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1:
ヒカリ
誰もが闇の中をさまよい幸せの光を探し生きている。
何の為に誰の為に、生き、そして幸せを探すのだろう?
それすらも分からぬまま、ただただ幸せの光を探し生きて行く…2006-08-06 13:01:00 -
2:
ヒカリ
だけど、一つだけ言えるとしたら…
私は、何の為誰の為なんかじゃなく、何かの為に誰かの為に生きていきたい。
そお思った。
そこに、私が生きてる意味が、幸せの意味が存在する気がしたんだ…2006-08-06 13:07:00 -
3:
ヒカリ
何かの為に
誰かの為に
生きていける…
そんな人間になりたいよ2006-08-06 13:10:00 -
4:
ヒカリ
〜〜♪♪♪〜〜
携帯の着信音に気付き携帯に手を伸ばす。
携帯のディスプレイには、久々に見る懐かしい名前。
私は、この名前を何度思い、何度涙しただろう?2006-08-06 13:30:00 -
5:
ヒカリ
何度も忘れ様とした。
何度も離れ様とした。
だけどこの名前を見れば、もお手遅れで結局出てしまう私がいる。
平然を装って何事もないかの様に…2006-08-06 13:31:00 -
6:
ヒカリ
ヒカリ「はい!もしもし?どしたぁ?」
なんの返答もない。
いつもの事。
ヒカリ「…トウヤ?どおしたん?」2006-08-06 13:45:00 -
7:
ヒカリ
沈黙が続く。
やっとの事で口を開き言葉を発する彼。
トウヤ「…ヒカリ?」
彼の次の言葉を待ちながら優しく彼を傷つけない口調でゆっくりと話す。2006-08-06 13:49:00 -
8:
ヒカリ
ヒカリ「…ん?なんかあった?聞くからゆっくり話して?」
トウヤ「…あのな?…俺…もおあかんわ。」2006-08-06 13:56:00 -
9:
ヒカリ
…やっぱり。
心の中で思ってしまう。
彼は、いつもそお。
辛い時、悲しい時、苦しい時、弱った時、そんな時にだけ連絡をしてくる。2006-08-06 13:59:00 -
10:
ヒカリ
だけど、私は、そんな彼を突き放せない。
彼の弱さを誰よりも知っているから…2006-08-06 14:00:00 -
11:
ヒカリ
彼との出会いは...
9年前。2006-08-06 14:07:00 -
12:
ヒカリ
桜が満開な春真っ盛りの日常。
私は、平凡な家庭の中で小学生から中学生になっていた。2006-08-06 14:22:00 -
13:
ヒカリ
なんの問題もない、ごく普通の当たり前な家族の中で私は育った。
そんな中での、彼との出会いは、私の人生をこれから大きく変える事となった。
この頃の私には、まだ想像もついていなかった…2006-08-06 14:24:00 -
14:
ヒカリ
桜が満開に咲き誇る春。
私は、中学校の入学式に、期待と不安を抱えながら向かっていた。
サナ「ヒ〜カ〜リィ〜〜〜」2006-08-06 14:51:00 -
15:
ヒカリ
遠くの方から、私の名前を叫ぶ声が聞こえる。
その声の方へ、振り返えると、小学生の時からの友達サナが、手を振り、こちらに向かって走っていた。
私は、少し立ち止まり手を振り返しながらサナを待った。2006-08-06 14:52:00 -
16:
ヒカリ
ヒカリ「サナ!おはよ!」
サナは、走って来たせいもあり、次の言葉が出るまで少し時間がかかった。笑
私とサナは、とりあえず学校へと足を動かし歩き出した。2006-08-06 14:56:00 -
17:
ヒカリ
サナ「ごめん!ごめん!笑。久々の全力疾走やわ!笑。ってか、緊張するな!」
ヒカリ「ホンマそれ!友達出来るかな〜。先輩恐かったらどないしょ〜↓」私とサナは、そんなみんなが当たり前に話す話をただひたすら話ながら学校へ向かっていた。2006-08-06 14:59:00 -
18:
ヒカリ
そんな中で一つだけみんなとは違う会話。
それを持ち出したのは、誰でもなく、私だった。2006-08-06 15:14:00 -
19:
ヒカリ
ヒカリ「でもさっミナミも一緒の中学がよかったわ。まあしゃーないけどさ。」
サナ「そやな〜。ヒカリ一番ミナミと仲よかったもんなぁ」
