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【魔の召使い】
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1:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
冬も深まり始めた12月の事だった。友人のトモキが自殺した。原因はいじめ…。トモキとは幼い頃からの友人であり、よきライバルだった。だがいじめの事については一言も相談してくれなかった。トモキは俺に心配をかけないように自分一人で抱え込んでいたのだ。 《ちくしょう!!トモキの奴いじめなんかに負けやがって!なんで俺に相談してくれへんかったんや?力になってあげる事もできたかもしらんのに…》 疑問ばかりが頭の中をかけめぐる。考えても考えても答えなどでるはずもない。そうして俺が考えている間に形式だけの葬式は終わりを迎えようとしていた。火葬場に迎う前に最後にトモキの顔を見る事ができた。 マネキンのように無表情で生気のない顔だったが俺にはトモキがとても悔しがっているように見えた。
2006-04-10 22:36:00 -
112:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
俺の部屋は玄関を入ってすぐ右側にある。 『そこ俺の部屋やから入って適当にこしかけといて。飲み物持ってくるから。』俺は部屋を指差した。女は素直に俺の部屋に入っていった。鍵を閉めリビングに向かう。《冷蔵庫の中なんかあったかな?》冷蔵庫を開け覗き込む。アイスコーヒーとお茶しかなかったのでアイスコーヒーを持っていく事にした。
2006-04-22 15:37:00 -
113:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
『おまたせ。』 部屋のドアを開け中に入る。女はベットに腰掛け携帯をいじっていたが俺が入って来たのでこっちを見た。『アイスコーヒーしかないんやけど…飲める?』 「うん。飲めるよ!ありがとう。コーヒー大好き。」女は俺からアイスコーヒーを受け取り口にした。《やっぱりかわいいよなぁ。この子が俺の彼女になるねんなぁ!》俺は一人でそんな事を考えていた。女と部屋に入ってからしばらく時間が経ったが何を話したらいいのか解らず時間だけが過ぎていく。
2006-04-22 16:01:00 -
114:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
《さっきからなんも話してないし、気まずいなぁ。》沈黙が続き、きつくなった俺は何か話をしようと思い『あのさ、いきなりやけど彼氏とうまくいってんの?ケンカとかしてないん?』と話掛けた。女は 「えっ…なんでアタシに彼氏おる事しってんの?」 と驚いている。《しまった!昨日スターバックスで見かけたとかなんかいいにくいしなぁ…。どうしよ…》そんな時俺の目に女の薬指の指輪が写った。これしかない!『いや、ほら薬指に指輪してるやん!彼氏からのプレゼントかなぁって。』 「あぁ。これ?そうやで!彼氏からのプレゼント。」《ふぅ。なんとかごまかせた。》俺が一息ついてると「彼氏とうまくいってるって聞かれてもなんか微妙やねん…。ケンカばっかしてるよ。もう別れよっかなって思ってるねん。なんか性格合えへんねんなぁ…。」
2006-04-22 19:01:00 -
115:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
『性格合えへんのはきついよなぁ。ケンカめっちゃ多くなるやろ?別れたら?』《多分今がチャンスやろ!別れさして俺のもんにしたれ!》 「でもなぁ、アタシ女子校やから出会い少ないねん。別れたら淋しくなるしな…」『じゃあ俺が友達なったるやん!別に彼氏でもいいけど(笑)合えへんねんやったら絶対別れたほうがいいで!しんどいやん。』 女は無言になった後 「じゃあ別れよっかなぁ。てかノブユキ君ほんまにアタシと友達なってくれんの?」
2006-04-22 19:12:00 -
116:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
俺が断る理由はなかった。『もちろん!友達なったるで!アリサ俺のタイプやし断るわけないやん!』 「本間にぃ?じゃあ番号とアド教えて!今度遊びに行こーね。」 そういい携帯を取り出した。俺たちは番号を交換し、しばらく会話した後アリサのバイトの時間と言う事で別れた。
2006-04-22 19:22:00 -
117:
名無しさん
女の名前アベカオリじゃないん?
2006-04-22 19:37:00 -
118:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
またまた部屋には俺とガイコツだけになった。 『さっきの続きやけどな、お前今まで何人ぐらいのしもべになったん?』 「私はですね。少しすくないですよ。ご主人さまを合わせても四人ぐらいでございます。どうも見た目がよくないみたいで、なかなかご指名を頂けないのでございます。」 《まぁ、確かにドラキュラみたいな奴の方がコイツよりかっこいいもんな…。》『じゃあさ、契約破棄した奴ってどうなったかしってるん?本には《命を頂きます》としか書いてなかったやん!お前は知ってる?』一番気になる事を聞いた。
2006-04-22 19:38:00 -
119:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
女の名前はアベカオリです。まちがえた。ごめんな。
2006-04-22 19:41:00 -
120:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
「申し訳ございませんが、それは私にはわかりません。契約が破棄されたと同時に私は意識がなくなり、気付いたら本の中に閉じ込められているのでございます。」 《コイツにもわからんのかぁ。なんか気になるよなぁ。》俺が考えこんでいると「ご主人さま。考え込む事などございませんよ。神もおっしゃっていた通り契約さえ破棄しなければいいのですからね!」 『そぉやな…まぁ気にせんとくな!』 《契約破棄せーへんかったらいいんやしな。》俺は無理矢理納得した。
2006-04-22 20:02:00