小説掲示板【魔の召使い】のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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【魔の召使い】

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  • 1:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    冬も深まり始めた12月の事だった。友人のトモキが自殺した。原因はいじめ…。トモキとは幼い頃からの友人であり、よきライバルだった。だがいじめの事については一言も相談してくれなかった。トモキは俺に心配をかけないように自分一人で抱え込んでいたのだ。   《ちくしょう!!トモキの奴いじめなんかに負けやがって!なんで俺に相談してくれへんかったんや?力になってあげる事もできたかもしらんのに…》       疑問ばかりが頭の中をかけめぐる。考えても考えても答えなどでるはずもない。そうして俺が考えている間に形式だけの葬式は終わりを迎えようとしていた。火葬場に迎う前に最後にトモキの顔を見る事ができた。 マネキンのように無表情で生気のない顔だったが俺にはトモキがとても悔しがっているように見えた。

    2006-04-10 22:36:00
  • 152:

    名無しさん

    ほんまそれ

    2006-04-26 00:39:00
  • 153:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    目を開けた俺は机の上を見た。しかし、そこにはガイコツの姿はなかった。《あれ?さっきここで倒れてたよな?》その時俺の背後から声がした。      『ご主人さま。私はこちらでございます。』

    2006-04-26 13:01:00
  • 154:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    声のした方を振り返った俺は腰を抜かしそうになった。《ちょお待って!!これ本間にアイツなん?》そこにはまったく変わり果てたガイコツの姿があった。手のひらサイズだった背丈は俺と変わらないぐらいに大きくなり、眼光は獣のようにするどい。口には上下に二本ずつ牙のような歯が生えており鎌はより大きく、するどく尖っていた!《すこし見た目が変わる所じゃないやん!変わりすぎやろ!》言葉がでなかった。

    2006-04-26 19:56:00
  • 155:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    『驚かれましたか?これが、本来の私の姿でございますよ。』        ガイコツは手を握ったり、開いたりしながら俺に話掛ける。体の感触を確かめているみたいだ。     「めっちゃ変わったなぁ!やっぱ力も変わったん?」ガイコツはうれしそうに 『はい。以前とは比べものにならないほどでございます。凄く力が満ち溢れているのがわかります。さっそく試してみますか?』  その言葉に釣られるように「そぉやな!ちょっとしてほしい事あるねん!外行こっか?」        俺はガイコツを連れさっきのホテルへと向かった。

    2006-04-26 20:07:00
  • 156:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    外に出て思ったのだがガイコツがでかくなってしまったおかげで、連れて歩いているとなんかつけられている感じに襲われる。さっきまでは小さかったので外に出る時は肩に乗せればよかったのだが、さすがにそういう訳にはいかない。  少ししてホテルの所に着いた。さっきオカン達が中に入って行ってからまだ一時間ぐらいしか経っていなかった。《さすがにまだ二人とも出てきてないやろ。》俺は二人が出てくるまで待つ事にした。

    2006-04-26 20:14:00
  • 157:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    冬の寒い時期に外で待つのはけっこう辛い。冷たい風が吹く度に鳥肌がたつ。どこかに入りたかったがホテル街なので、まわりには何もない。さすがに一人でホテルに入るわけにもいかないしそんな事をしていて二人を見失ってはいけないので、俺は寒さに耐えながらじっと待つ事にした。  待ち始めて二時間ぐらい経っただろうか…。二人がホテルから出てきた。

    2006-04-26 20:21:00
  • 158:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    《やっと出てきたか。》その頃になると俺の体は冷えきり震えが止まらなくなっていた。そんな事を知るはずもない二人は仲良く体を密着させながらホテル街を立ち去ろうとしていた。 『あの二人おるやろ?ちょっと懲らしめてくれへん?女の方はあんまり懲らしめんでいいから、男の方を懲らしめたってくれ。』  俺は周りに聞こえないように、小声で俺は命令した。「かしこまりました。男の方をきつく懲らしめればよいのですね?」

    2006-04-26 20:27:00
  • 159:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    そう言い残すとガイコツは物凄い速さで二人の所まで飛んでいった。二人の近くまで行くと背後で止まり、大きく体を仰け反り鎌を振りかぶる!斧で薪を割るみたいにガイコツは二人に鎌を振り下ろした!    その瞬間だった。すごい突風が吹きドーンという音と共に『ぎゃぁぁぁぁ!』という悲鳴が大きくホテル街に響き渡った。

    2006-04-26 20:35:00
  • 160:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    急な突風のせいで俺は目を閉じてしまっていたが、ドーンという音と男の叫び声は確かに聞こえた。おそるおそる目を開けたその時凄い光景が目の前にあった。なんとさっきの突風でラブホテルの看板が落ちてきて男の足に直撃したみたいだ。百キロほどもある看板が男の足を直撃したおかげで男の片足はちぎれ、地面にはいつくばり悶え苦しんでいる。そこら辺に血が飛び散り男の周りには血の湖ができあがっていた。オカンは真っ青になり男を眺めている。あまりの光景に何もできないみたいだ。    『完了致しました。ご満足頂けましたでしょうか?』いつのまに戻ってきていたのか俺の耳元でガイコツがそっと囁いた。あまりにえぐい光景だったが、なぜか俺は落ち着いていた。  「あぁ。こんなもんで充分やろ。行こっか?」   もう一度二人の方を見た後俺とガイコツはホテル街を後にした。

    2006-04-26 20:48:00
  • 161:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    ゲーセンの中に入った時はすでに夕方になっていたので中は人でごったがえしていた。新しいゲームに夢中になる奴ら、学校帰りプリクラを取りに来てる奴ら、カップルでUFOキャッチャーに夢中になっている奴らなどで溢れている。《カオリどこやろ?まだ帰ってないやんな?》店内を歩き回りカオリを探す。しばらく探した時にカオリを見つけた。UFOキャッチャーの景品を並べ直している。『あの子を俺の物にしたいからもう一回だけ魔法かけてくれへん?』     「あの女でございますね?かしこまりました。」  勢い良くガイコツはカオリの方へ飛んでいった。魔法をかけるのを楽しんでいるみたいだ。人込みのせいで見えにくかったが、少ししてガイコツは魔法を掛け終えたみたいで俺の元へ戻ってきた。

    2006-04-26 22:14:00
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