ヒカリ「うん。やっぱり親の転勤とはいえ、寂しいわ。いっつも一緒やったしなっ」2006-08-06 15:15:00 -
20:
ヒカリ
私には、小学生の時からずっと仲が良かった、親友がいた。
それがミナミ。
何をするにもどこに行くにも一緒。
そんな中での、ミナミの親の転勤は、やっぱり寂しかった。2006-08-06 15:17:00 -
21:
ヒカリ
転勤が決まってしまった時、一緒に泣いて、ミナミの親に引っ越ししないでと頼んでみたりもしたけど、まだまだ子供なヒカリとミナミには、どおする事も出来なかった。
ただずっと親友、毎日連絡する、と約束する事しか。2006-08-06 15:18:00 -
22:
ヒカリ
サナ「でもさっ、中学なったんやしまた友達出来るやん?サナもヒカリの友達なんやし。そんな気落としなや!笑。なあ?」
サナの気持ちが素直に嬉しかった。
やっぱり私にとってミナミは、おっきい存在だったしミナミがいないこれからは、正直不安だったから。2006-08-06 15:37:00 -
23:
ヒカリ
ヒカリ「うん!サナありがとうなっ。友達めっちゃ作るわ!笑。」
サナ「そやで〜!ヒカリは明るくなきゃなっ!」
ヒカリ「おうよ!笑」2006-08-06 15:38:00 -
24:
ヒカリ
そんな会話をしながら歩いていると、中学校の校門が見えて来ていた。
全く顔も名前も知らない人が同じ制服を来て、一つの門を目指し歩いている。
なんだか変な感じで、緊張もピークだった。2006-08-06 15:40:00 -
25:
ヒカリ
ヒカリ「やばい!めっちゃ緊張してんやけど!」
サナ「マジなっ!緊張するって!ってか人多すぎやん!笑」
サナが言うのも、間違いない。2006-08-06 15:50:00 -
26:
ヒカリ
私たちの学校は、三つの小学校が集まっていて、生徒数は、一学年だけで10クラスの約300人。
三学年合わすと約1000人近くの人がいる。
ヒカリ「やばいって。ありえん。」2006-08-06 15:51:00 -
27:
ヒカリ
それからは、ただ無言のまま歩いていた。
たぶんサナもヒカリも緊張と不安で押しつぶされそおだったんだと思う。
無言のままひたすら歩き、学校に着くと、やっとの事でサナが重い口を開いた。2006-08-06 16:11:00 -
28:
ヒカリ
サナ「とりあえずクラス表見に行かななっ!クラスわからな、どないもならんし!…ってかあん中に入って行くん!焦」
サナの声に導かれ、サナの視線の先を見てみると…
ヒカリ「…ありえへん。焦」2006-08-06 16:12:00 -
29:
ヒカリ
そこには、十枚の紙に何百とゆう人の群れがごった返していた。
外に張り出された、十枚のクラス表から自分の名前を探さなければならい。
入学式は、自分のクラスの席に座らなければいけないので自分のクラスがわからなければどおしようも出来ない。2006-08-06 16:15:00 -
30:
ヒカリ
少しの間、サナとヒカリは、放心状態のまま、十枚の紙に群がる人を眺めていた。
しかし、人は減らないので、意を決して、私は、サナの手を無理やり引っ張って群れに入っていった。2006-08-06 16:16:00 -
31:
ヒカリ
ヒカリ「もおしゃーない!!!見とってもラチあかんから行くで!サナ!」
サナ「え〜。無理やって。あんなん死んでまうって。」
必死で300人の名前の中からたった一つの自分の名前を探す。2006-08-06 16:17:00 -
32:
ヒカリ
本当に死ぬんじゃないかと思った。笑
人の群れに押しつぶされそぉになりながらもやっとの事で自分の名前を探し当てた。2006-08-06 17:33:00 -
33:
ヒカリ
ヒカリ「あった〜。私、10組やって。サナは?」
サナ「サナ2組やって〜↓まあこんなけのクラスあったら一緒のクラスなるとか奇跡やな!笑」
ヒカリ「ホンマな〜↓でも奇跡起きてほしかったって↓」
サナ「間違いないわ〜↓」2006-08-06 17:42:00 -
34:
ヒカリ
サナもヒカリも、不安を抱えながら、渋々入学式を行う、体育館に向かっていた。
ヒカリ「…ほな、クラスの席座らなあかんし行くわな!」2006-08-06 17:53:00 -
35:
ヒカリ
