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  • 1:

    ちぃ

    ちぃの実話を元にして書いていこうと思います。長くなるかもしれませんが、ゆっくり付き合ってくれたら嬉しいです☆

    2006-07-12 05:19:00
  • 2:

    ちぃ

    1年の頃から白の事は知っていた。外見は 色白で細くてどちらかと言えば守りたくなるような女の子。でも奇抜なメイクと時々みせる寂しげな冷たい目が、印象的で、たまに見かけては目で追っていた。
    でも一度も話す機会もなく、2年に上がりクラスが一緒になってからも、あたしはあまり学校へ行ってなかったし、白もあまり来てないみたいだった。

    2006-07-12 05:23:00
  • 3:

    ちぃ

    同じ教室にいても席が離れてるし、それぞれの友達と過ごしていた。それに白はほとんど寝てたし・・・。

    夏休みまであと一ヶ月。担任の田中ちゃんが急に『席替えでもするかー』と言い出した。

    2006-07-12 05:25:00
  • 4:

    ちぃ

    うちのクラスは八割が女子だった為にみんなキャーキャー騒いで喜んでいた。
    (なんで女の子ってこうぃうのが好きなんだろ。しんどいなぁ席替えかぁ)
    放課後にくじ引きで席を決めるから皆、のこれよー と田中ちゃん。
    (だるいし、帰ろう・・・)

    2006-07-12 05:29:00
  • 5:

    ちぃ

    『あれ?千春かえるのー?』
    『うん、なんかだるぃし↓またね☆あっ!担任にはうまく言っといてぇ』
    『わかったぁ☆またねぇ』
    あたしはそれから三日間学校へ行かなかった。

    2006-07-12 05:30:00
  • 6:

    ちぃ

    うちは、あたしが10歳の時に父親の浮気が原因で離婚。母親は市役所勤めの真面目な人で、固い人だ。でも平気だった。
    千春には大好きな兄貴がいる。
    小さい頃から二個上の兄貴のあとばっかりつけて歩いた。
    兄貴は宇宙とかロケットとかが大好きで、周りからは変わってるとか、オタクとか言われていた。でも千春は兄貴が大好きだ。兄貴は何よりもすごい。兄貴は絶対なんだ。

    2006-07-12 05:33:00
  • 7:

    ちぃ

    でもそんな兄貴は、今年から地方の大学へ行ってしまった。ロケットの研究の為に・・・千春をおいて。。

    2006-07-12 05:34:00
  • 8:

    ちぃ

    だからこの家には千春が学校へ行こうが休もうが、確認する人は誰もいない。三日間、ずっと家の中ですごした。

    --ピロロッ ピッ

    2006-07-12 05:38:00
  • 9:

    ちぃ

    --受信 友香--

    おぉ-ぃ!千春生きてるかぁ!?
    瞳が心配してたょ(>_

    2006-07-12 05:39:00
  • 10:

    ちぃ

    (しょぅがなぃ。明日は行くかぁ☆)
    友香にメールを返信して、早めに寝る事にした。

    2006-07-12 05:41:00
  • 11:

    ちぃ

    キーンコーンカーンコーン

    『ぉはよぉ-』 『千春ぅ!おはよぉ♪やっときたかぁ☆』『うん☆ねぇ、そぅぃえば席替えしたんでしょ?千春の席どこぉ?』『あそこ!白ちゃんの隣だよ!』
    -ドキンッ -

    2006-07-12 05:43:00
  • 12:

    ちぃ

    何故か心臓が鳴った。そして少し緊張
    『了解☆サンキュー』
    『あっ千春!明日の隆達のLIVEどーする?行く?』
    『明日かぁ!んー・・・行く!』『OK☆じゃぁチケット買っておくねぇ』『よろしくぅ』

    2006-07-12 05:45:00
  • 13:

    ちぃ

    そして場所が変わった新しい自分の席にすわる。

    落ち着かない・・・
    チラッと隣をみると白ちゃんは朝から来て早々爆睡みたいだ。

    2006-07-12 05:46:00
  • 14:

    ちぃ

    『千春ぉはよぉ!あれ?白もぅ寝てんの!?』
    有美だ。 有美は白ちゃんと仲がいぃ。それに白ちゃんより社交的で一見性格悪そうなギャルに見えるけど、友達想いの優しい子だから幅広く友達がぃる。有美とも2年になるまで話した事はなかったけど、友香ゃ瞳達と仲良くなったのをきっかけに、あたしにも話かけてくるようになった。
    『みたぃだねぇ(^。^;)』
    『ぁはは!やる気ねぇーコイツ!笑』

    2006-07-12 05:51:00
  • 15:

    ちぃ

    -- ガラ

    『はーぃ皆座ってぇ。出席とるぞー』
    結局、白ちゃんはそこから五時間眠り続けた。

    2006-07-12 05:52:00
  • 16:

    ちぃ

    *6時間目*現国

    この授業はメチャ楽ちん♪
    おじぃちゃん先生で、何をしてても普段はまったく怒らない

    2006-07-12 05:55:00
  • 17:

    ちぃ

    みんな 化粧をしたり お菓子を食べたり 雑誌を読んだり 話たり好きな事をしてる。
    あたしは机に大好きな猫の絵を描いて遊んでいた☆

    --ムクッ

    2006-07-12 05:57:00
  • 18:

    ちぃ

    『ん〜・・・腹減ったぁ・・・』
    (あっ白ちゃん起きた!)
    『あれ??現国??えっ?今何時だ??6時間目!??やばっ!!弁当食べてない!!』
    そう言って、鞄からお弁当をだして食べ始めた白ちゃん。。

    2006-07-12 06:00:00
  • 19:

    ちぃ

    (なんかすごーくマイペースな子なんだなぁ 笑)
    その時、あたしの携帯が大音量で鳴った。
    (ヤバッ!!マナーにしてなかった!!)

    2006-07-12 06:02:00
  • 20:

    ちぃ

    普段何をしてても怒らない先生だが、携帯が鳴るのだけにはイヤに厳しかった。

    案の定、あたしの目の前まで来て、日頃のストレスをすべてぶつけるかの様に怒りだした。

    2006-07-12 06:03:00
  • 21:

    ちぃ

    あたしは特に普段から変な子扱いされていた。ぼーっとしてるし、不思議ちゃんだよねってよく言われるし。だからか先生も他の子より言いやすいみたい。でもその日はひどかった。

    『どうしてマナーにしておくくらい出来ないんだ!?そんな猫なんて落書きしてる場合じゃないだろう!幼稚園児じゃぁるまぃし、どこかオカシイんじゃなぃのか!?』
    教室中が静まりかえる。

    2006-07-12 06:06:00
  • 22:

    ちぃ

    (そこまで言わなくてもよくない!?)
    誰も何も言わない、イヤ、いえない位、先生がヒートアップしてぃた。
    『ほら、黙ってないで!!すいませんでしたの一言も言えないのか!!』
    あたしはもぅ恥ずかしいしムカつくし逃げ出したい気分だった。

    2006-07-12 06:14:00
  • 23:

    ちぃ

    『ぁーお腹いっぱい!ぁれ?先生何そんなに怒ってんの??』
    その状況を助けてくれたのは 白ちゃんだった

    『しかも先生結構いぅ事きつぃねぇ!ぁはははは!』

    2006-07-12 06:16:00
  • 24:

    ちぃ

    『うるさい!村上は黙ってなさい!』
    『だって先生さぁ、仮にも日本語とか教える人なのに、ぜんぜん言葉が綺麗じゃなぃんだもん!笑』
    『自分とこの生徒に頭オカシイって!ぁはは!アンタもすごい事言わせたね!笑』
    そぅいってあたしの肩を叩く白ちゃん。

    2006-07-12 06:18:00
  • 25:

    ちぃ

    先生もなんだか我に返ったみたいで、気まずそうに前に戻ってった。

    それを見てあたしも何だか先生がおかしく見えて、さっきまでの逃げ出したい気持ちはなくなっていた。

    2006-07-12 06:19:00
  • 26:

    ちぃ

    『あの・・・ありがとぉ』
    『ん?ぁあ、アンタおもしろぃね!猫の落書きで怒られる奴初めてみた!クククッ笑』
    (猫で怒られた訳じゃないんだけどな・・・ぁはは)
    『あっ!アンタさぁつまようじ持ってなぃ!?』

    2006-07-12 06:22:00
  • 27:

    ちぃ

    『持ってないけど(~ヘ~;)てかあたし名前・・・』
    『千春ちゃん??だっけ??あたし白☆よろしくー』(この後白は皆につまようじ持ってないかきき回ってた 笑)

    ---これがあたしと白の始まりだった。

    2006-07-12 06:24:00
  • 28:

    ちぃ

    この日からあたしは学校へ行くのが楽しかった。
    『白ちゃんぉはよぉ☆』
    『んぁ?あっ!ちぃぉはよっ!てかさぁ、その【白ちゃん】ってのヤメテ!安田大サーカスの黒ちゃんみたぃで恥ずかしぃので↓笑』
    『ぁはは!じゃぁ白って呼ぶね♪』

    2006-07-12 07:31:00
  • 29:

    ちぃ

    こんなやりとりが楽しくて、いつも白と居たかった。白はあたしの事を【ちぃ】と呼ぶ。白いわく、【ちはる】は長くてめんどぃらしい。
    (他の子の事はちゃんと呼ぶのに・・)
    でも、特別みたぃで嬉しかった。

    2006-07-12 07:35:00
  • 30:

    ちぃ

    白はぃつもあたしをチャカしたり、オドケテみせたりして笑わせてくれる。
    『おぃ。村上!今日までに髪黒くして来いっていったろ?』
    と担任の田中ちゃんにおこられても
    『うん。あたしも黒くしようと思って、髪の毛を持った瞬間に、髪が〈白ちゃん・・・もぅ私たちを痛めつけないで〉って↓すごく説得したんだけど、どぅしてもイヤだって↓それなのに田中ちゃんだったらそんな酷い事出来る?!』

    2006-07-12 07:42:00
  • 31:

    ちぃ

    --バコッ!!

    『イテッ!!』『明日までになおして来いよー』
    o(T□T)o{ちぃ-!!田中ちゃんがいじめるぅ

    2006-07-12 07:46:00
  • 32:

    ちぃ

    -次の日

    『村上!今日までって約束したろ!!』
    『染めたよ!昨日の夜染めて、寝て起きたらこうなってた☆さすがあたしの髪!根性あるよね』

    2006-07-12 07:48:00
  • 33:

    ちぃ

    --ガツッ!!

    『イテッ!!角はやめろょ!角は!』『親に電話な』
    o(T□T)o{ちぃ-!!田中ちゃんがぁ!!

    2006-07-12 07:52:00
  • 34:

    ちぃ

    (^_^;{はぃはぃ。いじめるのね!

    o(T□T)o{昨日よりハゲてるぅー!!

    (メ`□´){村上!!

    2006-07-12 07:57:00
  • 35:

    ちぃ

    こんな白だから、いつも誰かしら白の周りにいた。たまに、白に話しかけようにも 周りの子に遠慮してあきらめたり。
    でも、そんなあたしを見つけると白は
    『ちぃ!そんなに顔丸くしてるとアンパンマンかと思われるぞ!』『・・・どーせ生まれつきまん丸ですよ。』
    『嘘だょ!笑』『気にしてるんだからあんまり言わないでょぉ!』『わかった☆ごめん?もぅ言わないよ!』 もぅ-з

    2006-07-12 08:05:00
  • 36:

    ちぃ

    『あぁ-それょり腹減ったな。ちぃ、早く頭くわせて』

    Σ(メ`□´){しろっ!!

    『あはは!爆笑』

    2006-07-12 08:08:00
  • 37:

    ちぃ

    こんな感じでぃつも笑いかけてくれた。
    隣の席だから、白が寝ない限り授業中もずっと遊んでた。二人で英語の和訳を勝手に変えて、ラップ風に歌ったり、先生のモノマネして遊んだり。

    2006-07-12 08:13:00
  • 38:

    ちぃ

    学校にあきたら、抜け出して海に行ったり、有美も巻き込んで有美んちに行って遊んだり。
    この頃から、あたしは白が好きで好きでしょうがなかった。
    初めて誰かに憧れた。
    白は黙ってればお人形みたぃにかわぃぃ。

    2006-07-12 08:17:00
  • 39:

    ちぃ

    透き通る白い肌。クリクリの目。ゆるく巻いた栗色の髪。細い体。街を歩けば必ず誰かが話しかけてくる。でも当の本人はそぅぃぅのが大嫌いみたぃで、よくキレそうになってた。
    外見とは裏腹に中身は、そこいらの男なんか目じゃないくらぃ男前で、あたしは白が男だったら間違いなく恋に落ちてたよ。

    2006-07-12 08:24:00
  • 40:

    ちぃ

    白に逢うまでの自分は、世間一般でいう【いぃ子】だった。
    友達だっていたし、何も不満はなかった。でもいつも満たされない自分がいた。
    白は今までにあたしの周りにはいなかった子で、あたしにたくさんの物を与えてくれた。
    新鮮で、新しい自分になれた気がした。

    2006-07-12 08:32:00
  • 41:

    ちぃ

    白が好きだと言った音楽を聴いて、白が吸ってる煙草を吸った。同じところにピアスを開けてもらい、白と似たような服を来た。そんなあたしを白は可愛いって言って、いつも一緒にいた。あたしが凹んだ時には、『ほれッ!ちぃの元気の素』
    と言ってチョコレートをたくさんくれた。

    2006-07-12 08:39:00
  • 42:

    ちぃ

    そんなある日。急に白が学校に来なくなった。メールや電話も繋がらない。あたしはスゴク不安になり、すべてがイヤになっていた。『白・・・何してるのかな』
    有美がポツリと言った。
    『・・・ね。』
    『そぅぃえば、今日隆達のLIVEだぁ・・・千春、気分転換に行ってみない?久々だし☆』

    2006-07-12 08:48:00
  • 43:

    ちぃ

    それでも隆はあたしを好きだと言ってくれて、今はあたしを本当にわかってくれる数少ない理解者だ。
    白と仲良くなる前は凹んだ時、励ましてくれるのは隆だった。
    『そうだね☆隆のLIVEでもみて元気だすか!』

    2006-07-12 08:59:00
  • 44:

    ちぃ

    その日、隆達の他にLIVEにでるバンドは2組。一つはよく一緒にやるバンドで隆達とも仲がいい。もぅ一つは良くわからないけど、年上の人たちだった。
    『始まるよぉ! 』

    隆達は二番目、よくわからないバンドが三番目。

    2006-07-12 09:06:00
  • 45:

    ちぃ

    隆達の演奏が始まり、いつものバカみたぃなノリでライブハウスをわかす。
    (やっぱり楽しい♪来てよかったな)

    次の曲でラストになった。あたしはこれが終わったら帰ろうと思い、準備をしだした。その時・・・

    2006-07-12 09:10:00
  • 46:

    ちぃ

    『ちぃ!?』 --ドクッ--
    心臓が鳴る。あたしの事ちぃって呼ぶのは・・・
    振り返るとやはり白だった。

    2006-07-12 09:14:00
  • 47:

    ちぃ

    『ちぃ何してんの!?あっ!隆達のLIVEだからかぁ!てか久々!わぁ-ぃ!!ちぃだぁ♪』
    『白こそ何してたの?!学校にも来ないし、連絡もつかないし。』そう少し怒ったように言った。
    『ごめん!あたし携帯壊しちゃってさ↓まだ買ってないんだぁ。それと最近夜つきあいで仕事してたから学校行けなくてさ。ごめん』そう言って白はシュンと悲しそうな顔をした。

    2006-07-12 09:21:00
  • 48:

    ちぃ

    『そっか、ならしょうがなぃね☆でも心配だったんだから!それはわかってよね!』
    『はい↓』
    『それより白はどうしてここにいるの?いつもはあまり隆達の見にこないじゃん』
    『あぁ、それは隆達とコイツが一緒のイベントだって言うから』

    2006-07-12 09:24:00
  • 49:

    ちぃ

    白に言われるまで気づかなかった。白の後ろにぴたっと立っている男は、三番目のバンドの子だ。
    『えっ?白、知り合いなの?』『知り合いってか、あたしの男だよ☆』
    『えっ!?彼氏?!』

    2006-07-12 09:30:00
  • 50:

    ちぃ

    『はじめまして☆春樹です。ちぃちゃんだょね?いつも白がちぃちゃんの話ばっかりで、早く逢ってみたかったんだ!』
    『・・・はじめまして。』

    あたしはこの時まで白に彼氏がいる事を知らなかった。何だか急にそれが切なくなり寂しくなり、気がつくとあたしは走ってライブハウスをでていた。

    2006-07-12 09:35:00
  • 51:

    ちぃ

    『ちぃ!ぉいッ!!どーしたんだょ!』
    白に捕まる。。すごく心配そぅな顔してる・・・

    『ごめん・・・急に具合わるくなった。。』

    2006-07-12 18:33:00
  • 52:

    ちぃ

    『大丈夫!?』
    『うん。外の空気吸いたかったの。。あたし、今日は帰るね』
    『そっか。じゃぁ送ってくよ』『いぃよ!!白、彼氏のLIVE始まるよ!?』
    『いんだょ別に。来たくて来たわけじゃないし!ちぃを送りたいんだもん』

    2006-07-12 18:38:00
  • 53:

    ちぃ

    『それじゃぁ彼氏可哀想だよ?』『いーの♪』『・・・あっなんか治ってきたぁ。お茶飲んだらすっきりしたのかな♪』
    そう言って手に持っていたペットボトルをみせる。
    『ほんとに?』『うん☆だから少ししたら戻ろうか!』
    『・・・ちぃ無理してない?』

