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絵利香の整形・夜日記

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  • 1:

    沙里奈

    「あんたはホンマぶさいくやね〜。ホンマにお母さんの子なん?笑」       「ぶさいく!あっち行けや!ぶさいくがうつる!」 毎日言われてきた。そう、あたしは自他共に認めるぶさいくである。

    2006-04-02 17:01:00
  • 341:

    沙里奈

    ママが慌てた形相でロッカーに入ってきた。「前に同伴したホストの子、ずっと絵利香ちゃんのこと待ってはるよ?かなり機嫌悪いみたいで、ヘルプの子ら困ってるから、先にそっちの席ついてくれる?」「えっ!!涼が!!?」「涼サンていうの?まあ、お願いやし急いでくれるかな?」「はい!!」  なんで涼が……あッ、あの電話のことで怒ってるトカ……!!急がな!!

    2006-05-07 23:13:00
  • 342:

    沙里奈

    あたしは急いで店にある貸しドレスを着て、カツカツとヒールを鳴らし、ホールへ向かった。ママが心配そうにあたしを見ている。あたしはママに言った。「ヘルプの人ら全員外してもらってもいいですか?」「わかった。」ヘルプ全員涼の席を立ったところで、あたしは涼の所に向かった。

    2006-05-07 23:19:00
  • 343:

    沙里奈

    「りょ、涼…。なんで来てくれたん?」あたしは涼の異常なまでの殺気を感じ取った。「やっと来たー俺のお姫さま。」涼がニヤっと笑う。め、目が笑ってない……。こわっっ!!    「俺ずーっと待っててんでぇ。同伴どこ行ってきたん?」涼が口元だけ笑みを浮かべてあたしに尋ねる。「お、お寿司…。」「嘘つくなや。やったんちゃうんけ?あの客と。」涼は静かにあたしに言った。

    2006-05-07 23:26:00
  • 344:

    沙里奈

    あたし、今気付いた。あたしは涼が好きなんじゃなくて、あたしを好きな涼が好きなんや。あたしは…最低や。          「どぉしたん?絵利香?」涼があたしの手を握ってくる。「ご…ごめんなさ…い。」あたしの口から弱々しい謝罪の言葉が漏れた。 「なにがごめんなん?」涼はあたしの顔を心配そうに覗き込んでくる。

    2006-05-07 23:40:00
  • 345:

    沙里奈

    「あたし、自分が好きやっただけや…。あたしを好きな涼が好きやった。」口からは正直な言葉が出てきた。「は…あははっ」涼は笑った。         そして涼は虚ろな目で話し始めた。「俺なー…初めて絵利香見たとき、あゆにバリ似てて、めっちゃかわいいって思ったんやん。でも、そんだけ可愛い容姿持ってるくせに、絵利香自身は全然気取ったとこ無くて、むしろ自分に自信持ってなくて…そういう謙虚な子って今時俺の周りにはいーひんくて…。一発で惚れたなぁ。で、絵利香のキャバに通うようになって、でもずっと告ってもかわされとって。で、絵利香のこと、どうしたら落とせるかわからんくて、俺ドレス買った…。絵利香に似合いそうなピンク色のやつ…。」

    2006-05-08 00:00:00
  • 346:

    沙里奈

    「そのドレス着てくれた時、俺めっちゃ嬉しかった。やっぱりめっちゃ似合っとって。絵利香にはやっぱピンクやって思ってん…ハハ。そんで絵利香が俺の店来てくれて、俺のこと好きって言ってくれた時は、ほんまにめっちゃ嬉しかった。俺泣きそうやったもん。やっと想いが届いたって…、思ってたのに…。」あたしは涙が溢れていた。「涼…ごめ…」「でも、結局絵利香も、自分が一番好きなんや。周りの奴らと一緒や。」あたしは何にも言えなかった。二人の間に沈黙が続く…。「俺、絵利香のこと冷めたわ。そんな奴って思わんかった。もっと人の気持ち考えれる奴やと思ってた。……帰るわ。」

    2006-05-08 00:10:00
  • 347:

    沙里奈

    涼はそう言い残し帰った。あたしは涼のいなくなったテーブルで茫然と泣いていた。「絵利香ちゃん!ちょっと、大丈夫?何があったかはわからんけどまだ仕事中やで?同伴のお客さん待たしてるやろ?」「…はい。一回化粧直し行ってきます。」あたしはトイレへ走った。

    2006-05-08 00:14:00
  • 348:

    沙里奈

    ザバッ。あたしは涙を水で流すため顔を洗った。  あたしは最低なことしたんや。顔がいくら可愛くなったって、性格がこんなんじゃ、全然あかんわ……。 鏡越しに自分を見つめる。涼、ごめんな……。

    2006-05-08 00:18:00
  • 349:

    沙里奈

    「よしっ!」パンパン!あたしは自分の頬を両手で叩いて気合いを入れた。   とりあえず、まだ仕事が残っている。頑張らな!! あたしは念入りに化粧を直し、同伴の客の元に、ドレスをひるがえし向かった。

    2006-05-08 00:21:00
  • 350:

    沙里奈

    「お待たせ〜p(^^)qごめんなぁ」「おまえ遅すぎやろ〜」客があたしの頭をグチャグチャにしようとする。「キャーやめてぇぇ笑」「あっ、ヘネシー卸してくれたんや!ありがとう!」あたしは営業用のとびっきりのスマイルをつくる。「い、いいよ、こんぐらい。皆で楽しく飲もうや!」『いただきまーす!』あたしはヘルプの子達と皆で楽しくヘネシーを飲んだ。

    2006-05-08 00:38:00
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