サナ「うん。やなっ。ってか帰り一緒に帰るや」ヒカリ「ほな、帰り校門前な」
サナ「ほな!」
サナと、一緒に帰る約束をし、私は自分のクラスの席に向かった。2006-08-06 17:56:00 -
36:
ヒカリ
適当に自分のクラスの椅子に腰掛け式が始まるのを待っていた。
そんな時だった…
?「なぁ、なぁ?10組やんな?一緒のクラス!」
声を掛けて来たのは、小柄でボブぐらいの髪をした可愛らしい女の子。2006-08-06 18:17:00 -
37:
ヒカリ
ヒカリ「あっ!うん。10組。」
?「友達ならへん?」
それが、私にとって中学で初めて友達になった、アイだった。2006-08-06 18:20:00 -
38:
ヒカリ
アイ「私、アイやからアイって呼んでな?」
ヒカリ「うん。私は、ヒカリ!ヒカリって呼んで!」
アイ「ってかヒカリって西小?」
ヒカリ「うん。そやで?なんで知ってるん?」2006-08-06 18:21:00 -
39:
ヒカリ
アイ「いやなっ西小のヒカリって子可愛いって噂やったもん」
ヒカリ「いや!それ私ちゃうんちゃう?笑。」
アイ「いや!絶対ヒカリやわ!私もヒカリ見た瞬間めっちゃ可愛い思ったもん。んで名前聞いてやっぱり!みたいな!笑」2006-08-06 18:30:00 -
40:
ヒカリ
ヒカリ「なんやそれ〜笑。アイのんが可愛いわ!」
アイ「ないない〜笑」
そんな、女の子が初めに必ずといって話しをする会話をしながら入学式が始まり、なが〜いなが〜い校長の話を聞き流し、アイとの会話を楽しんでいた。2006-08-06 18:40:00 -
41:
ヒカリ
気がつくと入学式が終わり、クラスごとに集まってのホームルームが始まる所だった。
そんな中でアイはまた話を始めた。2006-08-06 18:47:00 -
42:
ヒカリ
アイ「アイさっ中学では絶対彼氏ほしいねん。ヒカリはどない思う?」
ヒカリ「私!?彼氏とかの前に好きな人すら出来た事ないしなぁ」
アイ「マジ?なんでなん?もったいない!」2006-08-06 18:48:00 -
43:
ヒカリ
そお。
私は、この時男に全く興味がなく、男友達は多いものの、異性だとか、ましてや好きな人とゆう見方で男を見ていなかったし必要なかった。2006-08-06 18:49:00 -
45:
ヒカリ
?しぉり?サン??
読んでくれてるんカナ??
ァリガトォ????
今カラちょぃ更新するネッ??2006-08-07 15:21:00 -
46:
ヒカリ
ヒカリ「なんやろなぁ〜別に男として男見た事ないし今は必要ないからちゃうかな?」
私が今思っているそのままを伝えた。2006-08-07 15:44:00 -
47:
ヒカリ
アイ「そっか〜」
アイは、納得行かない様な顔をしている。
でも、逆に私は、彼氏とかって別にいるんかな?彼氏欲しいとか付き合いたいとかっましてや、好きとかってなんなんやろ?と、すら思っていた。2006-08-07 15:46:00 -
48:
ヒカリ
そして、一つの疑問があった。
ヒカリ「アイは好きな人いんの?」
アイ「ん〜うん。なんかハズいけど同じ小学校の人好きやねん。」2006-08-07 15:47:00 -
49:
ヒカリ
アイは、私の質問に、顔を真っ赤にしてはずかしそうに話してくれた。
アイ「なんかなぁ〜その人と小3ん時同じクラスなって、席隣やってんやん。いっつもアホみたいな事して落ち込んでる私に元気くれててん。んで4年なってクラス変えあってクラス変わってもた時めっちゃ悲しくて、ああ〜これが好きやってんや!って気付いたって訳!笑。それからずっと目で追ってもててなっ今でも好きやねん!」2006-08-07 15:48:00 -
50:
ヒカリ
顔を真っ赤にしながらも、嬉しそうに話してくれる、アイが、すごくすごく可愛かった。
そして、アイの話を聞いて、素直に羨ましかった。
なんだか、その人の話をしているアイは、恋愛をしらない私から見ても、すごくすごく輝いて見えたから。2006-08-07 15:58:00 -
51:
ヒカリ
ヒカリ「…そっか。なんかアイが素直に羨ましいなっ。」
アイ「なんで!?ヒカリのんが可愛いしヒカリなんてすぐ彼氏出来ちゃうよ!」2006-08-07 16:00:00 -
52:
?藍?