    2006-07-12 18:43:00
  • 54:

    ちぃ

    『してなぃって!それに白の彼氏のLIVEみたぃし☆』
    そう言って、あたし達はライブハウスに戻った。防音の重い扉を開けた瞬間・・・
    その光景にびっくりした。。
    アマチュアバンドとは思えないほどのオーラ、演奏。そこにいた誰もがそれぞれに心から楽しんでいた。見とれてもいた。

    2006-07-12 18:52:00
  • 55:

    ちぃ

    不覚にもあたしですら魅入ってしまった。
    『あぁービール飲みたい!』
    白はそぅ1人で騒ぎながらまったくステージには興味がなぃみたぃ。
    (白照れてるのかな・・・笑)

    2006-07-12 19:45:00
  • 56:

    ちぃ

    その日LIVEが終わると、春樹くんはすぐに白のところに走ってきた。
    『白!どうだった?!』
    『お疲れ☆まぁ、良かったんじゃない?』
    『マジで?♪ちぃちゃんどうだった!?』
    『かっかっこ良かったです』

    2006-07-12 19:52:00
  • 57:

    ちぃ

    (やばっ!!どもった!!かっこ悪!!)
    『マジ!?ありがとぉ♪♪あっ白この後どーすんだよ。』
    『今日はちぃを送って帰るよ!』
    『あっあたしなら大丈夫だよ!有美とか友香達もいるし』

    2006-07-12 19:56:00
  • 58:

    ちぃ

    『えっ?そうなの??有美達も来てるの??』
    『うん☆ちょっと電話してみる』
    --プルルルルップルルルル

    『もしもーし☆』
    『あっ有美?今どこぉ??』

    2006-07-12 20:06:00
  • 59:

    ちぃ

    『え?もぅすぐ家だょぉー☆千春どこにいるの?』
    『マジ!?あたしまだライブハウスだょ!』
    『えッ!?隆達のLIVEのラストの曲の前に帰ったのかと思った!ごめん↓』
    『うぅん、わかったぁ。じゃぁまた明日ね☆ばぁぃばぃ♪』

    2006-07-12 20:14:00
  • 60:

    ちぃ

    『なんだって?』白が間髪入れずにきいてくる。
    『もぅ家だって↓』
    『そか☆じゃぁ一緒に帰ろうか♪』(なんだか白嬉しそう。笑)
    『てかさぁ、俺らこれから打ち上げなんだけど、おまえ等もこいょ!』

    2006-07-12 20:40:00
  • 61:

    ちぃ

    『えぇ-・・・』(白ってばまたそんな露骨な・・・;)
    『いぃじゃん♪どぅ!?ちぃちゃん』
    『えっ!?あたし!?あたしは白にまかせるけど・・・』
    『だってよ?どーする?白』

    2006-07-12 20:49:00
  • 62:

    ちぃ

    『まっいっか☆そんかわしおごれょ♪』
    『よっしゃぁ♪♪じゃぁ俺ちょっとメンバーに言ってくる!』

    そうしてウチラは打ち上げに参加する事になった。打ち上げには、春樹くんの学校の子達もたくさん来た。総勢30人くらぃ。春樹くん達のバンドのメンバーは、皆かっこ良くてもてるみたぃ。

    2006-07-12 20:55:00
  • 63:

    ちぃ

    女の子もたくさん群がってた。
    みんながいい感じに酔ってきた頃、春樹くんのバンドのメンバーのvocal、和哉くんが話かけてきた。
    『飲んでるー?あっ俺和哉☆よろしくね!』
    『どっどーも!千春です!』

    2006-07-12 21:00:00
  • 64:

    ちぃ

    『白ちゃんの友達だよね?あれ?白ちゃんは?』
    『あっ今トイレに行きました!』
    『そうなんだ☆てか千春ちゃん酒強いねぇ!可愛い顔して!』『いや、そんな事ないですょ』
    『そうかぁ?なんか千春ちゃんと白ちゃんって双子みたいでかわいいね♪千春ちゃんは彼氏いるのー?』

    2006-07-12 21:04:00
  • 65:

    ちぃ

    『いませんょ!!汗』
    『そぅなの?もったいない↓じゃぁ俺立候補!!ねぇ、番号教えてよ♪』
    『あっハイ!汗』
    あたしは流されるままに携帯の番号を交換した。

    2006-07-12 21:09:00
  • 66:

    ちぃ

    『おぃ!!和哉!!おまえ白の友達に変な事するなよ!』
    春樹くんがそういって間に入ってきた。
    『失礼な!俺はそんな事する奴じゃありませんー☆』
    『まったく↓ちぃちゃん!和哉に何かされたらすぐ言えよ!』

    2006-07-12 21:15:00
  • 67:

    ちぃ

    『ははっ☆了解〜♪♪』

    そんなこんなで打ち上げは終了。白は酔っぱらって、ウロウロしながら大声でドラゴンボールを歌ってる。
    『しろー!帰るよぉー!』

    2006-07-12 21:19:00
  • 68:

    ちぃ

    『あっ!ちぃぃぃ♪♪今日うち泊まれよぉ☆』
    『ん〜わかったから!ほら!帰るよぉ!』
    『ぁーぃ♪♪春樹ぃ!じゃぁーねぇ!』
    『おぅ!またメールする!ちぃちゃん今日はありがとね☆そぃつよろしくなぁ!』

    2006-07-12 21:22:00
  • 69:

    ちぃ

    『こちらこそどーも♪ごちそう様です☆じゃぁ失礼します!』
    春樹くん達はまだどこかに飲みに行くみたいだった。
    タクシーに乗り、白の家にむかった。

    2006-07-12 21:25:00
  • 70:

    ちぃ

    白の部屋に入ると、白は鼻歌を歌いながら着替えだした。
    なんとなく目が離せない。『はい!ちぃも着替えなよ!』そういってスウェットを貸してくれる。
    (あっ・・・)
    『ん?どした?』

    2006-07-12 21:31:00
  • 71:

    ちぃ

    『白、腰に・・・』
    『あぁこれ?かっこぃぃでしょ☆』
    白の腰にはタトゥーが入っていた。二匹の赤と黒の猫。それに文字。
    『痛かった?』『まぁ。でも入れて良かったけどね』

    2006-07-12 21:36:00
  • 72:

    ちぃ

    『どういう意味なの?』『海賊みたいにかっこいい、完璧な女王になるって意味だよ』
    『ふーん。なんか白らしいね』白はそのまま寝てしまった。
    あたしは白の部屋をみわたした。
    真っ白な壁にボブマーリーの壁掛け。家具やカーテンは深い青。あたしとの写真も飾ってあった。余計なものはあまりない。これもまた白らしい。

    2006-07-12 21:42:00
  • 73:

    ちぃ

    あたしはふと、また腰のタトゥーに目がいった。俯いて元気のなさそうな赤い猫に、心配そうによりそう黒い猫。なんだかすごく気に入った。
    そしてあたしも深い眠りについた。
    --プルルルルップルルルル

    2006-07-12 21:45:00
  • 74:

    ちぃ

    朝、携帯の音目覚める。
    『ん・・・はい・・・』
    『あっ!寝てた?てか誰かわかる?』
    画面をみて確認する。『・・・和哉くん?』

    2006-07-12 21:47:00
  • 75:

    ちぃ

    『そぅ!良かった☆ごめんな起こしちゃって↓』『いや、大丈夫だよ☆』
    『あのさ、今日の夜逢わない?』『えっ?』
    『昨日あんまり話できなかったしゆっくり飲みながらでもさ!』『ああ-・・・いぃよ☆』
    『やったぁ!じゃぁまた連絡する!ばぃっ☆』

    2006-07-12 21:51:00
  • 76:

    ちぃ

    話し声で白が起きてしまった。『う"-・・・おはよぉ』
    『あっ起こしちゃった!?ごめん!』
    『大丈夫ぅー。』
    それから二人でご飯を作って食べたり、一緒にお風呂に入ったりして、学校へは行かないでずーっと話をしてた。

    2006-07-12 21:55:00
  • 77:

    ちぃ

    あたしは勇気をだして、白に言った。『白、なんで彼氏の事言ってくれなかったの?あたし、なんだか昨日すごく悲しかった。』
    『あぁ・・・ごめん。あたしあんまりそうぃぅ話、人に話さないからさ・・・でも悲しいなんて・・・そんな想いさせてごめん。』
    『ねぇ、きかせて?』
    『・・・。うん。』そして白はゆっくり話し出した。

    2006-07-12 22:00:00
  • 78:

    ちぃ

    白には中学の頃から三年間付き合っていた二個上の賢という彼氏がいた。白にとって初めて誰かを本気で愛しいと思える恋だった。もちろん賢も白をとっても大切にした。でも、賢くんの束縛は度を超えていた。
    携帯のメモリーに男は賢くんだけしかダメ、もちろん女友達と出かける時も30分おきに電話。帰ったら一日何をして過ごしたかを報告。時には本当に女友達と遊んでいるのか確認する為に、乱入してきたりもした。

    2006-07-12 22:07:00
  • 79:

    ちぃ

    白はそんな賢くんにだんだん追い込まれていった。そんな時に春樹くんと出会った。
    白が友達の美香ちゃんと二人で飲んでいた時、酔っぱらってはしゃぐ美香ちゃんを白が子守りしていた。その時急に誰かに腕をつかまれた。びっくりして振り返ると春樹くんが立っていた。
    そして白にむかって『みつけた☆』っと。
    初対面のその男を、いつもの白なら相手にするはずもない。

    2006-07-12 22:13:00
  • 80:

    ちぃ

    でも、その時白は何故か少し安心したらしい。
    それからこっそり連絡を取り合うようになり、二人で逢ったりもした。白はそんな中途半端な自分に腹がたって、悩んだ。
    結果もぅ後戻りは出来ないからと、賢くんとの別れを選んだ。
    別れ話を切り出した白に対して、薄々気づいていた賢くんは泣きながらすがった。

    2006-07-12 22:19:00
  • 81:

    ちぃ

    いやだ!!白お願いだから・・・別れるなんて言わないで・・・白・・・お願いします・・・俺を捨てないで・・・

    白も涙が止まらなくなり、苦しくて苦しくて。それでも 心の浮気をした自分が許せなかった白は賢くんとの3年記念日に別れを選んだ。それから少しして春樹くんと付き合うようになったらしい。
    それはちょうど、あたしと白が話すようになったあの頃の事らしい。

    2006-07-12 22:24:00
  • 82:

    ちぃ

    『そっか。。』あたしはそれしか言えなかった。
    『あたしね、今さらだけど賢の事すき。それを賢に言ったらきっと賢はよりを戻すって言うと思う。でもね、それはいやなの。あたしは賢を裏切った。だからもぅ顔合わせられない。連絡もとらない。それに、あたしにはもぃ春樹がいる。これからは春樹を愛していくんだ。それが、あたしが出来る唯一の事だと思ってる。』
    そう言って暮れそうな空を見つめて悲しい顔をした。あたしは今でもその時の白の綺麗な顔が忘れられない。

    2006-07-12 22:33:00
  • 83:

    ちぃ

    白には、一本の固い芯が通っている。でもあたしは怖かった。だってそれは鉄のもろさだから。ぽきって折れたら二度と戻らないきがした。

    2006-07-12 22:36:00
  • 84:

    ちぃ

    その夜、あたしは和哉くんと会った。
    二人で居酒屋で飲んでいて、和哉くんに対する緊張感もなくなった頃に、突然和哉くんが言った。
    『俺さ、白ちゃんに惚れてたんだ』『えっ?』
    『はじめて春樹に白ちゃんを紹介された時、一瞬で好きになった。ほら、なんか白ちゃんって独特の雰囲気あるじゃん?』

    2006-07-12 22:41:00
  • 85:

    ちぃ

    『あぁ。なんか野良猫っぽぃよね☆笑』
    『そぅ!!それ!!それにやられたんだよ。。でもね、それ以上に春樹は大事な友達だった。だからあきらめた☆結構きつかったけどな・・・でも最近本当に吹っ切れたんだ☆』
    『そうなんだ・・・。じゃぁ当分恋は無理だね☆』
    『いや。俺もそう思ってた。。でもさ、俺・・・昨日白ちゃんと千春がいるのを見た時に、いつもなら白ちゃんに目がいくのに、何故か千春に目がいったんだ。そして昨日から今日会うまでずっと千春の事考えてた。これって恋じゃないの?』

    2006-07-12 22:49:00
  • 86:

    ちぃ

    『・・・。それは、千春を白のかわりにしようとしてるんじゃない?だって昨日言ってたじゃん。。双子みたいだねって・・・』
    正直あたしは和哉くんに引かれてた。 でも白のかわりはイヤだった。
    『違うよ!?そぅ思ってるなら白に惚れてたなんてわざわざ言わない!!それに千春と白はぜんぜん違うよ!!だから・・・お試しでいいんだ。付き合って下さい!!』
    『・・・。少し考える。まだ会ったばっかりだし』

    2006-07-12 22:55:00
  • 87:

    ちぃ

    『そか。なら期待して待ってる☆』
    その後、和哉とあたしは夜景を見にいった。
    『なぁ、夜景って綺麗だな・・・みんなで作り出してるんだよな。。すげぇーわ。』
    『和哉でもそんな事思うんだね!笑』『おまっ!!言うようになったなぁー千春ちゃん!笑』

    2006-07-12 23:28:00
  • 88:

    ちぃ

    『ははっ!!笑 でもあたしは夜景よりも星の方が好きだな・・・あーぁ!流れ星、降らないかなぁ♪』
    『ぃぃ事教えてやるよ!』
    そう言って和哉が携帯を取り出し、アンテナをのばして夜空に向けて手を伸ばした。
    『こうやって、アンテナ向けて空に向かって降ると、流れ星ふるんだぜ?☆』

    2006-07-12 23:32:00
  • 89:

    ちぃ

    ↑空に向かって振る○
    空に向かって降る×
    でしたぁ?

    2006-07-12 23:34:00
  • 90:

    ちぃ

    その一言に、ミーハーでロマンティストなあたしはやられたのだ。。

    家に帰り、少し考えて和哉にメールを送る。
    《今日はぁりがとぉ!楽しかった♪それと・・・お試し期間OKだょ☆よろしくね!》

    2006-07-12 23:38:00
  • 91:

    ちぃ

    すぐさま和哉からメール。
    《マジで!?やばいっ!!メチャ嬉しい!!♪♪よろしくな!》

    こうしてあたしと和哉は付き合う事になった。

    2006-07-12 23:40:00
  • 92:

    ちぃ

    次の日学校へ行くと、白も来ていた。
    『ちぃちゃーん♪ぉはょっ☆』『おはょぉ☆』
    『昨日ちぃが途中で帰るから暇になってずーっと朝までロープレしてたよ↓』
    あたしは白に、和哉と会う事を黙っていた。なんとなくだけど・・・(白にちゃんと言わなきゃ)

    2006-07-12 23:44:00
  • 93:

    ちぃ

    『あのさ、白。話しあるからちょっとベランダでない?』
    『ん??何???ついに埋蔵金のぁりかでも見つけたか♪?』
    『いーから。ね?』
    『・・・?うん。わかった』

    2006-07-12 23:46:00
  • 94:

    ちぃ

    そして、昨日の事を全部話した。白はずーっと黙ってきいてた。そして白の口から思いもよらない事を聞いた。
    『そっか。和哉は悪い奴じゃないし、あたしも応援するよ。でもね、ちぃは和哉のバイトしってる?』
    『えッ?夜、居酒屋で春樹くんと働いてるって。。』
    『最初はね。。でもあいつ今ホストやってるんだ。だから和哉の周りにはいつも女がいるし、辛くなるんじゃない?ちぃ・・・。』

    2006-07-13 00:02:00
  • 95:

    ちぃ

    そんな事全然きいていなかった。一瞬にして頭の中が真っ白になる。。でも・・・。
    『あたし・・・信じてみるよ。。。まだ始まったばっかりなのに、クヨクヨしてられない!★』
    そういうと、白はあたしの頭をポンポンっと優しく叩いた。
    あたしはすぐに和哉にメールを送った。『和哉。隠してる事ある?』

    2006-07-13 00:07:00
  • 96:

    ちぃ

    1時間して、返事が来た。
    《ごめん・・・。仕事の事だよな?もう白ちゃんにきいた?でも、ホストだからっていう理由で断られるのが恐かったんだ。千春に対する気持ちは本気だから・・・信じて欲しい。》
    正直にそう話してくれた和哉を、あたしは信じる事にした。
    そして夏休みになった。

    2006-07-13 00:13:00
  • 97:

    ちぃ

    あたしは毎日のように白と過ごした。夜になれば飲み歩き、昼間はドライブ。たまに春樹くんと和哉も一緒に遊んだ。4人で肝試しに行ったり、海に行ったり。
    『ちぃ!』和哉もいつの間にかあたしの事をそう呼ぶようになっていた。
    あたしは、あたしの事をちぃと呼ぶその4人との空間が大好きだった。
    白と春樹くんは順調だった。そしてあたしと和哉も順調だった。

    2006-07-13 00:22:00
  • 98:

    ちぃ

    今までなら、すぐに重たくなって別れてたのに、和哉の事はそう思わなかった。
    それは多分、白のおかげだと思う・・・。白はあたしにとってかけがえの無い存在になっていた。白が居なくなったらあたしは生きていけない・・・。本気でそう思った。
    白があたしに笑いかける、必要とする、白とおそろいの物を身につけて、一緒の空間にいる。
    それだけであたしは満たされた。

    2006-07-13 00:28:00
  • 99:

    ちぃ

    でも、ひとつだけ白が許さない事があった。それは白の仕事。
    白はその時運びをしていた。そう・・・ドラッグの。あたしも1度やりたい!と言った事があった。けれど、白はいつになく真面目な顔でそれを怒った。
    それからあたしはその事には触れなくなった。
    そして夏休みも終わりに差し掛かったある日・・・。

    2006-07-13 00:37:00
  • 100:

    ちぃ

    --着信  和哉

    『もしもーし★和哉?どしたの?』
    -- ガチャッ  プーップーップー・・・

    2006-07-13 00:39:00
  • 101:

    ちぃ

    『どうした?』白があたしの顔をのぞきこみながらきく。
    『??わかんない・・切れちゃった。。。』
    『かけなおせば?』
    -- おかけになった電話は、現在電波の届かない所におられるか・・・

    2006-07-13 00:41:00
  • 102:

    ちぃ

    それからだった。あたしの携帯には毎日20件以上の非通知からの着信が入るようになった。
    あたしはすぐに思った。(和哉のお客さんかな・・・でもあたしの番号なんで・・・)
    誰にも相談できないまま、学校が始まり、いつもの日常になっていった。
    そして、クラスの子と話していた時の事、あたしはある掲示板の事を知る。それはホストやキャバの事がメインの掲示板。

    2006-07-13 00:49:00
  • 103:

    ちぃ

    あたしはその日、家に帰るなりすぐさま教えてもらって掲示板で和哉の事を探した。和哉の源氏名は沙羅。そこで見たものは
    《沙羅のエッチはメチャ上手いよ!》《今沙羅たんはあたしの隣で爆睡中》《沙羅が子供欲しいって言ってくれた》など・・・。
    夜の世界をまったく知らないあたし。もう何もかもが終わったと思った。そして気がつけば白に電話していた。
    『白・・・あたしもう無理・・・。和哉最低だよ。気持ち悪い・・・。』

    2006-07-13 00:55:00
  • 104:

    ちぃ

    『ちぃ!?どうした?!今行くからちょっとまってろ!!』そして白がくるまでの間、あたしは掲示板を見続けた。《沙羅って本彼いるのかな?》《色ならいっぱいいるでしょ》《あたし彼女に電話かけてみたよ!》《彼女なんていないっていってたよ!》
    ・・・。よくわからない言葉がたくさん。でもなんとなく意味はわかった。
    『千春!』そういって勢いよく白が部屋に入ってきた。
    その瞬間あたしの中の何かがきれて、涙が止まらなくなった。

    2006-07-13 01:00:00
  • 105:

    ちぃ

    『白・・・あたしに薬売って?いくらでも払うから・・・』声にならない声であたしはそう言った。
    『アンタ・・・何いってんの?いいから何があったか話しな!』
    そして全部を白に話した。白はあたしの話をきくなりすぐに和哉に電話をかけた。
    『おい!和哉!お前何してんだよ。女いっぱいいるんだってな?いいご身分だ。グダグダいってねぇで今すぐ千春んち来い!!』

    2006-07-13 01:07:00
  • 106:

    ちぃ

    しばらくして和哉が来た。春樹くんも一緒に・・・。
    『なんでお前も来てんだよ。』白は春樹くんにむかってそう言った。『お前ら、切れてるみたいだしとりあえず何かあったら俺が止めようと思って。』
    『・・・。おい和哉。お前何黙ってんだよ。なんか言うことねぇのかよ』
    『お前ら何を誤解してるのかわかんないけど、俺は千春だけだから。』

    2006-07-13 01:13:00
  • 107:

    ちぃ

    『は?じゃぁこれはどういう事なんだよ!』そういって白が和哉に携帯を見せた。『それは・・・そういう掲示板はある事無い事かかれるんだよ。お客さんとか、俺を邪魔に思ってる同業とか・・・』
    『でも現にちぃの携帯にはだいぶ前から非通知の電話がメチャかかってきてんだぞ?!お前の客以外考えらんないだろうが!』
    『それはそうかも知れないけど・・・。でも俺は絶対に千春を裏切るような事してない!千春!信じてくれ!』
    あたしはもう和哉の声をききたくもなかった。『帰って・・・。早く・・・。今すぐ帰って!!』

    2006-07-13 01:19:00
  • 108:

    ちぃ

    みんなびっくりしてた。和哉も、春樹くんも。そして白も・・・。そして二人は帰っていった。あたしは泣きながら壁に携帯を投げつけた。
    『ちはる・・・。あたしがあんたを守るから・・・。』白はそういってあたしを抱きしめた。
    『・・・薬・・・薬売って?あたしもう無理だよ。逃げでもいい!愛なんてものに期待したあたしがバカだったんだよ・・・。』
    『薬は売れない。アンタには絶対に。』

    2006-07-13 01:26:00
  • 109:

    ちぃ

    『どうして!??白あたしを助けてくれるっていったじゃん!どうしてダメなの!?』
    『千春!!しっかりしろ!!あんなもんでお前の人生終わらしたくないんだよ!薬なんかにお前をとられたくない!そんなにドラッグが欲しければ、あたしがあんたのドラッグになってやる!!あたしが全て忘れさせてやる!だからそんな事いうな。。な?』
    この時白がそういってくれなかったら、あたしはどうなっていたのだろう・・・。

    2006-07-13 01:30:00
  • 110:

    ちぃ

    この事がきっかけであたしはますます白にハマっていった。白しかイラナイ・・・。毎日そう思っていた。
    和哉は毎日メールをよこした。そして、本当に何もない、ちぃがいなきゃ俺は生きていけない、ホストはもぅやめた、などなど。
    でも、あたしは返事をする気にもなれなかった。
    白はその事にはまったく触れなかった。

    2006-07-13 03:03:00
  • 111:

    ちぃ

    --10月


    あたしの誕生日。

    2006-07-13 03:04:00
  • 112:

    ちぃ

    いつものょうに学校へ行く。
    この日に限って友達があまり来ていない。有美と瞳だけが『あっ!千春☆おめでとぉ♪』と言ってくれた。
    (白も来てない・・・忘れてるのかな・・・)
    そして昼休み・・・

    2006-07-13 03:11:00
  • 113:

    ちぃ

    あたしがお弁当を食べようと鞄を開けた時、有美がこういった。『てか、学校暇だし、今日千春の誕生日だし、カラオケでも行ってお祝いしよ!☆』
    『あっそれぃぃ♪』瞳も大賛成☆
    そうしてあたし達3人は学校の近くのカラオケに行った。
    レジで受付を済ませる。

    2006-07-13 03:16:00
  • 114:

    ちぃ

    そして案内された部屋は明らかにVIPルーム。
    (三人でVIPは広すぎでしょ;笑)
    そんな事を思いながらドアを開けると

    2006-07-13 03:18:00
  • 115:

    ちぃ


    Σパァァァァあん!!//
    チャラランラーラーラー♪♪

    2006-07-13 03:20:00
  • 116:

    ちぃ

    クラッカーの音と同時に流れ出したのは バースディソング。
    そこには、友香、理恵、美里、蘭、明菜、そして白がいた。
    みんなで大合唱☆
    テーブルの上にはたくさんの料理とプレゼント。手作りケーキもあった。

    2006-07-13 03:24:00
  • 117:

    ちぃ

    あたしは驚きと嬉しさのあまり、涙が止まらなくてその場から動けないでいた。
    『ほらぁ!千春!早く座って☆』そう言って有美があたしの背中をおす。
    『だってぇ(;_;)みんな忘れてるんだと思ってたんだもん』
    『白がさぁ、どーしても千春にドッキリしたいって言うから☆』

    2006-07-13 03:29:00
  • 118:

    ちぃ

    『もぅ〜白ぉぉ!!(p_;)』
    あたしがそういって白のところへ走って行くと
    『ちぃ!!どーだ!?嬉しいだろ♪』と得意げな顔で笑った。
    その後も白は、たくさんのラブソングをあたしの為に変なダンスでおどけながら歌ってくれた。

    2006-07-13 03:34:00
  • 119:

    ちぃ


    白はあんまり団体行動は好まない。一人のが気楽でいぃのだそうだ。
    でも、あたしはたまに心配になった。白はあまり悩みなんかを誰かに相談したりしない。
    すべて一人で抱え込んでる気がした。

    2006-07-13 03:39:00
  • 120:

    ちぃ

    --12月

    その頃から白に変化がみられるようになった。
    学校へはあまり来ないし、連絡も途切れ途切れ・・・

    2006-07-13 03:42:00
  • 121:

    ちぃ

    あたしは心配になり、放課後、白の家に行った。
    『おじゃましまぁーす』
    鍵が開いていたので勝手にあがる。
    家の人は誰もいないみたいだった。

    2006-07-13 03:46:00
  • 122:

    ちぃ

    二階に上がり白の部屋のドアをあけると、そこにはボーッと座り込む白がいた。
    『白?ねぇ、白!?』
    『ん?えッ!?ちぃ!!何でいるんだ!?』
    『何でって・・・白最近全然連絡とれないし、心配になって。』

    2006-07-13 03:49:00
  • 123:

    ちぃ

    『あぁごめん!そっか。わざわざありがとね☆』そういって何も話そうとしない。
    『白。何かあったの?』
    『いや、別に・・・ただ最近あたし変なんだ。』『変って?』
    『記憶が・・・急になくなったり。だから、知らないうちにCDを全部割ってたり、買い物して来てたり、腕を切ってたり・・・』

    2006-07-13 03:54:00
  • 124:

    名無しさん

    頑張ってください?めっちゃおもろぃ?

    2006-07-13 18:30:00
  • 125:

    ちぃ


    名無しさん?
    ぁりがとぉござぃます??
    頑張って完結させるんで、これからもたまにのぞいて下さいね??

    2006-07-13 20:40:00
  • 126:

    ちぃ

    そう言った白の腕にはたくさんの絆創膏。。
    『どうしてこんな・・・』『本当に何も覚えてないんだ・・・あたし・・・・気持ち悪い・・・よな。。』
    『白。。そんな事ない、きっと少し疲れてるだけだよ。。白はおかしくなんかない。』
    『・・・。』

    2006-07-13 20:44:00
  • 127:

    ちぃ

    この時初めて白の弱さをみた気がした。あたしが白を守らなきゃ、そう思った。
    その時、白の携帯が鳴った。

    ---着信 春樹

    2006-07-13 20:51:00
  • 128:

    ちぃ

    白は電話にでようとしない。
    『電話・・・でないの?』
    『でなくてぃぃ。』
    『春樹くんでしょ?でなよ』

    2006-07-13 20:54:00
  • 129:

    ちぃ

    渋々電話にでる。
    『はぃ。・・・・うん。別に・・・・うん。わかった』

    短い会話。1分もかからなかった。

    2006-07-13 20:56:00
  • 130:

    ちぃ

    『春樹くん、なんだって?』
    『なんか今から来るって』
    『そっか。じゃぁあたしは今日はもぅ帰るね☆』
    そう言って立ち上がろうとした。

    2006-07-13 20:59:00
  • 131:

    ちぃ

    --ガッ

    急に腕を捕まれる。『ちぃ、なんで?!いかないで!!ここにいなょ!』
    まるで、子供が朝、幼稚園で母親と別れる時にみせる、この世の終わりのような顔。。

    2006-07-13 21:02:00
  • 132:

    ちぃ

    そんな白を放って置けるわけもなく、隣に寄り添うように座る。
    そして30分後、春樹くんが来た。
    『白!!』そういって勢いよく開けたドア。その様子から、白は春樹くんとも連絡をとっていなかったんだと思った。
    心配だったんだろう。何も言わずにただ白を抱きしめた。

    2006-07-13 21:08:00
  • 133:

    ちぃ

    白は春樹くんにも自分の異変を話した。でも、さっきみたいな弱々しい白ではなく、どこか一点をみつめ、冷めた瞳で淡々と話した。
    『そうか。大丈夫、多分ちぃが言うように少し疲れてるだけだよ。ゆっくり、落ち着くまで休め、、おまえが不安なら、俺毎日くるし。』
    『大丈夫だよ。必要ない・・・』

    2006-07-13 21:15:00
  • 134:

    ちぃ

    普通、こんな時恋人にそう言われたら誰だってそれに甘えると思う。でも白は違った。この時はそれが何故かもわからなかった。
    それから数日後。白は学校にもくるようになりいつもの日常に戻っていった。
    ただ、一つだけ変わった事があった。
    この頃から白はいろんな人と浮気を繰り返すようになった。

    2006-07-13 21:26:00
  • 135:

    ちぃ

    あたしにはそれは白が自分自身を傷つけているようにしか見えなかった。
    そしてあたしもまた、どんどんすさんでいった。
    白とあたしは一心同体。うちらの魂は元々一つだったんだ、それが二つに別れて生まれてきて、今こうして出会ったんだ。
    本気でそう思っていた。

    2006-07-13 21:35:00
  • 136:

    ちぃ

    白は言った『世界中の男とやってみたい』
    そう。白はパンコになってしまった。
    まず、出会い系サイトに登録し、49才の男性と出会いフェラしてあげた。

    今までありがとうございました。
    終わり

    2006-07-13 21:37:00
  • 137:

    ちぃ

    あたしもフェラしてみたい。誰かさせてくれる方いませんか?

    2006-07-13 21:39:00
  • 138:

    馬男

    させたろか?

    2006-07-13 21:44:00
  • 139:

    ちぃ

    いいの?

    2006-07-13 21:51:00
  • 140:

    馬男

    いいよ。アドレス聞いてもいいかな?

    2006-07-13 22:03:00
  • 141:

    名無しさん

    ↑邪魔。主さん頑張って?

    2006-07-14 01:06:00
  • 142:

    ちぃ

    ↑あんたが邪魔やし、黙って

    2006-07-14 01:20:00
  • 143:

    ちぃ

    名無しさん?ぁりがとぉございます??
    今みたら荒らされててビックリした 笑
    今から更新します???

    2006-07-14 01:46:00
  • 144:

    ちぃ

    白はあたしの事を何よりも大切に思ってくれる。それは変わらなかった。
    春樹くんとの半年記念日に、デートした時に、白が好きな黒猫のぬいぐるみを春樹くんがクレーンゲームで一生懸命に取ってくれた時だって、『コレ、ちぃにあげたら喜ぶかな!?』とか言って春樹くんの努力は白からちぃへのプレゼントになった。
    『もらえなぃよ!汗』そぅぃうと『なんで??春樹もぃぃんじゃなぃって言ってたょ?』となんの悪びれもなく言ってた。

    2006-07-14 01:54:00
  • 145:

    ちぃ

    そして春休み---

    あたしは白の家に転がり込んで、ほぼ毎日一緒にいた。
    夜は遊び回って、昼も遊び回った。

    2006-07-14 02:00:00
  • 146:

    ちぃ

    『ねえ!今から何するの-?俺らと遊ばない??飲みでもカラオケでもぃぃからさ!』
    そうナンパされても、『自分の顔みてから言えばー』とか『遊んだらいくらくれるの?』とか『ウチラ男に興味ないからさ』とか言って適当にかわしてた。
    白が浮気する男は決まってあたしの知らない所で出会い、知らないうちにサヨナラしてるのがホトンド。あたしと一緒にいる時は絶対にナンパになんてついていかなかった。
    『あたしはちぃがいれば幸せだも〜ん♪』

    2006-07-14 02:06:00
  • 147:

    ちぃ

    それが白の口癖だった。
    お揃いのネックレス・指輪・ブレスレット。ぁたしが白と二人でつけたくて買ってプレゼントしたものだ。
    白は毎日それをつけててくれた。

    2006-07-14 02:12:00
  • 148:

    ちぃ

    ねぇ、白。。この時うちらにあった感情は、友情?愛情?
    それでも白にはまだ壁があったよね。
    まるで、誰かに触られるのを恐れるように。
    もうすこし、ほんの少しでもちぃが白の弱さをわかってあげてたら・・・今とは違う未来があったかな。。

    2006-07-14 02:17:00
  • 149:

    ちぃ

    白は器用な子で、ある程度の事は何でもやってのけた。
    絵・楽器・パソコン・勉強。。。ちぃの髪は白が切ってたし、ネイルやメイクもしてもらった。
    そして、決定的に白の凄さを知ったのは、初めて白があたしの母親に会った時だった。

    2006-07-14 02:32:00
  • 150:

    ちぃ

    『白〜!あたし家にある服とかもっと持って来たいんだよね』
    『じゃぁ取りに行くかぁ!』
    『でもうち遠いし・・・』『乗せてくよ!』
    白はバイクの中免を持っていて、愛車のTWを凄く大事にしてた。

    2006-07-14 02:36:00
  • 151:

    ちぃ

    でも、今まで一度も乗ってるのを見たことなかったし、ましてや乗せてくれるなんてありえなかった。
    『えッ!?ホントに!!?』『うん☆いいよ!』『じゃぁお願いしまぁす!♪』
    初めて乗ったバイクは、車とは体感速度が全然ちがくて少し恐かったけど、白の後ろは居心地が良かった。
    そして、あっという間に到着。

    2006-07-14 02:40:00
  • 152:

    ちぃ

    (あっ・・・今日日曜日か・・・お母さんの車あるや。)
    あたしは春休みに入ってから、まったく家に帰っていなかったし、連絡もしていなかった。
    (怒ってるかな・・・怒ってるよね↓)
    『白少しここで待ってて?』

    2006-07-14 02:43:00
  • 153:

    ちぃ

    『えぇ!!ヤダやだヤダやだ!!暇じゃん!あたしも行くぅ〜♪おっじゃましまーす!☆』
    (っていうと思った↓しかたないか)
    そしてあたしも我が家へと足を踏み入れる。
    するとリビングの方から『千春!?』そういって母親が走ってきた。

    2006-07-14 02:46:00
  • 154:

    ちぃ

    『あ・・・ただいま・・・。』『あんた何処で何してたの?!全然連絡もよこさないで・・・携帯もつながらないし、お母さん心配でお兄ちゃんにまで電話しちゃったわよ!』
    『は?!兄貴は関係ないじゃん!やめてよ勝手に』『勝手なのはどっちなの!?それに久しぶりに帰ってきたと思ったらこんな子連れてきて。』
    『おい、お前ふざけんなよ!こんな子ってなんだよ!!白はお前なんかよりずっとあたしの大事な人なんだよ!』
    『この子のせいで千春はそんな風になったのね?ちょっとあなた』

    2006-07-14 02:52:00
  • 155:

    ちぃ

    『あっはい・・・。』母親に睨まれ、今度は白が責められ始めた。
    『人んちの娘連れまわして、どうゆうつもり?あなたの親は何も言わないの?』
    『うっせんだよババア!』あたしがそう言った瞬間・・・
    『本当にすいませんでした。』 白がそう言って母親に向かって頭をさげた。

    2006-07-14 02:55:00
  • 156:

    ちぃ

    『心配かけて、申し訳ありませんでした。。そんな事考えればすぐわかるのに、自分達の楽しさばかり考えて周りの人達の事まで考えてませんでした。本当に子供で、バカで、そう言われても仕方ないと思ってます。。』
    『しろ・・・いいからやめて!こんな奴に頭なんか下げなくていいから!』
    『でもわかってください!あたしは千春の事凄く大切に思ってるし、決して間違った方向へは行きません。約束します。今後心配かけないように連絡もきちんとします。だから・・・頭ごなしに怒らずに、たまには千春の気持ちも考えてやって下さい。』

    2006-07-14 03:04:00
  • 157:

    ちぃ

    母親はすごく驚いていた。そして『今後こういう事がないように・・・』 
    そう言ってリビングへ戻っていった。
    あたしはその時の白がドラマでよく見る[娘さんを僕に下さい]のように見えて少しわらった。
    『ごめんね・・・白。』『へ?なんで?良かったな!許してくれて♪』

    2006-07-14 03:08:00
  • 158:

    名無しさん

    頑張ってね?

