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３＋α

1:

ｻｶﾞﾐ

「おじゃましまぁ〜す」
「てかﾀﾀﾞｲﾏでいいやろ？」

寝起きでまだ頭が回転しきれてない俺の目の前に現れたﾊﾞｶ笑いしてるｵｼｬﾍﾞﾘ女2人。

悲劇の幕開け〜〜

2006-07-14 12:41:00
2:

ｻｶﾞﾐ

「何？？こっち寝起き。静かにして。」
「まなと冷た〜！！おはょ〜！」

「ゃ…てか何？」
「まりと〜ゆぅちゃん、今日からまなとの家住むから〜☆」

2006-07-14 12:48:00
3:

ｻｶﾞﾐ

2005年6月某日早朝。
台風みたぃな女2人が俺のﾏﾝｼｮﾝに上陸した。

2006-07-14 12:53:00
4:

ｻｶﾞﾐ

「ちょ！！勝手に上がんな！」
「も〜まなと怖〜い〜！」
ﾑﾀﾞに可愛コぶってる女、まり。
「ゆぅたち仕事帰りで疲れてんねん〜早く休ませて〜。あ、ｽﾘｯﾊﾟ借りるね〜」
この図々しい女は、ゆうひ。

2006-07-14 13:00:00
5:

ｻｶﾞﾐ

「まぢ何？！何でお前らこんな時間に来てんねん！？！？」
早朝に鬼電とｲﾝﾀｰﾎﾝの嵐で叩き起こされて状況も飲めずｨﾗｨﾗしてる男、俺。ｻｶﾞﾐﾏﾅﾄ。

そんな騒ぎをﾘﾋﾞﾝｸﾞから怪訝な顔で見つめる愛犬ｱｽﾞ。
とりあえずﾊﾞｶ女たちの後を追ってﾘﾋﾞﾝｸﾞに入る。

2006-07-14 13:07:00
6:

ｻｶﾞﾐ

ゆ「ちょ〜何か飲み物〜！」
ま「まなと、寝癖すごぃで？笑。会社大丈夫〜？」
「････････････ちょ。黙って?何しに来てるかはょゆえや。こっち今から仕事やねん。ゆぅうっさぃからまり説明して?」

ま「あはは〜････まなちゃんｷﾚてる？ｺﾞﾒﾝﾈ？だって前もってゆってたらまなと絶対入れてくれへんゃん？」

2006-07-14 13:14:00
7:

ｻｶﾞﾐ

「えぇから早くﾜｹ話して。」
超が付くほど低血圧な俺はｲﾗｲﾗがMAX越えててもぉ早く自分の聞いてるｺﾄにだけ答えてほしかった。
出勤前の朝の貴重な時間を30分も裂かれて、まりの脈絡のない説明は終わった。

要約したら?まりとゆうは一緒に住んでてそのﾏﾝｼｮﾝは客に与えられたものだった。2人の上客だったそぃつはゆうに惚れてたにも関わらずゆうに彼氏がいることがそいつにバレて解約され2人は住む家がなくなったらしぃ。

2006-07-14 13:25:00
8:

ｻｶﾞﾐ

ま「やから男は連れ込むなってゆぅたゃん！なぁ〜？まなともそぉ思うやろ？全部ゆぅのせぇやねん！」
ゆ「しゃぁなぃやん！まぁ〜なんし疲れたし寝よかぁ？まなと〜ｼｬﾜｰ借りるね〜？」

「はぃ？？あ〜そっかぁ〜大変やったなぁ〜んな家見つかるまでここおり〜???
････って、なると思う???あほちゃぅ?お前ら貯金くらいあるやろ??無理やで?はい?早く出てって?」

2006-07-14 13:32:00
9:

ｻｶﾞﾐ

ゆ「ちっちゃぃ男やなぁ〜！どぉでもいいけどまなちゃん！遅刻するんちゃぅ？?」
時計を見たら8時すぎ??
「まぢﾀﾞﾙｲ??俺帰ってくるまでに出てってな??部屋入んなょ！勝手に物触んなょ！」
部屋に入ってｽｰﾂに着替えて寝癖を直す。ﾈｸﾀｲを締めながらｱｽﾞのエサの用意をして家を飛び出す。

2006-07-14 13:47:00
10:

ｻｶﾞﾐ

入社2ヵ月の新人な俺に遅刻が許されるわけもなく･･･俺は毎朝遅刻にﾋﾞﾋﾞﾘながら目を覚ます。
とくにやりたかったわけでもないが入ったからには結果を出すまで辞めたくはなぃ。同期がすでに7人も辞めた。俺だって正直辞めたい。意地だけで何の面白みもなぃ会社に通う22歳。

2006-07-14 13:54:00

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