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【魔の召使い】
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1:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
冬も深まり始めた12月の事だった。友人のトモキが自殺した。原因はいじめ…。トモキとは幼い頃からの友人であり、よきライバルだった。だがいじめの事については一言も相談してくれなかった。トモキは俺に心配をかけないように自分一人で抱え込んでいたのだ。 《ちくしょう!!トモキの奴いじめなんかに負けやがって!なんで俺に相談してくれへんかったんや?力になってあげる事もできたかもしらんのに…》 疑問ばかりが頭の中をかけめぐる。考えても考えても答えなどでるはずもない。そうして俺が考えている間に形式だけの葬式は終わりを迎えようとしていた。火葬場に迎う前に最後にトモキの顔を見る事ができた。 マネキンのように無表情で生気のない顔だったが俺にはトモキがとても悔しがっているように見えた。
2006-04-10 22:36:00 -
91:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
部屋から出ると、なぜかガイコツは俺より先にリビングに飛んで行った。《なんでアイツ先に行くんやろ?》少し気になったがそんなに気にする事もなかった。リビングに着くとオカンはテレビを見ていた。オトンは風呂に入っているみたいだ。俺に気付きこっちを見た。先に口を開いたのはオカンだ。『さっきはきつく言ってごめんな。ご飯テーブルの上にあるから。』 「俺も反抗してごめん。明日からは気つけるから。」いつも言い合いをした後はこんな感じで仲直りをする。仲直りを終え俺はイスに座った。《ガイコツどこいってんやろ?俺より先にリビングに行ったのに…。》部屋を見渡したその時、ガイコツが戻ってきた。(どこ行ってたん?)と小声で聞いた。するとガイコツは『仕返しでございます。』と言った。《仕返し?仕返しって誰にやろ?コイツおかしな事言うなぁ…。》
2006-04-19 07:10:00 -
92:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
『ご飯終わるん時間かかるやろ?先お風呂入るね。』俺が夕食を食べているとTVを見ていたオカンが風呂の用意を持って俺に話かけた。「うん。先入りーや。」 そう言うとオカンは風呂に入りにいった。オトンはTVを見ていたが寝てしまったようだ。起こさないように俺は小声でガイコツに聞いた。『《仕返し》ってなんやねん?誰に仕返ししたん?』「焦らなくても今にわかりますよ。もうすぐです。」その時だった。風呂場から『きゃあぁぁぁぁ!!!』と声がした!
2006-04-19 21:43:00 -
93:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
俺は急いで風呂場に行った。風呂場の中に入る訳にはいかないので風呂場の外で『オカン!どうしてん?』 と声をかける!以外にも返事はすぐに返ってきた。 「急に熱いお湯がでてきただけやから大丈夫やで。心配してくれたん?かわいいとこあるなぁ!」 《心配して損した。》そう思いリビングに戻った。しばらくするとオカンが風呂からでてきた。出てきてすぐ「ヤケドしてもーたわ。ほら!腕真っ赤っ赤やろ?」と腕をみしてきた。それは真っ赤っ赤どころではなかった。腕の一部分は腫れあがり水脹れになっていた。『めちゃくちゃ痛そうやん!病院行かんで大丈夫?』「これぐらいほっといたら治るわ。ヤケドなんかでは病院なんかいけへんよ。」《俺やったら急いで病院行くけどなぁ。》そう思いながら風呂に入った。
2006-04-19 22:00:00 -
94:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
