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《SEPTEMBER》〜始まりの季節〜

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  • 1:

    ー2004年8月ー
    爆音でトランスが流れる部屋…
    日に焼けた肌。
    派手なメイク。
    金髪メッシュに原色の服。
    それが普通。
    私は【あゆみ】
    あと1ヶ月で18歳の誕生日を迎える。

    2005-08-18 23:32:00
  • 37:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 38:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 39:

    名無しさん

    面白いよ!期待してます^^

    2005-08-19 03:38:00
  • 40:

    そんな事を思いながらも私たちは今まで通り連絡を取り合った。
    次の週の水曜日
    〈ぉはょぉさん☆何してるん?〉
    いつも通りのりょうたからのメールに
    〈おはよ☆家ぉるょ☆〉
    私はいつも通り答えた。
    〈俺今からちょっと寝るから夜遊ぼや☆9時に起こしてやぁ☆〉

    2005-08-19 16:04:00
  • 41:

    〈わかった☆〉
    また二人は遊ぶことになった。
    9時になりりょうたを電話で起こし準備をして私はミナミに出た。
    初めて会った場所のすぐ近くにりょうたはしゃがんでいた。
    『おはよっ☆』
    私は笑顔でそう言った。
    りょうたはスーツ姿だった。
    「スーツでごめんな〜着替えるんめんどかった☆」
    りょうたは笑いながら言った。

    2005-08-19 16:07:00
  • 42:

    『ホストって感じやなぁ〜』
    そう言いながら私はなぜか少し寂しい気持ちになった。
    「飯食いに行こっ☆」
    そう言いりょうたは自転車にまたがった。
    『スーツ姿でホスト丸出しの男が後ろにギャル乗せてチャリ漕いでたらめちゃ目立つな』
    私はそう言い二人で笑った。

    2005-08-19 16:11:00
  • 43:

    私たちは知り合ったばかり。りょうたの何を知ってるわけでもない。それなのに私は(変わらないでいて欲しい)そんな風に思っていた。
    それが苦しい恋の始まりだった事にまだ気付いていなかった…

    2005-08-19 16:15:00
  • 44:

    私たちは中華料理やさんに着いた。
    くだらない話で笑いながらごはんを食べた。
    店を出ると「どうする?帰りたい?」
    りょうたがそう言ったので『どっちでもいいよ☆』私がそう答えると「んなら俺んち行くか☆」そう言って自転車を漕ぎだした。

    2005-08-19 16:18:00
  • 45:

    風に乗ってブルガリの香水の匂いがした。家に着くとりょうたはネコとじゃれだした。そこには子供みたいに無邪気に笑うりょうたがいた。
    『ホストはどぉなん?』私が聞くと「どぉなんやろなぁ?とりあえず明日は客とデートやわ〜」

    2005-08-19 16:32:00
  • 46:

    『へぇ〜』
    今までの私なら(そんな事どぉでもいい。)そう思っていただろう。
    だけど私は不思議な胸の痛みを感じた。りょうたは私に彼女の話をしない。
    だけどりょうたには彼女がいる。そしてホスト。
    顔が好みだから一緒にいるだけ。付き合いたいとかそんなんじゃない。そう思っていた。だけど今思えばりょうたに対してだけはそう言い聞かせていたんだろう。今までとは違う気持ちを認められなかったんだろう

    2005-08-19 16:37:00
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