    2006-07-14 21:01:00
  • 159:

    名無しさん

    おもろい!内容ある小説久しぶりに読んだわ?がんばって完結してな?

    2006-07-15 13:14:00
  • 160:

    ちぃ

    応援ぁりがとぉございます??頑張ります??

    2006-07-15 17:14:00
  • 161:

    ちぃ

    そして必要なものをまとめ、『行こ!』白にそういうと、『うん。でもちゃんとちぃのママに挨拶してからね!』
    そういって白はリビングへ向かった。
    --ガチャ   『すいません、ちょっとお話いいですか?』
    少し思いつめた顔の母親は『話?・・・まぁ座りなさい』そういってソファに腰掛けた。

    2006-07-15 17:20:00
  • 162:

    ちぃ

    『失礼します。あの・・・。さっきは生意気言ってすいませんでした。ワガママなのはわかってます。でも・・・あたしは初めて千春のような子に出会いました。今まで友達をこんな風に思った事なかったし、千春に出会って自分が少しずつ変わって行くのがわかるんです。だから、こんな宝物を産んでくださった事、すごく感謝しています。ママさんにとってもきっと千春はかけがえの無い宝物ですよね。・・・今あたしには千春が必要で、出来るだけ一緒にいたいんです。もう、小さい子供じゃないしそれなりに責任ある行動を心がけます。だから、春休みの間だけでいいんで、千春がウチに来る事許して下さい。もし、千春に電話してつながらない場合あたしに電話してください。』
    そういって白は自分の携帯番号をメモ帳に書いて母親に渡した。

    2006-07-15 17:32:00
  • 163:

    ちぃ

    『・・・千春は、すごくいい子だったの。優しくて頑張り屋さんでまっすぐで。私に心配かけた事なんてなかった。でも、あなたと出会ってきっと知らない世界をたくさんみたんでしょう。千春が私にあんな事いうほど、今あなたとの時間に夢中なんだと思った。だからこそ恐いの、もし方向を間違えば千春はあなたと何処までも落ちていくでしょ?・・・でもね、白ちゃん?まさかあなたがこんな風に正面から誠意を込めて話してくれるなんて思わなかった。千春があなたを好きな理由、あなたと居たい理由、なんとなくわかったし、こうやって私が心配しないように携帯の番号もわたしてくれた。・・・母親として何て言うのが正しいかわからないけど、これは私とあなたの信頼関係よね?だから信じるわ』
    そういって、いつもパソコンに向かって眉間にしわをよせていた母親が しばらく見せることのなかった顔で綺麗にわらった。

    2006-07-15 17:46:00
  • 164:

    ちぃ

    『ありがとうございます!メッチャ嬉しい♪』
    白・・・この時1番嬉かったのは、きっとちぃだよ。絶対に。。

    『じゃぁ、そろそろ帰ります☆お邪魔しました!』

    2006-07-15 17:49:00
  • 165:

    ちぃ

    そう言って玄関に向かおうとしたとき『ちょっと待って!あなたたち何できたの?おもてに停めてあるバイク?』
    『あ・・・ハイ』
    怒られるかとおもった。。
    『もう暗くなってきてるし、危ないわよ?今日はウチに泊まっていったら?』

    2006-07-15 17:52:00
  • 166:

    ちぃ

    ・・・!?
    本当に、心の底から驚いた。ウチの母親は基本的に我が家へ家族以外の誰かが入るのが嫌いで、小さい頃からあたしは自分の友達と家で遊んだことはなかった。もし、何かでウチに友達が来て、それが夜遅くで帰るのに交通手段がなくても、『早く帰りなさい』そういう人だった。
    その母親が今『泊まっていったら?』って言った。
    あたしがあまりの驚きに何もいえないでいると、『え!!いいんすか!?わぁーい♪じゃぁお言葉に甘えて☆なんならあたしママさんのお背中流しますよ♪』

    2006-07-15 17:58:00
  • 167:

    ちぃ

    と言って白は両手でVサインをした。
    (もぅ ウチの母親にそんな冗談かませるのは白くらいだよ 笑)

    そしてその日、久しぶりに母親と一緒に夕飯をつくり、久しぶりにたわいも無い会話をして笑った。白も一緒に・・・

    2006-07-15 18:02:00
  • 168:

    ちぃ

    そして寝る前に、兄貴にメールした。
    今、千春には兄貴より絶対的な人が出来た事。
    その子が今日母親に言ってくれた事。
    母親と笑って話した事。

    2006-07-15 18:07:00
  • 169:

    ちぃ

    最後に、兄貴も自分の夢に向かってがんばって・・・と。

    次の日の朝、少し早く目覚めたあたしは白を起こさないようにトイレへ行こうとした。
    『ちぃ?行かないで?・・・』
    びっくりして白のほうを振り向くと、白はムニャムニャ言って寝てた。(なんてタイミングいいんだコイツ 笑)

    2006-07-15 18:12:00
  • 170:

    ちぃ

    その事を後で白に教えたら、『マジ!?笑 あたし夢とか見てなかったのに!千春あたしの事どっかに追いてったのかよ!笑』って爆笑してた。
    あれは本当に寝言だったの?それともフリをしたの? 
    白、あたしはそんな昔話を今、あなたとしたい。。

    2006-07-15 18:15:00
  • 171:

    ちぃ

    そしてあたしは白の家に居座るようになった。白の家族は4人。ママ、兄貴、弟、そして白。
    パパは白が10歳の時に亡くなったって言ってた。あたしの大好きな猫も1匹。名前はデコピン☆
    春休みの間あたしは家族の一員みたいな顔してすごした。
    白の家族は凄く暖かくて、笑いが耐えなくて、あたしもこんな家に生まれたかったって、憧れた。

    2006-07-15 18:39:00
  • 172:

    ちぃ

    その頃、春樹くんも春休みに入っていてよく三人で遊ぶ事が増えた。
    春樹くんも半分白の家に住んでるみたいなもんだったかな。
    銭湯に行ったり、ボーリングしたり、飲みにいったり。よく考えれば春樹くんにとってはあたしの存在って邪魔なんじゃないかなってたまに思ったけど、関係なかった。
    だって白はあたしの事を1番大切にしてくれてたから。

    2006-07-15 18:43:00
  • 173:

    ちぃ

    その日いつものように三人で白の部屋でDVDを見ていたら、春樹くんが急に
    『なぁ、暇だしカラオケでも行って飲むか!』といやに張り切った感じで提案した。
    白は『じゃぁ行くか!』と珍しく乗り気だった。
    あたしは白が行くなら行く〜そんな感じだった。

    2006-07-15 18:49:00
  • 174:

    ちぃ

    何時間たった頃だろう。フリータイム飲み放題。最初のうちは酒より歌メイン、でも三時間もすれば歌い疲れてみんな酒ばっかのんでた。
    あたしはこの中で1番酒が弱いのだろう。酔っ払ってた。
    そして『しろ〜メッチャ好き♪』そう言ってあたしは白にキスをした。
    その後何を思ったのか春樹くんにもキスをした。白の目の前で。

    2006-07-15 18:55:00
  • 175:

    ちぃ

    -パシッッ!!
    一瞬何がおきたのかわからなかった。なんで?なんであたしの事ブツの?白。
    そして白は『春樹、お前帰れ。』『え?なんで??』『いいから!早く帰れ』
    あたしの頭の中は大混乱。白が怒るなんて思わなかった。どうして怒ったのかもわからなかった。
    でもすぐにきずいた。(あ・・・白と春樹くんは恋人同士なんだ・・・)

    2006-07-15 18:59:00
  • 176:

    ちぃ

    (そりゃ目の前で他の女が彼氏にキスしたら怒るよな・・・)
    春樹くんが帰って、二人になったカラオケボックスで少し沈黙が続いた。
    『ごめんな・・。ほっぺた。。』そういった白の目は潤んでた。
    『あたしこそ!・・ごめんね白・・春樹くんは白のなのに・・嫌なの当たり前だよね・目の前で他の女と春樹くんがキスしたら・・ごめん』

    2006-07-15 19:04:00
  • 177:

    ちぃ

    『違うよ!ちがくて・・あたしが嫌だったのはそんな事じゃなくて・・・あたしおかしいのかな。春樹がじゃないんだ・・・。千春が他の奴としたのが許せなかった・・・。変だよな・・。ごめん』
    そういって両足を抱えて顔をうずくめた白をみて愛おしいと思うあたしはもっと頭がおかしいのかもしれないと思った。
    おもいっきり叩かれたあたしの右頬は、もう痛みなんてなかった。ジンジンする右頬は白のあたしへの愛の印なんだと思った。

    2006-07-15 19:10:00
  • 178:

    ちぃ

    その後、白の携帯にきてた春樹くんからの鬼電にビックリしてすぐにかけなおした。
    『春樹ごめん。でもラッキーだったな♪可愛い可愛いあたしの千春ちゃんがお前なんかにキスする事は後にも先にももうないぞ!笑』
    『はぁ?お前なぁ。。どんだけ心配したと思ってんだよ』少しため息まじりで、でも安心したみたいだった。
    『もう大丈夫なのか?今迎えに行くから!』

    2006-07-15 19:19:00
  • 179:

    ちぃ

    『はーい♪』白はこの時もう鼻歌を歌ってたけど、あたしは春樹くんに逢うのが少し気まずかった。
    でも、迎えにきた春樹くんの第一声が『またせたな!ハニー♪』そういってあたしに笑いかけた。
    『お前のんじゃねーよ!』って白が春樹くんにチョップしてたけど、やっぱり白と春樹くんはいいカップルだなって思った。

    2006-07-15 19:29:00
  • 180:

    ちぃ

    白は全然引きずってないように振舞ってたけど、本当はちがったよね?
    あたしわかってるよ。白がこの時からまた、少しずつ壊れていった。

    2006-07-15 19:47:00
  • 181:

    ちぃ

    あたし達の楽しかった春休みが終わり、また学校へ通う日々になっていた。
    あたしは約束通り、自分の家に帰り、そこから学校へ通っていた。
    あたしは月に一度、父親に会っていた。母親とはうまくいかず、離婚した父親だったけど、あたしにとってはいい父親だった。
    離婚の原因だって、父親の浮気だけど、父親にとっては浮気じゃなくて本気だったみたい。

    2006-07-15 19:56:00
  • 182:

    ちぃ

    だから、その時の女の人とはまだ付き合ってるみたいだった。でもあたしは別に興味もなかったし、親だって1人の人間だから、勝手にすればいいと思ってた。
    でもある日突然父親にこう言われた。『お父さんの大事な人にあってくれないかな。お父さん、その人と結婚しようと思ってる。でもな、その人どうしてもお前達子供の存在を気にしててなかなかOKくれないんだ。だから、お前にあってもらって私は別に気にしてませんからっていってくれないかな?』
    何を言ってるんだと思った。あんたの人生あんたの勝手だけど、あたしを使うな!あたしを邪魔扱いするな!って。
    でもあたしは『・・・うん。わかったよ』とだけいった。

    2006-07-15 20:02:00
  • 183:

    ちぃ

    すぐに白に電話した。
    『はい!こちら白軍曹!どうしましたか!?千春大佐!』
    この時の白のマイブームらしくて、電話のたびに言ってた 笑
    あたしは父親に言われたことを全部話した。すると白は『すげぇな!お前の父親!笑 子供に自分の女の事頼むのかよ 笑』

    2006-07-15 20:05:00
  • 184:

    ちぃ

    って笑ってた。白がそうやって笑い飛ばしてくれるとあたしはいつも楽になるんだ。白にはそんな魔法の力があったんだ。
    『まぁ、ちぃがいいなら言う通りにすれば?』あたしはその通りにした。
    でも結局なんだかんだ理由をつけて父親の女は結婚を嫌がり、最終的には二人は別れたみたいだった。
    その頃同時進行で、母親のほうにも恋人がいてあたしはなんだか家にいずらかったし、父親の寂しそうな姿をみて同情したあたしは、話し合いの結果父親と住むことにした。

    2006-07-15 20:10:00
  • 185:

    ちぃ

    そんなこんなでその頃あたしは忙しかった。白の少しの変化も見逃さないとおもっていたあたしは大きな変化すら見逃していた。
    2週間くらい、まったく白に合わない時期があった。
    連絡もあまりとっていなかったし、3年になってクラスが別になった事もあって、白が学校へ来ていないのも知らなかった。
    そして、白から一通のメールが届いた。

    2006-07-15 20:13:00
  • 186:

    ちぃ

    《ちぃ。あたしはちぃの事が大好きでたまらないよ。あたし等二人死んだ時に、『あいつ等は史上最強のいたずら猫だったな』って言われるように生きていこうね》

    2006-07-15 20:16:00
  • 187:

    ちぃ

    直感で思った。白になにかあったんだ。。。

    電話をしてもでてくれない。メールも返ってこない。
    その時白は薬に手を出していた。合法、マリファナ、眠剤、効うつ剤。

    2006-07-15 20:18:00
  • 188:

    ちぃ

    心配になったあたしが白の家にいったら、その使用済みの抜け殻だけがあった。
    (しろ・・・どこに行ったの?)
    あたしは、思い当たる全てを探した。怖い怖い怖い・・・白が消えちゃう・・・
    毎日探した。でもあたしにはどうする事も出来ない場所があった。

    2006-07-15 20:22:00
  • 189:

    ちぃ

    白の浮気相手。あたしが知らない所で出会い、知らないうちにサヨナラをする、不特定多数の男のところ。
    それから5日間、、、あたしは満足に睡眠もとれず、食事も出来なかった。
    誰にも何も言えなかった。そしてあたしがベットの上でボーっとしていると、携帯が鳴った。
    -- 着信  白

    2006-07-15 20:26:00
  • 190:

    ちぃ

    『白ッ!?今どこなの?!』
    『ちぃ-♪かわぃぃなぁおまえわぁ♪♪ちゃんと飯くってるかぁ?元気なのぉ-??』
    『あたしの事なんかょり白は何をしてるの?!どこにぃるの!?あたし探したんだから!!』
    『・・・今東京だょ・・・今日の夜帰るから。また電話するょ。』
    でも、その夜白はまた音信不通になった。

    2006-07-16 17:47:00
  • 191:

    ちぃ

    それから一ヶ月。。
    白は突然帰ってきた。
    一瞬わからなかった。元々持ち合わせてた冷たい雰囲気。今まではそれ以上の優しくてヤンチャな所がそれを隠してた。
    でも久しぶりに会った白はもぬけの殻だった。悲しい目、冷たい雰囲気。話す言葉こそ変わらないものの、明らかに依然の白とは違った。

    2006-07-16 17:56:00
  • 192:

    ちぃ

    それに、帰ってきたらすぐにあたしに連絡がくるんだと思っていた。誰より先にあたしに・・・。
    でも白を久々に見かけたその場所はあたしの家でもなく、白の家でもなく、学校だった。
    あたしは何故か話しかける事も出来ずに、ただ立ち尽くして白をみていた。
    その時あたしはどうしようもない孤独感に襲われた。(白・・・どうして??)

