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きょうだい

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  • 1:

    名無しさん

    俺な、昔からずっと好きな子おってん。でも叶わん事くらいわかってる。子供じゃない。けど、諦められへん。どうしたら俺の事好きになってくれる?

    なあ、姉ちゃん

    2005-08-14 03:31:00
  • 126:

    「返せって!」 俺はななから煙草を取り上げて、吸いながら服を着はじめた。
    「‥なんで服着よるん?」俺は冷たい目でななを見る。
    「‥帰るわ。」

    さっさと着替えて部屋を出ようとした。
    「待ってや!翔ちゃん!!ほんまゴメン!!もう、なな何も聞かんから!!」
    ななが焦って俺に謝る。

    俺は泣きそうなななにキスをしてもう一回セックスをした。
    それでも俺の心と体は満たされへんかった。

    2005-08-16 09:12:00
  • 127:

    俺は本間に最低やな‥
    自己嫌悪‥
    「‥ゴメンな、なな。ほんまに帰るわ」
    帰ると言っても家には帰れない。
    「なんで?一緒に居たい!」
    俺はちょっと頭を冷やさないとアカン‥ 俺は呼び止めるななを押し切ってななの家を後にする。

    「今からどうしよう‥」
    家には帰られへん。
    時間は夜中の2時すぎ。頼れる人はイナイに均しい。
    とりあえず行くあてもないので電車はないが駅の方に向かった。
    ななんちの近くの駅は俺んとこと違って結構栄えてて、夜中でもちらほら人がいた。
    俺はコンビニで煙草を買って駅前の階段に座った。

    2005-08-16 09:13:00
  • 128:

    「はぁ?いーわぁ。俺、金ないし。人見知りするし」俺は冷たくあしらう。
    「人見知りぃ?」睦美がゲラゲラ笑ってる。
    コイツ顔は姉ちゃんに似てるけど、全然違う!
    俺がむすっとしてるのに気付いた香苗が、「えーやん?おごるから!お腹減ってない?ファミレスいこっ!」って言って俺と睦美を引っ張って行った。
    結構強引‥。

    俺らはとりあえず駅前のファミレスに入る事にした。
    「翔太、何食べる〜?」
    睦美はもう呼び捨てや。
    「別にイランって。コーヒーだけでいい。」
    そうゆうたのに睦美はムシして色々頼みやがった。

    2005-08-16 09:15:00
  • 129:

    「お前頼んだもん全部食えよ」俺は冷たく睦美に言った。
    「ハァ?太るやん!翔太食べてや!」
    意味わからん。なら頼むなよ!!ほんまうざい!
    「なんでやねん!お前が頼んだんやろーが!」
    「翔太が腹減ってるからと思ったんやん!あたしの優しさがワカラン!?」
    口喧嘩してる俺らを香苗が中に入って来た。
    「まぁ、まぁ。あたしも食べるし。翔太君もお腹減ったら食べてな?」
    ‥確かに腹は減っている。
    「せやで〜!!食べや!育ち盛りやろ〜?」
    お前は黙りやがれ!
    香苗は結構いい奴っぽいけど、睦美は苦手や。姉ちゃんに似てんのに!

    2005-08-16 09:16:00
  • 130:

    「おまたせしました〜」
    店員が大量の料理を持ってくる。‥絶対こんなに食えない!!
    オムライスにグラタン、ポテトに唐揚げ、ハンバーグ、ピザに海老フライ、シーフードサラダにスパゲティ。
    「お前頼みすぎじゃ!!」思わずツッコミを入れてしまう。
    「まぁ、とりあえず食べえな!」睦美は既にポテトを食っている。
    しょうがないから俺はオムライスを食べる事にした。
    「ところで翔太君はこんな時間に一人で駅で何してたん?」香苗が聞いて来た。
    「‥別に、何も。ただ行くとこなかったから。」
    俺は正直に答えた。

    2005-08-16 09:17:00
  • 131:

    「行くとこがない?って家出かなんか?」
    家出なのか?まあ、そうか。今は家には帰りたくない。
    「まぁ、似たようなもん。」俺はオムライスをがっつきながら言う。
    すると何故か睦美がデカイ声で「なら、うち来なよ!!あたし一人暮しだし♪翔太みたいな男前なら全然オッケーなんだけど♪」
    何言ってんの?コイツ‥
    「阿呆か!知らん奴の家なんかに行けるか!」
    「知らない奴ぢゃないや〜ん!もう友達やんか!」
    友達ちゃうわ!
    「何もせ〜へんって!あんたが寝てる間にパンツ降ろしたりなんか絶対せ〜へんから!」
    逆にしそうやし!!

    2005-08-16 09:18:00
  • 132:

    「ぶっ!!お前男いないだろ!?そんな性格じゃ出来ねーよ!!」俺は爆笑してしまった。
    「失礼な!!確かに男はおらんけどさぁ‥」
    俺はまだ笑ってる。
    コイツなかなかおもろいぢゃん。
    「‥せやな。パンツ降ろされんのはお断りやけど。ちょっと世話になろうかな?」そういうと睦美の顔がパアっと明るくなった。
    「うん!おいでや!てか翔太からアタシのパンツ降ろしても別に怒らんからな!ぢゃんぢゃん降ろして!」降ろすか!!俺は心の中でツッコミを入れる。
    「まあ、降ろさんけど、よろしく。」
    とりあえず俺は睦美に世話になる事にした。

    2005-08-16 09:19:00
  • 133:

    俺らは結局ほとんど全部飯をたいらげてファミレスを出た。まぁ、ほぼ俺が食ったけどな‥
    「ハァ、腹いっぱい‥まぢ食い過ぎた。」
    「翔太君頑張ったもんねぇ」
    「だって香苗も睦美も食わんねんもん。」
    香苗は笑ってる。
    「ほな、あたし帰るわ!せいぜい睦美に襲われんよーに!気をつけてな!」
    「ほんまに気をつけます(笑)」
    そういって香苗と笑いながら俺達は別れた。
    「さて、んじゃ帰る?」
    と睦美。
    「せやな。近いん?」
    「近いよ〜?こっからすぐや!こっちやで〜」
    俺は言われるがまま睦美に着いて行った。

    2005-08-16 09:20:00
  • 134:

    「あ、ちょっと待って!コンビニ寄りたい!」
    俺と睦美は近くのコンビニに入った。
    「何買うん?」
    「酒飲まん?!むっちゃ飲みたい気分やねん!」
    げっ!!酒??酒にはいい思いでがないからなぁ‥(ななの事とか姉ちゃんの事とか)
    でも‥いっか!
    「よぉし!!ガンガン飲むかぁ!」
    俺達はかごにどんどん酒とつまみを入れる。
    二人分とはとうに思えない量を買って俺らは睦美のアパートに向かった。
    「はい、どーぞ♪入って〜」睦美の部屋は狭いけど案外綺麗にしていた。
    「おじゃましま〜す‥。結構部屋綺麗やねんな?」

    2005-08-16 09:21:00
  • 135:

    「まぁね!アタシってば以外と綺麗好きやねん」
    冗談ぽくゆうてるけど、本間に片付いてた。
    「まあ、そこ座りや!」
    俺は小さな一人掛けのソファに座る。
    「よし!飲むか!」睦美はベットに座りビールを開けた。
    「はやっ!(笑)んじゃ、俺も〜」俺もビールをとる。「乾〜杯っ!!」

    睦美がビールを片手に喋る。「てか翔太って何歳なん??」
    「ん?15。」
    「え!?まぢで!?若いとは思ってたけどそんな若かったん!?」めっちゃビックリしてる。
    「あんたは??」
    「女の子に歳聞くなんて失礼やで!」何故か怒ってる。

    2005-08-16 09:22:00
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