-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
『ハナタレ』
-
2:
サメ
プロローグ.1
関西のとある田舎に、
一組の夫婦がいました。
夫は某ヤクザ団体の企業舎弟で金融業を、妻は専業主婦でした。
とても亭主関白な夫で、事あるごと、妻に暴力を振るいました。
しかしそれでも妻は夫を愛していました。
その時はまだ、それ程酷い暴力ではなかったのかもしれません…。
2005-10-05 21:55:00 -
3:
サメ
プロローグ.2
ある日の昼、妻(マミ)は体調が悪く家事をした後横になっていました。
横になると色々な事がふと頭に浮かんできました。
いつも考えるのは夫婦生活の事。
旦那の稼ぎは良く、経済的にも余裕があり満足している。
しかしマミがいつも悩むのは夫の暴力でした。
酔っては暴れ家中をひっくり返す、こんな事がこの先ずっと続くのかと思うと少し憂鬱になりました。
起き上がり家事に戻ろうとすると少し吐気を催しました。
風邪かな?と思いながらも家事を続けていると又吐気がしました。
『もしかして…』
マミは家事を終え産婦人科に行きました。2005-10-06 23:38:00 -
4:
サメ
プロローグ.3
『おめでとうございます、三ヶ月です』
医師からの言葉にマミは唖然としました。
『私が、妊娠している…』
信じられませんでした。医師に何度も何度も問掛け、同時に喜びが溢れ涙がこぼれました。
『私の子がお腹の中にいる。』
そう思うと喜ばずにはいられませんでした。
が、不安もありました。
あの人は…、夫は喜んでくれるだろうか?
期待と不安を胸にマミは家路につきました。2005-10-07 22:59:00 -
5:
名無しさん
ふんふん?
2005-10-07 23:07:00 -
6:
サメ
↑ありがとう?みてくれてる人もいるんですね?ちょっと感動?なるべく早く続き書きます?
2005-10-08 01:01:00 -
7:
5
見てるょ??忙しいかもしらんけど自分のペースで頑張ってな??
2005-10-08 01:13:00 -
8:
サメ
プロローグ.4
真夜中の二時を回った頃、夫が帰ってきました。
妻は妊娠を告げようと夫の帰りを待っていましたが、夫は酷く酔っているようでした。
いつもなら水の一杯でも出して風呂の用意をするところですが、今日は話をしようと決めていました。
しかし夫は寝室に入るなり服も脱がずに寝息をたて始めたのです。
マミはタメ息をつきました。
仕方ないかぁ…
もう一度ため息をつき夫に布団を掛けようとしたその時、夫の着ているシャツの袖口に赤い染みがあるのを見付けました。
『酔って怪我でもしはったんやろか…?』
手をとって見ても爪の間は赤く染まっているものの怪我は見当たりません。
『血じゃないんかな?』
手をとって匂いをかいでみると女性特有の血の匂い、マミは部屋を出ました。
『もうイヤや…アタシもうイヤ…』
目には涙が溢れていました。2005-10-11 22:02:00 -
9:
サメ
毎日はアッと言う間に過ぎていきます。
あの日の翌日、夫に妊娠を告白してみると夫はとても喜んで妻を労るようになりました。
マミはあの夜の事を問いただそうとはしませんでした。
何故ならとても幸せだったから。自分に優しくしてくれる夫がいるならそれ以上は望むまい…と。
しかしそんな日も長くは続きませんでした。2005-10-23 17:32:00 -
10:
名無しさん
木になる?
2005-10-23 23:20:00 -
11:
サメ
↑ありがとうございます?
2005-10-24 11:24:00 -
12:
サメ
初夏も訪れ季節はもう六月。
マミのお腹はだいぶ大きくなっていました。
夫はあの日以来酒をのむ事も少なくなり、のんでも以前のように酔って帰ってくる事はなくなりました。
マミは自分の大きくなったお腹を見ながら、何度も何度も話しかけては微笑みました。
そこには生まれてくる子供の幸せを切に願う母の表情がありました。
しかしその日の夜中、夫は酷く酔って帰って来ました。
2005-10-24 16:17:00 -
13:
サメ
その日以来夫はまた暴力を振るうようになりました。
マミも初めは夫をなだめようと必死でしたが、何に腹を立ているのかが解りません。
訳の解らぬまま日々エスカレートしていく暴力に、逃げ惑う妻…
殴られ、蹴られながらもお腹を一生懸命にかばいました。
昼間夫がいない時に襲ってくる不安感や恐怖は、妊娠以前よりも大きくなっていきます。
『逃げようにもお腹が大きくて動けない、陣痛も酷くなってきた。』
マミの不安はより一層募っていきました。
トイレに行き鏡の前に立ったマミは思わず目を背けたくなりました。
顔は腫れ、片目は目が開かないほど膨れており、数本折れた歯は死にたくなる程恥ずかしい気持ちになりました。大きく出たお腹の周りはアザだらけで、『もしかしたらお腹の中で死んでるじゃないか』という考えが、何度よぎった事でしょう。
もうマミの精神状態はギリギリでした。
2005-10-24 16:38:00 -
14:
サメ
地獄のような夜が続いてもう一ヶ月近く経ちました。
マミには一ヶ月が数ヶ月、数十年の長い苦しみに感じられました。
『逃げたい。でもお腹の子が…』
マミはもうノイローゼ気味になっていたのかもしれません。
『お腹にいる子が足枷になって逃げられない、私一人なら今頃逃げてる…』
今まで必死にかばってきたお腹の子が急に憎らしく思えてきました。
突然マミは、自分のお腹を拳で叩き始めました。
『お願い、生まれてこんといて。お願い、お願い…。あんたは生まれてもきっと不幸やから…、お願い、お願い』
その時突然強烈な陣痛がマミを襲いました。
『痛い…痛いぃ…』
それでもマミは叩き続けました。
『生まれてこんといて、生まれてこんといて…』
呪文のように言葉を繰り返し叩きました。
しかし陣痛はどんどん痛みを増していきます。
それはまるでお腹の子が
『生まれたい、生まれたいよ』
と訴えているかのようでした…。2005-10-24 19:28:00 -
15:
サメ
『ハナタレ』
(1.幼少の記憶)
目の前で女の人が男に殴られてる。
誰やろ?
近寄ってみる。
殴られてるのは、まだ若い日のオカン。
あのクソ親父が…。
動こうとしても体が動かない。
『やめろ!やめろやっ!』
叫ぶけど声にならない。
…体がビクッと揺れて目が醒めた。
起きると布団も敷かず寝ていたようで腕が痺れている。
時計を見ると21時を回っていた。
変な時間に起きてしまったとそのまま布団に入った。2005-10-30 18:30:00 -
16:
名無しさん
?
2007-03-25 03:22:00