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冷たい月
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1:
るみ
(旧掲示板のコピペ)
月は暗い空の上からいつもあたしを見ている。
悲しい時、あたしは孤独に怯えながらいつもただ月を眺めていた。2005-08-02 16:22:00 -
11:
るみ
「誰ってとおりすがりやけど、あんたいきなり心斎橋筋であたしの前で倒れてんやん。しゃあないから、病院つれてきてん。あんたこそ誰よ。」 「まじで?それはごめんやなぁー。ありがとう。俺は、あーえっと本名は慎吾やで」
慎吾は毎日、あまり寝てなかったのと、食べてなかったようだった。
夜中を過ぎていた為、病院で朝まで過ごした。2005-08-02 16:34:00 -
12:
るみ
よく寝たのがよかったのか、少し元気になった慎吾とたくさん話をした。
なんだか、お互い前からの知り合いみたいに話が弾んだ。
慎吾は21才で、ホストをして半年の奴だった。岡山からでてきて今はひとり暮しだった。2005-08-02 16:35:00 -
13:
るみ
慎吾はあたしの話をじっと聞いてくれた。
あたしは、もう帰りたくないけど行くところもないことを慎吾に話した。
「いいよ!俺の家にきても。めちゃ汚いし、狭いけど。」
こうして、あたしと慎吾の同棲生活が始まった。2005-08-02 16:36:00 -
14:
るみ
病院を出たのは、朝の10時を廻った頃だった。
朝の光に照らされた慎吾は髪も肌も目も茶色くて、なんだか笑えた。
「自分、かっこえーけど、何人やねん。」
「なんか、言われるわ。どこの国行っても外人いわれるんちゃう?とか。」
二人は笑いながら、慎吾の家に向かった。2005-08-02 16:37:00 -
15:
るみ
慎吾の家はタクシーに乗って、すぐに着いた。
ワンルームのロフトの付いた、八畳の狭い部屋だった。それまで、そんな狭い部屋を見たことがなかったあたしは、かなりびっくりした。
「すごいなー、めちゃせまいなぁー。」あたしは言った。
「あほか!これでもせいいっぱいやわ。」
男の部屋に入ったのは初めてやったあたしはかなりドキドキしてたけど、なんかここから始まる未来に、ワクワクしてた。2005-08-02 16:38:00 -
16:
るみ
慎吾との生活はすごく楽しいものだった。慎吾に渡されたお金で、ご飯を作って一緒に食べて、一緒に眠った。あたしが、生まれて初めて幸せやと感じられた。
気がつくと一週間が過ぎていた。家にもちろん連絡なんてしていない。
ある朝、突然知らない男が、家に訪ねてきた。
母に雇われた興信所の男だった。「お母さんに頼まれてきたんだ。一緒に帰るんだ。」
無理矢理、手をひっぱられた。2005-08-02 16:38:00 -
17:
るみ
あたしは焦って、大声で慎吾の名前を叫んだ。
驚いた慎吾はあわてて、ロフトから降りてきた。
「誰やねんお前。俺の女になにすんねん。」
捕まれたあたしの手を、慎吾が引き離してくれた。2005-08-02 16:39:00 -
18:
るみ
あわてて家の鍵をかけた。しばらくは、ドアを叩く音が鳴り響いていたが、あきらめたのか、男は帰って行った。
しかし、一時間もしないうちに母親が訪ねてきた。
最初は躊躇していたが、慎吾はドアを開けた。2005-08-02 16:40:00 -
19:
るみ
ドアが開くと、いきなり母親はあたしの頬をひっぱたき、慎吾を睨み付けた。
「あんたのしたことは、立派な犯罪よ。未成年を監禁して。訴えてやるわ。ホストをしてることも調べがついてる。うちの娘をどうするつもりよ。」
「お母さん、ここにいたのは、あたしの意志よ。慎吾は悪くない。」
「あんたは黙ってなさい。」
「こんなことになって、申し訳ありません。だけど、僕は…、瑠美をだますつもりなんかありません。」2005-08-02 16:41:00 -
20:
名無しさん
おもしろいっ?
2005-08-02 16:42:00