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小さな僕と大きな彼女

スレッド内検索:
  • 1:

    カズキ

    君を抱きしめるには小さすぎた… 僕は…

    2005-06-25 16:52:00
  • 2:

    カズキ

    今日も僕はいつもの場所に腰を落ち着けていた。通り過ぎる人達は、少し汚れている僕を不思議な瞳で見つめていた…。【もぅ慣れっこだ…】産まれてすぐ母親は死んでしまった。交通事故だった…。誰も助けてはくれなかった。まだ子供だった僕は泣く事しか出来ないでいた…。あれからどの位の時間が経ったのかわからないけれど僕の指定席はいつもこの場所だった…。

    2005-06-25 17:02:00
  • 3:

    カズキ

    【お腹すいたな…】僕は食べ物を探した。一番の穴場はこの先の表通りにある《松》とゆう寿司屋の裏だ。そこで働いている見習いの《ヤス》に出会ったのは半年前だった。空腹で動けなくなった僕は《松》の裏口の前でへたれこんでしまった。【このまま死ぬのも悪くない…】そう思った時だった。

    2005-06-25 17:15:00
  • 4:

    カズキ

    『ガチャッ』扉が開いた。ガタイの良い角刈りの男が出てきた。僕はこの男をジッと見つめた。僕は少し怖かった、が…その男の瞳が人格を物語っていた…。その男が口を開いた。「オイッ!何してんだ?そんな所で。」口調は悪いがその声からは暖かさが感じ取れた。その男は僕の体を見るなり空腹に気付きその場を立ち去った。だが、すぐに戻ってきた。男は手に何か持っているようだった。「食えっ」男が差し出した皿の上には《カツオ・マグロ・アワビ・タイ・アナゴ》が乗っていた。残り物だ。僕は皿ごと食べるかの様に食らいついた。ただ《アワビ》は食べないでいた。何か嫌な予感がしたからだ。一番のお気に入りは《カツオ》だった。僕は食べ終わるとその場を立ち去ろうとした。僕が背中を向けると男が言った。「俺、ヤスってんだ!また腹へったら来いよ!チビ」僕は少し振り向き心の中でお礼を言うとまた歩きだした。それが《ヤス》との出会いだった…。

    2005-06-25 17:41:00
  • 5:

    カズキ

    「お疲れさまですっ!」そぅ言いながら《ヤス》が出て来た。「疲れたぁ…おっ!今日も来たかっ!今カツオ持って来てやるよっ!」僕は《ヤス》が店に戻る背中を見つめた。僕も《ヤス》の様になりたかった。《ヤス》は幼い頃に両親が離婚をしたと言っていた。幼い為母親に引き取られ女手ひとつで育ててくらたらしい。笑顔の耐えない優しい母、そして何よりも争い事を嫌う女性だったと言う。そんな母も《ヤス》の中学卒業を待たず天に召されたのだと…。母親は家計が苦しいなりにも月に一度は《ヤス》の好物の寿司を食べさせてくれた。《ヤス》はその事がきっかけで寿司職人になったと言う。僕は母の好みなんて覚えていなかった。ただ唯一、記憶の片隅に母の暖かい胸の感覚があった。「あいよっ!食えっ!」僕が見上げると《ヤス》は皿を差し出していた。

    2005-06-25 18:25:00
  • 6:

    名無しさん

    これ実話??

    2005-06-25 18:31:00
  • 7:

    カズキ

    【今日もカツオだ】僕は嬉しかった。《ヤス》は少し僕の好みを知ってるみたいだ。《アワビ》や《タコ》などは絶対に持ってこない。「贅沢な野郎」だといつも僕に言っていた。最近《ヤス》は、よく愚痴をこぼしていた。僕は《ヤス》に何かしてあげたかった。何もしてあげられない事は知っていた。【こんな僕は誰かの役にたつのかな…】僕は食べ終えると、いつもの様に心の中でお礼を言う。そしていつもの場所に行く為歩きだした。

    2005-06-25 18:37:00
  • 8:

