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冷たい月
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1:
るみ
(旧掲示板のコピペ)
月は暗い空の上からいつもあたしを見ている。
悲しい時、あたしは孤独に怯えながらいつもただ月を眺めていた。2005-08-02 16:22:00 -
71:
るみ
家に着くと、静まりかえった部屋の中でテレビもつけずにボーっとしていた。
携帯には慎吾からメールがきていた。
【家ついたかぁー?おとなしぃ寝とけよぉ?】2005-08-02 17:30:00 -
72:
るみ
返信する気になれなかった。携帯を閉じて、ベランダに出た。青白い月がこっちを見ている。
慎吾は悪い男かもしれない。そんな気がした。
あたしはどうなるんだろう…。心が痺れるくらいに幸せを感じることができるのなら、あたしは落ちていくのも恐れない。そう思った。2005-08-02 17:31:00 -
73:
るみ
「おい、起きろって。」
不機嫌な慎吾の声で目覚めた。
「どうしたん?」
そばにあった目覚まし時計を手にとって見た。まだ朝の八時過ぎたとこやった。「俺、客に飛ばれたわ。」2005-08-02 17:31:00 -
74:
るみ
ぼぉーっとしていた頭が急に、ビッとした。
「いくら飛ばれたん?連絡つけへんの?」
「まだわからんけど、電話つながらんくなったし、メールも送られへんし。」
スタバの女の子の顔が浮かんだ。2005-08-02 17:32:00 -
75:
るみ
「なぁ、いくら飛ばれたん?」
慎吾とスタバの女の子は関係ないと思いたかった。
「60万…。」
慎吾は肩を落として言った。2005-08-02 17:33:00 -
76:
るみ
言わないほうがいい…。 そう思ったけど、黙っとくこともなんか違う気がした。
「あたしな、慎吾と面接行った帰りにスタバでお茶してん。隣座ってた子、春樹がどうとか、ルイ持ってこられたから飛ぶとか、おっきぃ声で話してたの聞いた。」
みるみるうちに慎吾の顔が怒っていくのがわかった。2005-08-02 17:34:00 -
77:
るみ
「お前なぁー、なんでそん時連絡せぇへんねん。」
慎吾はそう怒鳴ると、その場に座り込んだ。
あたしは無言で慎吾をただ見つめていた。
「あきれるわ。お前。」
なんで、あたしがあきれられるのか、あたしには理解できなかった。2005-08-02 17:35:00 -
78:
るみ
「それやったら言うけど、そのスタバの子、慎吾の彼女みたいなこと言ってたし、ルイ持ってこられたとか言ってたし、あたしかってそんなん慎吾がしてるって思いたくなかってん。」
「あんなぁー、はっきり言うけど、俺はホストやねん。女に惚れてもらって金つかってもらうのが仕事や。お前みたいに、金持ちの家の子ちゃうんじゃ。なんでもせな金なんか掴めるかぁー。」
大声で怒鳴りながら、机を蹴っ飛ばした。2005-08-02 17:36:00 -
79:
るみ
「お前なぁー、彼女やねんから、クラブで客つかんでアフター連れてこいよ。」
「なんなんそれ。なんで、そんなこと言うん?今まで店来いとかいわんかったやん。」
慎吾は、お腹を蹴りあげた。みぞおちのあたりに激痛が走った。2005-08-02 17:37:00 -
80:
るみ
「誰がお前に金使え言うてん。客つれてくるぐらいできるやろ。俺が大変な時期なんわかってるんやろがー。あー?」
襟首を捕まれ、ぶんぶん振られた。2005-08-02 17:38:00