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1:
名無しさん
俺な、昔からずっと好きな子おってん。でも叶わん事くらいわかってる。子供じゃない。けど、諦められへん。どうしたら俺の事好きになってくれる?
なあ、姉ちゃん2005-08-14 03:31:00 -
101:
手を繋いで帰る途中、俺は昔の事を思い出した。
俺が小学三年の時に両親が離婚した。離婚する前は俺の目の前でよく喧嘩をしてて俺はめっちゃ嫌やって、二人をすげぇ嫌いやった。いつも俺はメソメソ泣いていた。泣いていると姉ちゃんがいつも俺のそばに来て手を握ってくれていた。暖かい姉ちゃんの手が大好きやった。自然に涙は止まっていた。
この日は姉ちゃんと手を繋いだまま一緒に寝た。
朝目が覚めたら姉ちゃんは起きとっていつものようにキッチンで朝ご飯を作っていた。
「おはよう、翔太」
いつもの姉ちゃんや。2005-08-16 08:48:00 -
102:
「お、おはよう」ちょっとどもってしまった。
「ふふっ、早くご飯食べぇ?」いつもとかわらず優しい笑顔。
今日の朝ご飯は味噌汁と焼き魚と白飯、それに卵焼きだ。
「あ、うん。」
俺はとりあえず飯を食べる。
俺は今日から気持ちを切り替えないといけん。姉ちゃんにもうあんな事はできひん。
さっさと飯を食べて上にあがろう!
「ごちそうさま!」
俺は急いで椅子を立ち、階段の方に向かう。
「しょっ‥翔太っ!」
ビクッ
俺はビックリして体を浮かす。「な、何?」2005-08-16 08:48:00 -
103:
「‥な、なんでもない!早く用意しておいで!」
姉ちゃん、何か言いたいんやろ?
「‥うん。」
けど聞けないまま2階の部屋にあがった。
俺と姉ちゃんはずっとこのまま昨日の出来事をひきずるんかな‥
俺はどうしたらいいんやろう。ほんまに後悔してる。昨日あんな事しぃひんかったらよかった。
とりあえず時間もないので制服に着替え、髪をセットして下に降りる。
「いってきます‥」
姉ちゃんがいつものように弁当を俺に渡す。
「気ぃつけてな?いってらっしゃい‥」
俺は姉ちゃんをまともに見れへんまま駅に向かった。2005-08-16 08:49:00 -
104:
俺はいつものように改札をとおり、電車に乗った。
「翔ちゃん!!」
ん? 声がして後ろを振り向く。
「お〜、なな!おはよう!仕事の帰り?」
ななとはあの日以来会ってなかった。
「ん〜ん、違う!翔ちゃんに会いたかってん♪この時間の電車におってよかった!」
俺はいつも6事45分の電車に乗っている。
「お前、俺乗ってなかったら乗り損やん(笑)」
「乗ってたから損してないも〜ん!!」
ほんまにこいつは俺を明るくしてくれる。
昨日あんな事があって朝もうまいこと行かんくて結構俺は落ち込んでたんやけどな2005-08-16 08:50:00 -
105:
「翔ちゃん?ちょっと元気ない?何かあった?」
なんてカンのいい女やろう。
「‥まあな。色々あったんや。」
ななには前に姉ちゃんの事は話してる。(つ〜か、やってる最中に姉ちゃんの名前呼んでバレただけ)
「お姉さんのこと?よかったらななに話してや!聞くで?」
今、俺が姉ちゃんの話を出来るんは世界中探してもコイツだけや。けど、いくらコイツでも引くと思う。実の姉ちゃんと未遂やけど途中までやるなんて‥
気持ち悪いよな‥
「ようゆわんわ‥」俺は苦笑いで話す。
「‥やったん?」
ドキッ!?
えらいアッサリいいやがった。2005-08-16 08:51:00 -
106:
昨日と今日俺は泣きっぱなしや。ほんま自分でも呆れる。姉ちゃんの事なるとこんなにも自分が弱い子供なんやと知らされる。
ななが俺を撫でながら話しはじめた。「翔ちゃんはな、お姉さんが大好きやねんな?ななも気持ちすっごい分かるよ?物凄い辛いよ。だってな翔ちゃんの事、なな大好きやもん!なな本当は中学ん時から翔ちゃんの事好きやってんで?知らんかったやろ?翔ちゃんが大好きやもん」
そういって笑うなな。
俺は涙のせいで何も言われへん。2005-08-16 08:53:00 -
107:
「昔っから翔ちゃん変わらんなぁ」
そんな事ないで?俺は変わったよ‥
「昔と同じ、ななの大好きな泣き虫翔ちゃん!」
「‥はっ!何や、それ!」思わず笑ってしまう。
「へへっ!翔ちゃんよく泣いてやん?けど、一人で隠れて皆にバレんようにしてたやん?強いなって思ってん。ななは見てたよ?」
見られてるとは思わんかった。恥ずかしい‥。俺は結構泣き虫で嫌な事があると学校の裏でコッソリ泣いていた。
「そうゆうとこもひっくるめて翔ちゃんの事が好き。」
こんなにどうどうと告白されたのは初めてや。2005-08-16 08:54:00 -
108:
中学ん時何人かに告られた事はあるけど、他人づたいとか、電話とかメールとか。こんなにハッキリ言える人はいなかった。
「‥なな、俺は」
「ゆわんでいいっ!」ななの手が俺の唇に触れる。
「ゆわんでいいから!」
俺は話すのを辞めた。
「まだうち15やし?若いからさっ!長期戦で行くから!これからもよろしくっ」
本間に強いな。お前は。
尊敬するわ。
「うん、よろしくな?」
「たまには遊ぼうな!エッチもしたるからっ(笑)」俺はななの頭を笑いながらこずく。2005-08-16 08:56:00 -
109:
「ぢゃあ、また連絡するな?」結局ななは俺の学校まで着いてきてくれた。
「うん!また電話して!いつでも飛んで行くからっ!」
「おう。お前も頑張れよ?」
「頑張るよ?翔ちゃん落とすために綺麗になったるからぁ♪」
ははっ。お前の前向きさはほんとに感心するわ!
「ぢゃな」
俺は分かれ際にななの頬っぺたに軽くキスをする。
「きゃ〜〜〜〜!!」
一瞬顔が赤くなりななが嬉しそうに叫ぶ。
俺はそれを見て爆笑する。ありがとうの印。お前には感謝してるからな?
俺は手を降って校舎に入った。2005-08-16 08:57:00 -
110:
「ぅおぃ!翔太!!」
校舎に入ると順平が俺の前を塞ぐ。
「ハァ。どいてや。邪魔〜!!前通られへんやろ〜が。バカっ」
「いやいやいや〜!!翔太くぅん!アレは誰ですかねぇ!?」
アレとはきっとななのことだろうが‥
「何がよ?」と俺は惚けてみる。
「ちゅーしてたやろ!?そこで!しかも可愛かったし!彼女か!?」
「違うよ。友達。」
「友達でもちゅーするんかお前は!!なんて淫らな奴なんや!うちのおかんが泣くぞ?」
俺は思わず爆笑してしまう。
「おばちゃんが本命やからってゆうといて!」2005-08-16 08:58:00