風呂からあがりそのまま部屋まで戻った。《なんか今日は色々あったなぁ。ソラの事に、女の事に、オカンの事かぁ…。疲れたわぁ。》ベットに横になり、今日の出来事を思い浮べているとめずらしくガイコツが近寄ってきて話し掛けてきた。 『ご主人さま。仕返しの方はあれぐらいでよかったのでしょうか?それとも、もう少し懲らしめたほうがよかったでしょうか?』 ガイコツは俺に得意気に言った。《えっ?今こいつ仕返しって言った?もしかして…》 「さっきのお風呂のんもしかしてお前がやったん?」疑いながらも聞いてみた。『左様でございます。ご主人さまに危害を加えたので少し懲らしめてやりました。ご満足頂けましたか?』ガイコツはまったく悪怯れた様子はない。むしろ自信満々だ。その様子に俺は怒りを覚えた。
2006-04-19 22:12:00 -
95:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
『お前何勝手な事してんねん!いらん事すんなや!』俺はガイコツに腹が立ち怒鳴り付ける。するとガイコツはきょとんとしながら 「ご主人さま。私何か気にさわるような事を致しましたか?私はご主人さまのために、ご主人さまに危害を加えたの奴を懲らしめただけでございますよ?」 と言う。 『いくら俺に危害を加えたって言っても俺の親やねんぞ?そんぐらいでお前に何かしてほしいって思えへんわ!俺が命令もしてないのに勝手な事すんなや!!』ガイコツは戸惑い何が何か判らないといった顔をして「親?親とはそんなに大事なものでございましょうか?私の世界では神以外には特に大事という考えはございませんので…。申し訳ございませんでした。」 と深々と頭を下げ戻って言った。《そっか…。コイツの世界と俺等の世界って考え方違うねんなぁ。それもしらんのになんか怒鳴って悪い事したなぁ。》それから寝るまで俺とガイコツは一言も言葉を交わさなかった。
2006-04-19 22:27:00 -
96:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
……ジリリリリ……ジリリリリ……朝だ。いつものように目覚ましで起きガイコツを見る。いつも通りガイコツは机の上で俺の方を見ていた。昨日の事もあり、俺はガイコツに一言も話かけずに用意を済ませ家を出る。 学校に迎う途中でめずらしくツヨシに会う。 『おはよ。ノブユキ新聞見たか?昨日の事件新聞載ってたで!あの後山田死んだって!それとヒロとシンイチも結局昨日死んだみたいやな。』今日の朝は新聞を読んでなかったので素直におどろいた。 「まじで!!山田死んだんかぁ。ソラどうなるんやろ?」『多分少年院に行くんちゃう?やっぱ教師に手だして殺してるからけっこう罪重いやろ?すぐには出てこられへんのんちゃうかな?』《少年院かぁ。俺のせいやわ…。どーにかできひんかな。》ブルーになってると『まぁソラはしゃーないやん。山田が階段から落ちたんは事故みたいなもん!ソラがかわいそうって気持ちもあるけど…運が悪かったって思うしかないんちゃう?』《コイツはなんも知らんからでいいよな。》そう思っているといつのまにか学校に着いていた。
2006-04-20 17:21:00 -
97:
名無しさん
あげ
2006-04-21 01:38:00 -
98:
名無しさん
少なすぎ〜
書く気ないならやめたら?2006-04-21 02:14:00 -
99:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
教室に入ると昨日と同じでみんな山田とソラの話やシンイチとヒロの話をしていた。 『ソラ君どーなるんやろ。』『シンイチ君とヒロ君殺した奴捕まったん?』 などそんな会話ばかりだ。普段の日常会話をする奴などまずいない。俺はソラの話は聞きたくなかったので教室から出た。だが廊下も一緒だった。やはりみんな一緒のような話をしている。《ソラの話なんか聞きたくない!》ソラを巻き添えにしてしまった事に罪の意識を覚えていた俺は、みんなの話を聞くのに嫌気がさし、早退するために職員室に向かった。
2006-04-21 06:39:00 -
100:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
職員室のに着きノックをして『失礼しまーす。西浦先生いらっしゃいますか?』 職員室の中に入り声を挙げる。だが職員室の中はあわただしく、誰も俺に気付かない。みんな電話の対応や、教師どうしの話に終われている様だ。少し待った後『すみませーん。西浦先生いらっしゃいますか?』 もう一度今度はさっきより大きめの声で呼んでみた。「おう。ちょっと待ってくれよ。今話してるから。」やっと気付いたみたいだ。俺はドアから入った所で待った。
2006-04-21 06:59:00