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冷たい月

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  • 1:

    るみ

    (旧掲示板のコピペ)
    月は暗い空の上からいつもあたしを見ている。
    悲しい時、あたしは孤独に怯えながらいつもただ月を眺めていた。

    2005-08-02 16:22:00
  • 111:

    るみ

    籠の中には、小さな袋に小さな氷砂糖を細かく砕いたような物が入っている。
    あたしは本物なんて見たことなかったけど、すぐにわかった『覚醒剤』や。

    2005-08-02 18:05:00
  • 112:

    るみ

    覚醒剤…。
    あたしは恐くなって、目の前が真っ暗になった。
    なんで、こんなものが家の中にあるの…?
    まさか、慎吾が覚醒剤を…?

    2005-08-02 18:06:00
  • 113:

    るみ

    あたしは、トイレに座りこんだまま、考え込んだ。
    そういえば時折、慎吾が別の人なんじゃないかって思えるほど恐い時があった。それもすべて覚醒剤のせいだとしたら…。
    つじつまが合う気がした。

    2005-08-02 18:07:00
  • 114:

    るみ

    あたしは、それをトイレに捨てて水を流した。
    こんなことしてたら、慎吾がダメになる。
    絶対にやめさせなければ…。

    2005-08-02 18:07:00
  • 115:

    るみ

    その日はあたしは店を休み家でひとりで考えていた。誰にも言えない。こんなこと絶対に。
    だけど、どうすれば薬をやめさせることができるだろう。

    2005-08-02 18:08:00
  • 116:

    るみ

    「ただいまぁー。疲れたわぁー。」
    帰ってきた慎吾は目がかなり充血していた。
    荷物を置くと即座にトイレに入って行った。
    そして、トイレから何度もあたしの名前を読んだ。

    2005-08-02 18:09:00
  • 117:

    るみ

    あたしは足が震えそうになるのをこらえながらトイレに行った。
    「お前、籠のなかあけたんか。」
    鬼のように恐い顔で慎吾が怒鳴った。
    「トイレ掃除してた時に開けたわ。」
    「そんで、俺の薬どこやってん。」あってあたりまえのように言う。

    2005-08-02 18:10:00
  • 118:

    るみ

    「何言ってるん。あんなん家に置いてたら捨てるにきまってるやろ。頭おかしいやろ!」あたしは切れた。
    「お前こそ何言うてるん!人の家で、人の物勝手に捨てるとかお前のほうがまちがってるんちゃうか。」
    怒鳴り声と同時に平手打が帰ってきた。

    2005-08-02 18:11:00
  • 119:

    るみ

    あたしは慎吾を睨み付けて言った。
    「あんなもんに手だして、ダメになっていきたいんか。」
    「お前、なんもしらんくせにうるさいねん。毎日使ってる訳ちゃうしな。俺は中毒ちゃうわ。仕事で寝られへん時とか体きついんじゃ。薬使わなもたん時かってあるんじゃ。」睨み返してきて慎吾は言った。

    2005-08-02 18:12:00
  • 120:

    るみ

    「中毒ちゃうって言い切れるなら、今かって別にいらんやろ。ご飯できてるし、食べて寝たら?」あたしは拝むような気持ちだった。慎吾は無言で寝室に行くと布団に入った。あたしも隣で添い寝してるふりをした。

    2005-08-02 18:13:00
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