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きょうだい
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1:
名無しさん
俺な、昔からずっと好きな子おってん。でも叶わん事くらいわかってる。子供じゃない。けど、諦められへん。どうしたら俺の事好きになってくれる?
なあ、姉ちゃん2005-08-14 03:31:00 -
116:
「僕、よくやってるんだ」笑顔で言う。
「叫ぶって?」
「嫌な事とか、辛い事とかぜ〜んぶ!叫んじゃう!ぢゃあ、少し気持ちが楽になるんだ。」
ふ〜ん‥なるほど!
「ありがとう!」
俺はまこっちゃんに礼をゆって走って保健室を出た。まこっちゃんはポカーンとしてたけど‥
俺は走って走って屋上めがけて階段を昇る!昇る!昇る!
ハァ‥ハァ‥
以外と体力使うかも‥
五階の屋上に着き、ドアを開ける。
気持ちいい風が俺の汗を乾かす。
もちろん授業中だし誰もいない。広い屋上。
俺は息を吐き、おもいっきり声を出した。2005-08-16 09:03:00 -
117:
「好きや−−−−−−!!姉ちゃんが大好きや−−−!!世界で1番大好きや−−!!」
おもいっきり叫んだ。俺ってこんなに声でるんだ。
自分でもビックリしていた。
ハァ‥ハァ‥
なんや‥。言えるやん‥。
俺はおもいっきり笑った。
俺、頑張ろうかな?姉ちゃんの幸せ応援する!俺の幸せは姉ちゃんの幸せや!
姉ちゃんが結婚しても子供が生まれても俺は見守っていたい。
そう思える余裕が出来てた。まこっちゃんに感謝やな!
屋上で一休みしてから、チャイムがなったので教室に戻る事にした。胸のもやもやは消えていた。2005-08-16 09:04:00 -
118:
「翔太〜!!どこ行ってた〜ん?」教室に入ると順平達が俺の方へ近づいて来た。
「ちょっとな!」
「ふ〜ん。あ、今日コイツらと放課後カラオケ行くけど翔太も行くか!?」
いつもの俺なら断ってしまってた。けど、
「おう!いいなぁ!行くか!?」
皆ちょっとビックリしてたけど、「俺ら中根と遊びたかってんぞ〜?ムシしよちてからに〜」
順平の横に立ってる土屋が怒って言う。「お前冷たいからなぁ!」ゲラゲラ笑って松井が言う。
なんや。皆いい奴やんけ!人見知りしてた俺が馬鹿やなって素直に思った。2005-08-16 09:05:00 -
119:
久しぶりに今日は遊んで帰った。
家に着いた時は10時を過ぎてた。
「‥ただいまぁ〜」
ちょうど帰った時、おとんがおった。「お、遅かったな〜。お父さんもう寝るからな。」
「うん、おやすみ!」
おとんは2階にあがった。俺はリビングに向かう。
「あ、姉ちゃん‥」
姉ちゃんと目が合う。もうお風呂に入ったみたいでパジャマを着てる。
「お帰り、翔太。ご飯は食べたん?」
「あ、ううん。食うてない‥」
そういうと姉ちゃんは俺の飯を温めてくれた。
「はい、翔太。」
そういって飯を机に並べてくれる。2005-08-16 09:06:00 -
120:
なんか微妙な空気が流れてるんが分かった。
どうしよう!朝はほとんど話さんかったから‥
先に口を開いたのは姉ちゃんだった。
「あんな、翔太。今日ずっと考えてたんやけど‥」
「え?」俺はドキドキしている。
「翔太は昨日、なんであんな事をしたん?」
言葉が詰まる。何を言えば正解なのかわからない。
「しょ、翔太が悪い訳ぢゃないし、怒ってる訳ぢゃないからな?」
そういうと姉ちゃんも椅子に座った。
「あたしも酔ってて、すごい馬鹿な事してしまったと思うねんな?ごめん‥」
「なんで謝るねんな?」2005-08-16 09:07:00 -
121:
けど俺の興奮は止まらんかった。
「なぁ、姉ちゃん。姉ちゃんは俺をなんやと思ってるん?」
俺は姉ちゃんの細い腕をを強く掴んだ。
「いたっ‥!」
姉ちゃんがビビってるんが伝わる。
「俺は男やで?分かってる?15才やけど体は立派な大人やねん。体も姉ちゃんより一回り以上でかいし、姉ちゃんより力もある。こんな腕くらい軽く折れるんや」
どうしてこんな事をゆってるか自分でもわからんかった。今日学校で決めた《いい弟》という気持ちはどこにいったんやろう。2005-08-16 09:08:00 -
122:
「‥折っていいよ‥」
思いもよらん言葉が姉ちゃんの口から出た。
「折ってもいいよ?腕。お姉ちゃんにはこれくらいの仕打ちは必要やもん。ごめんな?翔太。それと‥あたし、結婚も辞めるつもりでおるから。」
姉ちゃんは真剣な表情をしている。俺は思わず手を離した。
「‥結婚しぃひんの?」
いつもの俺に戻ったのが分かった。
「うん。しない。けど、この家は出ていく。」
え??出ていく?どーゆう事?俺、取り返しつかへん事してしまった?
姉ちゃんが家を出ていく‥?2005-08-16 09:09:00 -
123:
「同じ過ちは冒されへんから‥」
過ち‥?
姉ちゃんが家を出ていく。
朝起きても姉ちゃんはいない。家に帰っても姉ちゃんはお帰りって言ってくれへん。
出ていくってそうゆう事やんな?
「‥嫌や!!出ていかんといて!!」
俺は一気に駄々をこねる子供のような事を言う。さっきまで大人とゆぅてた俺やけど、やっぱり子供みたいや。
「ごめんな?翔太。決めてん。あたし、出ていくわ。今度お父さんにも話すから。」2005-08-16 09:10:00 -
124:
頭が真っ白や。
何をゆったら姉ちゃんが家を出ていかんでいいか考えたけど、答えがでない。
「‥そうゆう事やから‥。お姉ちゃん明日も早いからもう寝るな?おやすみ‥」
姉ちゃんはそう言って逃げるように部屋を出た。
俺‥姉ちゃんに嫌われた?
姉ちゃん‥俺の事嫌いになったん?
せやから出ていくん?
俺の頭はぐるぐる回っていた。おかしくなりそうだ。
勝手に目から涙がでてきた。‥なながゆぅてた通り、俺は泣き虫みたいや。2005-08-16 09:10:00 -
125:
俺はそっから記憶がなかった。気ィついたらななの家に向かってた。
「はぁっ‥ん‥。翔ちゃぁ」
ななとセックスをしている俺。感覚はない。頭は空っぽだ。最低だと思うけど、体を合わせてないと不安でしょうがなかった。
「翔ちゃん‥お姉さんとまたなんかあったんやろ?」
セックスが終わって、処理をしながらななが聞いてきた。
「‥別に」俺そういい、吸わないのにななの煙草を吸っている。
「嘘や‥!なんかあったやろ?ななには話してよ!」ななは俺の煙草を取り上げた。
「あ、何すんねん!」
「翔ちゃん煙草吸わんやん!」2005-08-16 09:11:00