    2006-07-18 21:25:00
  • 193:

    ちぃ

    昼休み、意を決して向かった。校庭を抜けて、誰にも邪魔される事なく暖かい木漏れ日に包まれるあの場所へ。そこに白はいる確信があったから。
    思った通り、白が木に寄りかかって座りながら音楽を聴いて鼻歌を歌っている。
    あたしはそっと白の前にたった。
    白はそんなあたしに気づいて、耳からイヤホンをはずしあたしにそっと笑いかけた。

    2006-07-18 21:31:00
  • 194:

    ちぃ

    『ちぃ・・・。お前やせた?笑』
    殴ってやりたかった。でも、何も出来ずにあたしの目からはボロボロ涙が出るだけ。
    白はゆっくり立ち上がって、あたしに寄り添い、前より細くなった腕であたしを抱きしめた。
    『ちぃ。ごめんね。。悪かった。泣くなよ・・な?』

    2006-07-18 21:36:00
  • 195:

    ちぃ

    『白は・・どうしてあたしを置いていくの?・・あたしは邪魔?心配し・・たんだから・・ね』涙があたしを邪魔する。
    『違うよ。違う。。あんたは悪くないんだ。あたしが・・あたしが悪いんだ。ごめん』
    『何が?話してくれなきゃわからないよ!白はいっつもそう!』
    そうヒステリックになるあたしを白はぎゅっと抱きしめて離さなかった。

    2006-07-18 21:41:00
  • 196:

    ちぃ

    そして、『・・・話すよ。あたしの事。』そういってあたしを座らせ、白も隣に座ったかと思うと『そのかわり、お前もあたしが居なかった間にあった事全部話せ。』そういってあたしの手を握った。

    『うち、親父いないじゃん。それってあたしが殺したようなもんなんだ。小学校の時はね、あたしが毎朝親父を起こすのが日課だったんだ。ある日さ、学校で好きな男の子に告白されて、あたしも好きな事伝えて、でも小学生だから付き合うって何するかわからないじゃん?で、毎朝一緒に学校行こうって約束したんだ。その日、あたしは寝坊して朝から準備でテンパッててさ。起こしにいったんだ親父の事。でもいつもと少し様子が違ったんだ。いつもはすぐ起きて、白おはようって頭をなでるのにその日はいくら呼んでもイビキをかいたままだった。あたしは好きな奴との待ち合わせの時間ばっかり気になって、まぁもう少ししたら起きるだろうって思ってそのまま家をでたんだ。その日・・・親父が死んだんだよ。そのまま起きる事はなかったんだ。心筋梗塞だっって。皆泣いてた。お母さんなんてあたしにすがり付いて泣き崩れてた。最愛の人だもんな。。。でもあたしは泣けなかったんだ。あたしが朝ちゃんと起こしてれば、起きない事をお母さんに言っていれば、そうすれば親父は死ななかったんじゃないか、あたしが殺したんだって。そればっかり考えて涙なんかでなくてさ。あたしは未だに親父が死んだ事では泣けないんだ。』
    あたしはただ、黙ってきいていた。強く白の手を握って。

    2006-07-18 21:57:00
  • 197:

    奈々

    はまった…?
    めちゃおもしろい??
    早く続きよみたぃ???

    2006-07-24 05:33:00
  • 198:

    ちぃ

    更新遅くなってすいません??
    奈々さん?ぁりがとぉございます??


    今から少し書きます??

    2006-07-28 07:35:00
  • 199:

    ちぃ

    『そぅして兄貴が生まれて、あたしが生まれて、弟が生まれて・・・五人家族になった。うちにゎいつもお客さんがいたりしてすごくにぎやかな家庭だった。でも親父が死んで母親から笑顔が消えて・・・ぁる日ね、母親がぁたしに言うんだ。「ぉ母さん車運転しててさ、そしたらラジオから山崎まさよしのone more time、one more chanceが流れてきたの。それ聴いてたらこのままアクセル全快でどっかにつっこもうかなって気になっちゃった」って。それ聞いてぁたしすごく悲しくてさ。親父の代わりにはなれないけどぁたしが母親を支えようって思った。』

    2006-07-28 07:48:00
  • 200:

    ちぃ

    『母親のグチや寂しさをいつも受け止める為に、大人になろうって思った。10歳は10歳なのにね。。そして周りからも白ちゃんは大人だからねって言われるようになった。子供なのに大人って扱われた。その頃からあたしは泣く事もなくなったんだ。』

    2006-07-28 08:01:00
  • 201:

    ちぃ

    あたしはこの話をきいた時に初めて理解した気がした。
    白のあの冷たぃ悲しい目や、誰よりも暖かい優しさはその時からなんだと思った。

    2006-07-28 08:06:00
  • 202:

    名無しさん

    おもんない

    2006-07-28 20:47:00
  • 203:

    名無しさん

    おもしろいよ、頑張って?

    2006-07-29 15:47:00
  • 204:

    名無しさん

    めっちゃォモロィって(*´ー`)ノ楽しみやから頑張ってなぁ?

    2006-07-29 17:04:00
  • 205:

    ちぃ

    ぁりがとぉござぃます??
    がんばって完結めざします?

    2006-07-30 00:52:00
  • 206:

    名無しさん

    めざしてよ

    2006-08-17 20:40:00
  • 207:

    ちぃ

    『母親の過剰な愛情を受け止め切れなくて、反発ばっかりして、自分の頼りなさが嫌で嫌で。全部あたしが悪いんだって毎日思い続けてきた。あたしはいつも愛されるばかりで、自分は誰かを愛せる人間じゃないんだなって思ってた。でも、そんな時に賢に逢って愛を知って、春樹に助けられて、そしてちぃに逢ったんだよ。・・・。怖いんだ。好きな人が増えるたびに、いつか失うんだって思うと。弱いよな・・・。』

    2006-08-23 00:26:00
  • 208:

    ちぃ

    あたしは、白の冷たさが好き。白の優しさが好き。白のあの日の横顔が好き。白の全部が好き。
    いつも、いつでもあたしを救ってくれた。白の言葉、白の態度、全てであたしを守ってくれてた。
    あたしの白は格好良くて、アホで、綺麗で、強くて。
    そんな白の弱さをはじめて見て、あたしは不思議と計り知れないほどの愛情がわきあがったんだ。

    2006-08-23 00:34:00
  • 209:

    ちぃ

    『白は悪くないんだよ。白は強いよ。だからもっともっと頼ってよ。ね?』
    そう言って白の頭を自分の肩に寄せて頭をなでた。
    【誰が何を言おうと関係ない あたしは味方よ そんなの当たり前の話よ】
    いつも白を思いながら聞いていたこの曲のフレーズを小さい声でそっと歌った。

    2006-08-23 00:40:00
  • 210:

    ちぃ

    白が東京にいる間に何をしていたのか、詳しくは聞かなかった。ただ、『金が欲しいんだ』ってだけ言ってた。白が何をしようと、あたしの白への気持ちは変わらない。そう、いまでもずっと。

    2006-08-23 00:44:00
  • 211:

    ちぃ

    そして白が急に言った。『ちぃ。お前はあたしがいなかった間にどうしてそんな事したの?』
    ドキってした。白とはまったく連絡取れなかったし、誰かにあたしの事を聞こうにも皆との連絡もろくにとってなかったあたしの事をわかるはずもない。
    『そんな事って?』

    2006-08-23 00:47:00
  • 212:

    ちぃ

    『詳しくは知らないし、あたしの勘違いかも知れないけど・・・ちぃが少し変わったから』
    白はごまかせないんだってやっぱり思った。
    『だって・・・白に逢いたくて逢いたくて。。あたしは1人じゃ無理で。逢えないならせめて白の気持ちを知りたくて、白とつながってたくて。。だから。。。』
    あたしはその時期、前に白がやってたみたいに いろんな男を使って寂しさを紛らわしていた。
    初めての男はその日あったばかりの名前も知らない人だった。

    2006-08-23 00:55:00
  • 213:

    ちぃ

    あたしの中で計り知れない程の白への気持ちが、白が目の前から居なくなった事で爆発寸前だった。だから知らない人でもいい、誰かに寂しさを埋めて欲しかった。それで結局そんな人は1人もいなくてあたしは余計に孤独になっていた。

    2006-08-26 02:41:00
  • 214:

    ちぃ

    白に全てを打ち明けた時、白の顔を見ることなんか出来なかった。
    『よーいしょっと!』 ドサッ
    うつむいて座り込むあたしの目の前に急に白の顔が現れる。
    そしてあたしに膝枕をしながら優しい顔で目をそらすことなく『ちぃチャンただいまッ☆』

    2006-08-26 02:45:00
  • 215:

    ちぃ

    しろ・・・ありがとう。 こんな時、怒られたり、励まされたり、きっとそんなものは必要なくて、何も言わずにただこんな暖かさで優しく引っ張ってくれる白だから、やっぱりあなたの代わりなんてありえないね。

    2006-08-26 02:49:00
  • 216:

    ちぃ

    ちょうどそのくらいの時期に、普段漫画なんてほとんど読まないあたしが、なんの気なしに有美の家で手にした漫画にものすごい衝撃を覚えた。その少女漫画はすごい話題作だったらしくて、あたしが今まで知らなかった事を有美に言ったら『知らない人のが少ないんじゃない!?」ってバカにされた。
    そこに描かれていた二人の主人公の姿が完璧にあたしと白にかぶったんだ。
    そしてその漫画を興奮気味で白に教えたら『紙芝居にたいに誰かが読んでくれるんじゃないと見る気しない』とか適当な理由で白は読んでくれなかった。

    2006-08-26 03:29:00
  • 217:

    ちぃ


    これはさ、あたしの勝手な願望なんだけど、今も連載中のあの漫画、どうかハッピーエンドで終わって下さい。。
    そうすればあたしと白にもそんな日がくるんじゃないかって思わずにはいられないよ。。。

    2006-08-26 03:32:00
  • 218:

    ちぃ

    6月下旬 ---
    『久しぶりだなぁー春樹君と会うの』
    『あたしがいない間に春樹と連絡とってなかったの?』
    『当たり前じゃん!笑 てか連絡先しらない・・笑』

    2006-08-26 03:37:00
  • 219:

    ちぃ

    白は東京に行っていた間、春樹くんとも連絡をとっていなかったらしく、帰ってきて久しぶりに連絡した時はメチャ怒られたらしい 笑
    それでも続いてるのは春樹くんの多大なる白への愛情のおかげだね!
    『遅い・・・いつまで待たせんだあのタコ!怒』
    『メールとか来ないの??』

    2006-08-26 03:41:00
  • 220:

    ちぃ

    『・・・見てなかった』そういって携帯をチェックすると、春樹くんからの着信&メールが何件か来ていたみたいで、白はすぐにかけなおした。
    『今どこ?・・・うん。あーごめんわかったぁ。じゃね!』
    --- ピッ----
    『なんだってぇ?』

    2006-08-26 03:44:00
  • 221:

    ちぃ

    『予定変更で待ち合わせ場所にこられないから、駅前のカラオケ集合ってメール来てたのに、あたしが何の返事もしないからとりあえずカラオケに行ったみたいなんだけど、いつまでたっても来ないから、今カラオケしてたらしい 笑』
    『もぅ!笑 じゃぁ行こうか!』
    そうしてあたし達は電車に乗り駅前の』カラオケに向かった。

    2006-08-26 03:46:00
  • 222:

    ちぃ

    部屋番号を確かめて春樹君がいるのを確認してドアをあける。
    『・・・えッ。』
    そこにいたのは少し気まずそうな顔をした春樹くんと、1度あたしをどん底に陥れた和哉だった。

    2006-08-26 03:49:00
  • 223:

    ちぃ

    『よぉ・・・久しぶり。』久し振りに聞く和哉の声。
    『お前・・・何してんの?』白が和哉に近づきそういった。
    『こいつさ、どうしてもちぃの事忘れられないみたいで。だから俺が今日会う事言って連れてきた。』
    『お前も余計な事してんじゃねぇよ!』今度は春樹くんに牙をむき出した。

    2006-08-26 03:52:00
  • 224:

    ちぃ

    あたしはただ、突然の再会に驚いて動く事が出来ず、息をするのも忘れていた。
    『ちはる・・・少し二人で話したいんだ。ダメか?』
    『ふざけんな!ちぃ!!帰るぞ!』
    『大丈夫。。いいよ・・・和哉。』

    2006-08-26 03:54:00
  • 225:

    ちぃ

    白は何か言いたそうだったけど、あたしは大丈夫と目で合図した。そして春樹くんと白を残して部屋をでた。
    『・・・久しぶり、って俺の面なんかみたくなかったって感じだな』 『話って何?』『あぁ・・・あのさ。俺ホストやめたのゎ言ったよね?で、気持ちも全部言ったよね?』『うん。』

    2006-08-30 17:37:00
  • 226:

    ちぃ

    『やっぱり・・・いや、ごめん。本当はこんな事言っちゃいけないのわかってるし、自分勝手だなって思ってる。お前の事考えたら俺はもう消えるキャラだよな。。』『・・・。』『これで最後にするから。。何も言わずに真剣に聞いてください。』

    2006-09-12 15:12:00
  • 227:

    ちぃ

    『うん。。』
    きっとわかりきった言い訳を聞かされるんだと思ったけど、あたしはその時何故かその言い訳を聞いてやろうと思った。
    『千春はさ、俺からみたら純粋で、一途で、一生懸命な子なんだ。けど、その反面寂しがりやで、誰も自分の事なんてわかってくれないみたいな気持ちも持ってるような気がする。白ちゃんと春樹と俺達4人で遊んだり、毎日連絡とったりする中で俺は千春のそんなトコを埋めていこうって思ってた。
    でもさ、俺みたいな人間最初っからそんな権利なかったんだなって。お前に会う前の俺は確かに遊びまくりだったし、愛なんて金についてくるもんだと思ってた。怖かったのかもしれない。。誰かを愛して、その人に愛されるとは限らないから。でも、俺はお前と出会って、本当の愛を知って、お前だけがいつも心にも頭にもいてさ・・・。ダメになった時、もう千春の人生を見ていけないのかなって思ったら涙が出た。それが俺の答えだし、本当の気持ちなんだって思った。遅いかもしれない・・・。もう千春は他に好きな奴がいるかもしれない。そう思ったら行動できなくて、でもそんな時に白ちゃんの事、黙って待ち続けてる春樹を見て俺だってって勇気もらった。だからもう一度お前に伝えようって思ったんだ。』

    2006-09-12 15:25:00
  • 228:

    ちぃ

    和哉は・・・こんなドラマみたいな照れくさいことを言うような人じゃない。
    心が揺れた。
    『千春覚えてるかな・・・。初めて二人で遊んだ夜、携帯電話で流れ星を呼べるって話したよな?俺な、毎日何回もやってたんだ。お前と別れてから。笑』
    『なんで?』

    2006-09-12 15:30:00
  • 229:

    ちぃ

    『流れ星をみたら三回お願い事をすると、願いがかなうっていうじゃん。それで。らしくねーだろ?笑』
    『・・・流れ星、みれた?』『みれたよ・・・だから今日来た。千春、俺ともう一度やり直してください』
    そう言って告白したと同時に和哉は【あいのり】みたいにあたしに何かの紙を渡した。開いてみるとそこには和哉の電話番号とアドレスと流れ星。

    2006-09-12 15:35:00
  • 230:

    ちぃ

    『なにこれ 笑』『お前俺の番号なんて消してるんだろうなって思って!OKならこの場で登録してください!笑』
    流れ星はてすごいスピードで流れて消えていく。その間に三回も願い事を繰り返して言うのってほぼ不可能で、もし言えたならそれ自体が奇跡みたいなもの。そんな奇跡を起こしたら願いは叶うんだと思う。けれどのんびりやの和哉には絶対に無理だろう。でも・・・
    『いいよ』
    流れ星はきっと和哉の願いを叶える事は出来ない。だからそんな、ふがいない流れ星の尻拭いをしてやろう。あたしが叶えてあげるよ☆

    2006-09-12 15:42:00
  • 231:

    ちぃ

    あたしは携帯をとりだし、紙に書いてあるのと照らし合わせながら登録した。『なッ!?マジ?!マジでバビデブウ??!』
    『でもひとつだけ。。あたしは白が1番大事だよ!それはわかって』
    『はぁ〜い♪』

    2006-09-12 15:46:00
  • 232:

    ちぃ

    そして白達が待つ部屋へ行き和哉が二人に報告。春樹君はもちろん満面の笑みで『良かったな』っていった。
    白は?
    『・・・。そっか。。。避妊はしろよ 笑』
    良かった★もっと悲しい顔するかとおもってたから素直にあたしは安心した。

    2006-09-12 15:50:00
  • 233:

    ちぃ

    あたし達4人に、二度目の夏がきた----

    2006-09-12 15:53:00
  • 234:

    ちぃ

    夏休みに入り、あたしはまた白の家に住めるんだって勝手に考えてた。
    でも、実際白はそんな事いってくれなくて、あたしは自分から言い出す事も出来なくて、結局毎日のように和哉と過ごしていた。
    白は春樹くんとも遊んでないみたいで、春樹くんはというと『俺は白のやりたいようにやらせたい。ただ、どうしてもあいつ1人じゃダメになりそうな時は俺が支えるんだ』って言ってたのを和哉から聞いた。

    2006-09-13 15:26:00
  • 235:

    ちぃ

    あたしと和哉は前の出来事が嘘だったかのように順調で、和哉のあたしへの愛情も痛いほど伝わってきていた。でもあたしは満足できずにいつでも白の愛情をもとめていたのかな・・・。
    そんな時だった。まさか、白がそんな事になっているなんて想像もしていなかった。
    いつもどうり、和哉と遊びに行こうとしたあたしをママが引き止めた。
    『千春・・・出かける前に話があるの』

    2006-09-13 15:31:00
  • 236:

    ちぃ

    (そっか、今日日曜日だ)『なに?どうかしたの?』
    ママから話なんて珍しい。前に白が泊まりに来たあの日以来やっぱりママはいつものママだったから。
    『今日の朝ね、白ちゃんのお母さんから電話があったの。』
    ---えッ・・・

    2006-09-13 15:35:00
  • 237:

    ちぃ

    『・・・なんで?』
    『白ちゃん。。入院したらしいの。。XXX精神病院だって。』

    ママ・・・何言ってんの?白はどこもおかしくなんかない。わかった。やっぱりあたしと白を離そうとしてるんだ。それ以外考えられない。

    2006-09-13 15:39:00
  • 238:

    ちぃ

    混乱しているあたしをみてママはゆっくりあたしに近づいて、千春の手をぎゅっと握った。
    『白ちゃんのお母さんが、千春と白ちゃんをもう会わせないようにして下さいって。千春が悪いわけじゃないけど、今の白にはあわせられないって』
    そういって握っていた手をさらに強く握った。

    2006-09-13 15:42:00
  • 239:

    ちぃ

    『ママの言ってる事わかんない!』そう言ってあたしはママの手を振りほどいて家から走って逃げた。
    あたしはすぐ白に電話した。
    ----おかけになった電話は、現在----
    ・・・白??

