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命-神様からの贈り物-

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  • 1:

    美咲

    『死にたい』ある奴はこう言う。
    ニュースでゎ毎日のように報道する殺人、自殺、虐待。今日もどこかで一人の命が消えていくこんな世の中。
    もしあなたの子供、もしくはこれからお腹の中に授かる子供、生まれてくる子供が重度の障害を持っていたらどうしますか?
    辛いけど逃げられないのが現実。これから書く物語は私が昔体験してきたことから今のことです。

    2005-06-29 17:54:00
  • 261:

    美咲

    主治医「よく頑張ったなぁ!」優しく微笑んだ。
    看護婦「体重2628グラム身長47センチです!」勢い良く私に言ってくれた。
    私が胎盤の処置をしている間に、赤ちゃんの体重と身長を測り、綺麗にふいてくれた。

    2005-07-19 21:34:00
  • 262:

    美咲

    それからすべての処置が終わり、私はタンカーの上に移り、赤ちゃんを抱っこして少しの間だけ一緒に過ごした。
    その時から赤ちゃんを“凛”と呼ぶようになった。
    凛は口をパクパクして、どうやらおっぱいが欲しい様子でした。
    その様子に看護婦さんが気づくと、「おっぱいあげてみる?」と言い、私の乳首に凛の口を持ってきた。
    でも凛はちゃんと吸えなくて「ぅ"わぁぁぁん(;_;)」と泣き出してしまった。

    2005-07-19 21:41:00
  • 263:

    美咲

    その泣き方が凄い可愛くて、笑ってしまった。その後、凛は保育器の中へ移動。私は病室に移されました。
    愛染橋病院は、赤ちゃんとお母さんの寝るところが違うくて、少し残念でした。
    私は主治医から「安静にしとかなアホなるで!」と言われたので、病室で休んでいると、愛ちゃんと恵里奈ちゃんが来てくれました。
    私の顔を見るなり「おめでとう!!」と2人そろって言いました。

    2005-07-19 21:48:00
  • 264:

    美咲

    その日は私も疲れたため朝から寝ました。
    夜にお父さんが来て、凛と2人で初めての写真を撮りました。
    母乳は次の日の14時からってことで、夕ご飯を済まして、それからまた寝ました。

    2005-07-19 22:01:00
  • 265:

    美咲

    次の日
    私の胸はパンパンに張り、凄い痛い!看護婦が言うには第2の陣痛らしい。
    昼ご飯も食べ終わり、いよいよ凛に母乳を上げるときがきた。
    新生児室に愛ちゃんと向かった。

    2005-07-19 22:14:00
  • 266:

    美咲

    凛をぎこちなく抱っこするなり、看護婦さんに母乳のあげ方を教えてもらった。
    凛もぎこちなく私のおっぱいを吸う。
    今度はちゃんと吸えて凄いおいしそうにゴクゴクと飲んだ。

    2005-07-19 22:26:00
  • 267:

    美咲

    こんな楽しい、新しい生活が続いて三日目。恵里奈ちゃんは羊水も順調に増えて、危ない時期を過ぎたとのことで、退院し地元の病院に移った。恵里奈ちゃんは、私が凛に母乳をあげてる時に帰っちゃったので、バイバイも言えなかった。
    愛ちゃんはすっかり元気になり、未来と命名した元気な男の子と2人そろって退院した。愛ちゃんとは別れ際に2人で写真を撮った。
    病院でできた仲間とはお別れとなり、チョッピリ寂しかった。

    2005-07-19 22:33:00
  • 268:

    美咲

    私の退院も後1日となった。凛の施設はまだ決まっていない為、その間だけでも家に連れて帰れると思っていた。
    だが私の予想は外れた。
    ケースワーカーとの話の結果、施設がみつかるまでの間、凛だけ愛染橋の新生児室で入院となった。

    2005-07-19 22:40:00
  • 269:

    美咲

    産まれてきた赤ちゃんと、産まれたその日からずっと離れ離れ。凄い辛かった。
    それは今もなおかつ続いてる。

    2005-07-19 22:44:00
  • 270:

    美咲

    凛を産んで一週間目。私だけ退院となった。
    私は荷物をまとめ、お父さんが来るのを待った。
    最後に一目リンの顔を見、私達は違う屋根の下で暮らすことになった。でも私は毎日、母乳を搾って冷凍し凛の元に持っていった。雨が降っても、雷が鳴っても、風が凄い強くても…それだけ認めて欲しかった。いつか一緒に暮らせることを願って。

    2005-07-19 22:53:00
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