    カズキ

    7さんぇ☆実話でゎないです↓すいませんm(_ _)m未熟者ですが最後までお付き合い願えたら嬉しいです。

    2005-06-25 18:40:00
  • 9:

    カズキ

    僕は少し戸惑った。僕の定位置はあまり日の当たらない場所だった。いつもと変わらない僕の定位置。錆びてペンキの剥がれ落ちたベンチだ。が…今日は違う。キラキラしたワンピースを着た女が座っていた。僕は仕方なくその女の隣に陣取った。

    2005-06-25 18:50:00
  • 10:

    名無しさん

    おもろいで?早くかいてなぁ??

    2005-06-25 18:55:00
  • 11:

    カズキ

    11さん?ありがとうございます?今から少し忙しくなるのでまた夜中に更新させていただきます??初心者ですけど最後までお付き合い願えたら嬉しいです?カズキ

    2005-06-25 20:03:00
  • 12:

    カズキ

    11さん?ありがとうございます?今から少し忙しくなるのでまた更新させていただきます??初心者ですけど最後までお付き合い願えたら嬉しいです?カズキ

    2005-06-25 20:03:00
  • 13:

    カズキ

    【綺麗だな…触りたい…】僕は女のワンピースに触れたくなった。女は俯いたまま動かない。その上顔は長い髪で見えない。僕は女のワンピースにそっと触れた…。「…!?」

    2005-06-25 20:18:00
  • 14:

    カズキ

    女は少し驚いていた。僕が珍しいのかジロジロと僕を見続けた。「世知辛い世の中だぁ」女は呟くと僕から瞳をそらした。【寝よ…】僕は横の女が気になったが少しウトウトしてしまった。「そんなんじゃ眠れないよ?膝貸そうか?」女はまた僕に話かけた。僕は申し訳ないので女膝は借りず、少しもたれかかってみた。【暖かい…】僕は女に少し甘えてみた。「あんたも大変そぅだねぇ。私なんて幸せな方なのかもね…。」そう言うと女は一人で喋り続けた。

    2005-06-25 21:00:00
  • 15:

    名無しさん

    ヌシゎ猫?

    2005-06-27 05:29:00
  • 16:

    ぁゅ

    しぉり?

    2005-06-27 11:50:00
  • 17:

    カズキ

    16さん?それはあなたがこれを読んで思われた事です??小説とは絵が無く字ばかりなのであなたの想像で楽しめる物なのでその楽しみを奪ってしまうので質問にお答え出来ません??あゆさん?もシオリありがとぅございます?お二方に楽しんでいただけるよう最善の努力をつくします?カズキ?

    2005-06-28 12:40:00
  • 18:

    カズキ

    この女には薬物中毒の彼氏がいるらしい…。その男の為に辛い仕事をしているんだと僕に教えてくれた。今日はいつもより稼げなかったからと言って会ってくれないのだと…。僕には意味が分からなかった。ただ女が悲しそうな顔をするので戸惑ってしまう。僕はこんな生き方をしているのでコミュニケーションが苦手なんだと思う。

    2005-06-28 12:55:00
  • 19:

    カズキ

    女はしばらくいろんな話をした。僕みたいな奴が世の中にどれくらいいるだとか、僕みたいな奴に優しい人もいるだとか…僕の頭の中にヤスの優しい顔が浮かんだ。女はしばらくいろんな話をすると立ち去った。僕はその瞬間眠りにおちた。

    2005-07-09 05:44:00
  • 20:

    名無しさん

    主さ〜ん
    もぉ,見てないの〜??

    2005-10-09 01:13:00
  • 21:

    名無しさん

    主さ〜ん
    もぉ,見てないの〜??
    書いてほしい〜

    2005-10-09 01:14:00
  • 22:

    名無しさん

    ?

    2007-06-20 01:39:00
  • 23:

    名無しさん

    あげ

    2007-06-24 20:57:00
  • 24:

    名無しさん

    2007-06-25 20:31:00
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