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きょうだい

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  • 1:

    名無しさん

    俺な、昔からずっと好きな子おってん。でも叶わん事くらいわかってる。子供じゃない。けど、諦められへん。どうしたら俺の事好きになってくれる?

    なあ、姉ちゃん

    2005-08-14 03:31:00
  • 151:

    どっちにしても一回家には帰らなアカンよな‥
    このままやったら着替えもできひんし‥充電器がないから携帯の充電も切れてまうし‥
    「すぐに戻るから睦美ちょっと待ってて?」
    「え?ご飯は!?」
    「あぁ‥、食べてから行くわ!」俺は急いで睦美の作ってくれた飯を食って部屋をあとにした。

    2005-08-16 09:42:00
  • 152:

    俺は電車に乗りながら考えた。
    本間にこれからどうしたらいいんやろうか‥?俺がおらんかったら姉ちゃんも家を出て行かんで済む。
    けど、俺が家に帰ったら姉ちゃんは家を出ていってしまう‥
    もう俺の馬鹿なオツムじゃ考えられへん!てかもう考えたくない!!
    俺は頭を掻きむしる。

    俺はいつもの駅に降り、急いで家に向かう。今日は平日だしおとんも姉ちゃんもいないはずだ。携帯に付けている家の鍵で玄関を開ける。
    キィ−−−−‥
    そぉっと中に入る。

    2005-08-16 09:44:00
  • 153:

    ホッ‥ よかった、誰も居ない。俺は急いで二階の自分の部屋に戻り、鞄の中に有り金と充電器、何枚か服を入れた。
    特に何の考えもなく俺はリビングに立ち寄った。
    机の上になにか置いてる‥?
    ‥俺の弁当だ。今日も姉ちゃん作ってくれたんだ‥。
    俺は胸が締め付けられる気分だった。

    目頭が熱くなる。俺は深呼吸をして急いで家を出て走った。俺、姉ちゃんにはもう会えない。本当にそう思う‥

    2005-08-16 09:45:00
  • 154:

    「ただいま‥」俺は荷物を持って睦美の部屋に戻った。
    「あ、おかえり〜☆翔太さぁ、その着てる制服脱ぎぃや?洗濯してあげるからっ!」
    あ、そーいえば昨日から制服着っぱなしやったな‥
    俺は服を脱ぎ睦美に渡した。
    「やっぱり翔太、いい体してるねぇ」睦美が裸の俺をまぢまぢと見て感心してる。
    「見んといてよ、変態っ(笑)」
    睦美とこんな風にふざけるのは結構楽しい。
    「あ、そうそう!香苗が家来るってゆうてたんやけど、いいよな?」
    「別にいいけど?つ〜か俺に聞かんでもお前んちやし」
    「今日からは翔太の家でもあるもん☆」

    2005-08-16 09:48:00
  • 155:

    「いや、けど俺すぐ出ていくで?」
    睦美の顔色が変わる。「えっ?なんで!?ずっとおりいや!家だって帰られんのやろ?せやったらアタシと一緒に暮らそっ?」
    「‥そこまで迷惑かけれんわ」俺は苦笑いをする。
    「いいよ!迷惑かけても!‥アタシ翔太の事好きやもん‥!」
    なんで女はこう、好きになったり嫌いになったりコロコロ変わるんやろうか?
    俺は姉ちゃんの事15年間好きやのに‥
    「‥はっ、冗談辞めてや?俺はお前と付き合う気ないで?ただ泊めてくれるから泊まっただけや。」
    俺はいつからこんな酷い事を簡単に言えるようになったんや?

    2005-08-16 09:49:00
  • 156:

    「わかってる!わかってるけど‥」睦美はいつになく弱気だ。
    「ハァ‥とりあえず二、三日は世話になる。けど、そっからは自分で考える。もし今出てけ、ゆぅんなら今から出るけど?」
    慌てて睦美が顔をあげる。「そんなんゆわへん!!」
    「そっか‥。じゃあ後少しよろしくな?」俺は優しく睦美の頭を撫でた。
    たまに優しくしとけば睦美は離れない。女は簡単だな。

    ピーンポーン‥
    「‥あ、香苗かな?!」睦美が慌ててドアを開ける。

    2005-08-16 09:50:00
  • 157:

    「よっ!!翔太君っ!昨日ぶり(笑)」
    「あ、うん‥」俺のテンションは下がってしまってた。
    「‥?どうしたん?二人共‥何かあったん?」香苗は俺らの雰囲気を読みとって聞いてきた。
    「‥別になんもねぇよ。」俺は冷たくそういってベットに寝転んだ。‥めんどくさい。
    俺の背中で睦美が泣きながら香苗に話をしている。
    本間に女ってなんでこんなにめんどくさいねん。
    話を聞き終えた香苗が俺に話しかけて来た。
    「‥睦美はいい子やで?」
    分かってるよ。
    「翔太君の事かなりマジっぽいんねんよ?」
    それがめんどくさいんや。

    2005-08-16 09:54:00
  • 158:

    あ〜!!うっとうしい!!女はなんでこんなにうざい奴ばっかやねん!
    「あんなぁ、一日二日で俺の事好きゆわれたってそんなん信じれるか?たった一回やっただけで彼女になんか出来ひんわ。」まさにこれが男の本音や。
    睦美は黙って泣いている。いつものキャラはどこへ行った?
    すると香苗が携帯を出し、何処かに電話を掛けた。
    「あ、ユウキ?あたし。香苗。」
    ‥ユウキ?
    「ちょっとしめて欲しいガキがおるんよ〜。今睦美ん家におるからスグ来てくれん?」
    はぁ!???

    2005-08-16 09:54:00
  • 159:

    香苗の呼んだユウキってゆう奴はツレを何人か連れてすぐにやってきた。
    「コイツかぁ?香苗‥締めてほしい奴って」
    「せやねん。ちょっと生意気でなぁ‥」
    なんやねん!コイツら!!てか香苗見かけによらず恐いねんけど!まぢ意味ワカランわっ!
    俺はぶっちゃけビビっていた。
    「なんで睦美泣いてんよ?コイツのせいかぁ!?」
    「ちっ‥違うねん!暴力はふらんといて!」睦美が止めにはいったがもう遅かった。
    俺は腹におもいっきり蹴りを入れられていた。
    「‥ぐぅっ‥」
    まぢで痛いっ‥生まれてこのかた喧嘩なんて一回もした事ないのに‥

    2005-08-16 09:56:00
  • 160:

    勝てる気なんかさらさらない。逃げれる気も全くしいひん。俺の小さなな脳みそで考えても我慢するしか方法はないと思った。
    ‥自業自得やな。

    俺は顔や腹、背中などめちゃめちゃ殴られた。死ぬ程痛かった。顔は腫れ上がってたし、自分で立ち上がる事もできひんかった。‥足、折れたんちゃうか‥?
    俺が殴られてんのを睦美が泣きながら見てて助けはなかった。なんや、女ってそんなもんか‥ 恐いわ。ほんま。

    1時間位殴られたと思う。もう声が出ない。
    「香苗〜これ以上やったら死んでまうで〜?」
    ユウキって奴が言う。

    2005-08-16 09:56:00
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