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新人キャバ嬢桃子の事件簿
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1:
蓮
あっf^_^;フィクションです。
2005-06-01 21:51:00 -
59:
蓮
「いやぁ、すぐ着替えてきます。」
私はいそいそと店長の横を通り抜けてロッカー室に向かった。
「なぁ麗央。お前今日まやがどないしてるか知ってるかぁ??」
ふいに店長が後ろから聞いてきたので私は立ち止まってふりかえった。
「えっ?まやさんまだ来てないんですか?」2005-06-23 01:12:00 -
60:
蓮
「そうやねん。あいついつも開店の1時間前には来て用意してるし無断欠勤も一回もないから気になってな。アリサもしおりも知らんゆーてるし、お前が知ってるはずないよなぁって思ったけど一応な。」
店長はそう言って持っていた紙をくるくる丸めた。
「まぁ今日は連絡できんくらい体調悪いとかあるかもしれんからな。麗央は麗央で今日頼んだで。」
「はい…」
2005-06-23 01:20:00 -
61:
蓮
私はがくっと体の力が抜けた。明日は夜出勤の日じゃない。じゃぁまやさんと話できるのはあさって以降になるのか…。もやもやした気持ちのまま私は着替えて待機席に座った。
2005-06-23 01:25:00 -
62:
蓮
「麗央ちゃんおはよう。」「しおりさん。おはようございます。」
待機席にはしおりさんだけが座っていた。
「なぁ、まやちゃん今日来てへんやん?麗央ちゃん何も聞いてないやんなぁ?」しおりさんは私が座るなりそう尋ねた。
「さっき店長にも言われたんですけど…私も何も聞いてないんです。」
「そっかぁ…」
しおりさんは煙草をくわえた。2005-06-23 01:31:00 -
63:
蓮
「私も昨日まやさんと約束してたから気になってるんですよ。」
「そうなん?じゃぁなおさら今日来ぃひんの変やなぁ。昨日べつに体調悪くなさそうやったしな。」
しおりさんは煙草の灰を落としながら心配そうにつぶやいた。
「事故とかあってへんかったらいいねんけど…」
私も不安になってうつむいた。でも、しおりさんの心配は現実になってしまった。その夜、自宅のマンションの浴室で死んでいるまやさんが管理人さんに発見された。2005-06-23 01:41:00 -
64:
名無しさん
気になる?
2005-06-23 01:43:00 -
65:
蓮
…棺の中のまやさんは、まるで人形のようだった。
「まやさん…」
私は棺の中にそっと花を入れて頬をなでた。
まやさんが死んだ事を私達が知ったのは翌日になってからだった。マンションの大家さんが保証人の店長に連絡して、店長がすぐ女の子達に知らせたのだ。私にはわざわざ美容院まで電話してきてくれたので次の日の葬儀に来る事ができた。2005-06-23 23:34:00 -
66:
蓮
「なんでこんな事になってもたんや…」
私の横で店長が小さくつぶやいた。お葬式には私より前に入った店の女の子は全員来ていた。みんな、まやさんをすごく慕っていたんだろう…。アリサさんも目を真っ赤にしてハンカチを握りしめている。しおりさんは出棺までずっとまやさんの側から離れなかった。2005-06-23 23:42:00 -
67:
蓮
「まや…起きてやぁ…はよせな店遅刻するで…」
「しおりさん…」
私はしおりさんの肩にそっと手を置いた。
「麗央ちゃん…あたし信じられへん…この間まで一緒に働いてたのに…」
しおりさんの肩は震えていた。
「まやな、お酒にクスリ入れて飲んでたんやて…それでお風呂に入ったからアル中になって死んでしもてんて…なんでそんなあほな事したんやろ…」
2005-06-23 23:50:00 -
68:
蓮
「えっ?まやさんが、クスリ…??」
私は思わず耳を疑った。
「病院で司法解剖したらそうやってんて。でも絶対なんかの間違いや…」
しおりさんは私の方を向いてこう言った。
「先週まやあたしにゆーてたもん。彼氏の子供できたって。だからお酒も煙草もやめなあかんなぁって。それやのにあの子がアル中で死ぬわけないやん!!」2005-06-24 00:01:00