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レイコ後編
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1:
ユキ ◆owsZ6N97vY
レイコの870のスレからの続きです。荒らし、偽物の方は、ご遠慮願いますm(__)m
2005-09-15 06:26:00 -
216:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「あんたは、これからもこの世界で、生きなきゃだめ。」
まっすぐに、僕を見ている。
「じゃないと、あたし達が逢った意味が無くなる。約束して。」2005-09-22 08:06:00 -
217:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「この世界で、必ず幸せになるって。」
レイコは、真剣な目で僕を見ている。
「それが、レイコの望みなの?」
首を、縦にレイコは振った。2005-09-22 08:10:00 -
218:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「わかった。」
これ以上、わがままを言えないと分かった。
「必ず、幸せになるよ。」
レイコが、くしゃくしゃの笑顔になった。
「ありがとう。」2005-09-22 08:13:00 -
219:
ユキ ◆owsZ6N97vY
僕は、思い切りレイコを抱き締めた。
「ごめんね。一緒に居れなくなって。」
僕の胸に、顔をうずめレイコは、鼻声で続けた。
「でも、大丈夫。あんたなら、絶対幸せになれるから。」
2005-09-22 08:17:00 -
220:
ユキ ◆owsZ6N97vY
僕は、何か喋ったら泣きそうだったので、黙っていた。レイコの体の感触を、覚えようと必死だった。もう、二度と抱ける事がないだろうから。
「あたし、あんたに会えて幸せだったよ。ありがとう。幸せになってね。」2005-09-22 08:20:00 -
221:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「さよなら。」
レイコがキスをしてきた。僕は、目を閉じた。
まぶたを、ゆっくりと開いた。レイコは、居なくなっていた。
「さよなら。レイコ。」2005-09-22 08:24:00 -
222:
ユキ ◆owsZ6N97vY
これが、永遠の別れだと分かった。
「さよなら、レイコ。」
僕の、頭上では星達がやさしく光っていた。2005-09-22 08:26:00 -
223:
ユキ ◆owsZ6N97vY
レイコ、ありがとう。僕は、この世界で生きていくよ。君が、望むなら。
君が、僕に教えてくれたんだ、人を愛する気持ちを。だから、僕は大丈夫。
君が、いない世界で幸せになるから、だから、安心して。2005-09-22 08:30:00 -
224:
ユキ ◆owsZ6N97vY
翌朝、荷造りを済ませて僕は、おばちゃんにお礼を言った。
「あんた、いい顔になってるね。会いたい人に会えたんだね。よかったね。」
僕は、びっくりした。2005-09-22 08:32:00 -
225:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「昨日の夜、庭にいただろ?あの大きな木の所。あそこはね、この世界から居なくなった人と会える場所なんだよ。兄ちゃんは、運がよかったんだよ。誰でも会えるわけじゃないんだよ。」
2005-09-22 08:36:00