    2006-09-13 15:45:00
  • 240:

    ちぃ

    その時握っていた携帯が鳴った。
    (白!!)そう思って画面をみると
    ---着信 和哉---
    (あっそうだった。約束・・・あ・・)

    2006-09-13 15:48:00
  • 241:

    ちぃ

    『はい!和哉今XXXにいるからすぐ迎えに来て!』
    『もぅ〜なんだよ〜遅いから電話したらいきなりそれかよ〜。ごめんとかないのかお前は〜↓』
    『いいから早く!!』
    『は〜い☆』

    2006-09-13 15:50:00
  • 242:

    ちぃ

    待つこと10分。和哉の車が着いたと同時にあたしはすぐ助手席に乗り込んで『春樹くんに電話して』といった。
    春樹くんならもしママが言っていた事が本当なら知ってるよね??どうかママの意地悪であって下さい。
    和哉は多少混乱していたけど、あたしのただ事じゃない雰囲気を察して黙って春樹くんに電話しだした。

    2006-09-13 15:53:00
  • 243:

    ちぃ

    『もし?春樹??なんかちぃが春樹に電話しろって言うから電話したってちょッッおい!!』
    『もしもし?!春樹くん?!千春だけど、白入院なんかしてないよね?!』
    ・・・。電話越しの春樹くんはしばらく無言だった。。。そして
    『お前ら今何処にいるの?今から会って話せないかな・・・』

    2006-09-13 15:56:00
  • 244:

    ちぃ


    ちぃ・・・今何してるのかな。。あたしが入院したって聞いたらビックリしてあいつまた泣くんじゃないかな・・・。
    あたしは・・・何をしているんだろう。。こんな場所で・・・。
    あたしはただベットに寝ているだけ。それでもあたしの行動は1分ごとにカルテに記されていく。
    ちぃに逢いたいな・・・

    2006-09-13 16:13:00
  • 245:

    白(ちぃ)

    そんなある日、ちぃの家にちぃの荷物を取りに行く事になり、あたしは今まで一度も乗せた事がない愛車に何故かちぃを乗せたくなって、初めてちぃをケツに乗せてちぃの家に行った。
    家についてちぃは『白少しここで待ってて?』って言ったけど、あたしはヤダって言って一緒にちぃの家に上がった。
    ちぃを産んだ人に逢ってみたかったんだ。。話してみたかったんだ。

    2006-09-13 16:28:00
  • 246:

    名無しさん

    ?????????????  オモスィロイ?しおり  ?????????????

    2006-09-15 01:16:00
  • 247:

    ちぃ

    ぁりがとぉござぃますッ?嬉しい??

    2006-09-15 17:08:00
  • 248:

    白(ちぃ)

    ちぃのママはあたしの親とは違いすぎて、最初少し戸惑ったけど、あたしは大切なちぃを産んでくれた人を嫌いにはなりたくなかったし、この人もちぃの事を凄く大切にしてるんだなってすぐにわかった。だから、正面からちゃんと話したかったしわかって欲しかった。
    嬉しかったな。。認めてくれた時は・・・それにあの時の嬉しそうなちぃの顔は忘れない。

    2006-09-15 17:12:00
  • 249:

    白(ちぃ)


    春休みの間、二人というよりもいつも三人だった。あたし・ちぃ・春樹。
    春樹は本当に大人で、いつもあたしを支えてくれる。。そんな春樹だからあたしが大切にしてるあんたの事も大切にしてくれた。
    ただ、ちぃが酔っ払って春樹にキスした時は少し参ったな・・・。ちぃの事引っ叩いた時に気づいた自分の気持ちに焦った。
    ちぃはあたしのものなんかじゃないのに、あたしはあの時生まれて初めて【嫉妬】したんだよ。

    2006-09-15 17:23:00
  • 250:

    白(ちぃ)

    そして、その時からたまに考えるようになった。
    (もし・・・もしも春樹とちぃが好きになって付き合うなんて事いいだしたらあたしはどうしよう)って。
    だって、そしたらあたしはいらないじゃない??大好きな二人が幸せになるならあたしは喜んで身を引くけど、それでもあたしはそんなに強くはない。
    だから、もう二人には会えないじゃない。

    2006-09-15 17:25:00
  • 251:

    白(ちぃ)

    それに優しいあんた達だから、もし好きになったりしてもあたしに遠慮して言わない事くらいわかる。だからあたしはその出口のない不安と日々戦ってたんだ。

    2006-09-15 17:27:00
  • 252:

    白(ちぃ)

    あたしは、異常なのかな??ちぃが愛おしくてたまらない。でもそれは恋愛感情とか、友情とか、そんなもんじゃなくて。
    そしてあたしは思ったんだ。。きっとあたし達は二人でひとつなんだね。
    前世で失ったもう片方の自分。それに出会ったんだなって。

    2006-09-15 17:30:00
  • 253:

    白(ちぃ)

    うちらはツインソールなんだよ。。
    ただ、そんなあたしの気持ちを回りはきっと理解してはくれないし、誰かにわかって欲しいとも思わなかった。何より、ちぃにそれを言った所でちぃが受け止めてくれなかったら、あたしは・・・。
    だから少し距離をとらなきゃって思ったンだよ。
    それが逆にちぃを心配させていたことも知っていたのにね。。

    2006-09-15 17:33:00
  • 254:

    白(ちぃ)

    前に、ちぃはあたしに薬を売って?と泣いてせがんだ事があった。
    あの時あたしは絶望の淵にいたんだ。あんたが麻薬に手を出したいっていったから?ううん。そうじゃない。。
    あんたがそんな事言い出すほど、あんたにとって和哉の存在が大きいんだなって思ったから。
    だからあたしは言ったんだ。『あたしがあんたの麻薬になってあげるから』って。

    2006-09-15 17:36:00
  • 255:

    白(ちぃ)

    おかしいのかもしれない。ちぃ。。あたしはあの時確かにあんたに依存してほしかったんだよ。村上白っていう麻薬に。。

    2006-09-15 17:37:00
  • 256:

    白(ちぃ)

    ちぃの父親の話を聞いたときはビックリした。
    今まで一緒に住んではいなかったけど、月に一度父親に会っていて、そんな時に父親に『父さんの好きな人に気にしてませんっていってくれないか』って言われたらしくてあたしに震えた声で電話よこした。
    ふざけんなって思った。どこまでちぃの気持ちに気づかない。ひょっとして気づいてんのか?どちらにしろ、自分勝手もいいとこだ。
    やっぱりちぃを守っていこう。あたしが。。そう思った。そしてあたしはあんたをある場所へ連れて行こうって決心した。

    2006-09-15 17:42:00
  • 257:

    名無しさん

    ???

    2006-09-23 14:21:00
  • 258:

    白(ちぃ)  

    そしてこの時くらいからあたしに以前からあった変な症状が悪化し始めた。
    急に息が苦しくなって死にそうになったり、やった覚えのない事が起きていたり。
    自分でやったとしか考えられない状況なのに、記憶が無いからまるであたしの知らない内に誰かがあたしの身の回りのものを動かしたり壊したりしているみたいで気持ち悪かった。

    2006-09-24 23:50:00
  • 259:

    白(ちぃ)  

    でも、そんな相談したくなかった。あたしは別に病気なわけでもないし、少し疲れてただけなんだってそう思った。

    とにかくお金。。。お金を貯めなきゃ。なるべく短期間で、どんなに辛い仕事でもいいから、お金が欲しい。
    そしてあたしがちぃを幸せにしてやるんだって強く強く思っていた。

    2006-09-24 23:55:00
  • 260:

    白(ちぃ)  

    家にいたら自由に働く事は出来ない。むしろ、この街で稼ぐなんてたかがしれてる。
    その時頭の中で(東京)の二文字が浮かんだ。
    ここにいてウダウダ考えてるより、誰も知らない土地へ行ってパーっと稼いでくるか。。
    そう思ったその日の夜に、あたしは新幹線に乗っていた。

    2006-09-24 23:59:00
  • 261:

    白(ちぃ)  

    ---東京駅---
    少しの荷物と、手持ちのお金5万円。
    時間はPM;9時を回っていた。(この時間から泊まれる所って何処だろう。まぁいざとゆう時はラブホでいいや。)
    そう思い、まずは人のいそうな場所へ向かった。

    2006-09-25 00:06:00
  • 262:

    白(ちぃ)  

    ---新宿駅---
    『こんばんわぁ!』『・・・』『君メッチャ可愛いね!今から何処行くの?』『・・・』
    『ねぇってばー話すくらい良くない?!』良くないからはなさねんだよ・・・そう思いながら『急いでるんで』と言った。
    その男が離れていくとまた違う人、そんな感じでナンパや援交がひっきりなしに声をかけてきた。

    2006-09-25 00:11:00
  • 263:

    白(ちぃ)  

    (なんなんだよ・・・この街は。)そうあたしが落胆していると、また1人あたしの目の前に立ちはだかり、話しかけてきた。
    『どこいくの?』あたしはまたかよって顔で、早足でその場を離れようとした。
    ---グイッ!!---『ねぇってば!』

    2006-09-25 00:16:00
  • 264:

    白(ちぃ)  

    (なんだよこいつは↓はぁ〜。。)『あたしね、さっきこっち出て来たばっかで、今日泊まる所もないの。今から探すの。だから急いでるの!わかった!?』あたしが言い終わるとそいつはキョトンとした顔で、『うん』と言ってた。
    そして再び歩きだしたあたしにそいつは『じゃぁ〜泊まるトコ紹介するし、最初に飯付き合って♪』『・・・本当に?』『うん♪』。
    半信半疑だけど、悪い奴じゃなさそうだし、この街で知ってる奴なんていないし・・・『わかった』
    『わぁーい♪♪』

    2006-09-25 00:34:00
  • 265:

    白(ちぃ)  

    『俺、光!ハイッ名前教えて☆』『・・・白。』『白ちゃんかぁ〜可愛い名前だね☆』そして、ご飯を食べてる最中もずっと質問攻め。。
    (よくしゃべる男だな。あッ泊まるトコきかなきゃ)『ねぇ、今日泊れる所って何処?近いの?』『う〜ん。近いっちゃ近いかなッ!』『なんてトコ?タクシーのって行くから』『あッ!俺が連れて行くから大丈夫だよ!』『いや、悪いよ。大丈夫。だから教えて?』『う〜・・・タクシーで行っても多分わからないと思う。。』『はッ!?なんで?!』『だって・・・紹介するところって俺んちなんだよね♪えへっ♪』『はぁ!?何それ!!無理だし!!時間無駄にした!もう行くね!』『ちょっと待って!!大丈夫だよ!白!話聞いてってば!』『何?もう話してる時間さえ無駄なんだけど。』『いや、勘違いしてるって!落ち着け!』
    ---ドサッ--- 『誤解?あたし彼氏いるし、泊めてもらうかわりにあんたとヤるなんて絶対嫌だから。それが誤解ってんなら話きくけど?!』
    『あたり前じゃん!俺だってそんなに軽くないよ!俺、ホストじゃん?だから今から明日の昼くらいまで仕事でしょ?で、家あいてるからその間に白寝てればいいじゃん、って思ったんだけどどう?』

    2006-09-25 00:53:00
  • 266:

    白(ちぃ)  

    『どうって・・・。。そういう事なら凄く嬉しいけど、でも正直まだ光がどんな人かわかんないから不安だよ。信用出来ない。』『それはあたり前だけど、そんな事いったら俺のほうが不安じゃない?だって、さっき会ったばっかの子を自分の家に泊めるんだよ?しかも俺いなくなるし、白が何処の誰かもわからないから強盗されても捕まえられないし。』『確かに。。じゃぁなんであたしを泊めるの?』『白はいい子だから!』『は?』『俺の直感!』『・・・。』

    2006-09-25 01:01:00
  • 267:

    名無しさん

    書いて

    2006-09-25 21:05:00
  • 268:

    千春

    読んでくださっている方、どうもありがとうございます☆
    少しずつ書き込みがあると嬉しいし、あたしの過去を書いてるだけの小説を読んで下さってる方がいるんだなって思うと励みになります。
    不定期ではありますが、更新していこうと思うので、気長にお付き合い下さい。

    2006-09-25 23:28:00
  • 269:

    白(ちぃ)

    光に引っ張られるようにして店を出た。そしてタクシーに乗り込み、光が運転手さんに行き先を告げている。
    (あたし・・・何やってんのかなぁ。。結局流されたけど、どんな風になってもいいような覚悟だけはしておこう。)
    『1320円になります』『おつりはいいよ!』そう言って光は2000円を無造作に置いてあたしの手を引いて降りた。

    2006-09-25 23:32:00
  • 270:

    白(ちぃ)

    連れられるがまま、光の家の玄関の前まで来てしまった。内心ドキドキ。光がどんな奴かなんてわからない。でも着いてきたのはあたし。何があってもあたしは後悔しない。
    『白??何怖い顔してるの?』『えッ!してないよ。』
    ---カチャッ---  『どうぞ♪』『・・・おじゃまします。』

    2006-09-25 23:35:00
  • 271:

    白(ちぃ)

    意外・・・部屋綺麗じゃん。てか、何も無い。。『じゃぁ俺仕事行くね!全部好きに使っていいよ☆いってきまぁ〜す!』『へっ?!』
    ---ガッチャン---
    (本当に何もしないで仕事いった。。。はぁぁ〜・・)緊張の糸がほぐれる。その時になってやっと、光の事を信用できる奴かなって思い始めた。

    2006-09-25 23:39:00
  • 272:

    白(ちぃ)

    1人になった知らない部屋。携帯をふとみる。 メール3件。確認すると、何気ない友達からのメールとちぃからのメール。返す気にはなれなかった。あたしは今誰にも言わず、知らない土地にいる。あたしがメールを返せばちぃはきっと返信してくる。たかが機械なのに、会話してしまえば、繋がってしまえば、あたしは・・・。
    冷蔵庫のビールを勝手にあけ、部屋の真ん中においてある、大きめのソファーに腰を下ろす。テレビをつければ、日本中何処にいたっておんなじ番組がみれる。あたしが東京にいる事すらリアルじゃなくなる。明日、仕事を探そう。。そんな事を考えながら大きめのソファーの上であたしはいつの間にか寝ていた。

    2006-09-25 23:51:00
  • 273:

    白(ちぃ)


    いつからだろう。友達や、家族、あたしは恵まれながら育ってきた。それでも、父親が死んだあの日から【人はいつか死ぬ】って事が脳の奥深くにいつもインプットされちて、あたしは常に孤独と一緒に生きてきた気がする。誰かに自分の100%を分かってもらうことなんて無理だし、自分が誰かの100%を理解するなんてもっと無理な事。それでも人はどうにもならない寂しさやせつなさに襲われた時、それを求めるんだよね。
    ちぃ。。あたしはね、千春とならそれが出来る気がしたんだ。あんたと同じ空気を吸うだけできっと分かり合える気がしていた。今でもあんた意外いないって、時々、あたしの胸の真ん中が騒ぎだすよ。。

    2006-09-26 00:00:00
  • 274:

    白(ちぃ)

    『し〜ろ!しろ!しーろー!!』 『ん〜・・・』『こんな所で寝てたら風邪ひくジョ〜♪』酔っ払い気味の光に起こされた。テレビからはお昼の定番番組のイントロが流れる。『おはよ・・・お帰り。』
    『しろ〜!!』そう言いながら光があたしに抱きつく。タバコと香水と酒の匂い。。。『あんた・・朝から何』『だってぇーお帰りとか実家でてからここ何年も言われてないし、じ〜んときた』無邪気に笑うホストの光に何か違和感を覚えた。

    2006-09-26 00:11:00
  • 275:

    白(ちぃ)

    シャワーを浴びて、化粧をしてリビングに戻ったら、テーブルの上に置手紙。その横には爆睡の光。【白へ----えーっと、いる所が無いなら気のすむまで俺んちにいてください!光より〜】
    ははッっと笑いながらその紙にこう書いた。【ありがとう。いってきます。】

    2006-09-26 00:19:00
  • 276:

    名無しさん

    アタシも千春?
    めっちゃオモシロイ?
    かなりハマった?
    続き、楽しみにまってます?

    2006-09-26 04:22:00
  • 277:

    ちぃ

    千春さん?ぁりがとぉございます??同じ名前ですねッ??なんか嬉しい??
    ゆっくりですが、最後まで頑張ろうと思いますのでたまにのぞいてみてくださいね?