シォリ
2006-08-08 01:26:00 -
53:
ヒカリ
?藍?サン?????
シォリァリガトォ?
今カラ少し更新するネッ???2006-08-08 18:01:00 -
54:
ヒカリ
ヒカリ「そんなんじゃなくてさっ私は、人を好きになった事がないし好きってゆう気持ちが分からへん。だからアイがその人の話しを恥ずかしそおに話してくれるの見てすごくすごくアイ可愛いなって思ったし人を好きになるのっていい事なんだなって思ったから。だからなんか羨ましかった。」
2006-08-08 18:18:00 -
55:
ヒカリ
アイ「そっか。アイにも好きな人出来るといいね」
そおいってくれるアイが大人に見えた。
ヒカリ「うん。ありがとお。」2006-08-08 18:30:00 -
56:
ヒカリ
私は、この時から私の中のなにかが変わったのかもしれない。
【人を好きになる事】
すごくすごく、素敵な事でいい事だよね?2006-08-08 18:38:00 -
57:
ヒカリ
誰かを好きになってその人にも好きになってほしくて、どおしたらいいのか分かんなくて、一生懸命で、切なくて悲しくて苦しくて…
でも、好きな人の為に綺麗になりたいだとか可愛くなりたいだとか、その人の為ならなんでも頑張れたり、喜んだり嬉しかったり楽しかったり…2006-08-08 18:41:00 -
58:
ヒカリ
恋愛っていろんな気持ちを学べるんだよね?
そんな気持ちを知る事が出来た人ってすごくすごく大きくなれる。
この時の、私は、まだまだ分からなかった気持ちだったヶド…2006-08-08 18:59:00 -
59:
ヒカリ
先生「じゃあこれで今日は終わり!明日は遅刻しないよーになっ!」
気がつくと、アイとの話しに夢中で先生の話しも終わっていた。笑2006-08-08 19:03:00 -
60:
ヒカリ
アイ「全然話しきいてなかってんけど!笑」
ヒカリ「本間それ!笑。でも私は、もっといい話し聞けたからよかったよ!笑」2006-08-08 19:04:00 -
61:
ヒカリ
本当にアイの話しを聞けてよかったと思う。
いい友達が出来たっ♪
本気でそお思った。2006-08-08 19:06:00 -
62:
ヒカリ
アイ「まじ〜?笑」
ヒカリ「まじまじ!笑。明日からもよろしくね!」
アイ「もちろん♪」
あいさつをして、私は、朝サナと帰る約束をした校門に向かった。2006-08-08 19:07:00 -
63:
ヒカリ
ヒカリ「サナ〜〜〜!ごめん。待った?…よね?笑」
校門につくと、サナはもお終わっていた様で、サナさん、ご立腹!笑
サナ「待ったよ〜↓↓ヒカリのクラス遅すぎ!怒」2006-08-08 19:19:00 -
64:
ヒカリ
ヒカリ「ほんとごめん。帰りなんかおごるし許して?笑」
私は、サナをなだめるのに必死だった。笑
サナ「…しゃーなしでアイスね!笑」
ヒカリ「はいはい!笑」
やっとの事で、サナの機嫌も治り、約束のアイスを買いに歩きだした。笑2006-08-08 19:21:00 -
65:
ヒカリ
サナ「ってか、友達出来た?」
先に話しをふってきたのは、サナだった。
ヒカリ「出来たよ〜!アイってゆう子なんだけどちっちゃくて、すんごい可愛らしい子!すごいいい子だよ?」
今日のアイとの話しをサナにも話した。2006-08-08 19:22:00 -
67:
ヒカリ
?藍?サン?????
今日もシォリァリガトォ?
