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『君と居た証。』
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1:
あゆみ
2002年8月…私はとある駅前のガードレール下に座り込んでいた。 行く場所もなく頼る人もいなくてただ息をしているだけだった。
2005-09-29 19:04:00 -
21:
かよ?
ょωでまぷ???がんばってェ(?゚?゚)ノぁと実話ですかぁ?
2005-09-29 20:27:00 -
22:
あゆみ
私はとある駅に着いた。今何時なのだろう?電車はもう走っていない。人もいない…私は何も持っていなくて、どうする事もできなかった…誰にも言えない…こんな格好じゃ帰れない…私はガードレール下に座り込んでいた…行く場所もなく頼る人もいなくてただ息をしていた…
2005-09-29 20:28:00 -
23:
あゆみ
かよさん☆ありがと(*凵∀凵*)/実話です(^o^;
2005-09-29 20:29:00 -
24:
あゆみ
しばらくして1台の車が止まり一人の男が出てきた。『こんなとこで何してんの?!どした?!』 私は怯えた…男の顔も見れず震えていた。
2005-09-29 20:32:00 -
25:
あゆみ
男はしばらく無言で立っていた後私の隣に座った。 『何とな〜く何があったかは見たら想像つくよな…。家は?このへん?』 私は答えなかった。 『恐い?よな。でもこんな夜中にそんな血だらけでこんなとこおったら危ないで。』
2005-09-29 20:38:00 -
26:
あゆみ
男は少し戸惑っているようだった。そして『はい。これ車のキーと俺の財布と携帯。これ渡すからとりあえず車乗り?こんなトコにほって俺帰られへんわ。』 私はその時初めて男の顔を見た。
2005-09-29 20:41:00 -
27:
あゆみ
男は綺麗な顔だった。スラッとした細い体。さっきまで地獄にいた私を迎えにきた天使のようにほんの一瞬だけ見えた… 男が私を見つけてからかなりの時間が経っていた。
2005-09-29 20:45:00 -
28:
あゆみ
『何で?』 私は初めて口を開いた。 『ん?何が?』 『何でココに何時間もおるん?』 『そりゃ血だらけの子見つけて素通りできひんやろ』男はそう言って苦笑いした。
2005-09-29 20:48:00 -
29:
あゆみ
『今何時?』 『夜中の3時半。俺がココ来たんが1時半くらいやから2時間おるな。』 そう言ってまた苦笑いした。 私は男が置いた車のキーと財布と携帯を握り締め立ち上がった。 『乗っていい?』
2005-09-29 20:52:00 -
30:
あゆみ
朝になれば誰かに人が増えれば騒ぎになる。それよりはいいと思った。 もしこの男がまた私を地獄に突き落とす悪魔であっても運の悪い女だとあきらめもつくだろう。私は冷静になっていた。もう恐いものなんてなかった。
2005-09-29 20:57:00