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レイコ後編

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  • 1:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    レイコの870のスレからの続きです。荒らし、偽物の方は、ご遠慮願いますm(__)m

    2005-09-15 06:26:00
  • 156:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    「兄ちゃん。食欲ないんか?細いんだから、いっぱい食べなさい。」
    気が付くと、民宿のおばちゃんが、そう言いながら、僕の前で笑っていた。
    「はい。」

    2005-09-18 07:50:00
  • 157:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    「そう、そう、若くて色男なんだから、もっと明るくしときなさい。」
    ばんと、背中を叩かれ、ご飯が喉につまりそうになった。おばちゃんは、それを見てわらった。

    2005-09-18 07:53:00
  • 158:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    テーブルには、見たことは、あっても食べた事のない、島独特の郷土料理がたくさん並んでいる。
    ここの民宿の夕飯は、客が食堂に集まり食べる。
    お世辞にも、キレイとは、言えないこの施設だが、お世話してくれるおばちゃんが明るくて、居心地がよかった。

    2005-09-18 08:48:00
  • 159:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    民家をそのまま、使っているので、食堂といっても、単なる畳ばりの居間だった。
    そこに、僕と、四人家族と、老夫婦が、一緒にご飯を食べていた。
    四人家族の、兄弟はばたばたと走り回り、母親がそれを大きな声で叱っている。

    2005-09-18 08:53:00
  • 160:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    父親は、地酒でいい気分な様で、老夫婦のおじいちゃんとなごやかに飲んでいる。僕も、一杯すすめられ、断りきれず、いただいた。夕飯が終わり、おばちゃんが、蛇の革で出来た、三味線の様な楽器を弾きながら、歌を披露してくれた。

    2005-09-18 08:58:00
  • 161:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    この島独特の方言と、歌い方のおばちゃんの歌は、歌詞の意味は、分からなかったが、とてもせつなく、不思議な感じがした。
    歌が、終わり皆が拍手した。おばちゃんは、照れ臭そうに笑った。

    2005-09-18 09:02:00
  • 162:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    その日の、宴は盛り上がり、おばちゃんも一緒に、飲んで、上機嫌になっていた。僕も、結構飲まされた。宴が、終わり、風呂に入った後。縁側に居たおばちゃんに、僕は話しかけた。

    2005-09-18 09:06:00
  • 163:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    「さっきの歌は、どんな意味の歌詞だったんですか?」
    おばちゃんは、さやえんどうのすじをむきながら、答えた。
    「あれはね、死んだ恋人に捧げた歌なんだよ。」

    2005-09-18 09:09:00
  • 164:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    僕は、ドキっとした。
    「昔から、伝わる歌なんだよ。悲しい歌だけど、きれいな歌だろう?」
    「はい。」
    「この島はね、昔から、魂が集まる所なんだよ。」
    おばちゃんは、昔話を語るみたいに話始めた。

    2005-09-18 09:13:00
  • 165:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    「なんでも、神様が、この島を愛してくれてるらしい。神様が、愛した人間は不思議なチカラをもらえるらしいよ。この島に何人かいたみたいだ。」
    僕は、おばちゃんの横に座り話に聞き入った。

    2005-09-18 09:18:00
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