    2006-09-26 18:33:00
  • 278:

    白(ちぃ)

    あたしは簡単に人を信用したりしない。
    だけど、世の中すべてが悪い人じゃない事くらい知っている。人付き合いはうまくできないし、協調性もなぃ。信じてボロボロになってもぃぃなんて思えるほど強くもない。だけど、ちぃの笑顔がみたくて、ちぃに必要とされたくて、その為ならあたしは強くなれる。
    そんな気持ちがなければきっと光にも出会わなかった。あの時少しだけ、神様ってやつを信じてもいいかなって思えたよ。

    2006-09-27 01:15:00
  • 279:

    白(ちぃ)

    昼間の東京はどの街にいっても人が肩をぶつけ合いながら、それでもみんな何かに向かって足早に歩いている。この中にあたしが紛れていても、誰も見つけてはくれないんだろうなぁ・・・ふとそんな事が頭をよぎる。

    2006-09-27 01:17:00
  • 280:

    白(ちぃ)

    仕事はもぅ決めていた。手には一冊の雑誌。それで調べた店に電話をかける。『お電話ありがとぉございます!deepです。』『あの、求人募集みて電話したんですけど』『あーえっと面接希望ですか?』『はい。できれば今日お願いしたいんですが』『えーでしたら、今日6時で大丈夫ですか?』『はい。おねがいします』

    2006-09-27 01:20:00
  • 281:

    白(ちぃ)

    ---6時---
    待ち合わせは新宿駅東口。迷いはなかった。
    ---プルルル---
    握りしめていた携帯が鳴る。『はい』『えっと、今どこにいますか?』『新宿駅東口にいます。』『じゃぁtaxiに乗って×××に向かってもらってください。そこの4階になります』『わかりました』

    2006-09-27 03:48:00
  • 282:

    白(ちぃ)

    言われた通り、あたしはtaxiに乗ってその場所へ向かった。
    そんなに大きくもないビルの前におろされて、深呼吸をする。
    ---ピンポーン---
    ガチャッ 『どうぞ☆』

    2006-09-27 03:49:00
  • 283:

    白(ちぃ)

    面接はものの15分ほど。『こういう業界は経験ありますか?』『キャバクラまでなら。』『じゃぁ風俗は初めてって事ですね』『はい。』『うちのお店は本番店ですが、大丈夫ですか?』『・・・はい。

    2006-09-27 03:50:00
  • 284:

    白(ちぃ)

    正直本番店なんて事は言われるまで知らなかった。でも後戻りはしたくなかった。
    よく、自分の体は大事にしなさいとか、お金で体を売るなんていけないとか言う人がいる。
    でも、自分の体の価値なんてわからないし、売れるものなら売った方がいいと思った。心を売るわけではないのだから。

    2006-09-27 03:51:00
  • 285:

    白(ちぃ)

    あたしとの一時間半にそのお金を出してくれる人を気持ち悪いなんて思わなかった。
    生きていればあたしの父親と同じ年くらいであろう人。それでも、人間何歳であろうと、寂しさや孤独と戦うのだろう。
    その助けにあたしを選んだのならあたしは最大限の手伝いをしよう。そう思った。

    2006-09-27 03:59:00
  • 286:

    名無しさん

    頑張って??

    2006-09-28 16:12:00
  • 287:

    ちぃ

    ぁりがとぉござぃます?今から少し更新します?

    2006-09-28 20:08:00
  • 288:

    白(ちぃ)

    ちぃ。あたしはあんたが思うほどかっこいい人間じゃないんだ。
    地位も名誉も金もなにもない。純粋でも天才でも素直でも強くもない。
    あたしにはちぃの方がかっこいい人間に思えたし、憧れてもいた。そのちぃの側にいられるならなんだってしようって思えた。だからね、またあんたの右側を歩ける日が来たら今度こそなろうよ。史上最強のいたずら猫に。

    2006-09-28 20:28:00
  • 289:

    白(ちぃ)

    仕事を終えて、その日の給料を受け取る。
    封筒の中に入ったお金を使ってビジネスホテルにでも泊まろう。
    荷物を取りに行くために、一度光の家に戻る。
    そのtaxiの中でメールに気づいた。(あっ・・・光)

    2006-09-28 20:37:00
  • 290:

    白(ちぃ)

    [白ー!何処で何してるの?まさかいなくなっちゃったの!?ご飯作ってぉいたから帰ってきなさぃ(*^-^)]
    ・・・。

    2006-09-28 20:46:00
  • 291:

    白(ちぃ)

    (光ありがとお。でも、あんたにそんなに良くしてもらう理由はないんだよ。)
    光の家について大事な事に気づく。
    (鍵ないじゃん・・・光はもぅ仕事行ってるだろうし・・・はぁ↓)

    2006-09-28 21:15:00
  • 292:

    白(ちぃ)

    ---新規作成---宛先[光][光〜鍵ない]

    ---ヒピピッ---
    受信 光[ポスト♪]

    2006-09-28 21:19:00
  • 293:

    白(ちぃ)

    ポストを開けると鍵と一緒に手紙がおいてあった。[この鍵に触った瞬間から、あなたは光の同居人です。さぁ、どうする?]
    ・・・・(笑)
    そしてあたしは結局東京にいる間、光の家に居候する事になった。

    2006-09-29 00:10:00
  • 294:

    白(ちぃ)

    夕方6時から朝方5時、日曜以外毎日仕事に出た。光は夜中日付が変わるくらいに仕事へ行き、お昼に帰ってくる。
    一日一食だけ一緒に食べる。あたしにとっては朝ご飯、光にとっては夜ご飯。

    2006-09-29 00:26:00
  • 295:

    白(ちぃ)

    ついこないだまでまったく知らない人だったのに、一週間でこの生活が当たり前になっていた。
    光は一緒にいる時間、あたしに手をだしたり、余計な詮索をしたり、一切しなかった。
    ただ、『しろー、運命信じる?俺ね、白とは運命としか思えないんだけど!!』と、満面の笑みで八重歯を見せながらいつもニコニコしてくれた。

    2006-09-29 00:32:00
  • 296:

    名無しさん

    ?

    2006-10-12 01:18:00
  • 297:

    名無しさん

    気になる?(*′艸`)
    頑張って完成させて下さい!応援してます(人・∀・)☆

    ?ァゲ?

    2006-10-12 02:50:00
  • 298:

    白(ちぃ)

    運命なんて信じない。だって、『運命』なんて言葉はきっと人間が作り出したものだから。
    運命の出会い・・・そういえば、ただの出会いよりも何倍も素晴らしい奇跡みたいに感じられる。
    悲しい事が起きた時、これは運命だったんだ。って思えば少し救われる気がする。
    そうやって、人間が作り出したただの言葉でしかない。

    2006-10-12 16:57:00
  • 299:

    白(ちぃ)

    だけどね、あたしは確かに嬉しかったんだ。光るが『運命だ』っていった時。
    ちぃに出会って、あたしの中で何かが変わり始めて、いつのまにかあたしの凍っていた心が溶けていたのかもしれないね。

    2006-10-12 17:00:00
  • 300:

    白(ちぃ)

    日曜日。。大きなもの音で目が覚めた。
    ---ガチャッッドン!・・ドサッッ!!---
    (ん?・・・光?)ダルイ体を起こして音のした方へと向かう。。

    2006-10-12 17:07:00
  • 301:

    白(ちぃ)

    『プッ(笑。ちょっと!光!?あんた何やってんの?!大丈夫??笑』

    玄関のドアが半開きで止まっている。そして下の方を見ると酔いつぶれて帰ってきた光が挟まって倒れていた。
    『う〜食われる〜』とかなんとかボヤキながら(笑)

    2006-10-12 17:17:00
  • 302:

    白(ちぃ)

    台所へ行き、グラスに水を入れる。『光〜水おぃておくね』そぅ言ってあたしはリビングに戻り、缶コーヒーと煙草を手に携帯をチェックする。東京にきてから毎日携帯をみるくせがついた。あたしがいなくなった事でちぃがもっと騒ぐと思ったのに、今日もちぃからのメールはない・・・

    2006-10-13 22:42:00
  • 303:

    白(ちぃ)

    こんな気持ちになるなら・・・そう思ってあたしは携帯の電源を切った。

    2006-10-13 22:44:00
  • 304:

    名無しさん

    ?げます?

    2006-11-27 23:38:00
  • 305:

    名無しさん

    ?げます?

    2006-11-27 23:38:00
  • 306:

    名無しさん

    かいてください?

    2006-11-30 22:47:00
  • 307:

    名無しさん

    名作ぁげ??

    2006-12-01 22:22:00
  • 308:

    ちぃ

    しばらく、更新できなくてすいませんでした↓読んでくださっている方、書き込みして下さった方、ありがとうございます。今から、更新します☆

    2006-12-09 01:49:00
  • 309:

    ちぃ

    (今日は休みだからゆっくり過ごそうと思っていたのに、光のおかげでなんだか目が覚めたな。・・・当の本人はまだ玄関に挟まってるし・・・。しょうがないからシャワー浴びて行動するか)

    2006-12-09 01:56:00
  • 310:

    ちぃ

    シャワーを浴び、髪を乾かしている時にふと変な気持ちになる。鏡の中に映るこの女は紛れも無くあたしなのに、まるで他人のように見える。当たり前のように自分を認識していたつもりだけど、混乱する。鏡に映る媒体である村上白。鏡に映らない心の中の村上白。それを「=」で結ぶ事が出来ない。
    (なんなんだろ・・・心って。難しいな・・・やめよう考えんの。)

    2006-12-09 02:08:00
  • 311:

    ちぃ

    リビングに戻り、タバコに火をつける。(最近吸いすぎかなぁ〜、ちぃが見たらきっと怒るんだろうな)
    そして気づく。(あたしの頭ん中ちぃばっかりだな 笑)
    ----ぐぅ〜ッ---ちょうどいいタイミングで久し振りにあたしの胃が訴えてきた。
    今日は光も休みなはずだし、飯あったら食うかもなと思い簡単に作れるものでも作ることにした。

    2006-12-09 02:16:00
  • 312:

    ちぃ

    ---よしッ!完成☆白ちゃん特性スペシャルオムライス☆
    自分のはそのままキッチンで立ったまま完食し、光のオムライスにはデカデカとケチャップでメッセージを書いて冷蔵庫にしまった。
    化粧をして、服を着替えて、今日は1人でショッピングでもすることにした。

    2006-12-09 02:25:00
  • 313:

    ちぃ

    家を出ようとした時に、忘れていた事に気づく。玄関のドアに挟まったままぐ〜すか寝ているかたまり。。。
    『光〜!起きろ!!こらッ邪魔だろ!お前が挟まってると玄関の鍵閉められないんだよ!!』『・・・Zzz』・・・イラッ。
    (はぁ〜↓運ぶの面倒だし、無理やり起こして絡まれたらウザイし。。盗まれるもんなんてないよな・・この家。ん〜・・・でも一応。』

    2006-12-09 02:35:00
  • 314:

    白(ちぃ)

    外に出て笑いがこみ上げる。あと一歩が踏み出せなかった、結果玄関にはさまれるはめになった男のこの間抜けな姿に。(外からみると下半身しかでてないからなおさらかっこ悪 笑)
    そして、近所の人が驚いて救急車を呼んだり、泥棒が入ったりしないように、メッセージを書いた紙を光のオシリに貼り付けでかけた。
    [ 起きてますよ ]

    2006-12-09 02:44:00
  • 315:

    白(ちぃ)

    渋谷・原宿・六本木ヒルズ。何処へいっても人がごった返している。カップルや家族連れ。皆おもいおもいに休日を楽しんでいるよう。あたしはというと、可愛い小物、アクセ、洋服。どれをみつけても(これちぃが着たら可愛いだろうなぁ〜)ばっかり。なんの為のショッピングなんだか。。
    仕事の時に着るための服を何着か適当に購入して、歩きつかれた体を休ませようと喫茶店へ入った。
    灰皿とアイスコーヒーを頼んで一息つく。かばんの中からタバコを取り出そうとしたときに、動きが止まった。目に入ったのは今朝電源を切った携帯。。ひょっとしたら・・・淡い期待を抱いて電源をいれ、メールを問い合わせる。
    -----受信 2件----

    2006-12-09 02:58:00
  • 316:

    白(ちぃ)

    1件目 光
    ---おいッ。。。出かけるなら起こせよ!笑 しかもなんだこの張り紙は!

    2006-12-09 03:02:00
  • 317:

    白(ちぃ)

    2件目 光
    ---白ちゃ〜ん。冷蔵庫のオムライス食っていいの?てか今日休みでしょ?早く帰っておいで☆

    2006-12-09 03:05:00
  • 318:

    白(ちぃ)

    どっちもお前かいッ!!
    ちぃは・・・あたしがいなくても平気なのかな・・・。。。
    こんな時、光の暖かさに救われる。[早く帰っておいで☆]その一言で何かが軽くなる。
    (しょうがないな・・笑)足早に喫茶店を出て、急いで光の家に帰った。

    2006-12-09 03:11:00
  • 319:

    白(ちぃ)

    ---ガチャッ---『ただいまぁ〜』
    『おう!お前起こせよな!!笑 俺起きた時自分に何がおきたのか全く分からないわ、具合悪いわでパニックだったんだぞ』
    『いや・・・面白かったよ 笑』『しかも張り紙みたら[起きてますよ]って軽く嘘ついてるし!誰あてのメッセージだよ!笑』
    『泥棒・・・あんたが挟まってるから鍵しめらんなくて』『あ〜なるほど。そりゃ悪かった・・・ってじゃぁ起こせよ!笑』『起こしたけど、起きなかったの!もういいでしょしつこい。』

    2006-12-10 02:14:00
  • 320:

    白(ちぃ)

    『あっ!あと、オムライス旨かった☆ありがとな!・・・でもあのメッセージみて一瞬食う気失せたけど 笑』『なんでだよ』『だって[ありがたいだろ]って書いてあるオムライス初めて見たぜ?笑』『ははッ!☆ありがたかったろ♪』『まぁな!』

    2006-12-10 02:18:00
  • 321:

    白(ちぃ)

    こうやって光とちゃんと二人でゆっくりこの家で話をするのは初めてだ。少し照れる。
    『なぁ〜白ー。今日休みなんだよな?』『うん。なんで?』『俺も休みだし、たまにはどっかいかない?』『・・・なんで?』『なんでって。嫌なんかい 笑』
    『嫌とかじゃなくて、あんた休みの日くらいゆっくりしたほうがいいんじゃないかなぁーって思って』『休みだから出かけたいんだよ!白姫と☆』『・・・わかった。じゃぁお前は今日あたしの家来な♪』『!? なんでだよ!?』『あたしが姫なんだろ?☆クスッ』『なんで家来!?王子様がいい〜!!!泣』『ダーメ♪』

    2006-12-10 02:24:00
  • 322:

    白(ちぃ)

    光がよく行くおすすめのお店に連れてってくれて、2人で楽しくご飯を食べた。
    その後、クラブへ行って、いい感じにテンションhighになっていた時だった。『あれ!?光輝!?』

    2006-12-10 21:03:00
  • 323:

    白(ちぃ)

    『ライ君こそ!1年前とは別人だな☆』
    そして、そのライ君とやらが光の隣で(;¬_¬)ジーっと2人の様子を見てるあたしに気づいて
    『光輝の連れ?ライです☆よろしく〜!』
    『あっ・・・白です。よろしく』

    2006-12-10 21:18:00
  • 324:

    白(ちぃ)

    その後なんやかんやで3人で盛り上がってしまい、クラブを出て飲みに行く事になった。

    2006-12-10 21:22:00
  • 325:

    白(ちぃ)



    -------この夜、どうして見抜けなかったんだろう。----------
           光を見る[ライ]の目に。。。

    2006-12-12 22:29:00
  • 326:

    白(ちぃ)

    『なぁ、二人は付き合ってんの?』 突然のライの発言にあたしと光は二人とも目を点にして固まった。
    『違うって!!白が家ないからって、俺んちに居候してるだけだって!』
    ・・・たしかにその通りだけど、なんか腹立つ光の発言。

    2006-12-12 22:32:00
  • 327:

    白(ちぃ)

    『だよなー。光輝にこんなべっぴんな女もったいねぇーもん笑』
    『なんでだよ!どっちかって言うと逆だろ。白に俺はもったいないっていうか♪笑』
    『いや、ないね』『うっさいわ!笑』そんな二人のやりとりを無視して気になっていたことをきく。

    2006-12-12 22:35:00
  • 328:

    白(ちぃ)

    『・・・ねぇ。光輝って光の事だよね?』
    すると、ライ君が少し驚いたように言った。『こいつの源氏だよ!知らなかったの!?』
    『そうなんだ。じゃぁ光は本名なんだ』
    そして光が笑いながら『光が源氏だと思ってたのかよ!笑』『うん』『うわ!即答!!笑  んなはずないっしょ☆』

    2006-12-12 22:39:00
  • 329:

    白(ちぃ)

    『じゃぁライ君は?』『俺はライが源氏。でも本名も[雷毅]だからみんなライって呼ぶけどね』『へぇ〜。かっこいい名前だね。』
    『んな事ないよ。白ちゃんこそ可愛い名前じゃん。由来は?』『・・・白って、どんな色でも中和するでしょ?例え赤に白を混ぜればピンクになるし、青に混ぜれば水色になる。天下の黒さえも、グレーになる。世の中にはいろんな人がいて、いい所もあれば悪い所もある。だからもし、悪い所を見つけたらあんたが中和して黒を白には出来なくても、せめてグレーにはしてあげられる人間になって欲しい。ってのが親の願いらしいよ』
    『ん〜よくわかんないけど、いい名前だな!』
    あたしは今まで大人が名前をほめる行為はただの社交辞令だと思っていた。でもこの日、ライがそういってくれたのは素直に嬉しく思えた。・・・なのに・・・。

    2006-12-12 22:52:00
  • 330:

    白(ちぃ)

    ------------------

    家に帰ると、光はそのまま冷蔵庫へ直行。ソファーへもたれているあたしに『白ー!!まだ飲めるよね!?』といらない大声で聞いてきた。

    2007-01-27 05:58:00
  • 331:

    白(ちぃ)

    『うん〜まだイケる』
    『ビールでいい?』
    『うむ〜』

    そしてあたしの横へ座り"プシュッ"とフタを開けて渡してくれた。

    2007-01-27 06:01:00
  • 332:

    白(ちぃ)

    『・・・・・・・ねぇ』『うぉッ!?急にしゃべんなよ!ビビったぁ〜((((゜д゜;))))』
    『どんだけ小心者なのよ(笑)』『何!?お前が悪い癖にヽ(*`Д´)ノ』
    『ハイハイごめんね〜、てか光ってさホストだから優しいっていうよりも、元々優しいんだね。きっと』『何またまた急に(笑)』『う〜ん。。なんていうか今更だけど、あたし突発的に東京出て来て、もし光に会わなかったらどーなってたかなーって思って。感謝してる』

    2007-01-27 06:13:00
  • 333:

    白(ちぃ)

    『柄にもなく可愛らしい事♪さては酔ったか?ならば男の子光君!!今宵は狼に変身しちゃおうかしら(`∇´ゞ』
    ---ガバッ!!----

    ☆( o (○=( ̄□ ̄#){ウザィ

    2007-01-27 06:17:00
  • 334:

    白(ちぃ)

    (┬┬_┬┬){嘘なのに〜(泣)

    『うるさぃ。光、つまみ』『ハイハイ、もぅ〜うちの人は今時亭主関白で困るわぁ〜』
    『そー言えば光って何でホスト始めたの?聞いていい?』

    2007-01-27 06:23:00
  • 335:

    白(ちぃ)

    『そうなんだ。。でも光は辛くないの?』
    『辛くはないよ。この仕事で学んだことたくさんあったし、俺元々頭良くないからバリバリサラリーマンで働くよりも、誰かを笑わせたり楽しませる仕事の方があってるみたい★それにたくさんの出会いもあったしね。白とも俺がホストじゃなきゃ会ってないし!』
    『そっか。なんかあんた・・・いい男だね☆応援するよ』『にゃはっ♪照れる〜f(〃▽〃)』

    2007-01-27 06:56:00
  • 336:

    白(ちぃ)

    『何年この仕事してんの?』『んーっと。・・3、イヤ!4年かな!』『えっ!?あんた今何歳!?』『今年で22なり☆』『マジ!??(゚@゚;)てっきり一個上くらいかと思ってた!!何その童顔!(笑』『なにって(笑)白チャンなんでいつもヒカピーにそんなに毒吐くのよ(/_・、)ひどぃゎ↓』
    『自分でヒカピー言うな。気持ち悪いおっさんだな。』
    『おっさんって何じゃ!お兄さんじゃい(゚皿゚メ)』

    2007-01-27 09:45:00
  • 337:

    白(ちぃ)

    『・・・・気持ち悪いお兄さんだな・・・』
    『言いなおすな!!(笑)それに今日会ったライも今の店に移る前は一緒に働いてたんだょ。あいつと俺同期でさぁ。楽しかったなぁ〜』
    『なんで店移ったの?』
    『移ったっていうか店自体なくなったんだよね。それでそれぞれお呼びがかかったり、夜やめた奴も結構いたなぁ〜』

    2007-01-28 12:10:00
  • 338:

    白(ちぃ)

    『へぇー。まぁ・・・あんたもいろいろあんだね。ドアに挟まれてるだけが光じゃないのね(笑)』
    『そうみたいね♪(笑)』

    --------------------

    2007-01-28 12:16:00
  • 339:

    白(ちぃ)


    『お疲れ様でーす。』
    『あっお疲れさん!白ちゃん今日も頑張ったねぇ♪明日も頼むね〜!』
    『へぇーぃ。』

    2007-01-28 12:20:00
  • 340:

    白(ちぃ)

    イライラする。気にしない。
    叫びたい。忘れよう。


    今日もちぃからの連絡はない。

    2007-01-28 12:24:00
  • 341:

    白(ちぃ)

    考えたくない。頭やら胸やらが押し出されそう。
    東京の空気が余計にあたしを苦しめる。
    星も見えないこの街では酸素すら買うしかないのかな・・・

    2007-01-28 12:31:00
  • 342:

    白(ちぃ)

    玄関をあけて家に入った瞬間にほのかに光の匂いがする。やっと少し息がしやすくなった。こんな日は必ず大きな恐怖に襲われる。
    (あれ。どこにしまったっけ・・・)
    自分の荷物をあさる。
    (あった。これでまた明日がくる)
    ピルケースから薬を2錠とりだしてペットボトルの水で一気に体に入れる。そして崩れるように眠りについた。

    2007-01-28 13:57:00
  • 343:

    名無しさん

    今日初めて読んで一気にハマりました!頑張ってください!

    2007-01-28 14:16:00
  • 344:

    ちぃ

    ありがとぉございます☆ほんっと不定期ですが、ゆっくりお付き合いしてくれたら嬉しいです!

    2007-01-28 21:11:00
  • 345:

    白(ちぃ)

    -----------------

    ガチャッ---『たーだいまー♪白ー?寝てるんですかぁー?しー--・・ろ・・?・・・・・・・・・。』

    床には大きめのピルケースとそれの開いたふたからこぼれる沢山の薬。

    2007-01-28 21:16:00
  • 346:

    白(ちぃ)

    『・・・ろッ!白ッ!?しろッ!?!!!』 『ん・・・?あッ・・おかえり』
    『お帰りじゃねーよ!!何だよコレッ!?お前何でこんなに沢山、薬持ち歩いてんの?!何の薬だよ!!正直に言えっ!!』
    『なに・・・って・・・』

    2007-01-28 21:27:00
  • 347:

    白(ちぃ)

    『正直に言え。俺でさえ見た事あるものもあるんだぞ。』
    『それは・・・いざという時の為だよ。使ってない。ドラッグはしてなぃ。ただたまに安定剤とか眠剤は必要なの。今日もそうだったの。光が思ってるようなのじゃない』
    『そんなの信じられるかよッ!?何だよいざという時の為って・・・。何があってもダメだろ?!・・・』
    そう言った光の両目からは涙が次々と溢れ出していた。

    2007-01-28 21:33:00
  • 348:

    白(ちぃ)

    あたしの頭は眠剤のせいでまだボーっとしていて、そんな光の涙をみて(H2o・・・いっぱぃ・・・)なんて考えていた。

    『白。本当にドラッグには手出してないんだな?これは捨ててもいぃんだな!?』
    光・・・そんな怖い顔しないで・・・あやまるよ・・・だから怖い顔しないで・・・
    『うん。捨てていーよ。』

    2007-01-28 21:38:00
  • 349:

    白(ちぃ)

    そう言ってやっとの思いで上半身を起こした。『光・・・変な心配しないで。。ごめんね・・』

    -----ガバッ!!------

    『ッ!?・・・・光痛い・・痛いよ・・・』

    2007-01-29 00:40:00
  • 350:

    白(ちぃ)

    『ック・・ヒック・・・ズッ・・おまッ・・お前はだい・・じなんだか・・らな!!びっくりさせ・・んなッ!!』
    そういって華奢なくせに大きな体できつく抱きしめてくれた。

    ねぇ光。あたしはね、東京という街で忘れたくないものはあんただけなんだよ。・・・それだけは忘れないで

    2007-01-29 00:47:00
  • 351:

    白(ちぃ)

    --------------------

    ♪♪♪〜
    『・・・・・・・光。携帯なってるよ。光!・・・はぁ・・』
    すっかり日は沈んで目を開けても閉じても何も見えない。

    2007-01-29 00:52:00
  • 352:

    白(ちぃ)

    昨日あれから、光は何も詮索したりせず『こんな時はあれだ!!ほらッ!!DVDだ!!観るぞ!!』
    と言って、眠剤のせいですぐ眠りこけるあたしを後ろからずーっと優しく包んでくれながら映画をみた。

    2007-01-29 01:02:00
  • 353:

    白(ちぃ)

    いつの間にか光も眠ってしまったんだろう。小さく寝息をたてながら気持ちよさそうに寝ている。

    (今何時だろ・・・)

    壁を伝っていき電気のスイッチを入れる。

    2007-01-29 01:05:00
  • 354:

    白(ちぃ)

    pm9:25----

    まだ起こさなくて大丈夫か。でもさっきからずっと光の携帯は鳴っては止み、鳴っては止みを続けている。
    (急用だったら・・・やっぱ起こすか)
    そう思い声をかけようと振り返って光の顔をみた瞬間に、一瞬息がつまった。光の頬にはくっきりと涙の筋・・・きっとあたしが寝た後も泣いていたんだね。・・・ありがとう。。。

    2007-01-29 05:09:00
  • 355:

    白(ちぃ)

    『光〜ひーかーる!ひー!!かー!!るー!!』
    『うぉッ☆*£◎!?びびったぁ-・・・』
    『携帯鳴ってる〜』--ポイッ---ポスッ-----

    『あっ白ぉはよ・・わりぃ。』----ピッ

    2007-01-30 04:45:00
  • 356:

    白(ちぃ)

    『もしーうん寝てたぁ-・・・・・えっ?あっうん分かった。何処?・・・ほぃ了解。でバイ☆』
    ---ピッ----ピピピピッ---
    『うへ〜。こいつ何回鳴らしてんだよ(☆o◎)!?ごめんなぁ〜うるさかったっしょ』『うん。でも急用だったらあれだし起こした』『ありがと!姫サマ♪俺同伴になったからシャワー浴びてすぐでかけるわ!』『おぅ。頑張れ』
    ----ポスッ---『お前もう大丈夫か?今日休み??』
    そう言って頭に優しく手を乗せ問い掛ける光に、黙ってコクッと笑顔でうなずいた。

    2007-01-30 04:54:00
  • 357:

    白(ちぃ)

    ------ガチャッ
    『じゃぁ行ってくるね〜お利口さんでいるなりよぉ〜』『はーぃ。いってらー』
    ----ガチャン--
    (よし・・・っと)そう少しだけ気合いを入れて、あたしは待てどもこない相手へ、メールを作成した。昨日光にもらった優しさを胸に。。
    "宛名---ちぃ---"

    2007-01-30 05:02:00
  • 358:

    白(ちぃ)

    [送信完了しました]

    ---------------------
    『光輝〜!!ごめん遅れて!おまたせッ☆』
    『おーホントだょお前!僕腹ペコペコペコ↓』
    『一個ペコ多いよ(笑)じゃぁ行こう♪』
    『うんo(^o^)oって早ッ!!置いてくなよ!おぃッ!!美佳子-!!』

    2007-01-30 05:09:00
  • 359:

    白(ちぃ)


    素直な心。一途な心。優しい心。愛する心。
    どれも綺麗なものなのに、時としてまるで魔女が混ぜたスープの様になるのは何故??

    2007-01-30 05:15:00
  • 360:

    白(ちぃ)

    -------------------
    ブーッブーッブーッ

    静かな部屋に携帯のバイブ音が妙に響く。誰が鳴らしてるかなんて考えなくてもわかるんだけどね。。今はとれないよ・・ごめん。送ったのが精一杯だったの。。自分勝手なあたしを許してね・・ちぃ。。

    2007-01-30 05:33:00
  • 361:

    白(ちぃ)

    --------------------
    ぁりがとうございましたぁ-!!

    『ふぅ〜満腹満腹♪美味かったね!光輝☆』
    『美味かったねってお前(笑)それでホントにご令嬢でらっしゃるんですか?(笑)』

    2007-01-30 05:42:00
  • 362:

    白(ちぃ)

    『むぅ〜!うまかっただって立派な日本語だもん!!』『だな(笑)失礼いたしました☆』
    『あっ!!そういえばライに会ったんだって!?飲みに行ったら嬉しそうに話してたよ?』
    『おぅ!偶然なッ♪美佳子相変わらずライの所行ってんのかぁ!じゃぁ今度一緒にライの店に飲みにいくか☆』
    『わぁ-ぃ!!♪行く行く-!!楽しみぃ』

    2007-01-30 05:48:00
  • 363:

    白(ちぃ)

    『じゃぁ決定!とりま、そろそろ時間やべーし店いくぞぉ〜!』『はーぃ♪』
    ----------------------
    『光輝〜!酔ってきたぁ♪よーし今日は飲むよぉ!ロマネ-・・・3本!!』
    『こらこら美佳子チャン↓そんなに飛ばさないでゆっくり飲もうょぉ〜』

    2007-01-30 06:33:00
  • 364:

    白(ちぃ)

    『ダーメ!!あっ光輝、そこのシンデレラからまず片付けちゃおッ♪』
    『あー俺今日絶対潰れる〜・・・(笑)』
    『いいじゃん♪そしたら美佳子が光輝んチまで行って看病してあげるからさッ♪』
    『はいはい(笑)』
    『何その返しぃ!でもそれいいかも!!ねっ今日終わったら光輝んチ行ってもいい!?』

    2007-01-30 06:39:00
  • 365:

    白(ちぃ)

    『まずいなぁ〜。俺んチ、エッチなオモチャとか本とかDVDに溢れてるもん(笑)だからまた今度なッ☆』
    『・・・・・・・・やっぱり』
    『えっ??』
    『うぅん☆もぅ〜しょうがないなぁ↓じゃぁちゃんと今度までに片付けててよ!?ばかッ☆』『はーぃ(笑)』

    2007-01-30 06:43:00
  • 366:

    白(ちぃ)



    ----------------------

    2007-01-30 06:50:00
  • 367:

    白(ちぃ)


    『今日はありがとな!気をつけて帰れよ??また連絡する☆』
    『うん!ありがと、じゃね☆』

    -------バタンッ---ブーン

    2007-01-30 06:52:00
  • 368:

    白(ちぃ)

    『お客さん、行き先は?』
    ---シュボッ・・・・・フー・・---
    『世田谷方面に向かって』

    ---パカッ・・カチカチカチ---

    2007-01-30 06:55:00
  • 369:

    白(ちぃ)

    宛名[雷毅]

    光輝に会ってきた。本当みたぃだね。あたし・・・絶対に光輝が欲しいの。。お願い・・ライ。。力貸して。。

    2007-01-30 06:58:00
  • 370:

    名無しさん

    続き書いて下さいッッ??

    2007-02-12 14:05:00
  • 371:

    ちぃ

    読んでくれている方、なかなか更新出来なくて本当にごめんなさい??

    2007-02-28 06:01:00
  • 372:

    白(ちぃ)


    -------------------
    東京へ来てもう1ヵ月。この生活にも慣れた。
    でもそろそろかな・・・
    ちぃは待っててくれてるかな…

    2007-02-28 06:13:00
  • 373:

    白(ちぃ)

    ---ガチャッ---
    『たぁだいまぁ〜…』
    『光おかえり!あっ・・・』
    『んぅ!?白〜もぅ起きてたのか?』
    『うん。それより一緒に来るなんてビックリしたよ!ライ☆』
    『よぉ!光輝がうちの店に飲みにきてくれてさぁ〜、そのまま終わって一緒に来たわ!今日は俺も泊まります☆よろしく!』

    2007-02-28 06:23:00
  • 374:

    白(ちぃ)

    『そっか!2人ともなんか飲む?』『俺水〜。てか白様…本当に申し訳ないのですが僕は腹へりんこだぷー…』
    『ハイハイ。あたしも食べようと思ってたから一緒に作るのはかまわないけど、食べ終わったらコ○ン星に帰ってね、ひかりん』
    『そんな〜↓ひかりん悲ちん○だぷー↓』『やっぱお前には作らん。ライはお腹は?』
    『ペコペコです』『よし、じゃ作るわ!二人分♪ちょい待ってて』

    2007-02-28 06:33:00
  • 375:

    白(ちぃ)

    『嘘です白様(泣)ごめんなさい〜俺のも〜↓』
    『(笑)わかったからちょっと待ってなさい!はいっ!とりあえず水!』
    『(*●′∀`pqわぁ〜ぃ♪』

    2007-02-28 06:37:00
  • 376:

    白(ちぃ)

    (そろそろ東京でようと思うって話したかったんだけどな・・・まいっか。)

    ---------------------
    『『『いっただきまぁーす』』』

    2007-03-01 04:38:00
  • 377:

    白(ちぃ)

    『なぁライ。最近美佳子に会った?』
    『ん?あぁ、あったけど…』
    『あいつなんかこの頃おかしくねーか?』
    『そーか?あんまり変わりなかったと思ったけど。』

    2007-03-01 04:42:00
  • 378:

    白(ちぃ)

    『ならいーけど。どーも変な感じだったんだよな〜』
    『美佳子って?』
    『おぅ、白は会ったことないけど、俺とライが同じ店で働いてる頃から、美佳子はよく飲みに来てくれてて、店がバラバラになった今もどっちの店にも来てくれてる子なんだ』
    『へぇ。いい子なんだね、きっと☆』

    2007-03-01 04:48:00
  • 379:

    名無しさん

    前置き★批判ではないです!!!!!!
    文才おありになるしわかり易く読めます
    ただ、一体何を伝え描きたいのかがイマイチ分からないですう?
    ノンフィクとの事ですが有り得ないかと
    矛盾がある云々の前に全くリアリティーを感じないンです
    だけれど話しが面白ければと読み進めましたが
    このお話しはちいとしろの【友情】のお話しなンですか………
    ぐっとくるものがなくて?それは、お話しが綺麗過ぎて
    なンて言うのか大袈裟に言うとSFを読ンでる感覚です

    2011-04-23 13:05:00
  • 380:

    名無しさん

    続きよみたいい

    2011-12-05 17:52:00
  • 381:

    名無しさん

    あげ

    2013-05-24 04:18:00
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