?、?日間更新出来ナィカラ今カラ少し更新するネッ???2006-08-09 04:32:00 -
68:
ヒカリ
サナ「いい友達出来てよかったやん♪ヒカリにとっていい出会いが出来たんちゃう?」
ヒカリ「うん。明日からが楽しみ!」2006-08-09 05:09:00 -
69:
ヒカリ
…本当にアイに出会えて、いい意味でも、悪い意味でも、よかったと、今でも思う。
友達に学ぶべき事を、アイからたくさん学べたと思ってる。
今の私がいるのも、アイに学べた事がたくさんあったから。2006-08-09 05:10:00 -
70:
ヒカリ
今だから言える…
ありがとお。
アイ…2006-08-09 05:11:00 -
71:
ヒカリ
私とサナは、約束のアイスを買い、そしてお互いの自宅へと足を進めた。
サナ「じゃあまた明日ここで待ち合わせね」
ヒカリ「うん。了解♪じゃあまたね」2006-08-09 05:12:00 -
72:
ヒカリ
私は、サナと分かれ家路につく間思い出していた。
今日の、アイとの会話を…
『好きな人…どんな感じなんやろ?人を好きになるって。アイがいってたみたいに会えへん事が悲しいとか目で追ってしまう気持ちとかがそおなんかな?私には、まだないよな〜男友達にそんな気持ち持った事もないし…告られたりはあったけど、なんも思わんかったし…それは、まだ好きって気持ちちゃうやろし私は、好きってしらんよな〜ってか私が、誰かを好きになるってあるんかな?〜…』2006-08-09 05:13:00 -
73:
ヒカリ
いろんな事を考えてみたりした。
でも、やっぱり頭だけじゃ好きって気持ちは、分からなかった…2006-08-09 05:46:00 -
74:
ヒカリ
そんな事を考えているともお自宅の前についていた。
ヒカリ「ただいま〜」
祖父祖母「ヒカリ、おかえり」2006-08-09 05:47:00 -
75:
ヒカリ
出迎えてくれたのは、祖父と祖母。
父と母は、共働き。
いつも出迎えてくれるのは、祖父と祖母だけ。
今思えば、父は無理でも母には、出迎えてほしかったんだと思う。2006-08-09 05:48:00 -
76:
ヒカリ
祖母「入学式はどおやったの?友達はちゃんと出来たんかぁ?」
ヒカリ「うん。出来た。」私は、ただそれだけを言い、リビングでテレビを見ていた。
祖父「ヒカリ、どおや?学校楽しくなりそうか?友達出来たんか?」
また、同じ質問。2006-08-09 05:49:00 -
77:
ヒカリ
ヒカリ「それおばあちゃんにも今聞かれた。おばあちゃんに聞いて?」
この時にも、幼いながらにちゃんと分かっていた。
祖父と祖母の悲しい顔。
祖父と祖母の気持ちも、父と母の気持ちも頭では、理解してるつもりだった。2006-08-09 06:04:00 -
78:
ヒカリ
でもやっぱり中学生になったばかり。
つい最近までは小学生。入学式の日ぐらい家にいて、父と母にも、話しを聞いてほしかったんだと思う。2006-08-09 06:05:00 -
79:
ヒカリ
…この時から、私の中で、父と母に対する違和感、どおする事も出来ない現実、埋まらない気持ち。
小学生の時には、生まれなかった気持ちが少しずつ出てくる前ぶれだったのかもしれない。2006-08-09 06:07:00 -
80:
ヒカリ
父と母、祖父に祖母、そして兄。
今までなんの不自由もなく、なんの疑問もなかった。2006-08-09 06:14:00 -
81:
ヒカリ
父と母が仕事でいない事も自分たちの為だってちゃんと理解出来ていたし、祖父と祖母も私と兄が寂しくない様にと、そばにいて世話をやいてくれていたのもちゃんと理解出来ていた。
そして、家族の大切さも重みも、愛情もちゃんと感じれていたはず。2006-08-09 06:16:00 -
82:
ヒカリ
でも、私の中で何かが不満で何かが嫌で、何かが物足りなくて…何かが変わっていく瞬間だった。
その何かは、分からない。
いわゆる、反抗期。2006-08-09 06:18:00 -
83:
ヒカリ
ここから、少しずつ、私は、変わっていったんだと思う…
ヒカリ「お母さんは、今日いつ帰るって?」
祖母「今日は、仕事で遅くなるって…」
祖母は、私に、申し訳なさそうに言った。2006-08-09 06:20:00 -
84:
ヒカリ
ヒカリ「ああ〜そお。お風呂はいるわ」
私は、それだけを言い残し、お風呂場へと向かった。
そして、湯船につかりながら、今日1日の事を思い返していた。2006-08-09 06:35:00