて一回もした事ないのに‥2005-08-16 09:56:00 -
160:
勝てる気なんかさらさらない。逃げれる気も全くしいひん。俺の小さなな脳みそで考えても我慢するしか方法はないと思った。
‥自業自得やな。
俺は顔や腹、背中などめちゃめちゃ殴られた。死ぬ程痛かった。顔は腫れ上がってたし、自分で立ち上がる事もできひんかった。‥足、折れたんちゃうか‥?
俺が殴られてんのを睦美が泣きながら見てて助けはなかった。なんや、女ってそんなもんか‥ 恐いわ。ほんま。
1時間位殴られたと思う。もう声が出ない。
「香苗〜これ以上やったら死んでまうで〜?」
ユウキって奴が言う。2005-08-16 09:56:00 -
161:
「せやね。死んだら困るし‥その辺捨ててきてくれる?睦美もいいやろ?こんな弱い男。」
香苗はそういいはなって睦美を連れて部屋を出て行った。男達の嫌な笑い声が部屋に響く。
俺はそっから覚えてない。気がついたらどっかのゴミ捨て場に捨てられてた。
「‥‥っ」
ここは何処やろう?
今は何時やろう?
俺、何でこんなんなったんやろう?
ボーッとする頭で考えていた。体が痛くて動かせない。顔が腫れてて声が出ない。助けを求めたくても求められない。
死ぬんかな?俺‥
死んでもいいや‥もう。
生きててもいい事なんてない‥2005-08-16 09:57:00 -
162:
最後に頭に浮かぶのはやっぱし姉ちゃんや。
俺‥やっぱり姉ちゃんしか好きになられへんみたいやわ‥。姉ちゃん‥姉ちゃん‥姉ちゃんっ!!
姉ちゃんが走馬灯のように頭をよぎる。
あ、俺死ぬんかな‥?
姉ちゃん‥俺、姉ちゃんの事本気で好きやったで?
最初と最後に好きになったんが姉ちゃんでよかったわ‥
バイバイ‥大好きな姉ちゃん‥
完
‥って なんでやねん!!
気がついたら俺は病院におった。
目の前には泣いてる姉ちゃんとおとんがいた。2005-08-16 09:58:00 -
163:
「‥姉‥ちゃん?‥おとん?」
俺は出ない声を無理矢理出す。
「‥っ‥翔太っ!!お前は‥どんだけ父さん達が心配したと‥っ」おとんが泣いているとこなんて初めて見た。
「ハァ‥でもまあ無事でよかったっ‥!父さん先生に挨拶に行くからお姉ちゃん、翔太の事よろしくな?」そう行っておとんは病室を出て行った。
俺、姉ちゃんと二人きりだ‥。
もう会えないと思ってた姉ちゃんがいる。俺の目の前にいる。
夢じゃない‥。
「しょ‥っ‥うた‥」
姉ちゃんが俺を見てすげえ泣いてる。子供のように泣いてる。
それが嬉しいなんて俺って、変?2005-08-16 09:59:00 -
164:
いや‥元々変なのは分かってる。
俺は姉ちゃんの血の繋がった弟やけど、やっぱり姉ちゃんが大好きや。姉ちゃんとセックスしたいし、出来たら結婚だってしたいんや。こんなん他人から見たら変やと思うやろ?きしょいとか思うんやろ?
けどこの顔を見たら他人にどう思われても構わへん!って思ってしまう。
「姉‥ちゃん‥」俺は動かない腕を無理矢理上げて姉ちゃんの頬に手をかざす。「‥ふぅっ‥翔‥太ぁっ‥」更に姉ちゃんは泣き出す。
「ははっ‥何泣いてんねん‥不細工なってるで‥(笑)」2005-08-16 10:00:00 -
165:
「‥もうっ‥心配かけてぇ!死んだかと思ったやん!!」姉ちゃんが泣きながら怒ってる。
「あたしが‥あたしがあの日あんな事言わんかったら‥っつ何回も後悔した‥っ」
俺は不謹慎にも泣いてる姉ちゃんを抱きしめたいと思った。
体が動かへんのがもどかしい。
「‥姉ちゃん‥ごめんな?俺、こんなにドジで馬鹿やから迷惑ばっかりかけて‥最低な弟でゴメン。死んだ方がせいせいして良かったんちゃう‥?」俺はまだこんな卑屈な事を言うんか‥?
「そんな事ないわっ!!!」2005-08-16 10:01:00