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きょうだい

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  • 1:

    名無しさん

    俺な、昔からずっと好きな子おってん。でも叶わん事くらいわかってる。子供じゃない。けど、諦められへん。どうしたら俺の事好きになってくれる?

    なあ、姉ちゃん

    2005-08-14 03:31:00
  • 121:

    けど俺の興奮は止まらんかった。
    「なぁ、姉ちゃん。姉ちゃんは俺をなんやと思ってるん?」
    俺は姉ちゃんの細い腕をを強く掴んだ。
    「いたっ‥!」
    姉ちゃんがビビってるんが伝わる。
    「俺は男やで?分かってる?15才やけど体は立派な大人やねん。体も姉ちゃんより一回り以上でかいし、姉ちゃんより力もある。こんな腕くらい軽く折れるんや」
    どうしてこんな事をゆってるか自分でもわからんかった。今日学校で決めた《いい弟》という気持ちはどこにいったんやろう。

    2005-08-16 09:08:00
  • 122:

    「‥折っていいよ‥」
    思いもよらん言葉が姉ちゃんの口から出た。
    「折ってもいいよ?腕。お姉ちゃんにはこれくらいの仕打ちは必要やもん。ごめんな?翔太。それと‥あたし、結婚も辞めるつもりでおるから。」
    姉ちゃんは真剣な表情をしている。俺は思わず手を離した。
    「‥結婚しぃひんの?」
    いつもの俺に戻ったのが分かった。
    「うん。しない。けど、この家は出ていく。」
    え??出ていく?どーゆう事?俺、取り返しつかへん事してしまった?
    姉ちゃんが家を出ていく‥?

    2005-08-16 09:09:00
  • 123:

    「同じ過ちは冒されへんから‥」
    過ち‥?
    姉ちゃんが家を出ていく。
    朝起きても姉ちゃんはいない。家に帰っても姉ちゃんはお帰りって言ってくれへん。
    出ていくってそうゆう事やんな?
    「‥嫌や!!出ていかんといて!!」
    俺は一気に駄々をこねる子供のような事を言う。さっきまで大人とゆぅてた俺やけど、やっぱり子供みたいや。
    「ごめんな?翔太。決めてん。あたし、出ていくわ。今度お父さんにも話すから。」

    2005-08-16 09:10:00
  • 124:

    頭が真っ白や。

    何をゆったら姉ちゃんが家を出ていかんでいいか考えたけど、答えがでない。

    「‥そうゆう事やから‥。お姉ちゃん明日も早いからもう寝るな?おやすみ‥」
    姉ちゃんはそう言って逃げるように部屋を出た。

    俺‥姉ちゃんに嫌われた?
    姉ちゃん‥俺の事嫌いになったん?
    せやから出ていくん?

    俺の頭はぐるぐる回っていた。おかしくなりそうだ。
    勝手に目から涙がでてきた。‥なながゆぅてた通り、俺は泣き虫みたいや。

    2005-08-16 09:10:00
  • 125:

    俺はそっから記憶がなかった。気ィついたらななの家に向かってた。

    「はぁっ‥ん‥。翔ちゃぁ」
    ななとセックスをしている俺。感覚はない。頭は空っぽだ。最低だと思うけど、体を合わせてないと不安でしょうがなかった。

    「翔ちゃん‥お姉さんとまたなんかあったんやろ?」
    セックスが終わって、処理をしながらななが聞いてきた。
    「‥別に」俺そういい、吸わないのにななの煙草を吸っている。
    「嘘や‥!なんかあったやろ?ななには話してよ!」ななは俺の煙草を取り上げた。
    「あ、何すんねん!」
    「翔ちゃん煙草吸わんやん!」

    2005-08-16 09:11:00
  • 126:

    「返せって!」 俺はななから煙草を取り上げて、吸いながら服を着はじめた。
    「‥なんで服着よるん?」俺は冷たい目でななを見る。
    「‥帰るわ。」

    さっさと着替えて部屋を出ようとした。
    「待ってや!翔ちゃん!!ほんまゴメン!!もう、なな何も聞かんから!!」
    ななが焦って俺に謝る。

    俺は泣きそうなななにキスをしてもう一回セックスをした。
    それでも俺の心と体は満たされへんかった。

    2005-08-16 09:12:00
  • 127:

    俺は本間に最低やな‥
    自己嫌悪‥
    「‥ゴメンな、なな。ほんまに帰るわ」
    帰ると言っても家には帰れない。
    「なんで?一緒に居たい!」
    俺はちょっと頭を冷やさないとアカン‥ 俺は呼び止めるななを押し切ってななの家を後にする。

    「今からどうしよう‥」
    家には帰られへん。
    時間は夜中の2時すぎ。頼れる人はイナイに均しい。
    とりあえず行くあてもないので電車はないが駅の方に向かった。
    ななんちの近くの駅は俺んとこと違って結構栄えてて、夜中でもちらほら人がいた。
    俺はコンビニで煙草を買って駅前の階段に座った。

    2005-08-16 09:13:00
  • 128:

    「はぁ?いーわぁ。俺、金ないし。人見知りするし」俺は冷たくあしらう。
    「人見知りぃ?」睦美がゲラゲラ笑ってる。
    コイツ顔は姉ちゃんに似てるけど、全然違う!
    俺がむすっとしてるのに気付いた香苗が、「えーやん?おごるから!お腹減ってない?ファミレスいこっ!」って言って俺と睦美を引っ張って行った。
    結構強引‥。

    俺らはとりあえず駅前のファミレスに入る事にした。
    「翔太、何食べる〜?」
    睦美はもう呼び捨てや。
    「別にイランって。コーヒーだけでいい。」
    そうゆうたのに睦美はムシして色々頼みやがった。

    2005-08-16 09:15:00
  • 129:

    「お前頼んだもん全部食えよ」俺は冷たく睦美に言った。
    「ハァ?太るやん!翔太食べてや!」
    意味わからん。なら頼むなよ!!ほんまうざい!
    「なんでやねん!お前が頼んだんやろーが!」
    「翔太が腹減ってるからと思ったんやん!あたしの優しさがワカラン!?」
    口喧嘩してる俺らを香苗が中に入って来た。
    「まぁ、まぁ。あたしも食べるし。翔太君もお腹減ったら食べてな?」
    ‥確かに腹は減っている。
    「せやで〜!!食べや!育ち盛りやろ〜?」
    お前は黙りやがれ!
    香苗は結構いい奴っぽいけど、睦美は苦手や。姉ちゃんに似てんのに!

    2005-08-16 09:16:00
  • 130:

    「おまたせしました〜」
    店員が大量の料理を持ってくる。‥絶対こんなに食えない!!
    オムライスにグラタン、ポテトに唐揚げ、ハンバーグ、ピザに海老フライ、シーフードサラダにスパゲティ。
    「お前頼みすぎじゃ!!」思わずツッコミを入れてしまう。
    「まぁ、とりあえず食べえな!」睦美は既にポテトを食っている。
    しょうがないから俺はオムライスを食べる事にした。
    「ところで翔太君はこんな時間に一人で駅で何してたん?」香苗が聞いて来た。
    「‥別に、何も。ただ行くとこなかったから。」
    俺は正直に答えた。

    2005-08-16 09:17:00
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